関西・沖縄旅行(2015年6月27日~7月1日) |
6/28(Sun) |
私が泊まった関西エアポートワシントンホテルは、空港までの無料送迎バスを提供している。
ただ、私が乗ろうとしているピーチアビエーション(Peach Aviation)は第二ターミナルから発着するので、5時20分発と5時40分発の便に乗らないと、第一ターミナルでバスを乗り換えなければならない。
フライトの時間が7時45分だというのと、前夜がオフ会で就寝したのが遅かったので、6時5分発のバスにしたのだが、7時前後というのがピーチアビエーションのチェックイン手続きのラッシュに当たっているようで、正直言って朝食を取る時間があるのか不安になるぐらいだった。
国内の空港は各種ゴールドカードで利用できるラウンジがどこにでもあり、コーヒーやジュース程度なら無料で飲めるのだが、関西空港のLCC(Low Cost
Carrier=格安航空)専用ターミナルにカードラウンジがないのは残念なことだった。
今にも雨が降りそうな大阪を発ち、2時間余りのフライトの末に石垣空港に下り立つと、そこは南国の太陽が燦々と降り注いでいた。
今日は石垣島に宿泊するのでなく、そのままフェリーを乗り継いで西表島まで行く予定なので、空港の外に止まっていた石垣港行きのバス(所要40分、運賃540円)に乗り込んだ。
車内は数人の外国人観光客も含め、ほぼ満席、切手シートのような回数券を広げて、それでバス代を払おうとしている人もいる。
何だろうと思って聞いてみると、1,100円分の無記名乗車券で、バスターミナルの窓口で1,000円で買えるそうだ。
私のように空港と港をバスで往復する人はこれを買えば、運賃を賄えることになり、80円お得ということになるだろう。
大した金額ではないがね。(笑)
石垣空港を10時30分に出たバスは、ほぼ定刻の11時10分頃に石垣港離島ターミナルに到着した。
私はさっそくフェリータミナルの中にある安栄観光のチケット売り場に行き、西表島行きのフェリーの時間を聞くと13時30分まで便がないとのことだった。
フェリーの出航まで2時間ほどあるので、私はここで昼食を挟むことにした。
ちなみに、ここで空港からの東運輸バスと安栄観光フェリーのジョイントキャンペーン「あんえい船旅キャンペーン」による特典カードを窓口に出すと、乗船券が割引になる。
チケットを往復で買うと、帰りのフェリーは発売日から2週間有効のオープンチケットとなり(安栄観光-よくある質問-定期船運航について)、いつでも乗ることができる。
特に、西表島に宿泊する場合は、上原港へ向かう安栄観光無料シャトルバスに乗ることができるので、レンタカーを借りる予定のない人は、往復でチケットを買った方がいいだろう。
石垣港離島ターミナル (安栄観光 石垣島・八重山諸島の定期船運航&観光ツアー・西表島無料送迎バス) |
13時30分になって西表島行きのフェリーが出航する時間になった。
この時間帯のフェリーは乗船客が多いのか、2隻のフェリーが出て、しかも私が乗ったのは鳩間島経由のものだった。
安栄観光の時刻表には西表島直行便しか書かれていないので、臨時便が出たのであろうか。
14時過ぎに西表島の上原港に着くと、安栄観光無料シャトルバスが待機していて、遠隔地のホテルへ行く人はそれに続々と乗っていた。
私もそれに乗らないとマズイと思って聞いてみると、私の予約したうえはら館は港のすぐそばだった。
インターネット情報によれば、私の泊まる宿の周辺が、食堂やスーパーなどがあって一番便利とのことだったが、見渡した限り数軒の店しかなく、本当にここが一番栄えているのかと思って、宿の人に聞くと、確かにその情報は正しいかった。
今日のところは宿の周辺を散策したが、小さなビーチが一つあるだけで、悠久のときが流れるようなのどかなところだった。
ただ、夕食を宿で提供してくれないので外で食べないといけないのだが、宿の近くにある食堂はわずか3軒、そのうち1軒が休みだったので、残り2軒の店のどちらかで順番待ちをしないといけなかった。
開店と同時に行かないとダメとか、予約が必要だとか、そのようなことを思いもしなかった私は、危うく夕食を取り損ねるところだった。
西表島の宿で夕食が提供できないところが多い理由は、人手不足だそうで、それは町中の食堂も同じだった。
観光客は増えているのにそれを受け入れる側のキャパシティが不足している。
まさに地方が抱える観光業界の問題点を夏の西表島は如実に表している。
そんなことを感じた初日の夜だった。