先日の香港旅行で搭乗したデルタ航空639便、このフライトは当初、5月20日に乗る予定にしていた。
それが4月上旬に20日の便は運休となるので、19日にして欲しいとの連絡があった。
そして、仕事を途中で切り上げ、大急ぎで成田空港に行ってみると、「デルタ航空639便は翌朝にならないと飛ばない。当社がラディソンホテル成田の部屋と夕食を用意したので、そこへバスで行って欲しい。」と言われた。
ところで、agoda.jpを通じて予約していた香港珀豪酒店(Pop Hotel)はどうなるか。
当然、キャンセルしなければならないのだが、このホテルのキャンセル規約によると、「チェックイン日の7日前以降のキャンセルに関しては、1泊分のキャンセル料金がかかります。
チェックイン日の3日前以降のキャンセルに関しては、全泊分のキャンセル料金がかかります。 宿泊日当日にチェックインしなかった場合、ノーショーとして見なされ、返金されません。」とあって、航空機の遅延を理由に、日本語カスタマーサービス(月曜日から金曜日のバンコク時間午前8時から午後6時/日本時間午前10時から午後8時)に電話して交渉してみると、規約上は返金は無理だが、とりあえず遅延証明書を取っておくように指示された。
こうなると、またもや海外旅行傷害保険を請求しなければならないような感じである。
こういったキャンセル料は、一般的に遅延した航空会社が負担してくれるか、海外旅行傷害保険の「航空機遅延費用等補償特約」で補填されるからだ。
一方で、agoda.jpでの返金はあまり期待できない、というか航空機の遅延など日常茶飯事な国も多い中で、いちいち返金していたら経営リスクが大きすぎるだろう。
クレジットカード付帯の保険で「航空機遅延費用等補償特約」があったかな、とは思ったが、遅延証明書なるものをもらっておいた。
デルタ航空639便に搭乗していた唯一の日本人乗務員曰く、「遅延証明をくれ、と言われたお客様はあなたが初めてです。」とか・・・
そんなハズはないだろうと思うが、日本人でそういうものを請求する人はあまりいないのかもしれない。
帰国後、私が持っているデルタスカイマイルシティクラシックVISAカードと、マイレージ・プラスセゾンカードのウェブサイトを調べてみたが、海外旅行傷害保険に航空機の遅延による補償は付いていなかった。
私は去る1月16日に「クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は注意が必要」というコラムを書いたが、これでさらに、注意が必要なことが増えた感じである。
そして、agoda.jpからの連絡で、案の定、ホテルのキャンセル代金は免除されないとのことだった。
実質的な損害額は、到着初日の宿泊代の8,256円(US$97.78)と、大したことではなかったが、これが香港で飛行機を乗り継いで第三国へ行くような日程を組んでいたりしたら大変なことになるところだった。
去る3月11日の東日本大震災、そして、それに伴う原発事故の被爆リスクによって、外国人パイロットが成田行きをボイコットすることがあるという。
何しろ帰国便の中華航空の台北発成田行きのパイロットは日本人だったのだ。
私の記憶では未だかつて外国籍の航空機に日本人パイロットが乗っていたことはなかった。
これがJALのリストラで行き場を失ったパイロットの再就職であればいいのだが、そうでなければ、日本から直行便で行ける国以外はリスキーな旅になる。
今後はそんなリスクも考えて海外旅行の日程を組み、そして、海外旅行傷害保険に加入しないといけなくなったようだ。
先日、TD AmeritradeからW-8BENの有効期限が2011年12月31日で切れるので、あらためて提出するようにとの通知が届いた。
W-8BENは、Certificate of Foreign Status of Beneficial Owner for United States
Tax Withholding(米国源泉税における受益者の外国人証明書)という表題の通り、米国の非居住者がこれを口座を持っている銀行や証券会社に出すことによって、預金の利子や、株式・債券・ファンドなどの譲渡益が非課税になり、配当に対する源泉徴収が10%に軽減されるというものだ。
この書類は米国内の銀行・証券会社に口座開設する際には必ず必要となり、提出した書類の有効期限は3年後の年末(12月31日)となる(Instructions for Form W-8BEN - Expiration of Form W-8BEN)ため、その失効前に更新の通知が来るようになっている。
もし、指定された提出期限までにW-8BENが先方に届かない場合は、非居住者口座から米国納税者口座に移管され、W-8BENが届くまでの間、すべての利子・配当・譲渡益に対して28%の源泉税率が適用されるようになると書かれている。
私の場合は、W-8BENの提出期限が、2011年12月10日必着ということで通知が来ているので、忘れないうちにEMSで送ろうと思っている。
もっとも先方からは返信用の封筒が入っていて、本来ならばそれに入れて送ればいいだけなのだが、未着となった場合は交渉が難航することが予想されるので、口座関係の重要書類はいつもEMSで送るようにしている。
私がTD Ameritrade(旧Datek Online)の口座を開設したときは、こういった書類の書き方のマニュアルも満足になく、海外投資の掲示板では「ここは何を書けばいい?」といった類の質問が場を賑わせたが、今ではインターネット検索でW-BENと入れただけで、日本語の解説ページがたくさんヒットする。
まさに隔世の感があるとはこのことだ。
記入する項目は簡単なので、英語の書類が来たというだけで、開封もしないでゴミ箱行きということさえしなければ何の問題もないだろう。
