11/28(Sat) | バンコク散策 バンコクロングステイ日本人倶楽部(BLJC)例会(写真) |
宿泊先 | Grand Mercure Bangkok Asoke Residence / 2,542.32B (8,640JPY) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | タクシー / フアランポーン-ホテル: 79B=270JPY Chao Phraya Express Boat (Tourist Boat): 40B=140JPY ワットポーの入場料: 100B=340JPY BLJCゲスト会費: 500B=1,700JPY |
関連サイト | アジア総合リンク タイ バンコクとその周辺 |
午前6時過ぎ、チェンマイ(Chiang Mai)からの夜行列車の旅が終わりに近づくはずが、ほぼ1時間遅れでアユタヤ(Ayutthaya)に到着した。
この駅には、タイに初めて来た1997年12月、そして、2012年2月とやはり2回ばかり下り立ったことがある。
夜行列車で通過するのはもちろん初めてだが、数少ない記憶にある駅を見たとき、これで列車の旅もそろそろ終わりになるのだと思った。
頼んでおいた朝食がデリバリーされ、それを食べながら今日は夜までどうやって過ごそうかと考えていた。
実のところ、バンコクロングステイ日本人倶楽部(BLJC)という、将来的にタイでロングステイするための人脈作りを兼ねた日本人会の会合に出ることを考えていなければ、バンコクに寄らずにプーケット(Phuket)に直行しようと思っていた。
プーケットには友人たちと共同出資したコンドミニアムがあって、タイでのバカンスの機会があれば、今年の5月のタイ・香港・マカオ旅行のときのように、プーケットに寄ることを念頭に計画しようと思っているからだ。
ただ、今回の場合、今夜バンコクに滞在すると、プーケットへ往復するだけのコストが滞在日数に見合わないので、サメット島(Samet Island)に変更したのだ。
バンコク・フアランポーン駅(Bangkok Hua Lamphong Station)に到着したのは、朝の7時半過ぎだった。
ここからMRTでスクンビット駅(Sukhumvit Station)まで行けば、そのままホテルにも歩いて行けるのだが、大きな荷物を抱えていたのと、寝台列車の旅で疲れていたので、タクシーで行くことにした。
値段はわずか79バーツ(270円)、MRTで行っても26バーツ(90円)なので、日本人にとってはその差はわずかだ。
それよりも最寄駅からホテルを探しながら歩く労力の方が大きいだろう。
私が今夜泊まるグランドメルキュールアソークレジデンス(Grand Mercure Bangkok Asoke Residence)は、ホテルチェーンの会員でもあったので、公式サイト(アコーホテルズ/Accor Hotels)から申し込み、アーリーチェックイン(early check-in)などの融通が利くことを期待してメールを送っておいた。
それでも正午が限界ということで、シャワーだけはプールサイドにあるものを使ってくれということで、ベルボーイがそこまで案内してくれた。
シャワーを浴びたあと、プールで寛いだらどうだという提案があったが、さすがに朝の9時では涼しすぎたので、リフレッシュしたところで外出することにした。
チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(Chao Phraya Express Boat) | |
サパーンタクシン駅(BTS Saphan Taksin Station) | |
チャオプラヤー川(Chao Phraya River) | |
ターティエン桟橋(Tha Tien Pier) |
さて、どこへ行くかということなのだが、とりあえず、チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(Chao Phraya Express Boat)に乗れば、何かしら妙案が浮かぶかと思い、BTSに乗って、サパーンタクシン駅(Saphan Taksin Station)まで行くことにした。
到着したのは10時前、あと2~3時間潰せば、ホテルに帰ってのんびり寛げると思った私は、ターティエン桟橋(Tha Tien Pier)で下りることにした。
ここで下りれば、ワット・ポー(Wat Pho)やワット・アルン(Wat Arun)、王宮(Grand Palace)といったバンコクの三大名所を始め、少し気合を入れて歩けばカオサン通り(Khao San Road)へも行けるので、状況に応じてフレキシブルに行動できそうだったので、そうすることにした。
それで、結局のところ行ったのはワット・ポー(Wat Pho)、観光の途中でマッサージをしてもらえそうだからという動機で寄ったのだが、ここには2011年7月のバンコク旅行のときに個人でじっくりと回るということをテーマに行ったところなのだが、また来てしまったというわけである。
