北海道・東北グルメ旅行(2017年11月16日~19日)

新十津川駅


11/17(Fri)

今日はまことさんと札幌郊外を観光することにしたのだが、午前中は行きたいところがあったので、札沼線の沿線で合流することにした。
そう、下記のリンクにあるように、現在でも1往復しか列車が走っていない浦臼から新十津川間が廃止の運命にあることがわかったので、終着駅の新十津川を列車で訪れてみようと思ったのだ。
もちろん、そのためには夏に来る方がいいに決まっているのだが、そういう時期はほかのところの方が見どころがあるので、わざわざ何も沿線になさそうなローカル線に乗ろうとは思わないからだ。
その札沼線に全線乗車するためには、札幌発6時58分の石狩当別行きの普通列車に乗る必要があり、終点で新十津川行きの列車に乗り継ぐのだ。

私の泊まっているマイステイズプレミア札幌パークは、札幌地下鉄の南北線・中島公園駅より徒歩2分のところにあるが、さっぽろ駅(麻生方面行き)へ向かう始発列車は6時13分で、次が23分、所要時間はわずか5分なのだが、札幌駅構内は結構広いので、せめて2番目の列車に乗りたいところだ。
朝食は元々付いていない宿泊プランだったが、仮に付いていたとしても、レストランの営業が7時からなので、とても間に合わない。
食の街、札幌ではあるが、前夜のうちにコンビニに軽食を調達して、それをお腹に入れて出発した。
もう11月ともなると、札幌では、朝の6時過ぎの時間帯ではかなり寒い。
それでも雨や雪が降っていないので、そういう点だけは助かった。
札幌駅で札沼線を往復するチケットを買って、ホームに向かいかけると、すでにストーブが燃やされ、暖を取っている人がいる。
列車待ちもホームでするのでなく、すでに暖房の入った構内で待つのが北海道のスタイルだ。

札沼線乗車(札幌 6:58-7:38 石狩当別 7:45-9:28 新十津川 9:40-10:29 石狩月形
(復路の浦臼-石狩月形は乗り越し清算済)
札沼線の乗車券
札幌駅 札幌駅 石狩当別駅 札沼線沿線風景 札沼線沿線風景
札幌駅 石狩当別駅 札沼線沿線風景
札沼線沿線風景 札沼線沿線風景 札沼線沿線風景 石狩月形駅
札沼線沿線風景 石狩月形駅
石狩月形駅 石狩月形駅 石狩月形駅 石狩月形駅 晩生内駅
石狩月形駅 晩生内駅
於札内駅 於札内駅 新十津川駅 新十津川駅 新十津川駅
於札内駅 新十津川駅

札幌を出発した札沼線の列車は終点の石狩当別を目指して走る。
この区間は、別名、学園都市線と呼ばれるだけあって、1時間に何本も列車があって運行頻度も高いし、乗っている人も多い。
2016年11月18日付のプレスリリースで、札沼線は「JR北海道単独では維持することが困難な線区」として挙げられているが、代替交通手段への切り替え対象となっているのは、石狩当別から一駅先の北海道医療大学から新十津川までの区間だ。
私が乗っている札幌-石狩当別間は通学路線として存続していくことだろう。

石狩当別では、新十津川まで行く唯一の列車に乗り換える。
列車に雪が付いているのを見て、札幌からわずか40分移動しただけで、気候がこうも違うものかと驚く。
札幌を出発した時は綺麗に晴れ上がっていて、雨や雪が降る予兆もなかったのだ。
おそらく、石狩月形から来た列車がそのまま折り返すダイヤになっているので、石狩当別から先が降雪地帯なのだろう。
実際のところ、北海道医療大学で学生が下車したあとは、乗客も少なくなり、外は雪が舞ってきて、まさに雪国を走るローカル列車と化した。
石狩月形では対抗列車の待ち合わせで20分以上停車するので、駅の待合所を見たり、外へ出て写真を撮ったりしたが、横浜育ちの私としては、まるでスキー場に来たような感覚だった。

石狩月形を出発した列車は、ほとんど乗降客のいない駅を過ぎて、私がまことさんと落ち合おうとしている浦臼に到着した。
時刻表を見た限りでは、石狩当別から新十津川方面へ向かう列車が、ここを終点としているものが多いので、きちんとした待合所なり、駅前の商店などがあるのだろうと思った私が浅はかだった。
一瞥しただけで、駅に待合所もなさそうなことを悟った私は、まことさんに連絡して、石狩月形で落ち合うことに変更した。
夏の時期なら駅周辺を散歩することもあり得るが、まるでスキー場にいるかのような環境では、そんなことをしたらヤバイだろう。

新十津川に着いた私は、さっそく記念写真を撮ることにしたが、雪が凄くて、札幌とは完全に別世界だった。
駅から300メートル行ったところに新十津川町役場があって、そこで新十津川駅到達証明書(交付時間:平日の午前8時45分から午後5時30分/土日祝日などの役場が閉庁している日でも、役場の日直室で交付)がもらえると張り紙があったが、折り返し列車待ちの12分間で雪の中を往復できる可能性はゼロに近かった。
これなら復路を新十津川町役場から北海道中央バス滝新線(10時50分発の滝の川団地行)に乗ると良かったのだが、もっと綿密に計画を練れば良かったと後悔したが、やはり雪の中を移動するには困難が伴ったので、今回はこれで良しとしよう。
ちなみに、空知中央病院の駅ノートには、新十津川駅を訪れて、ノートに記載した直筆が公開されている。
私も書いた気がするのだが、書こうと思って忘れてしまったのだろうか、掲載されていなかった。
代わりに外国人観光客と思われる人が何人かノートに書き込みをしている。
こんなところにまで訪日観光客が来ていることに私は驚いている。

