2017年11月-家族で薩摩の国へ (知覧観光) |
11/25(Sat) |
さて、いよいよ鹿児島旅行も最終日、今日は鹿児島中央駅でレンタカーを借りて観光して、そのまま空港へ向かうプランとなった。
ドーミーイン鹿児島では駅までの無料送迎サービスがあり、土日祝日は7時30分から11時30分まで毎時00分と30分に駅まで送ってくれる。
私たちは朝食を取った後で、9時発のバスで駅まで送ってもらうことにした。
そして、レンタカーを借りて、鹿児島中央駅から知覧まで行く。
私が想像していたより時間がかかるようで、約1時間半ほどかかった。
知覧といえば、特攻平和会館が有名なのだが、弟夫妻が行きたかったのは武家屋敷庭園の方だった。
私もこんなところがあるとは知らなかったのだが、ここは重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている旧薩摩藩の史跡の一つだそうだ。
未だに、こうした家々がしっかりと保存されているのはなかなか素晴らしいことだと思うし、管理も大変だろうが、次世代にもしっかりと受け継いで欲しいと思う。
武家屋敷庭園の見学は、各々の庭園をしっかりと見ていると1時間では足らないようだが、私たちは早足で見て回ったので、11時半過ぎには次のところへ行くことができた。
当初の予定では、ここからたまて箱温泉や山川砂むし温泉「砂湯里」に行こうと思っていたのだが、それだと空港へ戻れなくなるというので、今回は割愛することにした。
その代わりに行ったところは、私が行きたかった特攻平和会館、ここは前回も来ようと思ったのだが、ようやく来ることができた。
ここは、大東亜戦争(戦後は太平洋戦争ともいう。)末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や、関係資料が詰まった博物館で、私の祖先には特攻隊員はいないようだが、歴史的に興味深いところだった。
何より驚くのは戦士した彼らの若さで、ほとんどが10代後半から20代前半、時代が違えば青春を謳歌できた彼らが、死地へ赴かなければならなかった心境を思うと、悲しい気持ちで胸がいっぱいになる。
それにも増して、実質的にこうした作戦を命じた陸軍上層部の人たちに対して、彼らは人の命を何だと思っていたのだという怒りが湧いてくる。
いずれにせよ、鹿児島県には、ここのほかにも鹿屋航空基地史料館や、万世特攻平和祈念館もあるそうで、機会があれば訪れようと思っている。
わずか2泊3日の家族旅行であったが、これにて全日程を終えて、あとは帰京するだけとなった。
今回の旅行でドライバーを務めてくれた弟に感謝するとともに、また来年、無事に家族旅行ができることを祈って、今回の旅行記を終わりにしたい。
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