私が先月TD Ameritradeの口座閉鎖に伴いFirstradeに口座を開設したことはすでに書いたとおりだが、保有銘柄の一部は毎月配当が出るものだったので、10月分の配当金が出たのを確認してから全資産の移管手続きも行った。
当然のことながら、11月分の配当金はFirstradeの口座に振り込まれるものとばかり思っていた私は、Firstrade Client Servicesからの回答に愕然とした。
Please note that PHK's dividend paid in November will be credit to the
contra firm since positions where still held in the old brokerage on the
rec-date of 10/11/12. As for CFP, dividend is schedule to be paid on 11/30/12.(11月に支払われるPIMCO
High Income Fundの配当金は、2012年10月11日の配当基準日において旧証券口座の持ち高となっているため、そちらに入金されます。Firstradeの口座で買ったCornerstone
Progressive Return Fundの配当金に関しては2012年11月30日に支払われます。)
ここでいう旧口座とは、すでに閉鎖したTD Ameritradeの口座のことだ。
何もアクションを起こさなければ、PHKの11月分の配当金が宙に浮いたまま口座に入金されないのではないかと危惧した私は、TD Ameritradeの口座を閉鎖したため存在しないことを書いて、Firstrade
Client Servicesに再度問い合わせると、An automatically sweep will take place accordingly
and any remaining funds will automatically be transfer into your Firstrade
account.(残余の資金は自動的に一掃され、Firstradeの口座に移管されることになっています。)との回答だった。
念のため、TD Ameritrade Client Servicesへもメールで問い合わせると、We tried to process a residual sweep out on 11/23/2012 however
it was rejected due to an ACAT system reject. We are in the process of
requesting this residual sweep out for you again.(2012年11月23日に当社は貴方の残余資産の一掃手続きを行いましたが、米国証券口座自動移管サービスの不具合により実行できませんでした。再度実行している最中です。)
ちなみに、米国証券口座自動移管サービス(ACATS/Automated Customer Account Transfer Service)とは、米国の証券保管振替機関(DTCC/The Depository Trust and Clearing Corporation)が持っている機能の一つだ。
しかし、海外投資を楽しむ会の掲示板には、私と同じように口座を移管した後もTD Ameritradeの口座に配当金が振り込まれ、それをカスタマーサービスに頼んで移管してもらったなどとあるので、完全に自動化されているわけではなさそうで、こちらからリクエストをしないとそのまま放置されたのではないかという懸念は残る。
結局のところ、11月分の配当金は移管入金され、さすがに12月分の配当金まで旧口座に入ることはないだろうが、こういう細かい事務手続きは日本の方がはるかに優秀だ。
残念なのは日本の金融業界が鎖国状態に陥っていることで、それがグローバル化できれば、どんなに素晴らしいことかと思う。
今から四半世紀前、ノストラダムスの大予言(Les Propheties/The Prophecies)というものが流行っていた。
それによると1999年7月に「恐怖の大王」がやってきて人類が滅亡するというものだった。
実は、私もその予言シリーズは買って読み耽ったことがあり、一時期は1999年7月になったら死ぬのだから一生懸命働いても意味がないだろうと真剣に考えたこともあった。
何しろそう思ったのは学生時代だったので、さすがに、企業の就職面接で「あなたの職業観は何ですか?」と聞かれ、「ノストラダムスの予言によれば、人類はあと10数年後に滅亡するので腰掛です。」とは答えることはなかったが、私の職業観に大きな影響を与えたに違いなかった。(爆)
ところで、古代マヤ暦によると、約1ヵ月後の2012年12月21日で「世界の終わり」がやってくるという。
しかし、そんなことはほとんど誰も信じていない。
