9/11(Fri) | ロンドン(ヒースロー) 8:30-英国航空(BA)848-11:50 ザグレブ ザグレブ市内観光 |
宿泊先 | Zagreb Apartment Hotel Alta / 40EUR (5,420JPY) per night |
諸費用 | タクシー / ザグレブ空港-ホテル: 135kn=2,420JPY Tele2 Prepaid SIM (1GB data package): 58kn=1,040JPY(残高照会:*150*8#) ザグレブ・トラム(1回券): 10kn=180JPY |
関連サイト | 欧州総合リンク クロアチア ザグレブ ザグレブ・アパートメントホテルALTA-【2016年最新情報】クロアチア旅行に格安便利なSIMカード徹底比較(2016年6月20日) |
成田からクアラルンプール(Kuala Lumpur)を経由してロンドン(London)へ、飛行機に乗っているだけで20時間以上の長旅がようやく終わった。
しかし、私の目的地はロンドンでなく、クロアチア(Croatia)の首都、ザグレブ(Zagreb)だ。
マレーシア航空(Malaysia Airlines)に搭乗する前に成田で預けた荷物は、ロンドンまではスルーバゲージで運んでくれたのだが、ヒースロー空港(Heathrow International
Airport)は航空会社が違うと、一旦入国して荷物をピックアップしなければならないルールになっているらしい。(FAQs - Flight Connections - Do I need to collect my baggage?)
もっとも、ターミナルも4から5へ移動しないといけないので、必然的にそうなるとも言えるが、混雑することで有名な入国審査は、ここでもファースト・トラック(Fast Track)を使えたおかげで長い列に並ばずに済むのは助かった。
しかし、私の場合は荷物をピックアップするだけなのだが、それでも日本での職業やロンドンでの滞在期間、ホテル名などを答えさせられた。
最初に、荷物をピックアップするだけと言ったにもかかわらず、最後は乗り継ぎのフライトのチケット(E-ticketのコピー)まで出してようやく理解してもらえた。
私の英語がわかりずらかったのか、信じてもらえなかったのだろうか。
ロンドン・ヒースロー国際空港(London Heathrow International Airport) | |
ヒースロー・エクスプレス(Heathrow Express)でターミナル4から5へ移動 | |
第5ターミナルの英国航空ギャラリークラブラウンジ (British Airways Galleries Club Lounge at Terminal 5) |
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入国審査を終え、ターミナル4から5へ移動し、そこで英国航空(British Airways)のチェックインをする。
わりとスムーズにいったとはいえ、すでに朝の7時になっているので、出発まであまり時間がないが、見学がてらビジネスラウンジへ足を運んでみる。
食事が不味いことで定評のあるロンドンだけに、ラウンジでも口にするのは紅茶とクッキー程度にしておく。
何しろ、食事の不味さではロンドンと双璧をなすアムステルダム(AMS/Amsterdam Schiphol)のラウンジ(KLM Crown Lounge)では痛い目に遭ったので、ここでも期待はしない方が身のためだと思ったからだ。(2010年香港・スペイン・モロッコ旅行)
ビジネスラウンジということで、快適なWi-Fi環境があるので、メールのチェックと休憩だけして、30分ほどで早々に退散することにした。
いよいよザグレブ(Zagreb)へ向けての最終フライトだ。
英国航空(British Airways)のチケットはアジアマイル(Asia Miles)の特典航空券、ビジネスクラスでもエコノミークラスでも同じマイル数で取れたのはいいが、わずか2時間余りの短距離フライトでは、その格差はビジネスラウンジを使えたことと、プライオリティバゲージサービスが受けられることぐらいだった。