まあ、4年もたっていれば記憶も薄れているだろうと思ったのだが、そんなことはなく、暑い中で1時間も歩き続けていれば体の方はグロッキーにもなる。
それと、昼食後はカオサン通り(Khao San Road)で美人見物をしながら散策しようなどと目論んでいたのだが、とてもそんな気力はなく、 ワット・ポーのシンボルである涅槃仏(ねはんぶつ/Reclining
Buddha)の写真を収めたら早々に退散することにした。
ワット・ポー(Wat Pho) | ||||
内田家-タニヤ通り |
チャオプラヤー・エクスプレス・ボート(Chao Phraya Express Boat)に乗ってサパーンタクシン駅(Saphan Taksin
Station)へ戻り、BTSに乗り継いで、タニヤ通り(Thaniya Street)の最寄り駅であるサラデーン駅(Sala Daeng Station)へ行く。
ここでMRTに乗り換えてスクンビット駅(Sukhumvit Station)に行けばスムーズに行けるからで、途中でラーメン屋を見つけたので、そこに入って日本語の雑誌を見ながら麺をすする。
やっていることは旅行者というより、バンコクで沈没している日本人という感じなのだが、将来のロングステイの際にはこんなふうになるのかなと思い描きながら店を後にする。
今回の旅行で、日本からバンコクに来たときは現地の食堂で気合を入れてみたこともあったが、案の定、2度目のバンコクではそんな気力はなく、沈没組のような様相を呈していた。
ホテルに帰還したのは午後2時前、午前中はできなかったチェックイン手続きを済ませる。
明日のサメット島(Samet Island)行きを挟んで、同じホテルに戻ってくるので、ランドリーサービスに出す衣類と、島へ持参する衣類との仕訳をしておく。
明後日はチェックインが遅くなることが予想されるので、このような高級ホテルに泊まるのはもったいないのだが、荷物預かりサービスを兼ねていると思えば仕方がない。
外に出ても暑いだけで何もする気が起きなかったので、部屋で少し休んだ後で、プールに行ってみる。
予想に反してほとんど人がいない。
同じスクンビットエリアにあるホテルでもプレジデント・パレス・ホテル(President Palace Hotel)のように、プールサイドにビキニの美女がわんさかいたホテルとは大違いだ。(2013年タイ・ミャンマー(ビルマ)旅行)
次回泊まるときはそちらのホテルにしてみよう。(笑)
そして、午後6時からは今日のメインイベントであるバンコクロングステイ日本人倶楽部(BLJC)例会が行われるので、ホテル・マンハッタン・バンコク(Hotel Manhattan Bangkok)へと向かうことにした。
私の泊まっているホテルがsoi 19で、目的地がsoi 15となっているので、十分に徒歩圏なので、そういった意味では助かったと言える。
この例会では会員間の懇親会とともに、セミナーや講演なども開催されるようで、私が参加したときはタイ在住の歴史研究家・岩本洋祐氏による「山田長政は実在したのか?」という講演が行われた。
彼曰く、矢野暢京大教授(当時)による山田長政非実在説と、それを掲載した毎日新聞(1987年3月4日付夕刊)と朝日新聞(1987年3月10日付夕刊)に反証を挙げようと、当時のオランダ語の文書や英訳された文書などを当たり、当時のタイや江戸幕府のしきたりを検証して、矢野氏の論説を覆すに至ったと述べていた。
つまり、岩本氏が調べたところ、当時のタイの高官は官職で呼ばれており、個人名お使用は許可されていなかったこと、江戸幕府の高官が外国政府の無役の人に自筆の手紙を出すことなどあり得ないということを述べ、矢野氏が言う、山田長政の名前が当時のタイの文献に残っていなくとも不思議でもなんでもなかったと論じていた。
最後に彼は江戸時代のオランダ商館長の文書は秀逸であると述べた。
私は、彼の話を聞いていて、この研究論文が自分のパソコンの中だけに仕舞われ、この世に公表されないことが惜しいと思った。
しかし、それを岩本氏に進言できるほど、私は彼らとは親しくないのが残念だった。
ロングステイクラブの会合は8時にお開きになってしまい、二次会という話もなかったため、私はソイ・カウボーイ(Soi Cowboy)を探検してみることにした。
ここは、言わずと知れたオトコの遊園地なのだが、日本人に人気のあるバカラ(Baccara)へ寄ってみる。
2014年4月28日に火事で2階が全焼してしまって、その後は行ってなかったので、久々に寄ってみたのだが、ペイバーの料金が心なしか値上がりしている。
私がぼったくられたのではないだろうが、円安と相俟って日本人のオヤジには財布に厳しいバンコクの夜と言えようか。
私の友人の一人は、これから日本の方が安いのではないか、と毒づきながらもバンコクへ通っているようだ。
やはり微笑みの国の女性は癒されるのであろうか。