<サンバパレードのスライドショーはこちら>
昨日、ワールドインベスターズの仲間であるポリースヤスさんに誘われて浅草サンバカーニバルを見に行った。
午後1時、何の予備知識もないまま開始30分前に浅草の雷門のところに到着すると、ものすごい人ごみで歩くことすら大変な状況であった。
すでにパレードの沿道には何重もの人垣でできていて、まるでスペインのパンプローナで見た牛追い祭(Fiestas de San Fermín)を彷彿とさせる状況であった。
酷暑の中で多数の熟年男性がサンバダンサーの登場を待ちわびる中、私たちもそれに混じる。
それでも人垣の間にできたわずかな隙間から望遠で写真を撮ろうと頑張る私!
傍から見るとどんな光景に映るのだろうか。(笑)
約1時間半、サンバパレードの見物する私たち、途中で日射病になりそうなので、カフェへ緊急避難。
今度来るときはレジャーシートに帽子、ミネラルウォーターは必携と悟る。
まるで海水浴に行くような感じだが、雷門通りで踊るサンバダンサーを見ていると、その光景は海外のビーチにいるのと変わらない。
ウェブサイトによれば、今年の参加チームは19チーム、最初の8チームがS2リーグ、後の11チームがS1リーグとなっていて、休憩後に見た方が華やかだったのはS1リーグのチームだったからだろうか。
サンバカーニバルは終了は午後5時30分、途中で合流したメンバーと一緒に公園本通りの飲み屋街、通称「浅草ホッピー通り」に行く。
通りの両側に並ぶ飲み屋はほとんどが満席、ようやく見つけた一軒の飲み屋でオフ開催。
国際色豊かな浅草らしく、隣のテーブルにはアメリカ人のグループが・・・
通常、こうした飲み屋では英語が通じる雰囲気はないのだが、店の人は臆している様子はない。
やはりこういうのは慣れなのだろうな、と思う。
日本にもっとこういうところが増えれば、本当の意味で国際色豊かなところが増えるかも・・・
ちなみに、「日本の「食」と海外を結ぶ 胃文化交流 MeSay」というサイトでは日本食メニューの英語表記などの情報がある。
この後、私たちは、ここを一次会として、二次会はトルコ料理「Salay Kebab(サライケバブ)」、最後はスペイン料理「El Aire(エル・アイレ)」でパエリヤを食して散会となった。
それにしてもどれも美味しかった。
来年はサンバチームに参加したいというヤス氏、メンバーを募集をしているチームも結構あるね。
お盆休み明けから新型(豚)インフルエンザ関連のニュースが次第に増え始めてきている。
今は30日の総選挙を目前に控え、新聞の一面を飾ることはほとんどないし、5月のときのような気違いじみた雰囲気がないだけ感染者も救われている。
今後、秋から冬に向けて大流行すると予測している厚生労働省もワクチン対策に力を入れているようだ。
ただ、それが急増しそうな患者数に供給が追いつくかどうかは神のみぞ知るところであろう。
そういった意味では総選挙後の新厚労相は大変な時期に就任するハメになるとも言える。
舛添厚労相は、感染者と感染の疑いがある人は街頭演説会場などの人込みに行くのを自粛するよう呼びかけたようだが、こればかりは感染して即症状が出るわけではないし、これだけ世界的に流行期に入ると、どこで罹患するかわからない。
かといって通勤で「人込み」に行かざるを得ない身としてはマスクを常時着用するかと言えば、夏の盛りにそれをするのは辛いものがある。
事実、ほとんどの人が死ぬ確率はほとんどないと思っているのか、そこまでしている人は5月に比べれば格段に少ない。
要するに、罹患するか否かはその人の持って生まれた運ということになろうか。
私の場合は、「もうメキシコで免疫できたんじゃない?」とか言われることもあるが、そういうものだろうか(笑)
ところで、個人でできる対策として手洗いとうがいは続けているのだが、もう一つ、5月23日の「今日の一言」で書いた漢方薬の銀翹散(Yin Chiao San)、2ヶ月前に行ったシンガポールのチャイナタウンの薬局で100錠(20回分)入り、S$5.8(約400円)で買ってきたのを、喉の調子がおかしいときに飲んだりしている。
まるでビタミン剤みたいな服用の仕方だが、Keep a dozen tablets in your car, purse, or pocket
during cold and flu season. Take promptly. Begin taking tablets a half
hour before entering airports, airplanes, terminals, or crowded public