信じていないどころか、北中米の旅行業者は、商魂逞しくマヤ遺跡への観光旅行ブームを煽り立てている。
事実、2012年6月27日号のニューズウイークには「『世界最後の日』はマヤの遺跡へどうぞ-メキシコやグアテマラにとって『世界の終わり』は観光復活のチャンス」(英文記事:It's the end of the world as we know it)という記事が掲載され、去る13日のCNN Japanには「『世界終末の日』をリゾートで-マヤ暦記念プランがあるホテル」(英文記事:Hotels ready for the end of the world)という記事が掲載された。
もしも「マヤの予言」を信じるとすれば、世界の終末が近づいている。
その根拠として、5000年以上前につくられた中米の古代文明マヤの長期歴は、2012年12月21日で終わっている。
もっとも、この日を境に新しい暦が始まるにすぎないとの説もあるが、いずれにしても、中米や米国のホテルやリゾートは、この日のためにさまざまな趣向を凝らした記念プランを用意している。
という書き出しで始まるCNN Japanの記事からは、とても世界の終末が近づいているようには感じられない。
もしも、一部の人にとって世界の終末を感じられるという記事があるとすれば、17日付のCNN Japan「イスラエル、ガザ地上侵攻の備えも 戦闘激化」(英文記事:U.S. fears Israel-Hamas conflict escalates to ground invasion)という記事の方だろう。
ただ、どちらの記事も日本のメディアにとってはニュースバリューの薄いものとなるに違いない。
世界を支える米国経済が崖っぷちにあろうが、中東情勢がどれだけ緊迫しようが、日本のメディアだけはコップの中の争い(政局と総選挙)一色だからだ。
中米に「世界の終わり」が来なくても日本には「世界の終わり」が来るかって?
そんなことを考えていないで忘年会の準備でも始めようではないか。(爆)
シンガポールを本拠地にするLCC(格安航空=Low Cost Carrier)のスクート航空(Scoot Airlines)が10月29日から東京・成田線の運航を始めた。
経由地は台北の桃園國際機場(Taoyuan International Airport)で最終目的地はシンガポール、今まで日本から台湾へ就航しているLCCは、オーストラリアを本拠地とする関西国際空港発着のジェットスター航空(Jetstar Airways)のみだったので、首都圏の居住者にとっては大きなメリットがあるだろう。
このスクート航空(Scoot Airlines: TZ)の運航スケジュールは、毎日1往復で、成田11:50-TZ201-14:35台北、台北6:50-TZ202-10:40成田となっている。
ここでネックとなるのが帰国便のスケジュールだ。
シンガポール0:55-TZ202-5:40台北というフライトがそのまま成田まで来るので、仕方がないと言えばそれまでなのだが、台北市内からの足が気になるところである。
いっそのこと帰国日前夜だけは桃園(Taoyuan)に泊まってしまうのも一つの手だ。
残念ながら台北・桃園空港の出国エリアにある摩爾商務中心(The More International Business Center & Premium Lounge/摩爾ビジネスセンター)は6時から23時30分までの営業なので、そこで夜明かしをすることはできない。
早起きが苦にならなければ、國光客運(Kuo Kuang Bus)が台北駅(台北西站A棟)から4時30分発の桃園國際機場(Taoyuan International Airport)行きのバスを運行しているので、それを使うことができる。(乘車資訊→
時刻及票價、地図上の台北西站A棟をクリックして1819台北西站A棟 到 桃園國際機場 (經中山高)から検索)
MRT(捷運/Jieyun)板南線(Bannan Line)の忠孝復興(Zhongxiao Fuxing)、忠孝東路三段287號のバス停、あるいは文山内湖線(Wenshan-Neihu
Line)の南京東路(Nanjing East Road)近くの王朝大酒店(Sunworld Dynasty Taipei Hotel/サンワールドダイナスティホテル)からは建明客運・飛狗巴士(Free Go Bus)の早朝便(松山機場站:4時発)が利用できる。
所要時間はどちらも約1時間、早朝の時間帯なら道路も空港のチェックインカウンターもガラガラだろうから問題ないだろう。
空港へのバスは、ほかにも大有巴士(Citi Air Bus)や長榮巴士(Evergreen Bus)もあるが、時間がかかったり、第一便が5時と遅かったりするので、國光客運(Kuo Kuang Bus)か、建明客運・飛狗巴士(Free Go Bus)がいいと思う。
また、片道だけの予約も可能なLCCのメリットを生かして、往路をスクート航空(Scoot Airlines: TZ)にして、復路をジェットスター航空(Jetstar
