9/14(Wed) | クノッソスの遺跡観光 カルテロス・ビーチ(Karteros Beach)で海水浴 |
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宿泊先 | Olympic / 75Euro (8,150JPY) per night | ||||||||
[booking sites for you /Booking.com (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | |||||||||
諸費用 | バス№2 / コルナロウ広場(Kornarou)-クノッソス: 1.5Euro=160JPY バス№7 / エレフテリアス広場(Eleftherias)-カルテロス: 1.5Euro クノッソス宮殿入場料: 6Euro=650JPY |
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関連サイト | 欧州総合リンク ギリシャ クレタ島 | ||||||||
アドバイス |
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もったいないことにクレタ島に滞在できるのは実質的に今日だけだ。
欲を言えば、ほかにもハニア(Hania)へ滞在してサマリア渓谷(Samaria Gorge)へ行くとか、マタラ(Matala)にあるレッド・サンド・ビーチ(Red
Sand Beach)に行くとか、クレタ島も1週間くらいかけて見て回りたいところだが、残念ながらそこまで時間がない。
これ以上書くと、2週間も休暇を取って贅沢だ!という声が聞こえてきそうなので、次回(いつになるのか?)ギリシャに来るときまで取っておこう。
朝食を取った後、手持ちのユーロの現金が少なくなってきたのに気づき、残りのトラベラーズチェックを換金することにした。
アテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス空港(Eleftherios Venizelos Airport)で、良心的な両替レートを提示していたアルファ銀行(Alpha Bank)の支店がホテルの目の前にあるコルナロウ広場(Kornarou)にあり、さっそく両替をすることにする。
今や、ユーロ圏を旅行するときは現地でキャッシュカードを使って引き出すか、ユーロのトラベラーズチェックを換金するかでないと、為替手数料のぼったくりに遭う。
それに、海外ATM手数料が引き出しの都度取られるし、トラベラーズチェックを換金できる銀行も限られているので、かつては安全性の確保のために、小分けにして現地通貨に換金しろとガイドブックには書かれてあったが、今は、ある程度の金額をまとめて換金し、小分けにして保管する方が現実的だ。
クレタ島を代表する遺跡と言えば、やはりクノッソス宮殿(Knossos Palace)であろうか。
ここへ行くには2番のバスに乗っていけばいいのだが、幸いにエレフテリアス広場(Eleftherias)まで行かずとも、このバスはコルナロウ広場(Kornarou)も経由するので、そこで待っていればいい。
バスのチケットは自動販売機のほか、ペリプテロ(periptero)と呼ばれるキオスクで売っているので、乗車する前に買っておく。
クノッソスへ行くバスは、行き先表示があるので、すぐにわかるし、観光客と思われる外国人がたくさん乗っているので心配することはない。
ホテルのフロントでクノッソスへの行き方を聞くと、タクシーを勧められるが、バスは頻繁に出ているので、そこまでする必要は全くない。
クノッソス宮殿へはバスで30分程度、入口のチケット売り場にはかなりの人がいたが難なく入場する。
さすがに有名な史跡だけあって観光客も多く、特に王座の間に入るには30分以上も並ばないといけない。
ところが、ざっと見て思ったのが、想像していたよりもつまらない(爆)ことだった。
見学時間はおよそ2時間ほど、写真もそれなりに撮ったものの、遺跡自体はそれほど印象的ではなかった。
私にしてみれば、これを見るためにクレタ島へ足を運んだという思いがあっただけに失望感が募ったのかもしれない。
当然のことながらクノッソスで失望感を味わった私がマリア遺跡(Ancient Minoan Palace of Malia)へ行くのをやめたのは言うまでもない。
マリア遺跡(Ancient Minoan Palace of Malia)へ行くのをやめた私が目指したのは、ホテルにあった英語版のポケットガイドに書かれていたカルテロス・ビーチ(Karteros
Beach)、ここはエレフテリアス広場(Eleftherias)から7番のバスに乗れば10分程度で行けると聞いたのでさっそく行ってみることにした。
もっともマリア(Malia)にも数多くのビーチがあり、バスステーションAからKTELのバスで行くことができるので、そちらへ行ってみる手もあったが、所要時間が1時間かかると書いてあったのでやめたのだ。
ところが、7番のバスは待てども待てどもやって来ない。
仕方がないので、近くのタクシー乗り場からビーチへ行ってみることにした。
金額は11ユーロ(1,200円)、帰りの足がどうなるか不安であったが、ビーチには売店やレストランがあったので、何とかなるかと思った。
このカルテロス・ビーチ(Karteros Beach)、それほど有名なビーチではないせいか、イラクリオン(Heraklion)近郊にある割にはそれほど混んでいない。
それでも中国人マッサージ師が足マッサージ(40分:20ユーロ=2,170円)しないかと言ってくるあたり、凄いな!と思った。
サントリーニ島のカマリ・ビーチ(Kamari Beach)でも驚いたが、こんなところに来る人で足マッサージをしてもらおうという人がどれくらいいるのか。
もしかして私が知らないだけで、こういった東洋的サービスは世界規模で浸透しているのだろうか。
しばらくした頃、私の視界にトップレスの美人が入ってくる。
サントリーニ島でも思ったが、こうした人たちはマイナーなビーチに行く方が遭遇率が高いのではなかろうか。
もしかすると、日本のガイドブックで紹介されるようなところに行ってもあまりいないのではないか、と思ったくらいだ。
とりあえず、目の保養ができた私は、帰りのバスがどこから出るのか探そうと売店に行ってみた。
ビールを買いながら聞いてみると、目の前から出るというが、バス停も時刻表も見当たらない。
いざとなったら、タクシーでも呼んでもらおうと思っていたら、7番のバスがやってきた。
バスに乗ってイラクリオン(Heraklion)へ戻った私は、土産物を物色するため1軒の店に入った。
Greeceと書かれた温度計付きマグネットが1個1.5ユーロ(200円)で売られていたので、それを職場用の土産として20個余り仕入れた。
運んでいる途中で壊れたりするとイヤなので、店主に「日本まで持っていくから包んでくれ(Please lap these items for carrying
to Japan.)」と言った。
私はこのとき店主が「あなたは日本人か。お~」と言いながら握手を求めてきたことを今でも思い出す。
彼がどこかで日本人に世話になったか、あるいは1990年代には日本人がここまで大挙して観光しに来ていたのを思い出したのか。
同じようなことは夕食を取ったエレフテリアス広場(Eleftherias)のレストランでもあった。
かつて世界の有名観光地にはアメリカ人、ドイツ人と並んで日本人がどこにでもいると言われた。
お人良しでぼったくられやすいと言われる一方で、礼儀正しい観光客として好印象も各地で与え続けてきた日本人、今でも世界にはそんな日本人観光客に来て欲しいという人がたくさんいる、ということを感じたクレタ島の夜だった。