facilities. (風邪やインフルエンザの流行期には十分な錠剤を車や財布、ポケットに入れておきなさい。空港や、大きな駅、混雑している公共施設に行く30分前に薬を飲み始めなさい)ということが書いてあり、どうやら予防薬みたいな感じで使われている節もある。
私がコラムにした5月末の段階では「銀翹散」と日本語の検索サイトに入れてもあまりヒットしなかったのが、今では相当数の薬局のサイトがヒットする。
何だ日本でも売っているのかと安心した反面、私が密かに銀翹散ブームに火を付けたのか?とも思ったりもした。
とりあえず、私としては今のところ9月の旅行中に入院するハメにならないことを祈りたい。
もし、最悪の事態になった場合、シンガポールかバンコクの病院ならいいが、ラオスのビエンチャンだけは御免だな。
新型インフル「流行期入り」・・・正式発表 (2009.8.22 読売新聞) |
厚生労働省は21日、新型インフルエンザについて「流行シーズンに入った」と正式に発表した。 全国約5000医療機関を対象にした国立感染症研究所の定点調査で、最新の1週間(8月10〜16日)の1医療機関あたりの患者数が1.69人となり、流行開始の目安となる1人を超えたため。 この1週間の推計患者数は全国で11万人前後に上るという。 前週(8月3〜9日)の1医療機関あたりの患者数が0.99人と1人に迫ったことを受け、舛添厚労相が19日に「本格的な流行が始まっている可能性がある」と事実上の「流行宣言」を行ったが、その後の1週間に発生した患者数は、前週の1.7倍に増えた形。推計患者数は前週は6万人前後だった。 また、流行の目安となる1人を超えたのは、前週の6都府県から26都府県に増えた。 いずれの数値も、新型以外の季節性インフルエンザを含んだものだが、同省では、現在流行しているのはほとんどが新型とみている。 新型による死者はこれまでに3人で、入院した患者数は調査開始の7月28日から8月18日までで計230人に上っている。 入院患者を年代別に見ると、5〜19歳が146人(約63%)で最も多く、5歳未満が35人、20〜39歳が21人、40〜59歳が10人、60歳以上が18人。 入院患者の約8割を未成年が占めており、また、約4割の93人は持病などがある人だった。 新型インフルエンザは、持病のある人や妊婦、乳幼児が感染すると、肺炎などを引き起こして重症化しやすい。 同省は来月、重症化しやすい人に情報が適切に伝わるよう、患者団体や保護者団体向けの説明会を開く。 重症化患者を受け入れ可能な集中治療室(ICU)や人工呼吸器の数などについても医療機関を対象に調査する方針だ。 インフルエンザウイルスは高温多湿の夏は活動が低下するため、これまで夏に流行することはあまりなかった。 しかし、新型の場合、免疫を持っていない人がほとんどのため夏でも流行しているとみられ、同省では、秋から冬にかけて一層の警戒が必要とみている。 季節性の場合、流行のピークは例年11〜1月で、流行入りから5〜10週間でピークを迎えるが、同省は「新型の今後の展開は予測できない」としている。 |
先日、スターウッド・プリファード・ゲスト・プログラム(Starwood Preferred Guest Programme)のお試しゴールドの有効期限が1年延長(2010年2月末→2011年2月末)されたものが送られてきた。
このホテルメンバーシップについては6月28日の「今日の一言」で取り上げたが、規約上、ゴールドの期間が更新されるためには1月から12月までの1暦年内で10滞在(のべ10箇所のホテルに滞在)又は25泊以上しないといけないことになっている。
しかし、キャンペーンに釣られて2滞在(3泊)しただけの私のところに、しかも更新月でもないのに、このようなものが送られてくるとは、余程このホテルチェーンも苦しいのだろう。
事実、昨日のブルームバーグの記事にそのようなことが掲載されていたが、私のような旅行者にしてみれば航空会社などのキャンペーンと組み合わせれば今まで手の出なかったようなホテルに滞在できるいいチャンスでもある。
また、たとえ2泊3日の短期滞在でも、宿泊先は豪華にして素敵なリラックスタイムを過ごすこともできる。
世界市場の株価は回復傾向にあるが、ホテル業界はまだまだ厳しい状況が続いていそうだ。
従って、これからも小まめにチェックしていれば思わぬキャンペーンにぶち当たることもあるだろう。
