9/13(Sun) | ザグレブ 7:34-「521列車」-13:38 スプリト 14:30-ferry-16:30 スタリーグラード(フヴァル島) |
宿泊先 | 苫屋(Tomaya) / 300kn (5,370JPY) per night |
諸費用 | ザグレブ・トラム(1回券): 10kn=180JPY クロアチア鉄道 / ザグレブ-スプリト(1等指定席): 311kn=5,570JPY ヤドロリニヤ(Jadrolinija/Ferry Croatia) / スプリト-スタリーグラード(フヴァル島): 47kn=840JPY 苫屋の送迎サービス: 50kn=900JPY |
関連サイト | 欧州総合リンク クロアチア ザグレブ ダルマチア地方 |
アドバイス |
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朝の6時、私は7時半に出発するスプリト(Split)行きの列車に間に合うようにアパートメントハウスを出発した。
ザグレブ中央駅(Zagreb Glavni kolodvor/Zagreb Main Railway Station)へ行くには、トレシュニェヴァチュキ・トゥルグ(Trešnjevački
Trg)から9番のトラムに乗ればいい。
ザグレブにいたのは実質的にわずか半日だったので、初日に町歩きをした以外は、ほとんど何も見ていないに等しかったが、町中の雰囲気を感じ取れただけでも今回は良しとしよう。
ザグレブとスプリト(Split)の間は、クロアチア航空(Croatia Airlines)の国内線も飛んでいて、これに乗れば出発が午後になるので、朝方の時間をゆっくりと過ごせたのだが、今年はスターアライアンス(Star Alliance)の系列航空会社に一度も有償搭乗していないので、マイルの加算よりも旅のバリエーションにこだわることにしたのだ。
実際のところ、私は今年まで5年連続でマイレージプラス(Mileage Plus)のプレミアシルバー(Premier Silver)のステータスを維持してきたが、来年の更新は絶望的である。
ザグレブ中央駅(Zagreb Glavni kolodvor/Zagreb Main Railway Station) | |
ザグレブ中央駅に到着したのは7時前、ここで車内持ち込み用のパンや飲み物を買う。
7時前後に出発する長距離列車(EC Train)は、6時50分発のフランクフルト行き、7時25分発のウイーン行きと二本あるようで、9月の半ばにもかかわらず、冬物のコートを羽織った乗客でホームは溢れていた。
もっとも、今朝のザグレブは涼しいというより、若干肌寒かったので無理もないかもしれない。
その中でもショートパンツを穿いた女性グループがいたのだが、彼女たちは私と同じスプリト行きの列車に乗り込んだ。
彼女たちも私と同じで我慢するのはザグレブを出発するまでの間だけと思っていたのだろう。
ザグレブからスプリトまで直行する列車は1日3本、1本は夜行列車なのだが、さすがに飛行機を3本乗り継いで来た後で、また夜行列車は酷なので、早起きが辛いとは思ったが、7時半に出発する列車にして、スプリトからフェリーに乗り継ぐことにしたのだ。
そして、6時間の旅路を快適なものにするために1等車を取ったのだが、実際に乗ったのは私を含めて数人、ほとんどは2等車の乗客だった。
1等といっても120度のリクライニングシートがあるわけではなく、車内販売のワゴンが来るわけでもなく、それほどメリットを感じることはなかった。
私は、長距離を走る欧州の優等列車には、食堂車かカフェテリアが付いているものだと思っていたが、この列車にはそのようなものはなく、それだけが誤算だった。
駅の売店でパンとジュースを買っておいたから良かったものの、下手すれば午後2時まで昼食にありつけないところだった。
6時間の車中、私の乗った車両は私一人しかいなかったので、iPhoneで日本のニュースを見たり、持ってきた本を読んだり、あるいは睡眠不足の解消に努めることにした。
ザグレブでも感じたのだが、クロアチアは日本と同じくらい安全そうな国なので、車中で寝ていても物を盗られたりするような気がしなかった。
ちなみに、列車内にWi-Fi環境はないので、私はザグレブで入手したTele2 Prepaid SIMを挿したiPhoneを使用した。
私が海外旅行用として、SIMフリーのiPhone 4をバンコクで買ったのは2013年7月のこと(2013年7月16日-水没のiPhone 3GSに代えてiPhone 4をバンコクで購入)、それ以降の海外旅行の際には、必ずこれを持参するようにしているのだが、こういう有り余る時間があるときは、本当に役立つと感じるのだ。
