鉄ちゃんとグルメを追求する北海道への旅 (2014年9月20日~23日) |
札幌観光はゴールデンウイークの旅行のときにしたので、今回は1泊だけして函館に移動することにした。
私の泊まっているアートホテルズ札幌はシティホテルでありながら温泉大浴場(宿泊者は午前6時から9時までと午前11時から翌朝1時まで入浴可、日帰り入浴は午前11時以降のみ)があるので、早起きして一風呂浴びてから朝食を取ることにした。
朝食はアンチエイジングラウンジ「シンフォニー」というアウトドアのレストランで取る。
9月の札幌は暑くもなく寒くもなく、しかも今日は天気が良いので、朝食をアウトドアで取るのは最高の日和だ。
フレンチ風の朝食はとても美味しく、次回、札幌に来たときには、このホテルが宿泊先の選択肢の一つになるだろう。
ホテルをチェックアウトし、札幌駅へ移動する。
札幌発10時22分の特急「スーパー北斗8号」で函館へ行くためだ。
そして、ホームに移動すると、偶然、寝台特急「トワイライトエクスプレス」が隣のホーム(7番線)に入線してきた。
大阪から遠路はるばるやってきたこの列車も2015年3月のダイヤ改正で廃止となった。(2014年5月28日-寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運行終了について)(2015年3月8日-ありがとう「トワイライトエクスプレス」思い出は永遠に! そして手元に!?)
札幌駅に入線してきた機関車にはヘッドマークが外されていたのが非常に残念だが、シックな色合いの車両だけは写真に収めることができた。
今まで北海道に来るときはすべて飛行機を使っていた。
海外旅行に行くときは1週間の休暇を取っても、国内のときはせいぜい3泊4日、遠距離の移動は列車でなく飛行機になる。
この「トワイライトエクスプレス」もいつかは乗ろうと思っていた列車なのだが、大阪から札幌まで行くというプランを作れなかったのが残念である。
札幌から函館まで移動 | |
アンチエイジングラウンジ「シンフォニー」@アートホテルズ札幌 | |
札幌駅 | |
札幌駅 | 長万部名物「かにめし」 (東室蘭までに車内アテンダントに要予約) |
札幌を10時22分に出発した特急「スーパー北斗8号」は函館に13時54分に到着する。
要は昼食の時間帯を挟むわけで、選択肢は三つ、車内販売で駅弁を買うか、函館に着いてから食事をするか、昼食を抜くか、である。
到着後に函館観光を楽しみたいなら、車内販売の駅弁を買うことだが、今回の旅行のテーマは「鉄ちゃんとグルメを追求する北海道への旅」なので、あまり安易な選択をしたくないという気持ちがあった。
車内販売の商品が幕の内弁当のようなものしかなければ、函館に着いてから食事をしようと思っていたが、意外にも長万部名物の「かにめし」弁当を予約販売してくれるという。
これは、東室蘭に到着(11時43分)するまでに車内アテンダントに注文すれば、長万部を出発(12時35分)した後に座席まで届けてくれるというサービスで、かにめし本舗「かなや」のトップページには「旅行中に汽車に乗りながら“駅弁”を楽しみたいお客様へ」として、「当日ご乗車のお客様は長万部駅到着の1時間前までに客室乗務員にお申し出ください。長万部駅で積み込んだ「かなやのかにめし」をお客様の座席まで客室乗務員がお届け致します。」とあり、出来立ての弁当を届けてくれるようになっている。
素晴らしいサービスではないだろうか。
函館観光(昼間) | ||||
函館市電 | 金森赤レンガ倉庫 | 函館港 | ||
函館ハリストス正教会 | ||||
カトリック元町教会 | 八幡坂 | 元町公園 | ||
旧北海道庁函館支庁庁舎 | 旧開拓使函館支庁書籍庫 | 旧函館区公会堂 | 函館市旧イギリス領事館 | |
函館市旧イギリス領事館 |
函館の宿泊先であるリソル函館は駅から徒歩5分程度のところにある。
移動する時間が惜しいので駅から近くてわかりやすいところを選んだのだ。
ホテルにチェックインしたのは午後2時過ぎ、ガイドブック「たびまる 札幌・小樽 旭川・富良野・函館」とデジカメを持ってさっそく街に出る。
とりあえず函館市電には乗らなくては、と思って買った1日乗車券(600円)、3回乗れば元が取れるだが、ほとんどの場所に歩いて行ってしまったので、単なる記念にしかならなかった。
私が行った場所はガイドブックで紹介されていたところだけだが、ほとんど駆け足で回ったので、あまり深く見て回ることはできなかった。
その中で印象的だったのは、やはり坂の上からの眺めで、八幡坂や元町公園から眺める函館港はとても絵になる光景だった。
夜は函館山に上って夜景観賞、展望台から見た函館港もとてもキラキラして綺麗だった。
函館市街から展望台への往復は、ロープウェイシャトルバス(片道240円)と、函館山ロープウェイ(往復1,200円)を利用するのが便利だ。
市電を利用する場合は、十字街駅からロープウェイの乗り場まで坂を10分ほど上ることになるので、帰りに使った方がいいだろう。
午後8時、ようやく函館観光を終え、市街地にある店で夕食を取ることにした。
居酒屋で本格的に海鮮料理を食べてもいいが、先に食事をしておかないと高くつくので、まずは朝市がやっている「函館どんぶり横丁」に行ってみた。
朝市というくらいだから、夜に店は開いてないだろうと思ったら、数軒開いているところがあったので、そのうちの一つ、「くうどん亭」に入ってみる。
食べたのはお勧めメニューにあった「あわび入り3色丼」、やはり北海道に来たら海鮮系のものが美味しい。
食事をしていると中国人観光客がグループで入ってきた。
一人が日本語ができるようなので、注文には困らないようだったが、日本の有名観光地だと、最近は日本語しか表記がないような店でも外国人観光客が入っていて、来日している人がかなり増えていることを実感できる。
マナーがあまりにも酷いのはお断りだが、基本的に日本に来てくれる外国人観光客が増えることはいいことだから、この流れが続いて欲しいと思う。
そうすれば民間レベルから国際交流の輪が広がっていくことだろう。
くうどん亭-函館どんぶり横丁 | |
海鮮・炉ばた焼-大漁旗(だいりょうばた) |
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