9/18(Fri) | ドゥブロヴニク 11:20-Easy Jet(U2)5428-13:05 ロンドン(ガトウィック) |
宿泊先 | Mitre House / £75 (13,930JPY) per night |
[booking sites for you /agoda.jp venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | ドゥブロヴニク空港送迎: 215kn=3,850JPY EE SIM Only Plan - Pay As You Go (£15 Everything Pack): £25=4,640JPY Gatwick Express: £19.9=3,700JPY Oyster Card (地図付): £21.5=3,990JPY |
関連サイト | 欧州総合リンク クロアチア イギリス ダルマチア地方 ロンドン ユーロ圏の空港も酷かったが、さらに酷いロンドンの空港の円現金両替レート(2015年10月4日) WIRED NEWS-1袋は約9円:英国全土でレジ袋が有料に(2015年10月7日) |
今日は楽しかったクロアチアを去って、1986年2月の初海外渡航以来のロンドンへと旅立つ日だ。
今回の旅行は、フライトのほとんどがビジネスクラスの中にあって、ドゥブロヴニク(Dubrovnik)とロンドン・ガトウィック(London Gatwick)の区間だけLCC(Low Cost Carrier=格安航空)のイージージェット(Easy Jet)を使うことになった。
実のところ、ドゥブロヴニク(Dubrovnik)からロンドン・ヒースロー(London Heathrow )は、英国航空(British Airways)が飛んでいるのだが、ザグレブ(Zagreb)発着のフライトと違って、この区間の特典航空券は人気があるのか、ビジネスもエコノミーも満席だったのだ。
ヴィラ・シグラタ(Villa Sigurata II)からドゥブロヴニク国際空港(Dubrovnik International Airport)までは、あらかじめ送迎を頼んでおいたので、迎えの車に乗って空港まで行く。
送迎の費用は、ユーロ(28ユーロ)でもクーナ(215クーナ)でも払えるので、自分にとって都合のいい方で払えばいいだろう。
もっとも、旧市街から空港まではAutotransが運行している空港シャトルバス(40クーナ=720円) の方が安く行けるが、2016年に関して言えば、運行開始日が5月15日からなので、オフシーズンに行くときは別の手段を探さないといけないので注意しよう。
空港に到着したのは午前9時前、LCC(Low Cost Carrier=格安航空)の場合は、厳密に出発の2時間前からしかチェックインの受付をしないので、しばしの間待たなければならなかった。
待っている間、空港のロビーには日本人の団体客が2組もチェックイン手続きのために集まってきている。
時刻表を見ると、ヘルシンキ(Helsinki)行きのフィンランド航空(Finnair)があるので、それに乗って帰国するのだろう。
ドゥブロヴニク(Dubrovnik)の旧市街でも日本人観光客が相当いたので、やはり、クロアチアは日本人にとって人気の国になっているようだ。
出国審査後の時間潰しはダイナースカードの特典が使えるビジネスラウンジでまったりとして過ごす。
出発時刻は定刻より遅延したが、それを気にせず過ごせるのはいいと思う。
なお、世界中の空港ラウンジが使えるプライオリティパス(Priority Pass)は、ここでも使えるので、お持ちでないかたは楽天プレミアムカードに加入してパスも申し込んでおこう。
ちなみに、空港で余ったクーナを英国ポンドに両替(136.5クーナが13ポンド)したのだが、何とコインも混ぜて返してくれた。
それだけイギリス人がクロアチアに来ているのか、ロンドン経由でクロアチアに来ようとしている人は、両替の裏ワザとして覚えておくといいだろう。
また、ザグレブ(Zagreb)で仕入れたTele2 Prepaid SIM (1GB data package)の残高は658MB、暇な時間にはインターネット閲覧、フェイスブックに毎日のように画像を投稿しても、7日間で400MB程度しか使ってないので、今後クロアチアに行かれる方は参考にするといいだろう。
定刻より若干遅れてロンドン・ガトウィック(London Gatwick)行きのフライトは飛び立った。
クロアチアとイギリスとの間の時差は1時間なので、約2時間半の行程だ。
イージージェット(Easy Jet)は、LCC(Low Cost Carrier=格安航空)なので、飲み物や軽食の機内サービスは有料だ。
パリっとしたスーツを着こなしたスチュワードが、紅茶やビスケットサーブする姿は、おおよそLCCらしくないが、値段もけっこう高い。
何しろティーバッグの紅茶が2.3ポンド(又は3ユーロ=430円)、これに軽食を付けたら、楽々と1,000円近くするだろう。
このあたりは、イギリスの物価の高さを感じさせるに十分な雰囲気を漂わせていた。
空港に到着して入国審査を受けた後は、ポンド紙幣の引出と、現地のSIMカードの購入だ。
ところが、2015年10月4日付の「ユーロ圏の空港も酷かったが、さらに酷いロンドンの空港の円現金両替レート」で書いたように、空港の両替事情は悲惨の一言、これほど苦労するなら日本で到着日の滞在費くらいは用意しておけば良かったと思った。
ただ、私がロンドンへ来るのは29年ぶり、そんなことに考えが及ばなくても仕方がないほどご無沙汰していたのだ。
日本からのレガシーキャリア(Legacy Carrier=フルサービス航空会社)のフライト(経由便を含む)でロンドン・ガトウィック(London
Gatwick)に下り立つことはあまりないと思うが、この空港の到着ロビーにあるATMは、Plusのマークがないので、新生銀行やシティバンク(現SMBC信託銀行)のキャッシュカードやVISAデビットカードで現金を引き出すことができない。
唯一、Master Cardによるキャッシングだけが可能だったのだが、HSBC Premier Master CardのCash Advance(キャッシング)のレートは何と年利37.75%、9月18日付の100ポンド(1,327.38香港ドル)のキャッシングに対し、借入金利は81.55香港ドル(返済期日が11月10日で6.14%)も付いてしまったわけだ。
