6/11(Sun) | クラシックカーでハバナ(Havana)市内観光 サンホセ市場(Almacenes de San José Artisans' Market)でのショッピング キャバレー・トロピカーナでショー鑑賞(写真) |
宿泊先 | Armadores de Santander (ツアー料金に含む) |
[booking sites for you / HotelsClick.com (英語) Booking.com (英語・日本語) ホテリスタ(アップルワールド) (日本語)] | |
諸費用 | キャバレー・トロピカーナ(オプショナルツアー): 25,000JPY |
関連サイト | キューバ The used key is always bright.-キューバ(17)インターネット&Wifi事情とETECSAの利用方法(2017年1月30日) Business Insider - Is there internet in Cuba? (Jan. 4, 2017) |
今日からのキューバツアーはトラベルボデギータの日本語ガイド、カズヤさんことダビド(David)さんが私たちを案内してくれる。
移動はすべて団体ツアーのバスだし、ホテルの朝食会場ぐらいでしか外国語を話さなくていいのは楽だが、街歩きしたときなどは、どこに行ったか記録していないとわからなくなるのがパッケージツアーの難点だ。
私がこうしたフルパックのツアーに参加するのは、2002年11月の中国-長江三峡ツアー以来のことで、このときも行く先々で克明にメモを取っていて、ガイドの中国人に「貴方は熱心ですね~」と感心されたことがある。
そうでないと旅行記が書けないからとは言わなかったけど、ツアーメイトの中で私ほど熱心にメモを取ったり、写真を撮っていた人はいなかっただろう。
もちろん、それから15年たった今回も同じようになるのは最初から予想していたことだった。
ホテル・アルマドレス・デ・サンタンデール(Hotel Armadores de Santander) | |
私たちが泊っているホテル・アルマドレス・デ・サンタンデール(Hotel Armadores de Santander)の周辺は、ハバナ市内の幹線道路になっているのか、かなり頻繁に車が通る。
ツアーの出発は9時の予定だったのだが、世話役の池上さんが寝坊したために(笑)、通りを走るクラシックカー(vintage car)をたくさん撮ることができたので良しとしよう。
現地の人たちはどう思っているのか定かではないが、アメリカがキューバに対して経済制裁を続けていたために、こうした古い車を使わざるを得なくなり、カーマニア垂涎の車が通りを埋め尽くしているのである。
ところが、オバマ大統領(当時)が、2015年7月にキューバと国交を回復したことにより、キューバへアメリカ人観光客が大挙して押し寄せて、急速に観光地が米国流に染まるのではないかと言われて今日に至っている。(2015年7月21日 日経新聞-米・キューバ国交回復 54年ぶり、双方の大使館再開 The White House on July 1, 2015 - Statement by the President on the Re-Establishment
of Diplomatic Relations with Cuba CNN on July 1, 2015 - Obama announces re-establishment of U.S.-Cuba diplomatic
ties)
これによって、日本でも俄かにキューバ渡航希望者が増え始め、当初行こうとしたオンシーズンの2月は、航空運賃が高騰した可能性があるのだ。
9時半、予定より30分遅れで、クラシックカー(vintage car)に分乗してのハバナ市内観光が始まる。
プンタ要塞(Fortress of San Salvador de la Punta/Castillo San Salvador de la
Punta)とモロ要塞(Morro Castle/Castillo de los Tres Reyes Magos del Morro)はちょっと立ち寄っただけで終わってしまったが、セントラル公園(Central
Park/Parque Central)あたりではじっくりと観光できた。
ただ、そうは言っても記憶(記録?)に残っているのは旧国会議事堂(National Capitol Building/Capitolio Nacional)だけで、あとは何を見たのか覚えてさえいない。
欧州の旧市街を彷彿とさせるような建物がたくさんあって、レトロな雰囲気なところだったことは覚えている。
