9/15(Thu) | イラクリオン(ニコス・カザンザキス) 9:30-Aegean Airlines(A3)612-10:20 アテネ(エレフテリオス・ヴェニゼロス) スーニオン岬半日ツアー(G.O.Tours) |
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宿泊先 | Astor / 90Euro (9,770JPY) per night | ||
[booking sites for you /agoda.jp Booking.com (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |||
諸費用 | イラクリオン市バス№1 / コルナロウ広場(Kornarou)-空港: 1.1Euro=110JPY Athens Urban Transport No.X95 (Airport Bus Services): 5Euro=540JPY ツアー料金: 42Euro=4,560JPY |
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関連サイト | 欧州総合リンク ギリシャ クレタ島 アテネ | ||
アドバイス |
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今日は名実ともにギリシャの滞在最終日だ。
イラクリオンのニコス・カザンザキス国際空港(Heraklion Nikos Kazantzakis International Airport)へ行く1番のバスについては前日にチェック済、クノッソス(Knossos)へ行く2番のバス同様に頻発していることがわかっていたので、慌てることなくコルナロウ広場(Kornarou)のバス停で待つ。
ほどなくして1番のバスがやってきたので、それで空港へ向かい、チェックイン手続きを済ます。
国内線なので1時間前に着けば十分、これにてアテネへ戻ることになる。
イラクリオンからアテネへのフライト | |
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アテネのホテルは特に予約を入れていなかったが、空港の観光案内所でシンタグマ広場(Syntagma Square)周辺のホテルをリクエストする。
わずか1泊だし、今日の予定がスーニオン岬(Cape Sounion)へ行くことだったので、交通至便なところに泊まりたかったからだ。
もっともスニオン岬へ行くのは観光バスツアーを予定していたので、中心部であればどこでも構わなかったのだが、マリソルツアーズで予約すれば日本語ツアーがあるかとも思ったからだ。
さすがに日本人観光客が少数派になった今ではそれは甘い考えで、英語ツアーしかなかったが、旅の疲れが出ているときに、申し込みに気を使わなくいいだけでもメリットがあったと言えよう。
スーニオン岬半日ツアー | ||||
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アポロ・コースト(Apollo Coast) | ||||
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ポセイドン神殿(Temple of Poseidon) |
スーニオン岬(Cape Sounion)へのツアーの出発は14時半、帰着予定が19時なので、夏の間はサンセットを鑑賞することはできないが、ローカルバスで行こうと思うと結構時間がかかりそうなだけに今回はツアーを選択することにした。
それにサンセットはサントリーニ島のイア(Oia)で鑑賞したので、それ以上の感動を得ることはできないと思ったからだ。
ただ、私たちのツアーガイドは語尾の発音にクセがあってなかなか聞き取りづらく、ただでさえ部分的にしか理解できない英語のガイディングがますます理解しずらいものであった。
所々聞いた感じだと、彼女はアテネ市内のデモのことにも触れ、今回の経済危機で給与が大幅に下がり生活が大変になったので、皆が政府に対してデモをしていると言っていた。
その一方で、バスの右側の車窓から見えるアポロ・コースト(Apollo Coast)では多くの人が昼下がりの日光浴を楽しんでいて、それらのコントラストがユニークに思えた。
時間に余裕があれば、これらのビーチで日光浴を楽しんだ後で、そのままスーニオン岬へ行ってポセイドン神殿(Temple of Poseidon)からサンセットを鑑賞するというプランがいいと思えるが、この時点でそれをするためにはあまりにも情報が不足していた。
ツアーバスの車内は意外にすいていた。
それに年齢層が高く、若い人の参加があまりなかった。
おそらく夏の間は日没の時間が19時から19時半の間で、私たちのツアーはその時間にはアテネへ戻ってきてしまうからだと思った。
それにレンタカーを使えば、途中のビーチで日光浴を楽しみながら行くことができるというのも大きな要因だろう。
それでもアポロ・コーストの景観はバスの車窓から眺めているだけでも立ち寄りたくなるし、エーゲ海を見下ろすように立つポセイドン神殿(Temple
of Poseidon)も素晴らしいものだった。
ただ残念なのはサンセットが見られる時間にここにいないこと、ガイドの女性も笑って「今の時期は残念ながらサンセットは見られないわ」と言っていた。
もし、サンセットを見たいなら個人でここへ来ること、スーニオンを19時30分に出るバスに乗ってアテネへ帰ることだ。
アテネへ戻った私は日本食レストランの風林火山へ行ってみた。
もしかしたら私と同じような個人旅行者がいるかと思ったからだが、残念ながらそちらもアテが外れた。
1人だけビジネスマン風の東洋人がいたが、近寄りがたいオーラを醸し出していたので、一声もかけずに出てきた。
食事の後はプラカ地区(Plaka)へ行って土産物の物色である。
ここにはレストランや土産物屋が軒を並べているので見ているだけでも楽しい。
それにオープンカフェでリキュールを楽しみながら目の前を通り過ぎる多種多様な国の観光客を見ていると、昼間のガイドが言っていた労働者のデモというのが全く別世界の出来事に映る。
しかし、私が帰国した翌月に報じられた「ストライキで古代ロマン・アテネの街はごみの山」という産経新聞の記事は、それが別世界の出来事でないことを物語っていた。
ストライキで古代ロマン・アテネの街はごみの山 (2011.10.22 産経新聞) |
古代ロマンに彩られ、世界の観光客を魅了し続けたギリシャの首都アテネが財政危機にあえいでいる。 道路の至るところにごみが山積みされ、異臭を放つ。 政府の緊縮策に抗議するストライキが続き、何日もごみが収集されていない。 それでも市民らはストやデモに好意的で、政府や国会議員、富裕層への不満が渦巻いている。 19日から2日間のゼネストと大規模デモでは、都市機能がまひ。市民生活にも影響が出た。 警官隊とデモ隊が激しく衝突した中心部の衣料品店で働くディアマディア・サケラリウさん(44)は「確かにデモのせいで中心部に人が出てこなくなってしまったけど、私も急な増税には頭にきているの」と話す。 「金持ちが脱税しているのに、政治家と癒着して見逃されている」「国会議員の給料を下げるべきなのに、取りやすい一般庶民の税金を上げている」。市民からはこんな声が上がる。 関連記事:週刊ダイヤモンド-欧州を襲う「10月危機」綱渡りのギリシャ支援 |