6/22(Thu) | セノーテツアー(Xenotes Oasys Maya Tour)(ツアーの写真) |
宿泊先 | Kin Mayab Cancun / US$44.35 (4,890JPY) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotels.com (英語・日本語)] | |
諸費用 | ツアー費用: US$119=13,130JPY 写真代: US$88=9,710JPY |
関連サイト | メキシコ キンタナ・ロー州 2017年9月1日-メキシコのセノーテで水没させたデジカメの代替品は富士フィルムのFinePix XP120 |
朝の6時半、ホテルの窓から差し込む日差しに私は感動した。
3日前にキンタナ・ロー州(State of Quintana Roo)に入って以来、ずっと雨だったのが、今日に至ってようやく晴れたからだ。
最近の天気予報の精度が上がっているので、晴れそうだという予感はあったのだが、外れた場合に備えて、セノーテツアー(Xenotes Oasys Maya Tour)を昨夜のうちに申し込んでおいたのだ。
朝食を取って、久々の晴れ間にうきうきしながら水着を着込み、8時45分の出発をロビーで待つ。
集合場所のIXE銀行(IXE Banco)にはツアー会社のオヤジがタクシーに同乗して送ってくれることになっている。
帰りはタクシーを拾って自力で帰ってこいとお金だけ渡された。
しばらくすると、集合場所には三々五々にツアー参加者が集まり始めたが、日本人というより東洋人は私だけだった。
ホテル・キン・マヤブ・カンクン(Hotel Kin Mayab Cancun) | |
ツアーの出発は9時半、参加者の構成は、アメリカ人のグループが4人、母娘のコンビ、メキシコ人の家族4人とカップル、そして私の総勢13名だった。
ガイドの男性は、スペイン語と英語でいろいろ説明するのだが、あまりにも早口で、要所要所を聞き取るのが精いっぱい、肝心なことを聞き逃さないようにしないといけなかった。
こういったところは東南アジアのツアーのような優しさはなく、ガイドにゆっくりと話してくれと言う代わりに、重要な箇所は説明が終わるたびに聞き返して確認を取ることにした。
実際、セノーテの概要説明のときは聞き逃しても特段問題はないのだが、何をセノーテに持ってべきなのか、あるいは、バスに置いていくものは何かを説明しているときは神経を集中して聞き取るように努めた。
正直言って、今までの海外現地ツアーの中でも五指に入るくらい神経を使うツアーだった。(苦笑)
なお、このツアーに参加するときは、町中で履くようなスポーツサンダルでなく、マリンシューズの方が適している。
持っていない場合は有料(米ドルの現金が使える)で借りられるので、ガイドに尋ねてみるといい。
最初の目的地は、火のセノーテ(Fire Xenote, K'áak')、まずは滑り台からの飛び込み、次いでジップライン(Zip Line)と呼ばれる滑車に掴まっていって川に飛び込むという感じで遊ぶ。
基本的に脱衣所ではTシャツを脱いで、貸してもらったバスタオルと一緒に置いておくので、貴重品などはバス内に置いておく。
私は防水カメラ(Lumix DMC-FT5)を持参したが、セノーテでは専属のカメラマンが写真を撮ってくれるので、その必要もなかったのだ。
とりあえず、今回は川に飛び込む前にビキニの美女と写真を撮ったりするのに使ったのだが、残念ながらそれらはすべて水没してしまったのだ。
さて、川に飛び込んだ後は、1~2マイル(約2~3キロメートル)泳ぐので、ライフジャケットを付けているとはいえ、最初からなかなかハードだ。
写真を撮るときは、陸にいるカメラマンが合図をしてくれるので、彼らの方を向いてにっこりと笑うといい。
2番目は大地のセノーテ(Earth Xenote, Lu'um)、ここは滑車に掴まって地底湖のようなところへ下りて行く。
最初の目的地でセノーテがどんなところかわかったのか、みんな水着だけでバスを下りていく。
地底湖では薄日が差しこむ幻想的なところで、岩の上からの飛び込みが楽しい。
こういう体験は日本ではラフティングの最後の局面でやるのだが、セノーテツアーは万事がこういう感じなのがいい。
3番目は水のセノーテ(Water Xenote, Ha')、静かな流れのところで、カヌーを漕いだり、スノーケリングをしたりして遊ぶ。