また、海外旅行に行くことができない人でも、うまく探せばお盆の時期の品川プリンスホテルのようなキャンペーンもある。
それに今のご時勢だと、見込み予算に少し足せば一ランク上のところに泊まれるかもしれない。
参考までに、国内高級ホテル予約サイトの一休や、旅館ホテルのアウトレットのトクー!などを見てみるといいだろう。
こうして節約する中でもうまく楽しむ道を見つけようではないか。
「人の行く裏に道あり 花の山」という相場の格言はこういうところにも生きているのだ。
米高級ホテルチェーン5つ星放棄、手元資金優先でサービス維持できず (2009.8.25 ブルームバーグ) |
8月25日(ブルームバーグ):ホテル業界で最も業績不振が目立つ高級ホテルチェーンの一部が、苦労して獲得した星(格付け)を放棄しようとしている。手元に資金を確保するのが狙いだ。 セント・レジス・ホテルやW・ホテルなどの高級ホテル・ブランドを展開する米スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドの広報担当者K.C.カバナー氏によると、同社は一部施設のサービスの質と星の数を引き下げる方針だ。 ヒルトン・ホテルズとインターコンチネンタル・ホテルズ・グループは既に一部施設の星の数を引き下げている。 2007年のブラックストーン・グループによる買収でヒルトンの最高経営責任者(CEO)を退任したスティーブン・ボレンバック氏は「星を維持するためには莫大な資本投下を必要とする」と指摘する。 高級ホテルチェーンはリセッション(景気後退)による旅行離れや企業の出張費削減で集客に苦戦しており、これは裕福なビジネス客や個人旅行客向けの客室料の引き下げを意味する。 また、ウェルカム・ギフトや客室の花、新聞の無料提供、24時間のルームサービスといった特典の一部も省略される可能性がある。 ホテル会社がサービスを縮小する必要に迫られているのは手元に現金を確保するためだ。 スミス・トラベル・リサーチによると、世界の高級ホテルの利用率は7月までの1年間で57%に低下した。前年同期は71%だった。 一方、全世界の最高級ホテルの1日当たりの平均宿泊料は16%低下し、245.13ドルとなった。 英文サイト:Luxury Hotel Chains Dropping Five-Star Ratings to Conserve Cash |
昨日、今日と横浜カーニバルがやっていたので、買い物ついでに見物してみた。
何と今年は第31回大会だそうで、もう30年前から続いているイベントだそうだ。
例年はイベントがやっていても何となく通り過ぎていたので、実のところ真剣に見たのは今回が初めてだ。
イベント自体は1チーム当たり6分の持ち時間で、そのうちの4分30秒を使って踊ることになっている。
次から次へと入れ替わるので短時間立ち止まって見るのにはちょうどいい。
ただ、カーニバルという名が付いていても本場と違ってお色気衣装で踊っているわけではないのが少し残念だ。(本場の雰囲気を味わうなら29日の浅草サンバカーニバルの方がいい)
会場に関して言えば、買い物ついでに見るなら、横浜そごうの2階デッキか、西口のダイエー前がいいが、ここの見物客のうちどの程度、周辺地域に金を落としていたか、ちょっと気になるところである。
あと、今年は横浜開港150周年ということで、開国博Y150(4月28日から9月27日)というのをやっていて、カーニバルの会場の1つにも「Y150トゥモローパーク・ステージ」があったので、どうせなら一緒に見ようと思ったが、この開国博Y150、ウェブサイトを見ただけでつまらなさを感じるのは私だけだろうか。
ヤフーのクエリーボックスにY150と入れると、「失敗、評判、口コミ」という言葉がY150とともに組み合わさって表示されるところを見ると酷評レベルのイベントというのが想像できる。
せっかく地元横浜で節目の大イベントを期待したのだが、非常に残念なことだ。
はっきり言わせてもらえれば横浜前市長の中田宏氏がこのイベントを市の部局(開港150周年・創造都市事業本部)にやらせたことが失敗の最大の原因だと思う。
(財)横浜開港150周年協会、こうしたものを作ってやらせたイベントが全国でいくつ死屍累々の結果に終わっているか知らなかったわけではなかろう。
もし、こうしたイベントを役所で仕切ってくれなどという地域があるなら、それこそ終わっているとしか言いようがないだろう。
4年前の郵政選挙での小泉政権のキャッチフレーズ、「民間でできるものは民間で」というものは福祉とか医療、教育を言うのでなくて、こうしたイベントものや箱物の運営が筆頭にくるべきなのだ。
