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1月28日(水)-日経ヴェリタス2015年1月25日号にインタビュー記事が掲載された

日経ヴェリタス 2015年1月25日~1月31日号去る25日に発売された日経ヴェリタス359号(2015年1月25日~1月31日号)の「海外投資 マスターへの道」という特集で私のインタビュー記事が紹介された。
一面の「円だけで大丈夫? 動く中銀 重み増すドル資産」という見出しの記事に続いて、二面の初級、そして三面の中級、上級と3ページにわたって特集記事が組まれていた。
主として、初級編はインターネット専業銀行の外貨預金、もしくは低レバレージ(1倍)のFX(外国為替証拠金取引)による資産運用、中級編は米国ETFを活用した投資、上級編が海外不動産投資と、私がお話した海外口座を利用した資産運用のことが掲載されていた。
私のコラムで言えば、初級編は「2013年4月11日-超初心者のための外貨投資入門(2013年版)」、初中級が「今日から新しい人生を歩みたい人のための投資入門講座」、そして、上級編は「HSBC香港の口座開設と活用について」と「米国証券会社(Firstrade, TD Ameritrade)の口座開設と活用について」の二点といった感じだろうか。

日経ヴェリタスの取材は、去る17日、私がちょうど都内で用事(目黒のランチオフ)があったので、それに先立って「サンマルクカフェ目黒西口店」(東証1部:3395)で行われた。
取材記者のH氏曰く、「円安下の資産防衛」をテーマに、海外の株式や債券投資、外貨預金などをやっている個人投資家にインタビューをしているとのことだった。
その中の一人に私が選ばれたのは、光栄なことに、私のブログがヴェリタス編集部の記者の目に留まったことだという。
私はこのようなことは初めてだったし、何を話したらいいのかわからなかったが、これも一つの経験だと思って取材に臨むことにした。
そこで、最初は外貨投資や米国ETFのことを話し始めたのだが、H記者の興味は私の海外口座における資産運用にあったようで、結果的に掲載された内容は海外口座を使った資産運用のことだった。
ちょうど時期を同じくして発売された香港マイタン日記の管理人である笹子善充氏の著書「今すぐ『税金大国日本』から資産を逃しなさい」が売れ行き好調なようなので、海外口座の開設に一段と拍車がかかるような感じであるが、果たして今後の日本経済はどうなることだろうか。

日経ヴェリタス359号(2015年1月25日〜1月31日号)
「海外投資 マスターへの道 上級編」
海外に資産を移す手段は、もちろん不動産だけではない。
横浜市在住の50歳の男性は「海外に口座を持てば、いざというときの備えになる」と話す。
実際に米国の証券会社や香港の金融機関に口座を持ち、株などの取引にも利用する。

「いざというとき」とは日本経済が大混乱に陥った場合のこと。
ハイパーインフレが起こったり、国が債務不履行を起こしたりすれば、日本の金融機関に預けた資産が無事とは限らない。
預金といえども、外貨は預金保険制度の対象外で、金融機関が破綻すれば保護されない。
そういった非常時に海外口座を持っていれば「資産の受け皿として使える」というわけだ。

もっとも、現地に住んでいない日本人が海外で口座を開けるかは国や金融機関によって異なる。
条件を調べたり、手続きを進めたりするうえでは専門知識や語学力も必要。
ハードルは決して低くないが、自信のある人なら検討してみる価値はあるかもしれない。
海外には預金金利に課税していない国もある。
ただ、海外口座でも日本居住者は日本に納税する義務があり、原則的に確定申告が必要になる。

1月25日(日)-2015年新春の渡航はオーストラリアをやめてフィリピンのセブへ

昨年の11月3日、私はHISの35周年記念セールで「ジェットスター航空往復直行便で行くケアンズ5日間」を申し込んだ。
私が最後にオーストラリアを訪れたのは、2003年12月のオーストラリア・香港旅行のときで、10年以上ご無沙汰となっていたからだ。
それに、私がこのときに開設したHSBC香港の口座で投資している主力商品がオーストラリアドル建のファンド(HSBC香港の口座開設と活用について )なので、久しぶりに現地を訪れて街の雰囲気を感じてみたいという気持ちもあった。
ただ、気になったのが、搭乗便がLCC(Low Cost Carrier=格安航空)のジェットスター(Jetstar Airways)であり、成田(NRT)からケアンズ(CNS/Cairns)までの7時間半を窮屈という評判の座席で過ごさないとならないことだった。
それでも1人部屋の追加料金と、3泊のホテル代込みで約12万円という価格はオーストラリアへのツアー料金としては破格値と言えた。