ちなみに日本の投資家が書き入れる(入力する)項目は概ね次のとおりだ。(W-8BENの記入例)
最後に日付(米国式に月・日・年の順)を書き、サインをして終了となる。
Capacity in which acting(代理資格)は、個人口座で本人署名の場合は空欄、口座名義人が未成年者で親権者が署名した場合はParent(親)と記入し、また、法人口座で社長が署名した場合は、「President」(社長)と記入する。
毎年5月中旬に代々木公園で行われていたタイフェスティバルが節電協力のために中止となったので、その代替として有志で行われたタイランドフェスティバル渋谷の参加料理店の一つ、タイ屋台居酒屋ダオタイ渋谷肉横丁店へ行ってみた。
行った時間帯は昼の12時過ぎ、昼食時なので混んでいるかな、と思いきや、閑散としていた。
そもそもこの店が入っているちとせ会館の2階は飲み屋街のようだから、普段ならランチ営業でもしていなければ開いているところもないのだろう。
事実、このタイ料理屋も普段の営業時間は夕方の5時から深夜の0時までだ。
ましてタイフェスが行われるのは土日なので、普段はサラリーマンなどで賑わうであろう飲み屋街は閑散としていて当然だったし、渋谷地区で有志がタイフェスをやっていたことすら知らない人も多いに違いない。
せっかくの好天、それもビールがどんどん飲み干せるほどの暑さ、店員に「せっかくの好天なのにタイフェス中止で残念だったよね。」と声をかけると、「ここ数年はずっと雨だったんですよね。今年、やらないと決まったら晴なんで・・・」と苦笑していた。
節電協力という表向きの理由はともかく、3月下旬から4月中旬にかけて日本中を覆ったイベント自粛ムードがなければ、今回のタイフェスは、好天下でおそらく史上最大の参加者が見込まれただろうに、これも運命の皮肉としか言いようがなかった。
幸いに大阪や名古屋でのイベントは実施されるようなので、何とか東京の分まで取り戻して欲しいと思う。
渋谷でタイ料理を味わった後、大田区にある天然温泉ヌーランドさがみ湯に寄ってみる。
ここは土曜日に東京で飲み会をやる前に立ち寄ることが多いのだが、雰囲気は地元の人たちの憩いの場といった感じのところだ。
ところが、今までの土曜日なら午後3時頃でも2階の大宴会場(入浴のみでも食事可)はかなりの人で賑わっていたのだが、この日は閑散としていて、私のほかには1~2組の人がいるだけだった。
おかげで静かな広間でゆっくりと昼寝をすることができて良かったのだが、何だか一抹の寂しさを感じた。
私が行ったタイミングが良く、たまたま空いていただけならいいのだが、もし、そうでないとするならば、東日本大震災が日本人にもたらした心の傷は相当根深いと言えるだろう。
被災地でもない東京の人たちが、風呂上りの1杯のビールすらセーブするような状態がいつまでも続けば、日本経済は破滅する。
そんな気がした1日だった。
今回のゴールデンウイークの旅行で台北からマカオに行く際に香港に立ち寄った。
今や香港國際機場(Hong Kong International Airport)から澳門(Macau)へ直接フェリー(Turbo Jet)で乗り入れることができるようになったため、あえて上環(Sheung Wan)などを経由する必要はなくなったのだが、2009年12月に友人の石川さんから譲ってもらったノキアの携帯電話(Nokia
8250)に内臓されていた充電地がダメになってしまって、買い直そうと思ったからだ。
それだけならバンコクの方が安く入手できそうな気もしたが、第2回ワールドインベスターズ香港オフ会が直前に迫っていて、香港のプリペイドSIMも入手しようと目論んだので、香港でまとめて買い物をすることにした。
香港に到着して向かったのは、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の金馬倫道(Cameron Road)にあるone2freeのショップ、ここは前回もSIMカードを買ったところで、なかなか良かったからだ。(2008年11月30日「香港オフで大活躍のプリペイドSIMカード」)
今回購入したCSL SIMの価格は88香港ドル(約1,000円)、有効期限は6ヵ月後の2011年11月3日、Online Credit Card
Top-Up Serviceを使えば香港にいなくてもリチャージは可能である。
ところが、携帯の充電池の購入は、何軒かの店で携帯自体の型式が8年前のもので在庫がないと言われて難航した。
2時間待てば入手可能と言われたところでも価格が450香港ドル(約4,800円)で、それなら新しい機種を買えと言われて私は迷った。
なぜなら海外旅行は頻繁にしても、それほど携帯電話の使用頻度があるとは思えなかったからだ。
今までは石川さんのお古を払い下げてもらっていたので、あまり痛痒に感じなかったが、今回は自分で金を出すのでなおさらだった。
先方のお勧めはデュアルSIMのNokia C1-00、要するに2枚のSIMカードを同時に使い分けできるのがいい、というセールストークで、もちろん日本のものも使える、とのことだったが、香港人にSIMロックのかかっている日本の携帯事情を話しても理解してもらえるとは思えなかった。
それでもあえて衝動買いしてしまった理由は、旅行中に読んでいた高城剛氏の「サバイバル時代の海外旅行術」という本の中で、「海外ではまず携帯を買え!」と書いてあったからだ。
こんなことで買ってしまう私もバカとしか言いようがないが、しばらくの間は航空券も香港発券のものを併用しつつ海外旅行を楽しむことになると思われるので持っていてもいいだろうと思った。
ところで、旅行の回数に比しても海外で携帯を使う頻度がそれほど多いとは思えない私、果たして今回買った携帯電話本体の元はいつ取れるのだろうか。