9/7(Wed) | 東京(成田) 18:50-デルタ航空(DL)639-22:30 香港(赤鱲角/チェック・ラップ・コック) | |||
宿泊先 | Island Pacific / US$140.9 (10,880JPY) per night | |||
[booking sites for you /agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | ||||
諸費用 | エアポートエクスプレス: HK$100=990JPY タクシー / AEX香港-ホテル: HK$34=340JPY |
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関連サイト | アジア総合リンク 香港 香港国際空港(HKIA)フリークエント・ビジター・カード |
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アドバイス |
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私が香港発券の航空券を使った旅行を始めてちょうど1年たった。(2010年4月20日「香港行き片道航空券で海外発券開始」)
この間、メリットがあったのかなかったのか自分でもよくわからないが、必然的に香港へ来る機会だけは増えたため、香港国際空港フリークエント・ビジター・カード(香港國際機場訪港常客證/Hong
Kong International Airport Frequent Visitor Card)を申請する資格ができ、7月上旬にそのカードが手元に届いた。
このカードのメリットは、通常30分程度かかる香港の入国審査がほんの数分で通過できることで、特に荷物を機内預け(carry-on baggage)にすれば、その効果はより大きなものとなる。
特に日本発が夜になる米系航空会社を利用した場合、少し遅延すれば、最終のエアーポートエクスプレスやバスに乗れるかどうかの瀬戸際になることもあるので、そういった意味でもこのカードを持っている価値があると言える。
今回の旅行における主要目的地は、19年ぶりに訪問するギリシャ、もちろん、橘玲氏のコラム「“国家破産”の街アテネを旅して」の渦中にも飛び込むことになる。
成田から香港まではデルタ航空の特典航空券の復路分で、ラッキーなことにチェックインした際にエコノミーコンフォートと呼ばれる足元の広い座席に変更になった。
なお、このエコノミーコンフォートに関しては、グアム、サイパン、釜山、ソウル行きを除く成田発のフライトに導入され、最大US$160(12,350円)の追加料金を払えば乗れると地上職員がアナウンスしていた。
ちなみに、私の座席の周囲に日本人は誰もいなくて、聞こえてくるのは中国語と英語ばかりだった。
こんなところでも日本人の経済力の凋落ぶりを感じざるを得なかった。
また、香港からアテネへのフライトはスターアライアンス系列のルフトハンザ航空を予約、今年はデルタ航空の特典航空券発券要件の改悪と、ユナイテッド航空の特典航空券発券要件の改訂があり、今後、東南アジア方面へ特典航空券で旅行するには、スターアライアンス系列の航空会社でマイルを貯めた方が得になったからだ。
そして、ギリシャ国内の手配(9月9日から12日まで)は日系旅行会社のマリソルツアーズを使った。
平時であれば、サントリーニ島への航空券とホテルを手配するためだけにわざわざ日系旅行会社を使う必要はないのだが、経済危機下のギリシャゆえにストライキなどの不測の事態に対する保険をかけたのだ。
いつものように自力で航空券とホテルをオンラインで手配した場合、現地で不測の事態が生じた場合に対処不能になりかねなかったからだ。
渡航前は、休暇の少ない日本人が何もそんなリスクを背負ってまで、という意見もあったが、私自身、それほどリスクがあるとは思っていなかった。
それは南欧諸国全般に言えることかもしれないが、どんな高潔な政治家や官僚でも夏のバカンス期間中に、仕事にエネルギーを使おうというメンタリティはない、と分析したからだ。
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成田国際空港 | Island Pacific Hotel |
9/8(Thu) | 香港観光 mixi仲間の香港オフ会(澤田小廚/仔仔小廚) 香港(赤鱲角/チェック・ラップ・コック) 23:30-ルフトハンザ航空(LH)731-翌5:55 ミュンヘン |
宿泊先 | (機 内) |
諸費用 | 八達通(Octopus Card): HK$100=990JPY (增值/add value) 昂坪360纜車(Ngong Ping 360 Cable Car) / 水晶車(Crystal Cabin): HK$169=1,670JPY (往復) エアポートエクスプレス: HK$100=990JPY Plaza Shower & Relaxation Lounge: HK$150=1,490JPY |
関連サイト | アジア総合リンク 欧州総合リンク 香港 ドイツ ミュンヘン 英語版旅行ガイドに見る香港観光お薦めトップ10 |
アドバイス |
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私は今回の旅行まで昂坪(Ngong Ping)が香港の観光の目玉になっていることを知らなかった。
そんなところへ行こうと思った理由は、数ヶ月前読んだ三谷眞紀さんのブログ「あなたを香港・マカオに連れて行くよ」シリーズに大嶼山(Lantau Island)の観光地のことについて書かれていたことがかすかに記憶の中に残っていたからだった。
まして、ここが2003年の香港・オーストラリア旅行(第1回それゆけ香港オフ会)で幹事をやってくれた石川さんが連れて行ってくれた場所だったとは思いもしなかったのである。
そうでなければ、2006年12月以来の深圳(Shenzhen)再訪か、今年の5月にも行った西貢(Sai Kung)にでも行っていただろう。