それを全く逆にしたから国民生活がガタガタになったと言っても過言でない。
今度の総選挙でどちらが政権を取るにしろ、こうしたことがクローズアップされていないのは残念なことである。
9月19日から始まる5連休(シルバーウイーク)に2日の有給休暇を付ければ27日まで9日間の海外旅行ができる。
もっとも、そんなことは5月のゴールデンウイークの旅行を豚インフル騒動でキャンセルするハメになった人はとっくに気づいていて、すぐさま予約を振り替えた人も多いと聞く。
従って、今から飛行機のチケットなんか取れるわけがない、と言いたいだろうが、諦めるのはまだ早い。
その裏技はずばり中国を経由することだ。
私のウェブ仲間にはなぜかフランスが好きな人が多いので、あえてパリ(Paris)行きを考えてみる。
まず、成田(NRT)から上海の浦東(PVG)を検索してみよう。
いろいろな航空会社がフライトを飛ばしているが、ここは割安なノースウェスト航空で見てみよう。
今の時点で9月19日(土)出発、27日(日)帰着で検索すると、この航空会社では割合高めな77,290円(諸税・手数料込)という価格が出る。
また、上海の浦東空港(PVG/Pudong)へ到着するのは21時15分とそれほどよくない。
単に上海単純往復の旅程なら行くかどうか考えてしまうだろう。
そして、上海の浦東(PVG)からパリのシャルル・ド・ゴール(CDG)までエールフランスのフライトを検索してみる。
ウェブサイトは英語となるが、中国発が基本なので、デフォルトでShanghai, Pudong (PVG)が表示されており、行き先にParis,
Charles de Gaulle (CDG)を選ぶだけでいい。
日程は往路が19日(土)、帰りは1日前の26日(土)を選ぶ。
表示されるフライトは、往路が上海(PVG)発23時55分、パリ(CDG)着が翌日の6時20分のAF115便、中国東方航空(China Eastern
Airlines)との共同運航便なのが気になるところだが、この際贅沢は言っていられない。
帰りはパリ(CDG)発13時40分、上海(PVG)着が翌日の6時40分のAF112便で、これだと9時50分発のノースウェスト(NW28)に乗り継ぐことができる。
エールフランスのチケット代は9,908元(諸税・サーチャージ込)、邦貨換算(1元=約14円)すると約14万円となる。
成田からのノースウェストのチケットを合わると約22万円(諸税・サーチャージ込)で行くことができる。
一方で、成田からエールフランスを使ってパリへ行くとすると、空席はあるものの、何と40万円以上もする。
たぶんほかのキャリアも似たりよったりだろうから調べるのがバカバカしいくらいだ。
大型連休シーズンには意外に人気のない中国、ここを拠点にしてパリへ行けば、往復夜行便なので日程的にも余裕が出る。
また、上海発のフライトは19日が異様に高いので、これを外せばもっと安く行くことができる。
例えば上海に1泊して20日のフライトにすると、2,000元(約2万8千円)安く済ますことができる。
いかがだろうか。
今から欧州旅行、企画してみようとか思っただろうか。
ちなみに、東南アジア、例えば季節的にいいマレーシアのコタキナバルや、インドネシアのバリ島を目指すならJALを使って関西(KIX)から杭州(HGH/Hangzhou)へ飛ぶといいだろう。
19日発のJAL637便の残席はわずかだが、Web悟空3週末ステイ(60,190円/諸税・サーチャージ込)で杭州(HGH/Hangzhou)まで往復できる。
ここで乗り継ぐのはアジアを代表するローコストキャリア(LCC)のエアーアジア、これでクアラルンプール(Kuala Lumpur LCCT)へ飛び、そこでまたフライトを乗り継げばいい。
これ以上試算をしないが、エアーアジアの運賃は私たちにとっては微々たるものでしかない。
気をつけないといけないのは、クアラルンプールの空港がローコストキャリアターミナル(LCCT)といって、メインの国際空港(KLIA)とは離れていることだけだ。
乗り継ぎを苦にしなければ、こうした裏技を使った旅行の選択肢もある。
まあ、ここまでして行きたくないという人は諦めてもらうしかないだろうけどね。
今年の6月19日(金)から8月31日(月)までの期間限定で「タイ料理を食べてタイへ行こう!!」というキャンペーンをやっている。
一昨日、その参加レストランの中にあった新宿のスアータイ(ぐるなびサイト)でWorld Investorsのメンバーを集めてオフをやった。