もっとも座席は最前列だったが、食事はどの座席も同じで、イギリスの航空会社にもかかわらず、朝食が不味くなかったことが大きな喜びだった。
ザグレブ国際空港(Zagreb International Airport)にはほぼ定刻に到着、入国審査を終えて到着ロビーに行くと、ザグレブ・アパートメントホテル・アルタ(Zagreb Apartment Hotel
Alta)のオーナー、山内さんを通して頼んであったタクシードライバーが待っていた。
空港での両替は400ユーロ、2,840クーナになったので、1ユーロが7.1クーナと、やはり空港の両替レートはあまり良くないようだ。
いつもなら空港で現地のSIMカード「参考:Tele2 Prepaid SIM (1GB data package)(残高照会:*150*8#)」を購入するところなのだが、今回の旅行は山内さんにお願いして買っておいてもらったので、それを宿泊先で受け取るだけだ。
結果的にはこれは非常に助かったことで、SIMカードは空港には売っていないので、市内の携帯ショップを探して買うハメになったからだ。
空港から迎えのタクシーに乗って市内へ行く。
窓の外を見ると、街行く人たちが皆コートを着ている。
ロンドン滞在に備えて長袖のシャツと薄手のジャンパー(jumper)を持っているものの、クロアチアではそのようなものが不要だと思っていたが、どうやら当てが外れたようだ。
タクシードライバーに聞いてみると、風が吹くと涼しいので、クロアチア人は上着を着ているとのことだった。
ところが、タクシーを下りて外へ出てみると、それほどでもない。
それでも日向にいると半袖でも十分だが、やはり日陰に入ると涼しい感じがする。
どうやらザグレブではTシャツ、短パンで町歩きするのはキツイようだった。
ちなみに、彼と話していると英語が意外に流暢なので、そのことを確認すると、クロアチア人は英語が話せる人が多いとのこと。
この分だと町歩きをしていて、言葉が通じず、身ぶり手ぶりでやり取りするようなことはあまりなさそうな感じだった。
ザグレブ・アパートメントホテル・アルタ(Zagreb Apartment Hotel Alta)は外に看板などがあるわけではないので一見すると非常にわかりづらい。
私もタクシーを下ろされた場所のあたりを行き来しながら探したが見当もつかない。
山内さんは詳細をメールしてくれていたのだが、私は「昼間だし行けばわかるだろう」という軽い気持ちで来たので余計に迷ってしまった。
結局、近くのショップから電話してもらって事なきを得たのだが、いわゆる個人が所有する一室を貸し出している形なので、一般のホテルなどと違ってわかりずらいのだ。
いろいろあったものの、山内さんとは無事に会えて、いろいろなレクチャーを受け、頼んであったSIMカードをもらい受けた。
彼女曰く、最近では海外旅行の初心者がいきなりクロアチア(Croatia)に来てしまうことがあるので、結構大変なこともあるとのことだ。
私は彼女の話を聞いて、日本人にとってはマイナーな国の日本人宿が、旅のベテランを相手にしていれば良かった時代から変わりつつあることを感じざるを得なかった。
ところで、山内さん曰く、ザグレブの気候は今週(9月の第2週)になって急に涼しくなったらしく、先週までは暑くて堪らなかったとのことだ。
レストラン・ボナカ(Restoran Bonaca) |
ホテルに荷物を置いて昼食に出かけたのは午後2時半過ぎだった。
とりあえず、無事に到着したということでババリアビール(Bavaria Beer)を頼み、食事はスープとチキンステーキを頼んでみる。
ヨーロッパのレストランにありがちなのだが、籠に盛られたパンは無料だ。
最初に出てきたスープが3人分ほどあるのを見て、私は後から出てくるメインディッシュは食べ切れないと思った。
地元の友人であるタキと一緒に欧州旅行をしていた2~30代の頃なら全部食べられたかもしれないが、さすがに50代になると無理だ。
結局、3分の1ほど残して退散することになったのだが、山内さんからもらったレジュメにも、クロアチアのレストランの食事は一皿あたりの量が多いと書いてあったようだ。
特に女性の一人旅の場合など、半分にして欲しいときは、クロアチア語でpola porcija(ポラ・ポルツィヤ)と言えば、やってくれる場合もあるようだ。
