4/30(Mon) | ラスベガス(マッカラン) 10:29-ユナイテッド航空(UA)5292-12:12 サンフランシスコ(国際) サンフランシスコ市内観光 |
宿泊先 | (機 内) |
諸費用 | タクシー / ホテル-マッカラン空港: US$40=\3,230 BART / サンフランシスコ空港-パウエル通り: US$8.1=\650 Muni Visitor Passport(1日乗車券): US$14=\1,130 ゴールデンゲート湾内クルーズ(Red and White Fleet): US$26=\2,100 |
関連サイト | アメリカ カルフォルニア州 ネバダ州 |
今日はラスベガス(Las Vegas)を発ってサンフランシスコ(San Francisco)経由で一気にメキシコのカンクン(Cancun)まで行くことになっている。
サンフランシスコ国際空港(San Francisco International Airport)の中で荷物を預かってくれるところがすぐに見つかるか不安だったので、大きなバッグはそのままカンクンまで運んでもらうようにした。
ラスベガスとカンクンは暑く、サンフランシスコが涼しいことが予想されるので、上着を持っていかなければならないのが面倒だったが、夏でも朝晩は涼しいと言われる土地柄では仕方がない。
サンフランシスコが、わずか半日程度の観光ではもったいないとは思ったが、私自身、アメリカ西海岸の諸都市にあまり魅力を感じなかったので、今回はこれで十分だろう。
バート(San Francisco Bay Area Rapid Transit) | ケーブルカー(San Francisco Cable Car) |
ケーブルカー(San Francisco Cable Car) |
サンフランシスコ国際空港から市内へは、バート(BART)と呼ばれる電車が走っているので、ラスベガスやニューヨークのように高いタクシー代を払わなくともスムーズに行けるのがいい。
ところが、このバートのチケットの券売機のシステムがよくわからず、パウエル通りまで8.1ドル(650円)という表示が出るものの、紙幣を入れてチケットと釣銭が出るという感じではない。
周囲に駅のスタッフらしき人はいなく、よくわからぬまま10ドル(810円)分のプリペイドカードを買って自動改札機を通す。
使いきれなかった分は払い戻ししてくれるのか、と聞きたかったのだが、2ドル(160円)足らずでは、駅員や払い戻しの場所を探している時間がもったいないので、そのままパウエル通り(Powell
Street)駅を下りて、サンフラシスコ名物のケーブルカー乗り場へ行った。
ここで買ったのは、ムニパスポート(Muni Visitor Passport)と呼ばれるケーブルカーやバスなど市内の公共交通機関の共通乗車券で、1日券だと14ドル(1,130円)と、単純にケーブルカーの往復乗車しかしないと損をする。
このチケットはあまり得ではないのか、買っている人は少なく、20分ほど並んで乗ったケーブルカーの車内で片道分のチケットを買っている人がほとんどだった。
おそらく、ケーブルカーに乗るのは片道、帰りは歩こうとか思っている人が多いのだろうか。
フィッシャーマンズワーフ(Fisherman's Wharf) | |
ケーブルカーの終点はフィッシャーマンズ・ワーフ(Fisherman's Wharf)と呼ばれるサンフランシスコの名所の1つだった。
アメリカに来て以来、ロクな食事を口にしていなかった私は、港に行く途中にあったレストランに入ってみた。
ベトナムのフォーを頼んでみたが、到着日の夕食に取ったステーキを除いて、毎食のようにハンバーガーしか口にしていなかった私にとってみれば、久々に胃に優しい食べ物で、味もそこそこおいしかった。
やはり中華街が近いということは、不味い店が淘汰されるので、いいことだと思う。
マクドナルドのハンバーガーに行列をなす国はどこかおかしいのだ。
いくらラスベガスやニューヨークが魅力的な都市でも食事のまずい国には足が向かない。
今までの渡航経験から言えば、アメリカでも金を出せば、美味いものが食えるようだが、それが偽らざる気持ちだろう。
ゴールデンゲート湾内クルーズ(Red and White Fleet) | ||||
フィッシャーマンズ・ワーフに行くと、ちょうどゴールデン・ゲート・ブリッジへ行くクルーズ船の乗り場があり、そこへ行こうと思っていた私はチケットを買ってさっそく乗ることにした。
さすがにサンフランシスコの名所だけあってかなりの人が並んでいたが、そのほとんどが団体ツアーで来たと思われる中国人だった。
一昔前はこういうところには日本人の団体が列をなしていただろうと思われるが、今やゴールデンウイーク中にもかかわらず、日本人はほとんど並んでいなかった。
これも時代の流れなのだろうか。
私としては、単にこうした観光に日本人が飽きただけと思いたいが、長期不況下で内向きになっていく日本人の姿と重ねてみると、必ずしもそうとは言えないところが辛いのである。
クルーズ船の甲板では多くの人が景色をカメラに収めていた。
目指すゴールデン・ゲート・ブリッジのところでは、寒風にもめげず、乗客が入れ替わり立ち替わり写真を撮っていて、私も彼らの中に入ってシャッターを押し続けた。
時折水飛沫を浴びながらも目的を達成、
私としてはサンフランシスコの目玉を見たことで、半日観光の目的は果たしたと言えようか。
あとは街中をぶらぶらと歩きながら時間潰しをして空港へ向かうという算段である。
市内散策 | |
フィッシャーマンズワーフ(Fisherman's Wharf) | |
グレース大聖堂(Grace Cathedral) | |
ユニオンスクエア(Union Square) |
教会を見てユニオンスクエアーを歩き、どこで夕食を取ろうかと探していると堂島庵という1軒の日本食レストランが見えた。
最初は他のレストランで美味しいという評判のシーフードを食べようかと思ったのだが、急きょ予定を変更してそこへ入ってみる。
やはりアメリカ西海岸のレストランはそうそう外れがないことがわかる。
フライトの時間までかなり余っているが、市内にいても酒を飲むくらいしかやることがないので、空港へ行って時間潰しをすることにした。
ユナイテッドクラブのワンタイムパスは50ドル(4,040円)と高いが、4時間近く時間潰しをすることを考えればやむを得ない。
そう思って、ラウンジのカウンターへ行ってみると、「中にはシャワーもないし、コンピュータもないわよ、それでもいいの?」と親切に聞いてくる。
このあたりが商売っ気がないというか、アメリカ人の変に優しいところなのか、コストパフォーマンスが悪いから勧めないというところなのだろう。
もちろん私は彼女の助言に従ってラウンジには入らず、レストランのテーブルでビールを飲みながら時間潰しをすることにした。
そう、彼女の言うとおりして良かったのは、サンフランシスコ国際空港は無料のWifiがあり、搭乗口へ向かう途中にはパソコン用のテーブルがあってコンセントまで付いているというサービスぶりだったのだ。
空港での時間潰しをせざるを得ないときも多かろうと、今回の旅行でも自前のパソコンを持参した私が、それをフルに使わせてもらったのは言うまでもない。
おまけに、深夜発のフライトなので、そのテーブルもガラガラ、サンフランシスコ国際空港はモバイルバックパッカー(私はバックパッカーではないが)にとても優しい空港だった。