やっぱり自分の足で歩かないとダメかな~(笑)
午前中の観光で最も時間を割いたのは、革命広場(Revolution Square/Plaza de la Revolución)だ。
革命広場の周囲には政府の重要な建物が建っていて、内務省(Ministry of Interior/Ministerio del Interior)の建物はチェ・ゲバラ(Che
Guevara)、情報通信省(Ministry of Informatics and Communications/Ministerio de
la Informática y las Comunicaciones)の建物にはカミロ・シンフェゴス(Camilo Cienfuegos)の顔が描かれている。
また、ゲバラの肖像の右下には、"Hasta la victoria siempre(アスタ・ラ・ヴィクトリア・シェンプレ/常に勝利に向かって)"という言葉が刻まれており、カミロの肖像の右下には、"Vas
bien, Fidel(ヴァス・ビエン・フェデル/いいだろ、フィデル)"が刻まれている。
革命広場の向かい側には、ホセ・マルティ記念碑(José Martí Memorial/Memorial José Marti)があり、内部は博物館になっていて、最上階の展望台まで行けるようなのだが、観光日程の都合で行けなかったのは残念だ。
ちなみに、ここはハバナの中でも最も有名な観光地だけに観光バスが何台も横付けされていて、誰もが訪れる名所ということなのだろう。
革命広場の見学が終わった後は、フスターランディア(Fusterlandia)というキューバを代表する芸術家、ホセ・フスター(José Rodríguez
Fuster)氏のアトリエ兼住宅とその周辺が、彼の作品でひとつの不思議な街になっているところに寄ってみる。
入ってみると、遊園地みたいな雰囲気のところなのだが、社会主義国のキューバにこんな場所があることが不思議な感じだった。
私のイメージでは社会主義国というのはこういった遊びの要素があるような街並みを毛嫌いする傾向があると思っていたからだ。
クラシックカーでハバナ市内観光 (参考:Trip Cuba - Havana) |
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プンタ要塞 (Castillo San Salvador de la Punta) |
モロ要塞 (Castillo de los Tres Reyes Magos del Morro) |
旧国会議事堂 (Capitolio Nacional) |
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セントラル公園(Parque Central) | 革命広場(Plaza de la Revolución) | |||
革命広場(Plaza de la Revolución) | ホセ・マルティ記念碑 (Memorial José Marti) |
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ホセ・マルティ記念碑 (Memorial José Marti) |
フスターランディア(Fusterlandia) | |||
ホテル・ナショナル・デ・キューバ(Hotel Nacional de Cuba) | ||||
ナショナル・デ・キューバ (Nacional de Cuba) |
セルベセリア・アンティグオ・アルマセン・デ・ラ・マデーラ・イ・エル・タバーコ (Cervecería Antiguo Almacén de la Madera y el Tabaco) |
昼食前のカクテルタイムは、ホテル・ナショナル・デ・キューバ(Hotel Nacional de Cuba)のバーでモヒート(mojito)と呼ばれるラムベースのカクテルをいただく。
暑い日にはこうした冷えた飲み物が美味しい。
しかもギャラリールームにはたくさんの絵が飾られており、なかなかいい感じのところだった。
駐車場にはもちろんクラシックカー(vintage car)、車好きの方ならそれだけでもキューバに来る価値があるだろう。
クラシックカー(vintage car)での観光は、ホテルの近くにあるセルベセリア・アンティグオ・アルマセン・デ・ラ・マデーラ・イ・エル・タバーコ(Cervecería
Antiguo Almacén de la Madera y el Tabaco)という舌を噛みそうなレストランで終わりとなる。
ここではタワービアを皆で飲みながらのランチタイムだ。