ここでケアンスに行くのにメジャーキャリア、例えば前回のときと同じようにキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)を使った場合、比較的安価な3月中旬の料金でも燃油サーチャージ込みで13万円から15万円くらいはかかる。
前回の旅行のときは、オーストラリア行きの往復航空券(オープンジョー、香港でのストップオーバー可、燃油サーチャージなし)が7万円しかかからなかったのだが、やはり燃油サーチャージが旅行者にとっては大きな重荷になっていることがわかる。
今のチケット料金だと欧米諸国へ行くのとそれほど変わらないし、現地滞在費もオーストラリアドルの上昇(円安)によって割高になってきているだろう。
従って、HISのキャンペーンツアーは久々のオーストラリア旅行をするのに追い風になっていたのだが、結果的に私はこのツアーをキャンセルすることにした。

理由の一つはオーストラリアは行くだけで相当の費用がかかるので、欧米諸国へ行くとき並みに最低でも10日間程度の旅程を取りたかったこと、そして、代替プランとして行くことにしたセブ(フィリピン)がリタイア後に計画している語学留学の候補地となりそうだったからだ。
本格的に英語を学ぶならアメリカやイギリス、オーストラリアの方が適していると思うのだが、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU/Economist Intelligence Unit)が発表した2014年の世界生活費ランキング(Worldwide Cost of Living 2014)では、これらの国の主要都市はかなり生活費が高いという統計になっている。
海外旅行先で会話を楽しめるレベルになればいいと思っている私には、フィリピンのセブあたりがいいだろうということで見つけたウェブサイトが「フィリピン留学・セブ島留学専門セブナビ」と「俺のセブ島留学」、今後、私の海外語学留学が実現するかどうかは別として、来月の渡航先(現地視察先)(2015年以降の旅行記はiPadにも対応)をケアンズ(オーストラリア)からセブに変更した。

ちなみに、2013年3月のセブ旅行のときは宿泊先のパシフィックセブリゾート(Pacific Cebu Resort)で「1日体験セブ留学(Cebu One Day English Lesson)」という体験ツアーがあった。
今でもファーストウェルネス(FEA/Firstwellness English Academy)のウェブサイトの「よくあるご質問」で「コースとしては1週間からのお申込みとさせていただいておりますが、旅行にいらして、数日のみ英語を勉強したいという短期間での授業をご希望の方もご相談させていただきます。」とあるが、1日体験などという要望にも応じてくれるのか問い合わせてみたいと思う。
余談になるが、キャセイ航空(Cathay Pacific Airways)では1月28日までの限定で「新春大セール」というプロモーションをやっている。
今年の3月から5月までの期間(日本出発日が4月25日-5月4日を除く)に海外渡航をお考えなら予約してみてはいかがだろうか。


1月20日(火)-宴会ロードのフィナーレは豪華フカヒレオフ会

昨年の10月下旬に始まった「2014年秋の宴会」シリーズの皮切りがアルテリーベ横浜本店の豪華フレンチならば、「2014年忘年会-2015年新年会」シリーズのフィナーレを飾るのは中国酒家・香林で食する「極厚フカヒレ姿煮」が相応しいだろう。
この日は、ワールドインベスターズのメンバーであるエマージングさんの主催で、私を含めて8名の参加者が至福のときを味わうことができた。
彼曰く、ここのシェフが今月末で引退されるということで、店舗自体はそのまま存続するらしいが、「極厚フカヒレ姿煮」が味わえるのは残り数日とのことだ。

私がこのレストランに来たのは2012年11月10日以来(自分自身にご褒美を・・・豪華フカヒレオフ会)、このときのコラムに「半年以上にわたって試行錯誤してきたリタイア後の資産運用スキームが一応の完成を見た」とあり、そして、今回はそれがまさに成就しようとしているときに開催された。
偶然の一致なのだろうが、自分の人生の節目に豪華ディナーを味わえたことはこの上ない幸せである。
午後7時から始まった食事会、終了までの約2時間半、旧知の間柄のメンバー同士の会話が弾み、再会を約してお別れした。
今度お会いできるのはいつになるだろうか、花見の季節あたりになるのかな?

中国酒家・香林
中国酒家・香林 中国酒家・香林
極厚フカヒレ姿煮 海鮮の炒め物
中国酒家・香林 中国酒家・香林
エビチリ 牛ヒレステーキ中華風
中国酒家・香林 中国酒家・香林