ホテルをチェックアウトした私はエアーポートエクスプレスの香港駅までホテルの無料シャトルバスに乗って行く。
ここと九龍駅では、搭乗の90分前まで格安航空(LCC=Low Cost Carrier)を含めたほとんどの航空券のチェックイン(Free In-town
Check-in Service)ができるので、そのまま大きな荷物を預けて観光などに出かけることができる。
特に欧州へのフライトは深夜の時間帯に出るものが多いので、こういったサービスは非常に便利である。
ただ私の乗るフライトは通路側の席が満席で窓側しか空席がないとのこと。
ハブ空港たる香港から欧州へ向かうフライトは昨年同様にタイトな状況が予想された。
昂坪(Ngong Ping)観光 | ||||
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昂坪360纜車(Ngong Ping 360 Cable Car) | ||||
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昂坪市集(Ngong Ping Village) | ||||
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昂坪360纜車(Ngong Ping 360 Cable Car) |
航空券のチェックインを済ました私は、エアーポートエクスプレスとほぼ並行するMTR東涌綫(Tung Chung Line)で中環(Central)から東涌(Tung
Chung)へと向かった。
終着の東涌(Tung Chung)から昂坪360纜車(Ngong Ping 360 Cable Car)の乗り場はすぐそばなので迷うことはない。
ただ、チケット売り場までは長蛇の列で、明らかに外国人と思われる人(白人)には「行きはバスで、帰りにゴンドラに乗った方がいい」というアナウンスをして歩いている係員がいた。
それにもかかわらず、合理的と思える彼らがバス乗り場に動く気配がないため、私もそのままチケット売り場まで初詣並みの行列を我慢して並ぶことにした。
途中にはツアー客用のレーンもあり、どうやら360 Holidays Guided Tour (The Culture and Heritage tour of Lantau)に参加すれば、混雑を回避してゴンドラに乗れるようだった。
そのいずれをも選択せずに行列に並び続けた私は単なるバカだったのか。
行列に並ぶこと1時間、ようやくゴンドラに乗れた私はさっそくカメラを準備して窓越しに写真を撮り始める。
チケットはクリスタルキャビンを奮発したものの、足元から見える景色は何の変哲もないものだった。
これならスタンダードで十分かと思うのだが、唯一の救い(!?)はキャビンの中にいたのが私の他には中国本土から来た2人組の女性だったことだった。
今や香港とマカオは中国本土からの観光客で溢れていて、この昂坪(Ngong Ping)にもたくさんの中国人が来ているようだった。
ちなみに、ここは観光案内所に置いてあるHong Kong Walksという英文ガイドで紹介されているように、元々ハイキングコースになっていて、ゴンドラから見下ろすと、白人のハイカーたちが歩いているのが見えた。
ゴンドラを下りると、以前来たときとは比べ物にならないほどの観光客が溢れかえっていた。
昂坪市集(Ngong Ping Village)というショッピングアーケードができ、綺麗なレストランや土産物屋が軒を並べている。
天壇大佛(Giant Buddha)までの階段には団体ツアーで来た中国人たちが大挙して押し寄せているし、鄙びた寒村だった8年前とは様相が一変していた。
この大仏も隣接する寶蓮襌寺(Po Lin Monastery)もかつて行ったところ、わざわざ二度も行くこともないと思い、大仏の遠景だけ撮って引き揚げることにした。
まあ入場料として取られるHK$60(590円)がもったいなかったということもあるが(笑)
昂坪(Ngong Ping)での大仏見学を終えた私は再びゴンドラに乗って東涌(Tung Chung)へ戻る。
上りと違って下りはスムーズにゴンドラに乗れるので、麓の混雑はいったい何なんだ、と言いたくなるくらいだ。
麓に着いたのは午後3時前、約4時間のエクスカーションというわけだが、夜のオフ会の待ち合わせが午後7時なので、まだ時間がある。
カンカン照りの中で、目の前に見える東涌遊泳池(Tung Chung Swimming Pool)で時間を潰すというのも良案だ。
ゴンドラの中から見た限りでは、数人程度しか泳いでいなかったので、ガラガラのプールで寛ぐことができそうだった。
しかし、プールで泳ぐのはギリシャでもできること、ここはアジアならではのサービス、足マッサージの誘惑には勝てず、旺角(Mongkok)へ行くバスに乗って戻ることにした。
ただ、旺角(Mongkok)でも人出の多さに眩暈がしそうだった。
中秋節(9月11日から13日)が近いといっても、今日は木曜日のはず、まるで祝日であるかのような感じだった。
夜のオフ会は、MTRの天后(Tin Hau)近くの澤田、店の名前は日本食レストランのようだが、純然たる香港式の中華料理屋だ。
集まったのは香港に来るときはお世話になるmixi仲間の大くーにゃんさん、そして斉藤さんご一家、そしてワールドインベスターズのアンシャンレジームさん(彼とは昨年の香港・スペイン・モロッコ旅行でご一緒した)と私の6名、中華料理を囲むには楽しい人数だ。
2時間ほど彼らとおしゃべりした後、私は空港へと向かった。
今回は香港国際空港フリークエント・ビジター・カード(香港國際機場訪港常客證/Hong Kong International Airport Frequent
Visitor Card)のおかげで、仮に出国審査場が混んでいても大丈夫なのでギリギリまで彼らと一緒にいることができた。
実際はこのカードを使う必要もないほどガラガラだったのだが、今後も香港へ来るときは役に立ちそうな感じがした。