あいにくと日本で発行されたMaster Cardを持参しなかったので、こういう結果になったのだが、まさかシティバンクのカードが使えないとは思ってもいなかったゆえの落とし穴、ロンドン恐るべしである。
ちなみに、Plusネットワークに繋がったATMは、ガトウィックエクスプレス(Gatwick Express)の乗り場の近くや、市中にはたくさんあるので、SIMカードはクレジットカードで支払い、そのまま駅へ向かうというのが賢明な選択だったわけだ。
ガトウィックエクスプレス(Gatwick Express) |
ガトウィックエクスプレス(Gatwick Express)に乗って、ロンドン・ビクトリア駅(London Victoria Station)に到着したのは午後3時半、晴れていたこともあって、予想していたより暖かいというのが印象的だった。
大きな荷物を抱えていたこともあって、クロアチアより治安面ではるかに不安の大きいロンドン、早くホテルにチェックインしたいと気ばかりが急く。
普通の都市ならタクシーを使えばいいのだが、物価が高いロンドンでは手持ちのお金でホテルまで行けるかどうか不安があった。
そのような中で、ちょうど地下鉄乗り場が見つかったこともあり、名物のチューブ(地下鉄:Tube)に乗ってみることにした。
私の泊まるマイターハウスホテル(Mitre House Hotel)は、パディントン駅(Paddington Station)の近く、ビクトリア駅(Victoria
Station)からはサークル線(Circle line)で直行できるので、その方が安く済みそうだ。
ロンドンでは地下鉄のチケットを乗るたびに買うよりも、オイスターカード(Oyster Card)を買った方が得だとあったので、観光案内所でそれを買うことにした。
地図付きということだったが、実質2日間の滞在では手持ちのガイドブック「ことりっぷ 海外版 ロンドン」 に付いているのもので事足りるような気がした。
マイターハウスホテル(Mitre House Hotel) |
マイターハウスホテル(Mitre House Hotel)は、ロンドンの中では比較的安く、しかも主要駅の近くであるという立地の良さで選んだところだ。
実際のところ、パディントン駅(Paddington Station)はヒースローエクスプレス(Heathrow Express)の始発駅であり、帰国の際にはロンドン・ヒースロー国際空港(London Heathrow International Airport)まで一本で行ける便利さがある。
パディントン駅(Paddington Station)からホテルまでは非常にわかりやすく、スプリング・ストリート(Spring Street)とサセックス・ガーデンズ(Sussex
Gardens)が交差するところの近くにある。
この一帯はミニホテル街になっているようで、立地面でホテルを選ぶなら、このあたりがお勧めだろう。
ちなみに、このホテルのウェブサイトは私が泊まったときには日本語版があったのだが、今では欧州主要国語プラス中国語版に変わってしまった。
ホテルのスタッフは英語しか話せないが、ウェブサイトの表記が日本語に代わって中国語になったのは寂しい限りだ。
もっとも、ホテルへのアクセス方法が変わるわけではないので、参考までに上述のリンクを辿ってみるといいだろう。
ロンドン地下鉄(Tube/London Underground) |
ホテルの近くには銀行、両替所、カフェやレストランなどが多く、旅行者にとっては便利なところだ。
HSBCの支店もあるので、香港などのプレミアアカウント保有者ならここで無手数料でポンド紙幣を引き出すことができる。
ところが、ロンドンは食事が不味いことでは誰もが認めるところ、いくら近くにレストランがあっても、有色人種が入っていれば少しは期待が持てるが、白人しかお客がいないところにはそうそう入る気は起きない。
一番無難なのはチャイナタウン(Chinatown)、ホテルのスタッフに聞いたところ、地下鉄のレスター・スクエア駅(Leicester Square
Station)がチャイナタウンの入口だというので、さっそく行ってみることにした。
パディントン駅(Paddington Station)からレスター・スクエア駅(Leicester Square Station)へ行くには、サークル線(Circle
Line)でサウス・ケンジントン駅(South Kensington Station)へ行き、そこでピカデリー線(Piccadilly Line)に乗り換えればいい。
あらかじめ、行き方を調べるにはロンドン交通局(Trasport for London)の旅程検索(Plan a Journey)に出発地と到着地を入れ、Travel options & accessibilityで不要なオプションのチェックを外せば、最も自分に適した交通手段のルートが検索できるが、地下鉄を利用するなら駅のスタッフに聞けば、親切に教えてくれるので、それに従った方がいいだろう。
とりあえず、この駅に行けば、チャイナタウン(Chinatown)への道筋の案内が構内にあるので、2番出口から行けばいい。
また、ここには東京ダイナー(Tokyo Diner)という日本食のレストランもあり、多くの人が行列を作っていた。
私が行ったのは、レオンズレジェンド(梁山好汉/Leong's Legend)という台湾料理屋、ここで中華麺、ポークチョップ(トンカツ)、ジャスミンティを食して16.5ポンド(3,060円)、単純計算で日本の2倍、ちょっとしたステーキディナーのような値段を取られる。
ロンドンでは外食をすればこの程度のお金がかかるということで、外国メディアの記事にあるような世界主要都市の物価比較など何の参考にもならないことがこれでわかるだろう。
レスター・スクエア(Leicester Square)とチャイナタウン(Chinatown) | |
レスター・スクエア駅(Leicester Square Station) | |
ヒッポドロームカジノ(Hippodrome Casino) | チャイナタウンの入口 |
レオンズレジェンド(梁山好汉/Leong's Legend) |