この店の看板メニューはタイスキとあるように、これがメチャ旨だ。
パックプン(空心菜炒め)も超お勧めだ。
もし、貴方が宴会の幹事なら、3時間飲み放題付き4300円の歓送迎会コースを頼むといい。
これは、バンコクコース(3000円:料理8品+デザート)+飲み放題(2000円)が割引になるものだ。
通常、こういったコースは事前予約をさせられることが多いが、当日行ったその場でオーダーすることができることも利点の一つだ。
メインサイトと、ぐるなびのサイトに書いてある営業開始時間が違うとか、タイキャンペーンの参加レストランで、かつ、店内に大きなポスターが貼ってあるにもかかわらず、そのことを知らないとかいうタイ人のような店員がいるのはご愛嬌。
粘り強く言っていると、「たくさんあるから」と抽選券をいくらでもくれそうな感じである。
本来は「食事3,000円につき1枚抽選券がもらえる」ことになっているが、この店に限ってはそんなことはあまり関係ない。
何せ店員は日本人なのだが、彼らのメンタリティはタイ人のようなものだ。
そういった意味ではパンクチュアル(punctual)な典型的日本人は行かない方がいいだろう。
そして、私はこのオフに合わせて都内のシティホテルに泊まってみようといろいろ探してみた。
ここで私が使ったのは品川プリンスホテルの【早割15】ビジネスサマープラン、これだと15thエンジョイサマーチケットを使った屋外プールの利用券(1000円)込みで9600円、初日にプールを使うと翌日以降の利用券もくれるので、実質的には素泊まり7600円と非常にリーズナブルだ。
お盆のド真中の土曜宿泊でここまでお得なのは他にないだろうと思えるほどだ。
デッキチェアーの利用料が2000円と割高だが、持ち込んだ文庫本を読みながら日光浴をするにはちょうどいい。
プールが小さいのが難だが、芋洗い状態になることもなく、快適なリラックスタイムを過ごせる。
実のところ、日本のこうしたプールは家族連れが多そうで、そういうことをするのは浮くのではないかと不安だったが、意外にも1人で来ている男女が多いのにビックリ、外国人もいるし、ここだけインターナショナルな雰囲気を味わうことができる。
おかげで、タイスキオフを挟んで優雅な気分で過ごせたお盆の週末、来年もそうしようかと思えるほどだ。
ちなみに、ほかにこうしたホテルを探すなら「旅のたまご−屋外プールがあるホテル・宿」から探せばいいだろう。
世間がお盆休みのこの時期、私は職場の同僚とともに九段会館のビアガーデンに行ってきた。
ここは、親日英国人ジャーナリストのコリン・ジョイス(Colin Joyce)氏が書いた「ニッポン社会」入門−英国人記者の抱腹レポートで紹介されていたところの一つで、私が一度行ってみようとインターネットで検索すると、格調高いイメージとは全く裏腹な意外な催しをやっていることがわかったからだ。
それがバニーショーで、今年は7月3日、17日、30日、8月13日、27日の5日間、各日とも2回(19時15分、20時30分)開催されている。
そして、暑気払いの希望日を募ったところ、たまたま参加者全員の空いている日が13日だったので、すかさずこれを予約したというわけだ。
通常、ビアガーデンに行くのに予約などしていく人はあまりいないと思うが、昨年行ったときにお盆の都市部は穴場という期待は見事に裏切られた記憶があったからだ。
そして当日、外の熱気を包み込んだ屋上ビアガーデンは見事なまでに満席だった。
もちろん予約なしでは入ることすらできない状態で、見た感じでは確実に昨年の動員を上回っているような気がした。
そもそも昨年は飲み物も食い物も着席してから十分にオーダーできるような状況だったのが、今年は「4000円の得々セット(2時間飲み放題+おつまみ和洋盛り合わせ)」か「4600円の焼肉セット(2時間飲み放題+牛カルビ、牛ロース、牛ハラミ、ヤマト豚、焼野菜、キムチ、ミックスナムル)」かを頼むように言われていた。
また、2時間飲み放題のせいか、第一回のショーが終わる頃まで「飲み物はジョッキが半分くらいになったら頼んでね」とか言われるくらい各テーブルの注文を捌ききれない状態が続いていた。
これで来年は飲み放題はなくなるかもしれない、という感じもするな(笑)。
一方のショーは1日2回開催なのだが、1回あたりが30分と昨年に比べるとちょっと短いな、という気もした。
そのせいかほとんどお客が第一部が終わっても席を動かない。