Airways: 3K)にする方法もある。
帰国が関空経由になるので、その分お金もかかるが、台北12:45-3K 721-16:15関西のフライトを使えば体は楽だ。
毎年1回は台湾旅行をするという人ならこれを機に台北発券のチケットを買うのもいい。
これを使えば、1年間有効のチケットがリーズナブルに入手でき、復路(日本から台北への帰国便)の変更は原則として自由だ。
私は現在、8月に台北の勝美旅行社を通じて発券したキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)の成田-台北の区間を残しているが、それをどこで使うか思案中である。<参考:海外発券の履歴(PDF)>
ちなみに、スクート航空(Scoot Airlines)の予約を、12月29日成田発、1月6日帰国という年末年始休暇のど真ん中に入れても、現時点では空席ありと表示される。
運賃は、すべて込みで約7万5千円で往復できるが、さしものLCCでもこの時期のチケット代金は高いと思う。
今までの既成観念に囚われずに新しい旅のスタイルを追求するならいろいろなことを試してみるといいだろう。
LCC(格安航空=Low Cost Carrier)をうまく使っていくことはその第一歩に過ぎない。
去る7日のコラムで、私は10月に香港旅行へ行ったときにHSBC Advance Visa Platinum Cardと銀行口座の関連付け手続きをしたことを書いたが、このときにもう一つ試してみたことがある。
それはこのクレジットカードを実際に使ってみて請求がどのように来るのか確認することだった。
HSBC香港オーシャンセンター支店では、アイビー・ン(Ivy Ng)さんから自動振替の設定(set up an autoPay)をしますか、と聞かれたが、香港資産運用奮闘記のコラム「HSBCパワーバンテージ(注:現在はアドバンス)の概略その20 ~クレジットカード利用代金の自動振替~」によれば、「カード請求に不正や間違いがあっても容赦なく引き落とされ、それを取り返す交渉はかなり面倒」という記述があったので、手続きしないでおいた。
何しろ海外では日本のように決済事務手続きにほとんど間違いがないという常識は通用しないからだ。
そして、私がクレジットカードを使った(Transaction Date)のは帰国当日(10月22日)の香港国際空港内のレストラン、百樂潮州酒家(Pak
Loh Chiu Chow Restaurant)、その請求はわずか2日後の24日に、自分のカードアカウントに反映されていた。
支払い期日(Payment Due Date)は11月15日、つまり、この日までに支払えばいいのだが、自動振替の設定をしていない場合は、自分で支払い手続きをしないとならない。(香港資産運用奮闘記-HSBCパワーバンテージの概略その21 ~クレジットカード利用代金の手動振替~)
この資金移動の手続き自体はそれほど難しいことではないが、Transfer on(振替日)で指定した日にクレジットカードの残高も清算されることに留意すればいいだろう。
つまり、日本のクレジットカード決済と違うところは、支払い期日以内なら自分で決済日を決められることだろうか。
ちなみに、カスタマーサービスにクレジットカードの請求サイクル(billing cycle)を質問したところ次のような回答が返ってきた。
私のカードの場合、計算書の締切日は毎月20日から22日の間、支払い期日は(翌月)15日から18日の間となり、例えば、10月22日までに請求されたカード利用額は、10月分の請求として11月15日が支払期日となる。
結局のところ、HSBC香港のクレジットカードのページにあるHSBC Advance Visa Platinum Card eWelcome Pack and related terms and
conditions(これの8ページ目がIndormation on your HSBC Advance Visa Platinum Cardという案内ページになっている)には"On
all purchase transactions charged to your card, you can enjoy an interest-free
period of up to 56 days."(すべての買い物の決済は貴方のカードでなされ、最長56日まで無利息の期間を享受できます)としか書かれてなく、回答にもyour(貴方の)とわざわざあるので、カードごとに請求サイクルが違うようだ。
なお、HSBC香港のクレジットカードは、いくつかの航空会社のマイレージプログラム(Mileage Program)とジョイントできるが、年会費(annual fee)がかかるようなので、香港で定収入がなければあまり旨みはないだろう。
Re: Credit Card Services |
