房総秋の日帰り-養老渓谷で温泉入浴とランチ(2015年10月18日) |
8月下旬、えきねっとのウェブサイトを見ていると、「鉄道で楽しむちばの旅 日帰り 小湊鉄道&JR久留里線と名水の街」というツアーが、1人わずか5,000円(平日は4,200円)で出ていた。
これだけ安価なツアーになっているのは、代金の一部を地方創生交付金によって助成されているからだ。
昨年の11月、SL銀河で行く岩手食い倒れの旅を、そして、今年の5月は、C61ばんえつ物語に乗る磐越・仙台旅行をご一緒したワールドインベスターズのメンバーに声をかけると、10月18日なら日帰りツアーに行けるというメンバーが4人(Pharmさん、ジャンク債さん、アンチャイさん)揃ったのでさっそく申し込んでみたが、日曜出発ということもあって発売早々に満杯になっていた。
そこで、私は代替プランとして、「房総秋の日帰り-養老渓谷で温泉入浴とランチ」を申し込むことにした。
ちなみに、このツアーは大人の休日倶楽部ミドルの割引が効くので、往復グリーン車を使っても8,000円程度で行けるというわけだ。
五井駅 | |
そして、出発当日、朝方は曇っていたものの、五井に着く頃には時折晴れ間が覗き、行楽日和になってきた。
五井発の小湊鉄道が9時09分発と早いので、私たちは早起きを余儀なくなれた。
私も横浜を6時53分の総武線快速電車に乗らないと、五井で「撮り鉄」する時間がなくなるので、いつもの出勤時間より早出をしないといけなかった。
その小湊鉄道は、9月10日の関東地方の大雨の影響で、月崎から上総中野までが不通となっており、代行バスが運転されていた。
鬼怒川が氾濫して大変なことになっているとは聞いていたが、小湊鉄道まで影響が及んでいるとは意外だった。
ところが、小湊鉄道は日曜の割にはそれほど混雑していなくて、代行バスも1台で問題なし、しかも今回のツアーに参加した人は私たち4人だけのようだった。
もしかすると、養老渓谷の真夏の川遊びのシーズンが終わり、出迎えに来てくれた滝見苑の人曰く、紅葉の季節が12月ということらしいので、まだ本格的な観光シーズンでないのかもしれない。
小湊鉄道 | |
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月崎駅 | |
養老渓谷駅 |
養老渓谷に到着した私たちはさっそく粟又の滝自然遊歩道を散策する。
ここ数日の晩秋のような寒さとは打って変わって晴れ間が覗き、暑さまでぶり返してきたような気候になった。
さすがに真夏と違って川遊びはできないが、散策にはちょうどいい感じだ。
昼食を午後1時からにしたので、散策を11時半に切り上げて「ごりやくの湯」で温泉を堪能することにした。
1時間ほど過ごして、温泉の離れにある「ごりやく亭」へと向かう。
ここで味わうのは「もみじコース」の料理、飲み物は別料金だ。
遊歩道を散策して、さらに湯上りだったこともあって、ビールが早いピッチで空く。
ちょうど2時間くらいいただろうか、いい気持ちになったところで、再度「ごりやくの湯」へと戻る。
ここで私たちはさらに1時間、ゆったりとした時間を過ごす。
午後4時、私たちは滝見苑の送迎バスで小湊鉄道の養老渓谷駅へ向かう。
小湊鉄道の養老渓谷と月崎の間は代行バス運転だが、1台で十分な程度の乗客だ。
ほとんどの人は車やバイクで来るのだろうか。
月崎からは小湊鉄道と総武線の快速を乗り継いで東京へと戻る。
列車の中では1人の外国人が熱心に沿線風景をカメラに収めていた。
ジャンク債さんとどっちが熱心に撮影していたのだろうか?(笑)
そういえば、数年前に成田空港でJRの自販機のところで悩んでいた観光客が、どこへ行くのかと聞いたら、五井だと答えたことがある。
このときは五井に何があるんだ?と思ったけど、養老渓谷なんて素敵なところがあったのだ。
旅というと遠出をしがちだが、今回の日帰りツアー、近場でもそれなりに楽しめたのが大きな成果だろうか。
灯台もと暗しとはよく言うが、千葉の魅力の再発見ということではこういうツアーもいいのかな、と改めて思った。
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