6/17(Sat) | ホセ・クエルボエクスプレス(Jose Cuervo Express)でテキーラへのエクスカーション |
宿泊先 | Real Inn Guadalajara Centro / 6,480JPY (US$58.7) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotels.com (英語・日本語) ホテリスタ(アップルワールド) (日本語)] | |
諸費用 | ツアー代金(HIS) (Premium Plus):US$150=16,550JPY タクシー / ホテル-グアダラハラ駅: 60P=\370JPY EXPO グアダラハラ-ホテル: 160P=980JPY |
関連サイト | メキシコ ハリスコ州 |
今回の旅行でグアダラハラ(Guadalajara)に来た理由の一つは、小牟田哲彦氏の著書「世界の鉄道紀行」の中に「テキーラ・エクスプレスの酔狂な1日」というコラムがあって、メキシコに来る機会があれば是非とも乗りたいと思ったからだ。
それと、2014年5月の山中湖バーベキューパーティで知り合った友人夫妻が、グアダラハラ(Guadalajara)からプリメラ・プラス(Primera Plus)のバスで3時間ほどのところにあるアグアスカリエンテス(Aguascalientes)に住んでいて、土日なら遠征してきて会えるというので楽しみにしていたのだが、急遽日本に帰国しないといけなくなったらしく、お会いすることはできなかった。
ちなみに、アグアスカリエンテス(Aguascalientes)には日本企業も進出しているようで、日本人も800人ほど住んでいるらしい。
また、ここはスペイン語で「熱い水(熱水泉、温泉)」を意味する地名のため、温泉もあって、そういった意味では日本人が多いというのも納得である。
ところで、私が参加したツアーは、メキシコ経由キューバ行きの航空券を手配してもらったHISで、列車チケット代行手配だけしてもらったホセ・クエルボエクスプレス(Jose Cuervo Express)を利用したもので、テキーラ醸造所見学と試飲、街中の自由散策がセットになったものだった。
最初は現地で申し込みしようかと思っていたのだが、実際に参加してみると、大半がメキシコ人を始めとするスペイン語圏の観光客で、英語のツアーガイドが付いたのは全体の2割にも満たなかった。
それに、グアダラハラ(Guadalajara)はホテルのフロントでも英語があまり通じないので、チケット手配をやってもらったのは正解だったと言える。
HISからの案内にはグアダラハラ駅(Estación de Guadalajara)に8時集合とあったので、ホテルで朝食を食べた後、タクシーを手配してもらって駅まで行くことにした。
歩いて行くにしても場所がわからなかったし、英語が通じにくいところなので、列車のバウチャーを見せてタクシーで行った方が確実だったからだ。
駅に到着したのは、ほぼ時間通り、駅舎の中の受付でチェックインを済ますと、軽食とコーヒーをサービスしているコーナーがあったので、そこで飲み物をもらって時間を潰す。
これならホテルで有料の朝食を食べなくとも良かったのだが、このような案内は英語のウェブサイトにもないので、スペイン語ができない私にはわからないのだ。
しばらくすると、駅舎の中でセレモニーが始まり、ダンサーたちが踊り始める。
どういった趣旨の踊りだが私にはわからなかったが、キューバといいメキシコといい音楽と踊りが好きな国であることには間違いない。
9時になると、ホセ・クエルボエクスプレス(Jose Cuervo Express)がグアダラハラ駅(Guadalajara Station)を出発する。
車内はそれぞれが4人掛けのシートになっていて、私の前にはメキシコシティから来たという中年の夫婦、隣は何と一人旅のメキシコ美女だ。
びっくりする(驚くこともないが)ことに、3人とも英語が話せるということで、2010年の年末旅行で行ったアメリカ・メキシコ・グアテマラ旅行のときにメキシコシティの日本人宿「サンフェルナンド館」で、当時の宿泊者たちが「中南米の英語の通用度から言えば、メキシコはまだマシなんだよ。でもカンクンを除けばホテルとかくらいかな~」と言っていたのがウソのようだ。
あれから7年半も経っていれば変わるんだなと思わざるを得なかった。
ただ車内のアテンダントのガイドはすべてスペイン語で、たまに私のところへ寄ってきて英語で補足説明するのが精一杯だった。
そのガイドのお姉さんの説明を受けながら私たちはテキーラをロックで飲み、あるいはカクテルにしてもらって飲み干した。
ただ、そのテキーラのカクテルの写真も、お姉さんとのツーショットも、セノーテツアー(Xenotes tour)のときにデジカメを紛失したので、私の記憶にある限りとなってしまったのは残念だ。
約2時間ほど列車に乗った後、私たちはテキーラでほろ酔い加減になった状態で、終点のアマティタン駅(Amatitán Station)に到着した。
ここでバスに乗り換えるのだが、それぞれのバスにはスペイン語か英語のガイドも乗車する。
その比率は7対1、ほとんどがスペイン語圏、おそらくはメキシコ各地からの観光客だった。
私の乗ったバスは英語ガイドのツアーだったのだが、10名ほどの乗客のほとんどがアメリカ人の観光客で、欧州からの観光客が多かったキューバとは様相が違っていた。
