今日は東北旅行の最終日、昨夜は大学時代の友人たちと痛飲してそのまま布団へ、浩一だけがゴルフがあると言って未明のうちに帰って行ったので、私はタキと木村と3人で松島観光をすることにした。
松島に着いたときはかなり暑く、寺巡りをしただけで汗がしたたり落ちる陽気だった。
女川のことはタキと木村から話を聞くだけだったが、自分の目で見ることができた松島に関しては完全に観光地の勢いを取り戻しているように感じた。
私が松島に来たのは25年ぶりぐらいか、仙台に来ることはたびたびあったが、観光名所を訪れたことはほとんどなかっただけに新鮮な気分で観光することができた。
利休−牛タン「極」定食 |
昼食に仙台名物の牛タンを食した後、私だけ残って観光遊覧船に乗ることにした。
ところが、このときになって雨がぱらついてきて、遊覧船は午前中に乗るべきだったかと少し後悔した。
どうも今回の旅行は肝心なときになると雨に祟られる傾向があるので、宴会だけ楽しめということだったのかもしれない。(笑)
とりあえず、日本三景の一つ、松島の湾内遊覧は50分、私が乗ったときには幸いにも雨が止んだので、海鳥を見ながら観光を楽しめたのは良かった。
ちなみに、松島は福島原発事故のあったところからはそれほど遠くないところにあるのだが、放射能汚染された海水もかなり流れ込んでいるのではないだろうか。
こんな悠長に観光などしていて大丈夫なのかとフト思った。
私が東北旅行の全日程を終えて帰京するために仙台駅に戻ってきたとき、東京行きの新幹線の指定券はほとんど売り切れだった。
このとき私は、即座に自由席に乗ろうとは思わずに、なぜか突然に東北本線のローカル列車に乗りたくなった。
そして、その列車が福島に向かっているとき、車窓から見える阿武隈山地の向こう側(浜通り)には人が容易に立ち入ることができない土地が延々と続いていることを思った。
これは現代に生きる私たちが残そうとしている人類史上最悪の負の遺産なのだということを・・・
東北本線の列車で仙台から福島へ | |
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