会計は、ビール2本込みで87クーナ(1,560円)、昼食はもう少しセーブしないとサイフにもお腹にも厳しいようだ。
ザグレブ散策 | ||||
トミスラヴ王広場(King Tomislav Square) | ニコラ・シュビッチ・ズリンスキー広場(Nikola Šubić Zrinski Square) | |||
ザグレブ大聖堂(Zagreb Cathedral) | イェラチッチ総督広場(Ban Jelačić Square) |
欧州の夏は昼が長い。
夕食を取り始めるのも夜の8時を過ぎてからの場合が多いので、4時間くらいは観光の時間が取れる。
ザグレブ市内はトラム(ZET=Zagrebački Električni Tramvaj)が発達しているので、それで移動するのが一番わかりやすい。
宿泊先に近い駅はトレシュニェヴァチュキ・トゥルグ(Trešnjevački Trg)、ここにはトラムの3番、9番、12番が停まるが、ザグレブ中央駅(Zagreb
Glavni kolodvor/Zagreb Main Railway Station)へ行くには9番、イェラチッチ総督広場(Trg Bana
Josipa Jelačića/Ban Jelačić Square)に直行するには12番が便利だ。
また、ザグレブバスターミナル(Autobusni Kolodvor Zagreb/Zagreb Bus Terminal)に行くには、中央駅で2番に乗り換えるか、アジーナ(Adžijina)(この駅も宿泊先から徒歩圏)から直行すればいい。
一応、車内アナウンスがあり、駅名を言ってくれるので、地図と睨めっこしながら聞いていれば、下り損なうことはないだろう。
ちなみに、トラムの乗車券としてプリペイドカード(Pretplatna Karta)を買っても運賃が割引になるわけではないが、毎回のようにチケット(1回券/Pojedinačne Karte u Dnevnom Prometu)を買う手間が省けるので、滞在中はプリペイドカードを使った方がいい。
もっとも、1回券をまとめ買いしておいて、それを使っても価格差がないので問題ないかもしれない。
市内の観光は、地図と現地のガイドブック(日本語版あり)を頼りに町歩きすれば、たいていのところは行けるだろう。
丹念に見ようと思うと1日かかるかもしれないが、主な見どころだけを巡るなら半日あれば十分かと思う。
基本的にはザグレブ大聖堂(Zagreb Cathedral)とイェラチッチ総督広場(Ban Jelačić Square)の周辺、そして、ザグレブ中央駅(Zagreb
Glavni kolodvor/Zagreb Main Railway Station)周辺だろうか。
小さなものは多数あるが、国際的に有名な博物館や美術館といったものがないので、町歩きしながら写真を撮るのが楽しみの一つだろう。
時間があれば、カフェでコーヒーでも飲みながら町行く人を眺め、土産物屋でも冷やかしながら時間を潰すといいかもしれない。
宿泊先に近いTrešnjevački Trg駅のそばにはコンズム(Konzumu)というスーパーがあり、そこで日用雑貨や食料品を仕入れることができる。
但し、レジ袋(plastic bag)をもらうと0.5クーナ(10円)かかるので、買い物を予定しているときはバッグを持って行く方がいいだろう。
今日のところは移動で疲れたので、観光も早々に切り上げて宿泊先の近くで夕食を取ることにした。
ピッツェリア・ヴィヴァ(Pizzeria Viva)というところは、山内さんのお勧めのレストランの一つで、その名のとおりピザが美味しいらしい。
クロアチアはイタリアに近く、またイタリア人観光客も多いとのことなので、イタリア料理が美味しいのだろう。
ところが、私はピザでなくパスタを食べることにした。
昼食が多すぎたので、ピザを頼んでも食べ切れないだろうと思ったからだ。
山内さん曰く、パスタはドイツにように茹で過ぎるので、それほどお勧めできないとのことだったが、私は普通に食べることができた。
会計は64クーナ(1,150円)、この程度に抑えられればOKだろうか。
ピッツェリア・ヴィヴァ(Pizzeria Viva) |