5/2(Wed) | トゥルムへのエクスカーション |
宿泊先 | Azul by Encanto / US$45 (\3,630) per night |
[booking sites for you / All Mexico Hotels (英語) agoda.jp Booking.com Hotel Club (英語・日本語)] | |
諸費用 | ADO / プラヤ・デル・カルメン-トゥルム・考古学ゾーン(Zona Arqueológica): 66P=\400 トゥルム遺跡の入場料: 57P=\350 |
関連サイト | メキシコ キンタナ・ロー州 「世界最後の日」はマヤの遺跡へどうぞ New Mayan Discovery: The World Isn't Ending! Mexico counts down to the end of the world and a tourism boom |
今日はトゥルム(Tulum)へ行くことにした。
ここならプラヤ・デル・カルメン(Playa del Carmen)からバスで行くことができるし、遺跡とビーチと両方が楽しめるところがいいと思ったからだ。
朝食を終え、10時40分のバスに乗ろうとバスターミナルへ行ってみると、10時発のチケットを売ってくれる。
チケット売り場の時刻表には9:00、9:40、10:40、12:31と、1日4本しかない表示の仕方だが、実際にチケットを買いに行ってみると時刻表に載ってないバスもあったりして結構いい加減であるが、メキシコらしいなと乗って行くことにする。
こんな感じだと、ADOのウェブサイトでプラヤ・デル・カルメン(Playa del Carmen)からトゥルム・考古学ゾーン(Zona Arqueológica)までのバス便を検索した方が正しい情報を得られるだろう。
ただ、これだとヒットする便が少ないようにも思えるが、私がバスに乗った感じだと、トゥルムの町へ行くバスの中でLOCALの表示があるものも考古学ゾーンに止まるような気がする。
私が乗ったのは10時発の便、車内はガラガラで余裕をもって座ることができた。
ただ、トゥルムは町と遺跡がかなり離れていて、遺跡の入り口のバス停(トゥルム・考古学ゾーン/Tulum Zona Arqueológica)で下りないと、コレクティーボ(colectivo)と呼ばれる乗り合いのバンで戻ってこなくてはならない。
私も乗り合わせた日本人に言われて慌てて下りたものの、かなりの距離を走っていて、歩いて戻るのに難渋したのだ。
炎天下の中を歩いたので、遺跡に着いたときには観光などやめて、ずっとビーチにいようかという気にもなったが、それではわざわざここに来た意味がない。
再度気力を奮い立たせた私は、遺跡へ向かって歩く。
ただ、ここでも歩く必要はなく、遺跡の入り口まで無料で運んでくれる列車があったのに私は気付かなかったのである。
まあ、ダイエットにはいいのだが、その分ビールを飲んでしまえば同じことである。(笑)
遺跡の入場料は57ペソ(350円)、ここまでのバス代と合わせても大した金額ではない。
ここへ来るのにカンクンやプラヤ・デル・カルメンからツアーが出ているが、余程マヤ遺跡に関してガイドをしてもらいたいと思わなければ、思ったより交通の便も悪くないし、個人で来た方が行動に自由が利くのでいいと思う。
ここは、遺跡の中にビーチがあるという珍しさがあって、炎天下の中を歩いた後で、綺麗なビーチと美女を見ながら目の保養というコンセプトがいい。
来ている人たちも遺跡観光に来ているというより海水浴に来ているという感じの人が多かったように思う。
また、ここは今年の12月11日、つまり「世界の終りの日」に向けて観光ブームとなるところの一つ、今からチェックしておくといいだろう。
注意しないといけないのは、ビーチには飲み食いするところもなければ、売店もないので、遺跡へ入る前に軽食や飲み物を仕入れておいた方がいい。
もちろん、ビーチパラソルや更衣室などという施設もないので、日焼けが気になる人や泳いだ後に着替えたいという人はこのビーチへは来るべきではないだろう。
私もここでは、朝食で食べきれなかったサンドイッチをテイクアウトしたものと、途中で買ったミネラルウォーターしか持ってなかったので、2時間ほどで退散することにした。
海の中から遺跡を撮るなど絵になる光景を写真に収めているうちに時間がたち、サンドイッチだけ取っただけの昼食では腹が減ってきたので、ビーチを後にし、レストランで食事をすることにした。
ビールで喉を潤し、ぼーっとしながら外を眺めている時間に何とも言えない幸せを感じた。
やはり1年に何回かはこうしてあくせくせず、ゆったりとした時間を過ごすことも必要だと痛切に思う。
日本人も多くの人はそう感じながらもいろいろなしがらみでそれを実現できないでいる。
せっかく先進国に生まれながら、発展途上国の労働者のように働かされ、いつの間にか精神的な豊かさだけでなく、経済的な豊かさも失われつつある。
いったい日本はこれからどうなっていくのだろうか。
午後3時15分発のバスに乗ってプラヤ・デル・カルメンへと戻る。
とりあえず今日の遺跡巡りは満足度の点から言えば及第点が付けられるだろうか。
早々にプラヤ・デル・カルメンの町へ戻ってきたが、まだ陽は高い。
ハッピーアワーの時間を利用してビールで喉を潤すというのもいいが、歩き疲れた体をマッサージで癒すことにした。
何を隠そう、この町にはまるでアジアの街角のようにマッサージ屋が溢れているのだ。
かといってマッサージ師はアジア人でなくメキシコ人だ。
値段は1時間で30ドル(2,420円)と少々高めだが、メキシコでマッサージを受けられるとは思わなかったのでビックリである。
マッサージが終わった後はコスメル(Cozumel)へ行く船が出る港へ行ってみる。
今回は島へ行く時間がないのでダメだが、ここからなら気軽に往復できそうな感じである。
私が思うに、アメリカ人の保養地となっているカンクンより、ヨーロッパ人の保養地になっているここの方が快適に過ごせる感じがする。
やはりリゾートライフに関してはヨーロッパ人の方に一日の長(いちじつのちょう)があるように感じた。