Thank you for your email regarding your HSBC Advance Visa Platinum Card
account. The statement dates of your credit card account are between 20th and 22nd. The payment due dates are between 15th and 18th. Please refer to your monthly statements for the statement dates and payment due dates. Your October statement will be issued on 22 October and the payment due date will be on 15 November. Your transactions posted to your credit card account by 22 October will be shown on your October statement and due on 15 November. If you have any other questions, please contact us by email through HSBC Internet Banking or call (852) 2233 3322 (for HSBC Premier customers), (852) 2748 8333 (for HSBC Advance customers) or (852) 2233 3000 (for other Personal Banking customers). Yours sincerely Customer Service Officer Card Services |
昨日、久々にデルタ航空のウェブサイトにアクセスしたら画面がリニューアルされていた。
何だか以前に比べてわかりづらくなったような気もするが、問題はそのことではなく、ログインパスワードのことだ。
ウェブサイトがリニューアルされたので、あらためてスカイマイル番号(又はメールアドレスかユーザーネーム)から入れ直さないといけないのだが、パスワードもセキュリティ強化のためか、新しくするように警告表示が出た。
以前は4桁の数字で大丈夫だったものが、6桁から20桁の英数字を入れるようになっていた。
そこで、いつも使っている中から1つ選んで入力すると、エラー表示が出る。
「お手続きを進めるには、正しいパスワードを入力してください。」
何がいけないのか、と思って見ると、英文で"When creating a password, you may use a combination
of letters and numbers, with at least one number, one upper and one lower
case letter. Your password must be 6-20 characters long and cannot be a
SkyMiles number, email address or Username."と書かれている。
これが英語のサイトなら仕方ないと日本語訳するように努力するが、いやしくも日本語のサイトなのに、肝心な部分が日本語でない。
酒を飲んで寝る前だったから余計に腹が立って「ご意見/ご感想」のところをクリックすると、日本語で意見を送ることはできるが、寝ぼけた頭の身にはうんざりするようなデータ入力画面が待っていた。
そして、気を取り直して今日アクセスすると、以前の4桁パスワードでも画面が開いた。
そのままにしておこうかとも思ったが、近いうちに強制的に直せと指示されるような気がしたので、「MY DELTA」→「マイプロフィールを見る」→「基本情報」を開き、ログインパスワードを訂正しておくことにした。
昨日と同じものを入れると、やはりエラー表示が出るので、今度は冷静にヒントの部分を和訳をすると、「パスワードを作成するときは、数字、大文字、小文字を最低1つずつ使って英文字と数字を組み合わせてください。パスワードは6桁から20桁とし、スカイマイル番号やメールアドレス、ユーザーネームは使うことができません。」とあった。
それにしても思った。
何で肝心なところが日本語でないのだ。
勤労感謝の日には少し早いけれども、自分自身にご褒美を・・・ということで、昨日、ホテル・ラングウッド(日暮里)の中にある中国酒家「香林」で豪華なフカヒレオフ会が開かれた。
主催者はワールドインベスターズの仲間で、海外投資で資産運用というブログの管理人であるエマージングさん、当日集まったのは総勢10名の個人投資家やビジネスマンたちだ。
料理の主役は、何といっても最初に出てきた超肉厚のフカヒレの姿煮、これだけで十分という声もチラホラと聞こえる。
