2017年11月－家族で薩摩の国へ（桜島観光）

昨夜、レンタカーを返却せざるを得なかったので、今日は列車を使って霧島神宮から鹿児島中央へ向かうことになった。
私たちが泊ったさくらさくら温泉では、JR霧島神宮駅か霧島温泉市場のある丸尾バス停までの送迎をやってくれる（送り：乗車時間：9時から15時まで事前連絡制、迎え：乗車時間：10時から19時まで事前連絡制、但し、2018年3月30日までで廃止）のだが、あいにくと私たちが出発した8時半にはサービス対象外だったので、タクシーを呼んでもらって駅へ向かった。
午後からは桜島への定期観光バス（13時40分発）に乗る予定なので、それに間に合わせるためには、霧島神宮を9時2分に出る普通列車（鹿児島中央 10時8分着）か、「特急・きりしま3号」（霧島神宮 9:36-10:25 鹿児島中央）に乗った方がいいということで、結果的に8時半にホテルを出たのだ。
霧島神宮駅は駅舎の正面に鳥居を模したゲートがあり、郵便ポストも古風なもので、なかなか趣がある。
タクシーのドライバーもそのあたりは心得てくれていて、私が頼むとニコニコしながら私たちの家族の写真を撮ってくれた。

霧島神宮から鹿児島中央までの列車の旅は約1時間、特急に乗っても大して変わらないので、普通列車で十分だろう。
私たちのような観光客の場合、座る席は桜島や錦江湾が見える左側の方がいいだろう。
そういった意味でも地元客の多い普通列車の方が、日豊本線の列車で鹿児島中央に向かう場合に、左側座席を占められる可能性が高いわけだ。
10時過ぎに鹿児島中央駅に到着した私たちは、観光案内所で桜島への定期観光バス（13時40分発）を予約すると、駅前から市電に乗って天文館通まで行く。
今夜の宿泊先は、私が2016年3月のHappy Birthday Kyushu Passの旅でも使ったドーミーイン鹿児島、ここは温泉大浴場があるのと、駅からわかりやすく、繁華街の天文館にも近いので気に入っているのだ。
厳密に言うと、市電の電停は天文館通でなく、高見馬場の方がホテルに近いのだが、1年半も前のことなので、そこまで覚えていなかったのだ。

ホテルに大きな荷物だけ置いて出かけた先は、6月のキューバ旅行でご一緒した児玉さんのお勧めで、弟夫妻も行きたいと言った天文館むじゃき、昼食の前におやつを食べることになるのだが、たいていの女子はそんなことお構いなし、店内も昼から女性グループが大挙して押し寄せ、名物の白熊（しろくま）を前に満足そうだ。
私たちもほぼ完食して、11時半に店を出る。
桜島観光の前に昼食を食べようということになって、土地勘のない私たちは一路、鹿児島中央駅へ戻る。
ちょうど1時間くらいの余裕があったので、駅構内のレストラン街で見つけた店へ入って昼食をいただく。
食前におやつを食べてしまったので、それほど本格的に食べようという気はないらしい。
ところで、夕食は児玉さんから地元でも人気店と言われている、イル・チプレッソというイタリアンレストランと、サブロー・アオキという中華レストランを紹介されたのだが、予約なしでは土曜日は入るのが難しいらしい。
さてどうしたものか・・・


鹿児島中央駅	天文館		天文館むじゃき

天文館むじゃき		鹿児島中央駅

桜島への定期観光バスは、鹿児島中央駅のバスターミナルから出発するのだが、昨今の訪日外国人観光客の増加に伴って、日本語ガイドしか提供されないにもかかわらず、2組の外国人が参加していた。
ただ、車内に置いてあった観光案内の冊子は外国版があるらしく、ところどころで何ページを開くようにガイドの人が英語で指示していた。
私にしてみれば、この観光バスも前回乗ったものと同じもので、コースも全く同じだったのだが、ほかの3人にとっては初めての桜島だし、天気も良かったので、良い思い出になっただろう。
桜島の噴煙もなく、晴れ渡った空と青い海に映える桜島の景観は、フェリーの上から見ても、とても良いものだった。
ただ、3月に来た時に比べて肌寒く、甲板に長居するのはキツイ感じもしたが、それを上回る景色の良さだった。
2か所の展望台である湯之平展望所と有村溶岩展望所からの眺めも抜群だったが、前回と違って、ガイドの人が案内を終えると、早々に駐車場の方へ戻ってしまったので、撮影スポットで家族全員の写真を撮ってもらうことができなかったのが残念だった。

鹿児島市定期観光バス「桜島自然遊覧コース(桜島定期観光コース)」

桜島フェリー

桜島フェリー			湯之平展望所

湯之平展望所				黒神埋没鳥居

黒神埋没鳥居	旅の里

有村溶岩展望所

有村溶岩展望所		桜島フェリー

桜島フェリー

桜島観光を終えた後は夕食となるのだが、昨夜は肉料理だったので、今日は魚にしようということで意見が一致した。
行き先は、前回私が友人に連れて行ってもらった天文館　吾愛人（わかな）にしようと思ったところ、なぜか勘違いして、酒々蔵（ささくら）の方へ行ってしまった。
ビールを飲み、つまみを食べながら、確か居酒屋だったはずと思いながら過去の旅行記を見直すと、やはり勘違いしていたようだ。
私以外のメンバーは、今更、別の店で飲み直すほど酒好きでないので、昼間食べそこなった鹿児島ラーメンを食べようということで、我流風（がるふ）ラーメンへ向かった。
とりあえず、今日の日程はこれにて終了、後は、温泉大浴場でも入って終わりになるのかな～


霧島神宮駅