もっとも私たちのように19時から座った人たちは、2時間経過が21時なんで、必然的にそうなるんだけどね(笑)。
しかも、トイレに行ったメンバー曰く、「オレたちの席って後方なんで外れかと思ったら、反対側には何もショーなんか見えないところにも席がある。あそこじゃ音しか聞こえねえよ。バニーちゃんがオレたちの方を向いてアリーナ席の皆さん、と言ったのは半分は本気なんじゃねえかって気がする。」とか・・・
要は20時30分から予約した人たちが割りを食うような気もするので、これでは苦情がいくのではないだろうか。
それで曲目は、今年はピンクレディやキャンディーズといった私たちオジさん世代には懐かしいものが多かったような気がするが、第二部のアンコールで歌った倖田來未のキューティーハニーはもはや十八番といったところか。
何せバニーショーだからね。
でもホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)のI will always love youはここではそぐわないだろう。
どちらかというと高級ホテルのピアノバーでカクテルを傾けながら聞くのがいい。
大前研一氏が「マネー力 資産運用力を磨くのはいまがチャンス!」という本の中で「40年間定期的にロシアを見続けてきた私ですら、ここ数年の劇的な変化は、正直想像できなかった。ましてや日本にいて日本人向けのメディアからしか情報を得ていなければ、思い描いていたイメージとあまりに差がありすぎて、言葉を失うのも無理はない。だから、自分の足で歩き、自分の目で現実を確かめることが大切なのだ。」と書いている。
今月の10日夜、東京都港区の麻布区民センターで行われたイラク帰国報告会&ディナール投資セミナーで、石田氏とライズインターナショナルの谷口氏が語っていたことはまさにこのことだった。
日本人が思い描くイラクは、フセイン政権打倒後の自爆テロや殺戮が繰り返されているといったイメージしかない。
私ももちろんそうだ。
現に、外務省の安全情報も基本的には「渡航の延期をお勧めします。」ということになっており、ビジネス渡航すらすべきではない、とのニュアンスが強く感じられる。
しかし、彼らは口を揃えて言う。
「自分たちが行った北部のクルディスタン地域(Kurdistan Area)は安全だったし、イスラム圏なのに女性が肌を見せて歩いていたり、大っぴらに外で酒を飲んでいたりとオープンな雰囲気だった。街にはバスすら走ってないだろうからバス会社をやれば儲かるのではないかと冗談を言っていたら、バスなんか至るところに走っていた。スーパーの品揃えは豊富だし、営業時間も遅くまでやっていた。ドイツ人や中国人、韓国人はビジネスでどんどん進出している。イラク人たちはとても親日的でたくさんの日本人にビジネスで来てもらいたいと思っているが、現実にはほとんどいない。日本人はほかの国の人に比べてアドバンテージがあるのに、チャンスを逃しているようで非常に残念だ。」
ただ、在日イラク大使館の情報では、現在日本人ビジネスマンがイラクへ行くには、査証取得に原則としてイラク政府機関からの招聘状(official invitation
from Iraqi authorities)が必要で、その条件が変わらない限り、日本のベンチャー企業が進出するにはハードルが高そうだ。
日本がイラクとビジネス上の接点ができないことは今後の石油戦略上も影響を与える可能性もある。
対米従属を是とする日本の外交が大きな壁になることは承知の上で、私は田中宇氏の「国際情勢 メディアが出さないほんとうの話」という本の中で書かれている一節を紹介したい。
「WTI価格で売買されている石油量は、世界の取引全量からみればごくわずかだ」というベネズエラのチャベス大統領の言っていることが本当なら、今後も我々はバカ正直な属米政府の元で高い石油を買わされ続けることになるだろう。
もしかすると、今のイラクに恩を売ることは、国際戦略上、裏口から石油を買えるルートづくりにもなる可能性があるにもかかわらず、外交上それを放棄しているようにも見えるからだ。
日本政府は、せめて対イラク戦争で米国に協力させられた元を取ろうとか思わないのだろうか。
国際石油市場は二重価格制? |