もちろん、これ以外にも次々に出てくる料理の美味なこと、さすが総額12,000円の最上級グルメの数々である。
皆の話題も明るくポジティブなものばかり、何だかデフレ不況下の日本でここだけ別世界のバブリーなオーラが充満していた。
実のところ私自身、フカヒレのスープは6月に行った香港・マカオ旅行のときに花園酒家(Garden
Restaurant)で食べたのだが、昨夜のフカヒレの姿煮はこのときの感動を超越したものだった。
6月のときは、HSBC香港のアドバンス口座開設希望者のアテンドを兼ねていたのだが、自分の気持ちの中では旅行記の表題に「早期退職の実現のために(2)-香港・マカオ旅行」と銘打ったように、自分自身に対するご褒美の要素もかなりあった。
そして、今回は、今年の3月以降、半年以上にわたって試行錯誤してきた、リタイア後の資産運用スキームが一応の完成を見たので、これまた自分自身にご褒美を贈ろうという気持ちで参加した。
これほどの豪華グルメを味わう機会はそうあるものではないが、1年に数回はバブリーな世界を味わうことができればいいと思った。
そう私にとって資産運用のコンセプト(concept)の一つは「投資で稼いだらその一部を自分の幸せのために還元しよう。」というものだからだ。
果たして、今度自分自身にご褒美を贈れるのはいつになるだろうか。
最後に、このような素晴らしいオフ会を主催してくれたエマージングさんをはじめ、当日集まったメンバーの皆さんに感謝したい。
中国酒家「香林」 | |
去る10月28日、ワールドインベスターズの関西オフがサントリー山崎蒸溜所とサントリー京都ビール工場で行われた。
今回も含めて、私が参加した数回の関西オフは、幹事の一人であるyonyon88さんが、たいていサントリー山崎蒸溜所の工場見学ツアーを組み込んでくれていて、ここでタダ酒(!?)を味わうのを楽しみに皆で集まっているのだ。
今回のガイドツアーは11時開始だったので、日帰りも十分に可能だったのだが、それではもったいないと思い、前日から大阪入りすることにした。
ところが、このオフ会に行くことを決めたのは、その前の週に香港旅行を組み入れていて、直前まで行こうかやめようか迷っていたせいで、行くと決めたのが出発のわずか10日前、10月の関西地区は絶好の観光シーズンなので、週末の京都駅周辺のリーズナブルなホテルは満杯になっていた。
そうかといって、待ち合わせ場所のJR山崎からあまり離れた場所では困るので、探し当てたのが大阪の高槻駅にほど近いワークホテルアネックス天神の湯だ。
楽天トラベルで予約を入れたところ、シングル8,000円で取れたので、ここに泊まることにした。
泊まってみると、温泉浴場も綺麗で広く、都市部のビジネスホテルに泊まるより快適だった。
大阪へ行くにもそれほど不便でないので、次回の関西オフのときも使ってみようかと思う。
今回、大阪までの往復は新幹線でなく、ANAの国内線を使った。
羽田から伊丹間はシャトル往復を使うと32,340円(税込み)、マイレージプラスのプレミアボーナスマイルがシルバーステータスの場合で25%割増、おまけにダイナースカード特典で空港ラウンジも使えるので、あえて空路を利用することにしたのだ。
羽田で使える国内線のラウンジは、エアポートラウンジ(Airport Lounge)で、私が利用したのは第二ターミナル南のラウンジであった。
無料サービスは成田のKAL Business Class Loungeと同じで基本的にはソフトドリンクのみ、国内線のラウンジなので、それほど大きな期待はなかったが、他の会社のゴールドカードにあるように国内線のラウンジしか使えないものであれば、私としてはほとんど利用価値がないように思えた。
到着日は、古のオフ会メンバーであるやじさんと、アジアン雑貨の通販をやっているう~やんと京都で歓談、やじさんとは久々の再会となった。
10数年前に私が海外投資を始めた頃は彼らとのオフ会も盛んにやっていたが、最近ではネット上の付き合いもなくなってしまった人もいて、今頃はどうしているのだろうかと思う。
中には連絡を取ることもできなくなってしまった人もいるので、こういったところはリアルの世界と同じなのだろうな、と感じた。
翌日は今回のメインイベントの工場見学ツアー、恒例でツアーの前にJR山崎駅前の喫茶店に集まって雑談、その後にサントリー山崎蒸溜所に行ってガイドの講釈を聞き流した後で、タダ酒(!?)を味わうという段取りだ。
今回は途中で私たちのほかに、スコットランド在住で日本を旅行しているというヨハン(Jochen)さんが合流、ドバイ勤務経験のあるTruthさんが主任通訳(!?)を買って出たおかげで、私たちも思わぬ国際交流ができた一日だった。
ちなみに、彼はウイスキーは好きだが、午後の工場で飲んだビールはあまり好きではないらしく、ちょっと意外だった。
私たちと彼とはフェイスブックで繋がりを持つことになったが、今後の交流はどうなるのかな?