カヌーはただ漕いでいるだけなので、初心者でも何の問題もなくトライできるが、慣れてくると周辺の景色を見ることくらいしか楽しみがなくなる。
それが終わると、スノーケリングの装備のうちマスクとライフジャケットを付けてセノーテで泳ぐ。
ここだけはマリンシューズを脱いだ方が泳ぎやすいのだが、フィンの貸し出しはやっていないらしい。
それに、スノーケリングをやるという割には魚がいなかったのだが、誰か見た人はいるのだろうか。(笑)
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IXE銀行(IXE Banco)前、ツアーの出発地 | 火のセノーテ(Fire Xenote, K'áak') | ||||
大地のセノーテ(Earth Xenote, Lu'um) | 水のセノーテ(Water Xenote, Ha') | ||||
昼食 | 風のセノーテ(Wind Xenote, Lik' ) *ここでデジカメを紛失 |
水のセノーテ(Water Xenote, Ha')の後は昼食、行きがかり上、私はアメリカ人の若者グループと一緒に食べたのだが、彼らはいずれも筋骨隆々でまるで軍人かと思うような感じだった。
一番手前のアジア系の顔立ちをしている人は、皆から北朝鮮(North Korea)とからかわれていたし、女性陣もビキニ姿がまぶしいほどだった。
直接、軍人ですかとは聞かなかったが、アメリカ人には珍しく3か国語を話せるという人もいたり、どう考えても軍人の人が休暇でメキシコへ遊びに来ているという感じだった。
さて、ここの昼食なのだが、単なるランチだけでなく、ワインやビールも飲み放題で、午後も水遊びするのに、浴びるほど酒を飲んで大丈夫かというほど彼らは飲んでいた。
まあ、私も飲んだのだが、それがデジカメ水没の一因だったのだろうか。
そして、運命の風のセノーテ(Wind Xenote, Lik' )、午前中のセノーテでは持参したデジカメを手でも握って飛び込みをしていたので事なきを得ていたのだが、ここだけは魔が差したのか、油断していたのか、ワイヤーを腕に巻いただけで、そのままジップライン(Zip
Line)を下りた。
意外にスピードも出ていたし、滑車から飛び込むタイミングを計るのに神経がいっていて、カメラを握るのを忘れてしまったのだ。
飛び込んだ瞬間、あまりにも衝撃が強すぎてマズイと思ったのもつかの間、体が浮いてきたときにはカメラは水底に沈んで、ワイヤーと離れた浮き輪だけが腕に残っていた。
水面に浮かんでいたメンバーたちで、カメラが私の腕から離れた瞬間を目撃していた人が結構いて、カメラマンを含めて口々に私を慰めてくれたが、しばらく放心状態から立ち直れなかった。
帰りの車中でツアーの写真が欲しいかと聞かれたとき、条件反射的に買うと手を挙げたのはいいが、余分なお金をあまり持って来ていなかったので、写真代を払うと私の手元にはほとんどお金が残らなかった。
最後になって、ガイドが私に水没したデジカメを引き揚げてやるからいくらか払えと言われた時も、どうしようかと思ったくらいだった。
普通に考えて、ダイバーを雇って探すとなれば、それなりのお金がかかるだろうし、私はそれだけの対価の持ち合わせがなかったのだ。
ホテルに帰れば十分なお金があると言ったが、なぜか、それは拒絶された。
まあ、彼は仕方ないなと言いながらも私が渡したお金を受け取ったが、彼が探してくれることはほとんど期待できない雰囲気だった。
そして、私は彼と別れた後で、IXE銀行(IXE Banco)からホテルまでタクシーに乗ったのだが、会計した後は10ペソ(60円)も財布になかった。
タクシーを拾ってくれた現地の若者にチップを渡したら、タクシー代がなくなるほど困窮していたので、申し訳ないと思いつつ何も渡さずに乗ったのだ。
夕食は昨日の昼にも行ったピクニック・レストラン(Pik Nik Cancun Restaurante)、気を取り直していこうと思いつつも、失意が表情に出ているのは否めない状況だった。
明日は無事に帰れるだろうか。
ピクニック・レストラン(Pik Nik Cancun Restaurante) |
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