WTIの「国際石油価格」は1バレル100ドル以上だが、世界の毎日の石油売買のうち、どの程度の割合がこの高値で取引されているかは不明だ。 アラブの産油国は昔から、イスラム諸国や非同盟の発展途上国に対し、安値で石油を売る傾向があった。 OPECは1960年に設立されたときから、発展途上国に安く石油を売ることが目的の一つだった。 現在でも、たとえば先日米上院で問題にされたことは、サウジアラビアがイランに1バレル20ドルという国際価格の5分の1で原油を売っていることだった。 国際政治の「一般常識」としては、スンニ派で親米のサウジと、シーア派で反米のイランとは犬猿の仲で、サウジがイランに超安値で石油を売ることなど考えられない。 しかし現実には、各王子が石油利権を分け与えられているサウジ王室の中には、反米的な王子もおり(王室内で親米と反米を演じる役割分掛をしている)、彼らは石油を安値で各地の反米イスラム勢力に売っており、イランはその一つらしい。 中南米では、ベネズエラのチャベス大統領が、周辺諸国に安値で石油を売り、反米の方に傾ける戦略を採っている。 中東のヨルダンは建国以来、パレスチナ人が反イスラエル化するのを防ぐための米英の傀儡国であるが、フセイン政権が倒されるまで、隣の反米産油国イラクから、石油をほとんど無償(野菜との物々交換)で受け取り続けていた。 イラクが混乱した今では、代わりにサウジから石油を安値(もしくは無償)で得ていると思われる。 国際社会では、産油国から非産油国への政治的な石油の安値供給が各地で行われている。 欧米系の国々や日本、韓国など、米国中心の覇権体制にぶら下がっている先進諸国は、法外に高いWTI価格で石油を買わざるを得ないが、そのほかの非米・反米の傾向がある国々では、政治的に設定されたもっと安い価格で石油を買える。 特に米軍イラク侵攻後は、ロシアのプーチン政権やイランのアフマディネジャード政権、ベネズエラのチャベス政権などが共同し、政治的な石油安値販売の戦略を強化し、サウジや中国も巻き込んで、世界的な非米同盟を構築し、米国の覇権体制を壊すことを狙っている。 つまり世界の石油業界は、世界の多極化に賛成する国は1バレル20ドル程度の「非米価格」で、米英中心主義にぶら下がり続ける国は1バレル100ドルのWTI価格で石油を売る二重価格制になっている。 おそらくWTIがいくら上がっても、非米価格には関係ない。 原油の採掘原価は、多くの場合1バレル10ドル以下なので、20ドルで売れば利益は十分だ。 世界の石油取引のうち、どのくらいの量が非米価格で、どのくらいがWTIで売られているかはわからない。 非米価格での石油取引は国家間の相対取引で、統計に全く出てこない。 だが、すでに述べたように、世界の石油生産の大半を非米・反米諸国の国有石油会社が持っているのだから、少なくとも世界の石油取引の半分ぐらいは非米価格で売られている可能性がある。 以前ベネズエラのチャベス大統領は「WTI価格で売買されている石油量は、世界の取引全量からみればごくわずかだ」と発言していた。 |
今月の初め、自宅の郵便受けにTD Ameritradeからの封書が入っていた。
開けてみると、インディア・ファンド(IFN)の7月20日現在の持ち株と同数のスピンオフ(Spin-off=新会社の株式を親会社の株主に割り当てること)がされ、株式売り出しに対する申し込みの権利があると書いてあり、申し込みの締め切りは8月14日(金)の米国東部時間の17時(日本時間は15日の午前6時)とあった。(The India Fund, Inc. Announces Commencement of Rights Offering)
これで、History & Statements (履歴と明細書)の7月24日付のTransactions (取引)にあったTransaction
ID: 5137083547 Non-Taxable Spin Off/Liquidation Distribution (454089855)(非課税スピンオフ/決算分配)とあったものが何となく理解できた。
それまでは配当金の代わりに株でもくれたのかと思ったが、昨年の金融恐慌のときでも配当を大盤振る舞いをしてくれたIFNとはいえ、そこまで甘くなかったようだ。
To Stockholders of The India Fund, Inc.: The India Fund, Inc. (NYSE: IFN; the "Fund") is conducting a rights offering to holders of its common stock (the "Offer"). Below is a brief description of the Offer. For further information, please refer to the attached Prospectus.