高槻・ワークホテルアネックス天神の湯 | サントリー山崎蒸溜所 |
去る8月19日に「HSBC香港、新型キャッシュカード切替に伴い海外ATMサービスも変更」というコラムを書いたが、先月の香港・マカオ旅行の際にHSBC香港のオーシャンセンター支店に立ち寄った私は、9月にジョン・ラウ(John Lau)さんから勧められて作ったクレジットカード(2012年10月2日-HSBC香港からクレジットカード(Advance Visa Platinum Card)が送られてきた)に銀行口座を関連付けする手続きをしてきた。
この手続きは、HSBC香港から送られてくる新しいATMカード(new HSBC ATM Chip Cards)が、PLUSとCirrusのネットワークを使えなくなるため、それを補完するためのものである。(香港HSBCお助け支店-詳しくわかる新ATMカードQ&A特集)
ついでに今までのATMカードを新しいものに取り替えたのだが、こちらは臨時交換手数料として50香港ドル(約500円)が口座引き落としされた。(Banking FAQ - Unscheduled replacement will follow normal card replacement process
and a replacement card fee of HKD50 will be incurred for each card.)
そして、帰国後1週間ほどして新しいATMカードが送られてきたので、さっそく日本のシティバンクでアクティベートの手続きをした。
これは、銀聯(Union Pay)のネットワークに繋がっている日本の銀行で小額の引き出し、あるいは残高照会をすることによって完了する。
アクティベートは、カード発行後4ヶ月以内にする必要があり、新しいカードを使った時点で古いカードは無効となる。
また、2013年3月1日以降、すべてのATMカードの香港外引き出し限度額はゼロにリセットされるため、それを再設定していない人は、インターネットバンキングで今のうちに手続きしておけば、その設定は新しいATMカードにもそのまま引き継がれるので心配無用だ。(海外投資を楽しむ会-HSBC香港 2013年3月1日以降、香港外のATMでカードを利用するための手続きについて)
ちなみに、共同名義口座(Joint Account)の場合、この海外利用限度額設定の手続きは、それぞれの名義人が各自で設定しないといけないので注意が必要だ。
つまり、片方の名義人が海外利用限度額の設定をしても、もう一方の名義人のATMカードに効力は及ばないということだ。
ところで、HSBC香港のクレジットカードに銀行口座を関連付け(the link-up of credit card account and bank
account)する手続きについては、支店窓口で書類を出してから1週間ほどで手続きが完了すると言われて帰国した。
しかし、先月下旬に送られてきた通知には、クレジットカードに関連付けされた銀行口座を有効にするためには、最初に香港内にあるHSBCか恒生銀行(Hang Seng Bank)でクレジットカードを使わないとならないと書かれているため、手続き後、一度は香港に渡航しないといけない。(To activate the Triple
Access facility first use your credit card at any HSBC or Hang Seng Bank
ATM in Hong Kong. Once this facility has been activated, you can operate
the linked accounts in Hong Kong or ocerseas at any HSBC or Hang Seng Bank
ATM with an account selection function.)
