9/17(Fri) | フエンヒローラへのエクスカーション フラメンコショー見物(Restaurante Vino Mio) 20:00から |
宿泊先 | Don Paco / 90EUR (9,590JPY) per night |
[booking sites for you /agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | |
諸費用 | RENFE Cercanias (近郊線) / マラガ-フエンヒローラ: 2.85EUR=300JPY |
関連サイト | 欧州総合リンク スペイン アンダルシア |
いよいよユーロのキャッシュが乏しくなってきた。
昨日、ATMで250ユーロ(為替レート 1ユーロ=116.336円換算で29,084円、この日のOandaの仲値は1ユーロ=110.93円)を下ろしたが、銀行が営業している時間に市内にいられるのは今日が最後なので、朝はトラベラーズチェック(TC)を換金することにした。
アルヘシラス(Algeciras)では換金できなかったTC、マラガではどうか。
ところがTCの両替はここでも難渋する。
三軒の銀行をはしごして行き着いたのはアンダルシア銀行(Banco de Andalucia)、ここでようやく両替することができた。
ほかの人の旅行記を見ても、こことサンタンデール銀行(Banco Santander)ぐらいしかTCの両替はできないようで、別の銀行のスタッフが言ったように「最近はTCの両替をやっているところは少ない」というのも頷ける結果と言えようか。
こう考えると、今後は円高時にTCを作っておいて、円安のリスクをヘッジする、ということが段々難しくなっていくような気がした。
次は携帯ショップ(Vodafone)でプリペイドSIMのトップアップ(リチャージ)である。
昨夜、アンシャンレジームさんに電話しようとしたら、何やらスペイン語でメッセージが流れ、全く通話できなくなった。
故障なのかと思ったら、単に残高不足だとスタッフに言われたのだが、どこでそんなに使ったのか全く記憶になかった。
単に、TCの換金とSIMカードのリチャージで2時間以上も時間を浪費、スペインらしい、と言えばスペインらしいのだが、今夜のホテルにチェックインしたときには昼になっていた。
幸いにロビーに夕食を取りながらフラメンコが見られるレストランの名刺が置かれていて、私はこれ幸いとフロントマンに予約を依頼した。
フラメンコの本場はアンダルシア、タブラオを探そうとしていた矢先だったので、一も二もなく食いついたというわけだ。
夜にフラメンコを見ることが決まったので、それまでは別々に行動することにし、私はRENFE Cercanias (近郊線)に乗ってフエンヒローラ(Fuengirola)へ行くことにした。
ここからはアンダルシア地方の白い村の中では最も有名なミハス(Mijas)へ行くバスが頻発していて、約25分で行けるようだ。(Information about Fuengirola - bus timetable)
無理をすれば往復できる距離であったが、連日の移動で疲れていたので、ビーチでのんびりすることにした。
昼食を取った後で海へ向かってぶらぶらと歩いているとたくさんのクルーザーが係留された港が見える。
馬車が止まっている通りの向こう側にはおもちゃの城のような建物もあり、リゾート地なのかアミューズメントタウンなのかよくわからない町である。
とりあえず、ビーチまで来たものの、あいにくの曇天で、時折雨が降ってきている。
当然のことながらデッキチェアーの借り手もなく、ビーチはまるで真冬のように閑散としていて、ショップの店員も手持ち無沙汰だ。
こんな異常気象とも思える天気が続くならモロッコを早々に脱出しないで、マラケシュ(Marrakech)へ行くべきだったかとも思う。
スコールを避けてパラソルで雨宿りをしていると、4時を過ぎた頃に晴れ間が覗き始め、チラホラと人がやってくるようになった。
スペインではこんな時間からビーチに来る人も多いのだが、私の周りにも家族連れや女性のグループが来始めた。
イビサ島でも見られたマッサージ師が私を見て声をかけて来る。
最近ではこうしたビーチでのマッサージサービスは東南アジアの専売特許ではなくなってきているようだ。
彼女にとっては私が今日初めてのお客になるかと思っただろうが、私がやんわりと断ると残念そうに去って行った。
私にしてみれば、ここで1時間マッサージをしてもらったりするとフラメンコに間に合わなくなるからだ。
お互い1時間早く出会っていれば良かったのだろうが、これもめぐり合わせというものか。
Espectáculo Flamenco at Restaurante Vino Mio (8:00 p.m.) | |
5時を過ぎた頃、私は再びRENFE Cercanias (近郊線)に乗ってマラガへ戻ることにした。
市内のどこにあるかわからないレストランに、8時前に着くようにするためにはあまりゆっくりしていられないからだ。
そういった意味では今夜のホテルはマリア・サンブラーノ(Maria Zambrano)駅のすぐそばにあるので助かったと言えようか。
ホテルへ戻り、シャワーを浴びた私はロビーでアンシャンレジームさんと落ち合ってレストランへと向かった。
タクシー乗り場は駅前、何台も止まっているので、待つ必要はないが、ドライバーがスペイン語しか話せないのが難点だ。
とりあえず、レストランの名刺を見せて、そこへ行くように言う。
結果的に歩いて行けないところではなさそうだったが、時間に制約があるときはタクシーを使うに限る。
Restaurante Vino Mioに到着した私たちは、ウェイトレスに予約をしてあるのだが、と言って案内を請う。
ところが、このあたりがスペインのいい加減さというか何というか、先方は「あなたの名前は?」と当然の如く聞くのだが、ホテルのフロントマンは私たちに名前を聞かなかった、というよりチェックインしたときにわかっているはずだと、思い込んでいた。
結果的に、私やアンシャンレジームさん、要するに日本人の名前では予約は入っていなかったのだ。
となると、私たちはフロントマンの名前など知らない、彼がドン・パコ(Don Paco)の○○とでも言っておいてくれれば、良かったのだろうが、チップを渡して頼んだ私たちのリクエストは忘れられていたようだった。
幸いにスツールの席が空いていたので、私たちはそこに案内してもらって事なきを得た。
フラメンコを見るにも、ダンサーの写真を撮るにも好都合な席だったので、約1時間のショーを堪能することができた。
途中で、ダンサーから一緒に踊ろうと言われた私、酔っ払いの日本人がアンダルシアでその存在感を示して来れただろう。
踊り終わった後で、彼らからスペイン語で何やら話しかけられたが、何を言っているのか全くわからなかったのは残念だった。
たぶん、どこから来たの?(¿De dónde viene usted?)とか聞かれたのかと思うけどね。
一昔前、海外旅行から帰ってくるたびに思った、英語を頑張ろう、というのは、今度はスペイン語を頑張ろう、になるのかな?
何しろスペイン人は綺麗な女の子が多いし、それだけでやる気が出るというものだ。(笑)
日本では来年度から「小学校高学年の英語必修化」になるようだが、最初のフレーズは男女をペアにしてWhere are you from?(どこから来たの)にしてもらいたいものだ。
これこそ、世界共通の会話のファーストフレーズなのだから・・・