料理のサーブのスピードはラテン系にありがちなスローなものなので、いらいらすることなしにおしゃべりを楽しもう。(笑)
サンホセ民芸品市場(Almacenes de San José Artisans' Market)(営業:10時から18時) |
昼食後はホテルの近くにあるサンホセ民芸品市場(Almacenes de San José Artisans' Market)で、買い物と日本円からキューバの兌換ペソ(CUC/Peso Cubano Convertible)へ両替をする。
個人で旅行しているときは観光の初日に土産物屋に寄ることなどあまりないが、今回はすべてバス移動のフルパックツアーなので、そういったことができるのだ。
もっとも、私の場合はキューバの後にメキシコへ行くので、それほど多くの土産を買い込むわけにはいかなかった。
ここで人気のキューバ帽は15クック(1,650円)、パナマ帽は2倍の30クック(3,300円)だった。
ちなみに、両替はパスポートが必要で、レートは空港のときとさほど変わらなかったので、これは昨日と今日の為替の変動の範疇だろう。
ほかの人たちは3万円くらい両替していたが、私は昨日も両替する時間があったので、今日も昨日と同額(1万円)だけすることにした。
買い物の後は部屋で昼寝、さすがに日本と昼夜逆転ほどの時差があると、それを解消するには難儀なようだ。
ところで、私たちの場合は関係ないのだが、今でもアメリカ経由で帰ると、かつてのようにキューバの土産は没収されてしまうのだろうか。
これについて、インターネット上で諸説あったが、イギリスのテレグラフ紙(The Telegraph)が2015年1月15日付で「US ban on Cuban cigars comes to an end as Barack Obama's détente with Cuba
begins(米国のキューバ産葉巻の禁輸がバラク・オバマ大統領の対キューバ緊張緩和政策で終わりになる)」という記事があった。
それと、2016年10月15日付のCNNは「US lifts import limits on Cuban cigars, alcohol(米国がキューバ産の葉巻とアルコールの輸入制限を撤廃)」という記事を配信した。
ハバナ・ホセ・マルティ国際空港(Havana José Martí International Airport)には米国からの直行便も多く飛んでいるようだし、今や問題なく持ち帰ることができるだろう。
ラ・モネーダ・クバーナ(La Moneda Cubana) |
キャバレー・トロピカーナ(Cabaret Tropicana Cuba)のショーは22時開始なので、その前に夕食を取るということになって、皆で旧市街をぞろぞろと歩いてレストランに向かう。
この旧市街も建物一つ一つが趣があって良さげな感じなのだが、それをほとんどスルーせざるを得ないのは残念だった。
レストランでは全員がシーフードを頼む。
世話役の池上さんが、キューバは肉料理よりシーフードの方が美味しいというからだ。
確かに、四方を海に囲まれたキューバは美味しい魚がたくさん取れそうだが、肉料理はそんなにダメなのだろうか。
ハバナ旧市街(Havana Old City / La Habana Vieja) | |
ラ・ボデギータ・デル・メディオ(La Bodeguita del Medio) | |
キャバレー・トロピカーナ(Cabaret Tropicana Cuba)のショーは、ドレスコードがあって、短パンやサンダルでは入場できないということなので、ホテルで着替えてから出かける。
実際のところ、今回の旅行ではこのときしか着ないズボンや靴を持ってくるのは荷物になるので、2006年のゴールデンウイークに行ったタイ・ミャンマー旅行で買ったロンジー(シャン族の衣装で布をズボン型に縫製してある)と、マリンシューズを持ってきたので、それらを履いて行く。
きちんとした服装を求められるところはこれではダメだろうが、かなりルーズなので、これでも十分にOKだ。
それぞれが席に座った後はラム酒をコカコーラで割ったラムコークを飲みながらショーを楽しむ。
池上さん曰く、かつてはもっとアクロバティックなものだったらしいが、今夜のものでも十分に楽しめた。
ショーは2時間ほどで終わり、ホテルへ戻ったときには日付が変わっていた。
それでも会場から持ち帰ったラムを片手に、宮古島メンバー(池上さん、杉目さん、私)は2時まで飲み明かした。
これで明日(今日?)も寝坊だね~池上さん・・・
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