このことは支店窓口で手続きした際に、アイビー・ン(Ivy Ng)さん(ジョンさんが休暇で不在だったためアシスタントの彼女が応対した)から説明されていたのだが、私はすっかりと忘れていた。
最初に彼女から「今度はいつ香港に来るの?」と聞かれたとき、単なる世間話かと思って聞き流したのがいけなかったようだ。
私が記憶している限りでは、アクティベートが4ヶ月以内にできなかったときは支店へ直接来ればいい、とのことだったように思う。
私の場合は、香港へ渡航する機会も多いので再訪することに何の問題もないのだが、そうでない人は、香港渡航の1ヶ月前にクレジットカードと銀行口座の関連付けの手続き書類(HSBC香港から取り寄せ:Credit Card Services Request Form)を郵送しておくといいだろう。
ちなみに、郵送でHSBC香港のクレジットカードと銀行口座の関連付けをするための手続きについては以下のとおりだ。
Re: Credit Card Services |
Thank you for your email regarding the link-up of credit card accounts
and bank accounts. Our HK dollar credit card cardholders can link a maximum of two of their HK dollar bank accounts to their HK dollar credit cards. Cardholders can withdraw money from these linked accounts through all local HSBC Group's Automated Teller Machines (ATMs) or those with Plus/Visa logo that support the account selection function. In order for us to link cardholders' bank accounts to their credit cards, please mail us an instruction bearing with their authorised signatures to the following address: HSBC Card Services 8/F Tower 2 & 3, HSBC Centre, 1 Sham Mong Road, Kowloon, Hong Kong Upon receipt of the instruction, we will process it within four business days. If you have any other questions, please contact us by email through HSBC Internet Banking or call (852) 2233 3322 (for HSBC Premier customers), (852) 2748 8333 (for HSBC Advance customers) or (852) 2233 3000 (for other Personal Banking customers). Yours sincerely Customer Service Officer Card Services |
先月、私がFirstradeに口座開設をしたことはすでに書いた(2012年10月15日-TD Ameritradeの口座閉鎖に伴いFirstradeに口座を開設)が、現在この証券会社は、2012年中(1月1日から12月31日まで)に口座を開き、30日以内に2,000ドル(約16万円)以上の入金(他の証券会社からの移管を含む)をすれば、最長90日、250回まで無手数料(通常は6.95ドル=約560円)で取引ができるキャンペーン(Special Offers - Trade Free for 90 Days)をやっている。
もっともデイトレーダーでもなければ、90日で250回もの取引をすることはないと思うが、せっかくなので、私もいくつか銘柄を選定して買ってみようと思った。
候補の一つはToward a dream-come-true「経済的自由への扉は開かれた」でも書いたが、早期退職後の生活資金の両輪の一つとなる米国高配当株(Excel)である。
この中でPIMCO High Income Fund (PHK) (日本語情報)を買ったことはすでに書いた(2012年6月30日-米国高配当株-PIMCO High Income Fund (PHK)を買ってみた)が、Firstradeに口座開設後、最初の取引はPHKの買い増しをしたことだった。
今後も投資戦略を変更しない限り、愚直に買い増しを続けることが王道ではあるのだが、ちょっと寄り道をしてみたくなった。
つまり、今回は別の銘柄にトライすることにしたのだ。
Cornerstone Progressive Return Fund (CFP) (日本語情報)、聞いたことがある人はほとんどいないだろう。
私も米国株で毎月配当型の銘柄のリサーチをするまではこんなものがあることすら知らなかったのだ。