日本の旅行者の場合、海外旅行に持参するスマートフォン(iPhoneを含む)はSIMロックされたものが多く、Wi-Fi環境のあるホテルや空港、レストランでしか使わないことが多いのだが、年に複数回の海外渡航をする人は検討した方がいいのではなかろうか。(2015年9月28日-海外旅行用にSIMフリーiPhone 5Sを購入)
クロアチア国鉄-ザグレブ(Zagreb)からスプリト(Split)まで | |
スプリトに到着したのは午後2時前、ほぼ定刻どおりということで、クロアチア国鉄はなかなか優秀である。
列車から見えた途中停車駅の駅舎が陽光に輝き、駅員の服装が夏の装いのままであることから、南のダルマチア地方(Dalmatia Region)はまだかなり暑いだろうと思っていたが、それはスプリトに着いたときに確信に変わった。
列車を下りてくる乗客の装いはザグレブとは一変、いきなり南国に来たような感じになっていた。
私も車内で長ズボンを短パンに履き替え、スプリトの町中を散策できる態勢を整えておいた。
とりあえず、ここで昼食を取ってから駅周辺を散策、そして17時のフェリーに乗るというのが今日の当初のプランだった。
幸いにして、駅の外にコインロッカーがあることが確認できたので、どこからフェリーに乗るのか確認のためにチケット売り場へ行ってみる。
私がオンラインで予約したチケットはバーコード付きのEチケットなのだが、肝心の出航時間の印字がなかったため、その確認の意味もあったのだが、チケット売り場に行ってみると、いつでも自分の好きな時間に乗れるとのことだった。
荷物を預けて駅周辺を散策したところで、わずか3時間では何もできないし、フヴァル島(Hvar Island)に早めに着いた方が楽なので、苫屋(Tomaya)のオーナーの奥寺さんに電話して送迎の時間を早めてもらうことにした。
スプリトからフヴァル島のスタリーグラード(Stari Grad)まではちょうど2時間、船内はカーペットが敷かれ、ところどころにソファが置かれていて、それが故に席は決まっておらず、思い思いに寛ぐことができるようになっている。
今日はそれほど船内が混んでいないので、ゆったりとした気分で、甲板から港の写真を撮ったり、売店で軽食を買ったりできるが、これがピークシーズンだと座るところを確保するだけでも大変かと思う。
2時間の間、私は旅行記用のメモを書いたり、列車内のときから引き続き、持ってきた本を読んだりして過ごす。
そうやっているうちにフヴァル島のスタリーグラード(Stari Grad)が目の前に見えてきた。
ようやく目的地だ。
のべ8時間以上にわたって移動してきた旅路がもうすぐ終わろうとしている。
フヴァル島のバス時刻表(Bus Timetable in Hvar Island) (September 7 - September 27, 2015) | ||||||||||||||
Hvar to Stari Grad, Vrboska and Jelsa | 7:05 | 8:30 | 10:30 | 12:10 | 13:00 | 15:00 | 16:30 | 19:00 | 20:30 | 21:40 | 22:55 | - | - | - |
Stari Grad to Vrboska and Jelsa | 4:15 | 6:15 | 7:10 | 9:00 | 10:30 | 11:00 | 12:50 | 13:15 | 15:25 | 16:15 | 17:00 | 19:40 | 22:25 | - |
Jelsa to Vrboska, Stari Grad and Hvar | 4:35 | 6:30 | 7:35 | 9:50 | 10:50 | 11:20 | 13:10 | 14:10 | 15:45 | 16:40 | 18:00 | 18:30 | 21:45 | 22:45 |
Stari Grad to Hvar | 6:30 | 6:50 | 8:00 | 10:10 | 11:50 | 12:45 | 14:30 | 16:05 | 18:20 | 18:50 | 22:05 | - | - | - |
スタリーグラードには苫屋(Tomaya)のオーナーである奥寺さんが迎えに来てくれていた。
港の近くにあるスーパーマーケットで滞在中の部屋飲み用のビールやおつまみになるようなものを仕入れてゲストハウスに行く。
今回の旅行は、ザグレブとフヴァル島はいずれも日本人がオーナーをしているところを予約した。
かつては海外に来たときは、できるだけ異文化に触れようと、日本人の溜まり場的なところに泊まらずに旅行をしていたが、最近では海外在住者や、長期旅行者と話をするのが楽しみになってきたので、あまりこだわらなくなってきた。
とりあえず、今夜から3泊はリゾート地でのんびり過ごそうと思っている。
当然ながらビキニの美女観賞も予定の中に入っているのは言うまでもないことだ。(爆)