For example, on July 10, 2009, the last reported sale price of a share of the Fund's common stock on the New York Stock Exchange was $26.47, representing an 11.08% premium to the Fund's net asset value per share of $23.83. Assuming the Offer expired at the close of business on July 10, 2009, the subscription price would have been $22.64. In this example, the subscription price would have been a 14.47% discount to the share price of the Fund's common stock. Although the Fund's shares have recently traded on the New York Stock Exchange at a premium to their net asset value, the Fund's shares have in the past and may in the future trade at a discount to net asset value. The Fund makes its weekly net asset value per share available by telephone toll-free at 1-866-800-8933 and on the Internet at www.blackstone.com. In an effort to provide more information to stockholders, the Fund's net asset value per share will be made available daily between August 10, 2009 and August 14, 2009. Because the subscription price will be less than the net asset value per share, the Offer will result in an immediate dilution of the net asset value per share of all stockholders, and stockholders who do not fully exercise their rights will own a smaller proportional interest in the Fund. For further information regarding the Offer, please read the attached Prospectus or contact Georgeson Inc., the Fund's information agent, at 1-866-297-1264. |
ところで、その申し込みはネット上でできるのかということをTD Ameritradeに質問したり、Black Stoneのウェブサイト上を探したりしたが、どこにもそういうところはなかった。
ちなみに、TD Ameritradeからは未だに何の回答もない、要するに郵送された目論見書(prospectus)の23ページから25ページを読めということなのだろう。
こういった点はHSBC香港と比べてもレスポンスが悪い、まして、日本の至れり尽くせりのサービスに慣れてしまうと怒り心頭というところだ。
私は英語の目論見書など読んで完全に理解できるほど語学に堪能なわけではないので、ここの部分(23ページから25ページ)だけ翻訳を頼もうと知人を通じて見積り依頼を出した。
ここで問題なのは、そのコストに見合った利益が得られるのか、ということだが、"The subscription price will
be equal to 95% of the net asset value per share of the Fund's common stock
at the close of business on the date on which the Offer expires.(株式の申し込み価格は8月14日の営業時間終了時におけるIFN普通株式の一株当たり純資産価格の95%になる)"とあり、何だこりゃ、というわけだ。
もし、これが8月14日の終値の95%、要は5%引きでしか買えないのであれば、私の権利株数からいってコスト割れするのは間違いなかった。
しかし、「例えば」ということで、7月10日のIFN common stockの終値は$26.47だったが、この時点での一株当たり純資産価格は$23.83であり、そうなると11.08%のプレミアムが付くのと同じであると書いてある。
そこで、その価格がどこに掲載されているのか探すと、Black StoneのウェブサイトのClosed End Mutual Fundsの中にIndia Fundがあり、そこにnet asset value per share(NAV=一株当たり純資産価格)というのがあった。
想像するに8月14日の普通株の終値の15%引きが割引の最大幅と考えておけば間違いはないだろう。
ここまでようやく理解して私はフト思った。
今、BRICsを始めとする新興市場は金融恐慌の痛手を脱して回復途上にある。
何も株価が右肩上がりの状態のときに8月14日まで待つ必要がどこにあるのだろうか。
そもそも普通株式ならば目論見書など読まなくともネット上で数秒で買うことができるのだ。
このオファーが激安価格で提供されるのなら、あるいは私の権利が千株単位であるのなら検討にも値しよう。
もし、そうなら今からチケットを取って(お盆休みで取れないかもしれないが)現地のオフィスを往復してもいいくらいだとさえ思う。
それとも何か私が理解していないところで特典があるのだろうか。
最後に同封されていたもう1枚の通知を読んだ。
「このオファーに関して質問があったり、申込書を提出したい場合は、月曜から金曜の営業時間内(東部時間の9時から17時30分=日本時間の22時から翌6時30分)に電話をしてください。このオファーは時間に制約があるため、あなたの指示をメールやFAXでお受けすることはできません。」(ネット上から質問しても回答が来ないわけだ!)
国際電話を一本してオーダーが完了するならいいだろう。(それでも逡巡するが)
しかし、申し込み金の支払い方法などを書いた目論見書を訳す手間(あるいは翻訳依頼をするコスト)を考えれば、とてもそんな気にはならなかった。
来週の土曜には権利が消滅するが、これも英語が堪能でないのに外国証券会社で取引していることのデメリットと言えようか。
まあ、インディア・ファンド(IFN)であれば今は多少割を食ったとしてもまだまだ上昇の余地はあるだろう。
今回のオファーには参加できないが、外国証券会社で取引していると、こういうこともあるのだとわかっただけでも良しとしようか。