設定日(launch date)は2007年10月15日、リーマンショック前の世界の主要市場の株価が最高値を付けた頃だ。
設定当時の年間配当利回り(税引き前)は10%から15%程度だったようだが、現在は株価の低迷で年率(税引き前)にして20%近い。
ただ、日本居住者の場合、株式等の配当金に対して、所得税10%が米国で源泉徴収(確定申告で外国税額控除の対象となる)されることになるので、その分実質利回りは下がることになる。
ちなみに、Reutersの解説によれば、このファンドは株式型で資産の一部をETFやADR(American Depositary Receipts=米国預託証券)を通して新興国株式にも振り向けているとあるため、現在の株価の低迷はある程度やむを得ないだろう。
その株価自体は設定来右肩下がりでファンドの消滅も時間の問題かというリスキーさだ。
もちろん、私はPHKに投資した6月には、この銘柄のことは知っていたが、とても投資する気にならなかった。
出来高(volume/turnover)も株価も著しく低迷し、まさにファンドが消滅するリスクが大きかったからだ。
ところが、今年の夏、奇しくも私が米国高配当株(Excel)のリストを英語版の旅行記にアップしてから出来高が増え始め、株価も底打ちしそうな気配すら出始めた。
11月2日のダウ平均株価(Dow Jones Industrial Average)の終値は13,093.16、2007年10月11日の最高値(14,198.10)に迫ろうかという中で、CFPに投資するのは無謀かとも思われた。
しかし、投資額は500株買っても3,000ドル(約24万円)に満たない。
下値も限られている中、税引き前で年率20%近い配当(1株当たり月額0.091ドル)が貰えるのであれば投資してみる価値はあると思ったのだ。
最近ではLCC(格安航空=Low Cost Carrier)のキャビン・アテンダント(cabin attendant)のパフォーマンスも段々と過激さを増してきているようだ。
彼女たちの本来の任務は機内の保安要員のはずで、それに忠実な(!?)欧米のフライトでは、女性でもまさに保安要員というガタイのスタッフが搭乗している。
それに対して東南アジアやロシアのLCCは保安なんか知るか!とばかりにキャビン・アテンダントのお色気を売り物にしているところがある。
ロシアのLCC、アビアノーバ航空(Avianova Airlines)は、Sexy Airline Advertisement Russian commercial TV ad 2010 funny(ロシアのお色気航空のユニークなテレビCM)という動画で有名になり(2010年7月30日-セクシーすぎるブロンド客室乗務員)、フィリピンのLCC、セブパシフィック航空(Cebu Pacific
Air)は踊るスチュワーデスが一世を風靡した。(2012年2月17日-セブパシフィック航空の踊るスチュワーデス)
そして、去る8月にインターネット上で旋風を巻き起こしたのが、ベトナムのLCC、ベトジェットエア(VietJet Air)のビキニダンスショーである。
このパフォーマンスを伝える英字紙デイリーメール(Daily Mail)の記事「'Runway clear for take (your clothes) off!': Vietnamese passenger airliner
fined for hosting mid-air beauty pageant with scantily clad Hawaiian dancers(ビキニのハワイアンダンサーを使った機上の美人コンテストで罰金を科されたベトナムの定期航空便)」は今年の8月9日付、フライト区間は8月3日のホーチミン(Ho
Chi Minh)からニャチャン(Nha Trang)へ向かうVJ8858便のようだが、奇しくも私は同じ時期(8月10日)にダナン(Da Nang)からホーチミンへベトジェットエアー(Viet
Jet Air)で飛んでいたのだ。
このパフォーマンスに対し、ベトナム航空当局は罰金を課したとのこと、その影響かどうかわからないが、私が乗ったフライトはチェックインカウンターはもとより機内にもお色気のかけらも残っていなかった。
私が8月に行ったタイ・ベトナム旅行で、ベトナムの国内移動の復路部分をわざわざLCCにした理由は、「越南の古都を歩く-フエへ」という旅行記の中で「キャビンアテダントの制服はキャップにポロシャツにショートパンツで、いかにもLCCらしい。どこに飛ばせているのか気になるところである。」と、書かれていたからだ。
まあ、動機が不純と言われてしまえばそれまでなのだが、当てが外れたばかりか、1時間も遅延したせいで、疲れが倍加してしまったのだ。
さすがにビキニダンスショーまでは行き過ぎと判断したベトナム航空当局、今からベトジェットエアー(VietJet Air)を予約してもセクシーアテンダントのショーを見ることはできないだろう。
しかしながら過当競争の続くLCC業界で、次に過激パフォーマンスを演ずる航空会社はどこであろうか。
それとも本来の任務である保安要員の役割を果たせとIATA(国際航空運送協会=International Air Transport Association)あたりからお達しが出るだろうか。