1月18日(日)-最強通貨のスイスフラン(CHF)を生かす投資法

去る15日、スイス国立銀行(スイス中銀、SNB/Swiss National Bank)が対ユーロで設定していた無制限介入ラインの上限(1CHF=1.2EUR)を撤廃する(Press release on 15 January 2015: Swiss National Bank discontinues minimum exchange rate and lowers interest rate to –0.75%)と発表したことによって、スイスフラン(CHF/Swiss Franc)が想定外の急騰を演じ、各国の為替市場は大波乱になったようだ。(2015年1月16日 ロイター:NY外為市場でスイスフラン急上昇、SNBが上限撤廃 ユーロは全面安
FX(外国為替証拠金取引)で、一方がスイスフランの通貨ペアのポジションを持つ人が少数だったのか、日本のFX業者は安泰だったようだが、欧州の業者の中には破綻するところもあり、未だに混乱の余波は続いている。(2015年1月17日 ロイター:「スイスフランショック」の余波世界に、為替業者が破綻

Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』」でも書いたように、私はスイスフランが世界主要国の中で最強通貨だと思っている。
かつては日本円とスイスフランが経済危機時の安全資産(safe haven)だと言われてきたが、アベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)によって円が安くなる傾向が強まって以来、スイスフランだけがその地位にあるような感じだ。
しかし、2014年12月18日からスイス中銀は預けている方が金利(手数料)を負担するマイナス金利政策を実施(2014年12月19日 ロイター:スイス中銀がマイナス金利導入、フラン上限守る構え)していて、今回はその利幅を拡大する(-0.25%から-0.75%)ことになるので、スイスフランを投資に生かす方法は、FX(外国為替証拠金取引)を除けば限りなく少ない。
そのFXの場合、一方をスイスフラン(CHF)とする通貨ペアは、ロングにしろショートにしろ、日々のスワップがマイナスになるので、ボラティリティ(volatility=為替相場の変動幅、値動きの激しさ)の高いペアでないと旨みがないが、その反面でリスクも大きく、私のようなFX初級者には向かないだろう。
ちなみに、一部の金融機関ではスイスフラン預金もあるが、金利はほとんど付かないし、為替差益を狙うにしても手数料負担をカバーできない可能性があるのでお勧めできない。

そこで、私が思ったのは、前述のコラム(Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』)で触れたように、海外FX業者の一つであるXM (トレーディング・ポイント)に口座を開き、基本通貨をスイスフラン(CHF)にすることによって、スワップ派のFX投資家は日々のスワップ収入以外にもスイスフランの上昇によって利益を得ることができる。
要するに日々のスワップポイントをスイスフランで受け取っているからだ。
もっとも、この業者の拠点がキプロス(Cyprus)にあることはリスクの一つとして挙げておかなければならないだろう。
事実、私は2013年3月のキプロスショックによって本格投資を避けた(2013年3月18日-キプロスショックでトレーディング・ポイントのFX口座は大丈夫か)のだが、デモ口座を使ったシミュレーションだけは行ったことがある。(2012年6月9日-スワップ狙いのFXデモトレードの成果
キプロスショックがなければ、HSBC香港からの国外送金登録(Overseas Transfers)も済ませてあったので、そのままスワップ狙いでFXのトレードをしていたかもしれないが、今更終わったことを蒸し返しても仕方がない。

ちなみに、自分の口座はデモ口座も含めて、ここ2年ほど使っていないので、久々にログインしようとしたらできなかった。
もしかして、口座が凍結、あるいは閉鎖されたのだろうか。(笑)
最後になるが、租税回避地(tax haven)として有名だったキプロスは、今や、税務行政執行共助条約(租税に関する相互行政支援に関する条約/Convention on Mutual Administrative Assistance in Tax Matters)にも署名済であり、いずれは日本の税務当局にも自動的に情報が提供されるようになるため、良からぬ意図を持ってキプロスのFX口座を開設しない方がいいだろう。(2014年10月29日-OECD:税回避を防ぐ国際協調を加速させるため重要な新たなステップ-2017年に税に関する自動的情報交換を開始することで各国政府がコミット


1月13日(火)-イビサ島(Ibiza)を語る新年密会 with アオザイ美女

2014年忘年会-2015年新年会」シリーズの第10回目は、過去6回にわたって参加させていただいた「お金のセミナー」(参考:2014年8月11日-お金のセミナー&キャッシュフローゲーム会)の会場となっていたKona's Salonにお招きいただいて新年の密会となった。
メンバーは、主催者のもっさんに、美紀さん、ピエールさんと私の4名、お金のセミナーのときは10名を超えるときもあったが、今回は少人数で密度の濃い話ができて良かったと思う。

その中で、ピエールさんが振った海外旅行話で出てきたのが、何とパーティの島として有名なスペインのイビサ島(Ibiza Island)、私が2010年9月の香港・スペイン・モロッコ旅行の途上というか、最大の目的地として訪れたところだ。
このときは一緒に行ったワールドインベスターズのアンシャンレジームさんから「スペインに面白そうなところがあるので行かないか」と言われたのが渡航のきっかけだ。
ところが、この当時は「A22 地球の歩き方 バルセロナ&近郊の町とイビサ島・マヨルカ島」と、イビサ島専門サイトしか日本語の情報源はないに等しく、英語のウェブサイトも当たっていろいろ調べてみた記憶がある。