鮨の東龍 鮨の東龍
鮨の東龍
2017年12月14日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-岩見沢 鮨の東龍のランチ寿司

新十津川から折り返し列車で石狩月形に戻った私は、まことさんと落ち合って、まずは昼食に出かけた。
私たちが行った店は、JR岩見沢駅から近いらしいのだが、彼が借りたレンタカーで行ったので、そのあたりはわからずじまいだった。
石狩月形駅の周囲は、すっぽりと雪の中だったが、途中の街道沿いからは雪もそれほど見えなくなり、店に着いたときには青空さえ見えていた。
わずか数十分走っただけで、これほど気候が変わるとは、私にとってはまたしても驚きだった。
ところで、店内は座敷席だったのか、静かな環境で食事ができ、ちらし寿司も美味しかったので、近くに行かれた際は寄ってみたらいかがだろうか。
ランチタイムなら、それほどお金をかけなくとも美味しい寿司を味わうことができるようだから。

昼食が終わった後は宝水ワイナリーへ向かう。
北海道のような寒冷地でワインができることにも驚きだが、寒くなった11月にワイナリーがオープンしていることにも驚いた。
どうしてここでブドウ栽培ができるかというと、樹が雪の下に埋まることにより、樹が直接寒さに晒されることなく越冬できるからだという。
北国ではどうしてもビールか日本酒というイメージが強いのだが、岩見沢市のような寒冷地でもワイン醸造ができると知ったのは、大きな発見だった。
平日ということもあって販売所は空いていて、カウンターでワインの講釈まで聞けたのが良かったように思う。
でも雪を見ながらの場合は、やはり日本酒の熱燗がいいかな~(笑)

さすがに冬の北海道でできることはそれほどない。
20代、30代の時なら迷わずスキー場に直行するパターンなのだが、あいにくと今回は単なる観光で来たに過ぎない。
寒空の下で見られるところも限られているし、次に行ったのは三笠天然温泉 太古の湯、やはり冬の時期は温泉に勝るものはない。
この日は平日ということもあり、入浴料は650円(館内着・フェイス・バスタオル無し)と、週末料金よりの100円引きで入れた。
中は駅から離れていることもあって、空いていて、ゆっくりと温泉を楽しむことができる。
高齢者向けなど車を持っていない人向けには、月・火・水・金のみJRの岩見沢駅や美唄駅から1往復ずつ無料送迎バスがあるようだが、基本的に車がないとアクセスは不便だろう。

パンダ不動産の田口さん、まことさんとオフ会 IN 朝日鮨
2017年12月15日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-札幌 朝日鮨のお寿司すかさず2回目
朝日鮨 朝日鮨 朝日鮨 朝日鮨
朝日鮨 朝日鮨 朝日鮨 朝日鮨
朝日鮨 朝日鮨 朝日鮨 朝日鮨

午後7時過ぎに札幌地下鉄の南北線・真駒内駅で待ち合わせした私たちはタクシーで朝日鮨へと向かった。
ここは、まことさんのお薦めで、彼が私たちが行く前の週に行って良かったところらしく(2017年12月10日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-札幌 朝日鮨で絶妙な握りを楽しむ)、今夜はそこでオフ会をしようということになった。
食事のことはまことさんが写真付きコラムでレポートしてくれているので、私はそれ以外のことに触れてみたい。
私は、まことさんとは2015年3月からのお付き合いなのだが(2015年3月16日 海外投資でアーリーリタイアメント、日本の非居住者へ-投資戦略フェアEXPO2015に参加した)、パンダ不動産の田口さんは今日が初対面だ。
初対面と言っても、香港の投資家である笹子さんの繋がりで彼の名前は知っていたし、「香港裏金実践ガイド:国税が香港口座に甘いワケ」というHSBC香港を舞台にした著書を書いているので興味があったのだ。(2017年3月25日 香港マイタン日記-香港裏金実践ガイド:国税局が香港口座に甘いワケ
それに、昨今では厳しくなったと言われるHSBC香港口座開設サポートを未だに続けておられるという実情を聞きたいということもあった。

収穫は上々であった。
彼は不動産業の傍らで、HSBC香港の口座サポート業務からも未だに収益を上げているとのことで、かつて香港で口座を開設した方が、アフターケアーを求めて彼のところにアクセスしてくるそうだ。
東京などで金融セミナー開催の要望があれば馳せ参じるとのことなので、興味がある方はオファーをしてみたらいかがだろうか。
というより、私も彼とタッグを組んで何かできるかな~(笑)
とりあえず、今夜の飲み会はHSBC香港にゆかりのある3人が繋がったということで、記念すべき一夜になったのではないだろうか。
ちなみに、一次会が終わった後は、私と田口さんで昨夜行った釈迦ばるへ再訪した。
公開設定のフェイスブック日記で写真をアップして店の宣伝をすると、ワインが割引になるということで、ご覧のとおり・・・
昨夜に引き続いて、気のいいマスターが歓迎してくれたご機嫌な店だった。
二夜連続で行くと、次はいつなのか聞かれたのだが、次に札幌に行くのは、大人の休日倶楽部パスが使える時期だろうな~

釈迦ばる 釈迦ばる
釈迦ばる

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