JAL City 青森 | 青森駅 |
東北新幹線-新青森駅 | JRバス-おいらせ号 |
今日は十和田湖と奥入瀬渓流を見た後で、一路仙台まで南下するという日程だ。
単に仙台まで行けばいいのなら時間的に余裕があったのだが、大学時代の友人が取ってくれた旅館は仙台駅から車で30分ほどかかる泉ヶ岳温泉にあるので、駅から友人の車に便乗するか、16時30分発のシャトルバス、あるいは、17時10分発の仙台市営バス(路線バス)の11系統(地下鉄泉中央駅-杉の崎公会堂前)以外に足がない。
友人との宴会に間に合わせるためには、シャトルバスに間に合わせた方がいいだろう、ということで逆算すると、青森駅を7時過ぎに出る列車に乗る必要があるということになった。
もっとも、十和田湖に行くには青森から直行バスが出ているのだが、荷物を預けられるかどうかわからなかったので、一旦八戸まで出てから行くことにしたのだ。
八戸駅西口を9時に出たJRバス-おいらせ号は、十和田湖を目指してひた走る。
かつては三沢から十和田市まで十和田観光電鉄の列車が走っていたようで、存続していれば乗ってみたいと思ったのだが、残念ながら2012年3月末で運行を終了してしまったようだ。
十和田湖岸の子ノ口に着いたのは11時、気になっていた天気はすこぶる良く、このままいけば、奥入瀬渓流のいい写真が撮れることが期待できた。
当初の予定では、子ノ口で楽チャリという乗り捨てのできるレンタサイクルを借りることも考えたのだが、山の天気は変わりやすく、何と11時半過ぎにはドシャ降りの雨となってしまった。
せっかく、途中にあった滝を見ながら下ろうと思っていた目論みは崩れ、慌ててレインコートを買って青森行きのバスに乗り込む。
途中の雲井の滝で下車したところで、雨が小やみになったので、八戸行きのバスが来るまで周辺を散策する。
時間がないために、大して楽しむことができなかったのは残念だが、次回青森へ来ることがあれば、十和田湖で1泊してゆっくりと回ってみたいと思う。
八戸駅 | |
東北新幹線-はやぶさ号-グランクラス (軽食と飲み物の料金はグランクラスチケットに含まれる) |
八戸へ戻った私は予約してある「はやぶさ12号」の到着時間まで駅の周辺を見て回る。
この列車の仙台到着は16時半、ちょうど旅館へ行くシャトルバスの出発時間と同じになるので、あらかじめ電話を入れて駅で待ってもらうようにお願いする。
快諾してもらえたので、これで一安心、車内で飲み過ぎて乗り過ごしたりしなければ、無事に宿に着けるだろう。
今回の旅行は基本的に最上級座席を取って旅行するというコンセプトで来たので、「あけぼの」でA寝台に乗れなかったのは残念だが、東北新幹線では無事にグランクラスを取ることができて良かった。
乗り心地は国際線のプレミアエコノミーといった感じだろうが、専属のアテンダントが軽食や飲み物をすぐ持ってきてくれるのはビジネスクラスというようにも思える。
とりあえず、私にとってはグランクラス初体験、また乗ってもいいかな、という感触が残ったのは確かだ。
そして、大学時代の友人というか、1986年の私の初海外である欧州旅行のメンバーが集った仙台の泉ヶ岳温泉、所用で来られなかったノリを除いて全員が集まった。
この中で木村は東日本大震災で九死に一生を得たことで、今回もこうして無事に集まれたことを嬉しく思った。(2011年6月27日-がんばっぺ女川 2013年9月1日-行ったぜ、東北。)
彼は自分のやっていた水産加工会社の建て直しに尽力していて、次第に復興の兆しが出てきたという。
また、タキは2日前に木村の住んでいる女川を見てきたと言っていたが、私はあいにくそのまで行く時間が取れなかったので、彼らの話だけ聞いた。
震災直後の2011年6月に見た女川は想像を絶する光景だったが、だいぶ復興への息吹が感じられるようになっているとのことで、あとは木村の会社が一日も早く立て直せれることを祈りたいと思う。
次回あったときはもっと明るいニュースが聞けることだろう。
ただ福島原発関連で東京電力が汚染水を大量に海へ流し続けているというニュース(毎日新聞-福島第1:汚染水、直接流出か 海へ推計30兆ベクレル)は大いに気がかりである。
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