15分ほどバスで走ると、醸造所のあるテキーラ村へ到着、ここから1時間ほど醸造所の見学とテキーラの試飲へと続くわけである。
この段取りは日本のビールやウイスキーの醸造所見学ツアーと同じような感じで、最後にガイドのうんちくを聞きながら試飲をし、その後は土産物屋で買い物をして、街中の散策へ出かけるのである。
醸造所の見学ツアーが終わると、昼食の時間なので、私は英語ツアーで一緒になったアメリカ人やカナダ人たちとレストランへ向かった。
その中にはメキシコ人の女性もいて、何で英語ツアーに参加しているのか聞くと、一緒にいる友人がアメリカ人だからだと言う。
おおお、という感じだった。
要は、東京で私が外国人の友人と一緒に英語ガイドのツアーで観光するようなものだが、考えてみれば、自国語のツアーだと、その友達に通訳してやらないといけないから極めて合理的な選択と言えた。
私たちの一行は、ホテル・ソラール・デ・ラス・アニマス(Hotel Solar de las Ánimas)の中にあるRestaurante La Antigua Casonaに入った。
アメリカ人のカップル、アメリカ人とカナダ人の男性コンビ、そして、メキシコ人とアメリカ人の女性コンビに私だ。
カナダ人のケイスさん(Cayce Williams)はアニメが好きだというので、私にいろいろ聞いてきたが、私には門外漢なので、彼の話にはついていけなかった。
彼は日本人はアニメに詳しいと思っていたのだろうか。
そして、何よりユニークだったのが、メキシコ人のタミーさん(Tammy Boix)、私が出したずっぽし扇子に興味深々、皆の名前を書き留めたノートにも興味を示し、さかんに写メを撮らせてくれと言っている。
自分の名前をカタカナ(日本語)で書くとどうなるのか興味があるだろうが、ずっぽしの意味を聞かれたときには悩ましい思いがした。
何て答えたら良かったのだろうか・・・
昼食が終わり、しばらく町の土産物屋などを見て歩くが、気に入ったものは割れ物が多くて閉口した。
彼らはいろいろ買っていたが、私はカンクンに飛んで、さらに日本へ帰国しなければならないので、割れ物は持ち歩くのに難渋するからだ。
午後4時過ぎになると、マリアッチ(Mariachi)が演奏するメキシコのショータイムが始まる。
約45分間、音楽と踊りに囲まれた賑やかな時間が過ぎていく。
メキシコを紹介する旅行サイトの一つ、Visit Mexicoでは、マリアッチ(Mariachiのことは「世界のいたるところでマリアッチはメキシコのシンボルとして知られています。メキシコ人にとって人生の中で最も大切な場面で音楽が必要です。恋人同士や結婚式・誕生日・洗礼式・葬式などの家族のイベントに音楽は欠かせません。音楽を聴く人の胸にメキシコの歴史や伝統が伝わります。」と書かれている。
それだけ音楽がメキシコとは切り離せないものなのだろう。
最後の観光地はテキーラの原料となるアガベ農園(agave fields)の見学だ。
バスの車中では小さなボトルに入ったテキーラのカクテルが振舞われ、皆で喉を潤す。
これがメキシコ人だけの車内なら歌でも始まるのだろうが、私たちのところではそうはならなかったので、疲労解消のために熟睡できる。
氷の入ったボトルは意外に頑丈で、日本でも使えるかと思ったので、カクテルを飲み干した後も捨てずに持ち帰ることにした。
アガベ農園(agave fields)では農夫や英語ガイドの人と一緒に写真を撮る。
ずっぽし扇子はもはや私の写真のコンセプトの一つだ。(笑)
結局、デジカメを失って残った写真はiPhoneで撮ったものだけだった。
キューバでジャンク債さんがダブルで写真を撮っていた理由がこれでわかったのだ。(笑)
アガベ農園(agave fields)の見学が終わって、私たちはバスでグアダラハラ(Guadalajara)へ戻る。
車中では再びカクテルが振舞われ、これでいったい何杯のテキーラを飲んだことだろう。
テキーラを飲む以外にやることもなくなったので、そのまま寝入っているうちに市内のバスターミナルに着いた。
どこにいるのかわかならないが、外が明るいのは幸いだった。
目の前に見えるのがレアル・イン(Real Inn)と書かれたホテルだったので、自分の泊まっているホテルかと思ったら、Expoの方だった。
バスターミナルのスタッフに確認したら、タクシーで行った方がいいと言われたので、指示に従って、タクシーに乗る。
ぼったくられたらヤダなと思っていたが、意外にマジメにホテルまで送ってくれた。
思ったより英語が通じるし、グアダラハラ(Guadalajara)の街歩きも明るいうちなら大丈夫だということがわかった。
夜は、ホテルの近くのハンバーガー屋で夕食を取り、冷蔵庫がないので、部屋飲みのときはホテルのバーで氷をもらってビールを飲む。
明日はのんびりと起きて街歩きをしようかと思う。
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ホセ・クエルボエクスプレス(Jose Cuervo Express) | |||||||||||||||||
アガベ農園(Agave Fields) |
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