そこも今やスペインを目指す個人旅行者にとってかなりメジャーなところになりつつあるようで、電子書籍としても「世界快楽遺産100 イビサ編認定(9)」が出ているほどだ。
5年ほど前に行ったときは、イビサ島に来るのはさすがに一生のうちでその時だけだろうと思っていたが、リタイア後の最初の海外旅行は、カルロスの名前の由来ともなっているスペインかな、と思うのだった。
ちなみに、マヨルカ島(Mallorca Island)にも寄るというプランになれば、こちらは1998年7月のスペイン・オランダ旅行以来となる。
う~ん、スペイン再訪への思いは深まるばかりだな。
もっともスペイン語を少しは勉強した方がいいかな。(笑)

Kona's Salon Kona's Salon
Kona's Salon Kona's Salon

1月12日(祝)-日本の将来はデノミ(redenomination)前のトルコと同じようになるのか

私は海外旅行に行くときには、今でもiPadに電子書籍をダウンロードする以外に紙の書籍を持って行くことにしている。
主にビーチやホテルのプールで寛ぐ時間を取っているときに、それを脇に置いて読むのが目的なのだが、たいていは読み終わったら現地のホテルに置きっぱなしにしている。
昨年末のタイ旅行の際にも古書店で見つけた東ヨーロッパ鉄道一万キロの旅という本を持っていった。
この本を買ったのは、私がリタイアした後の海外旅行の参考にするためだったのだが、第4部の「ブリッジオリンピック参加とイスタンブール・ブカレスト紀行」で、著者がトルコのイスタンブールに到着したときの様子がコラムの材料になりそうだったので、これを引用してみたいと思う。
トルコと言えば、親日国であるほかに、20世紀後半には長年のインフレに苦しんで、2005年1月にデノミ(redenomination)が実施されたことが記憶に新しいところだ。
今ではSBI証券のように、トルコリラがFX(外国為替証拠金取引)の取引通貨ペアになっているFX会社もあるが、今から10数年前、デノミ実施前のトルコリラは紙くず同然のレベルだったのだ。

トルコのデノミ(redenomination)に関しては、私も2005年1月3日のコラムで「トルコ旅行者の憂鬱」として触れているが、このときに私は「これじゃトルコでバスに乗ろうとした場合、円貨換算で800円ぐらいだとしても、トルコリラだと約1000万リラ、第一次世界大戦後のドイツのインフレと同じレベルだ。たぶん旅行者もこれではトルコリラでの支払いなんぞしてないだろうし、トルコ人がドルやユーロで寄越せと言ってるだろう。もし、トルコリラで決済していたとしたら買い物は憂鬱以外の何ものでもないだろう。」と書いた。
ところが、桜井氏の著書を読んで私は卒倒した。
「私は一生懸命(タクシーの)メーターを見た。4200万TLに見えた。それで2千万TL札2枚と先ほどバスのおつりでもらった500万TL札を出した。この運転手は親切で2千万TL札2枚は返してくれた。実際は420万TL(約340円)であった。心の中では4200万TLは高いと思ったが何度見ても4200万TLに見えた。」

何と公的機関でもないタクシードライバーが、インフレによる目減りが進行中という言い方が生易しいくらいの(デノミ前の)トルコリラを受け取っているではないか。
私がタキやノリと一緒にトルコ・ギリシャ旅行(1991年)に行ったときのトルコの観光地では、客引きや物売りの少年が米ドル、日本円、ドイツマルク、フランスフランの為替レートを駆使して交渉をやっていたのだ。
1991年8月から2004年12月までに、トルコリラの貨幣価値は、対米ドルで306分の1、対日本円で390分の1になった。
21世紀に入ったトルコでは、当然、トルコリラなど公的機関以外では通用していないものだと思っていたが、デノミ直前の2004年10月でもタクシードライバーが受け取っていたという事実に私は驚いた。
私が思うに、政府がアベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)でデフレ脱却(マイルドなインフレ)を目指していると言っているうちはいいかもしれない。
しかし、その目論みが狂い、突然インフレが暴走し出すのが経済と言う魔物だ。
外貨との為替計算が日常生活にあった物売りの少年と、自国通貨のトルコリラだけしか頭になかった実直なタクシードライバー、その対比はまぎれもない明日の日本の庶民の姿だと思う。

今の日本の1000兆円を超える国家債務を一般的なやり方で返済できると考えるのは馬鹿げている。
日本経済が突然破綻すると世界に与える影響も尋常でないことから、各国の為政者が日本の国家債務解消のために望むのは旧トルコ型のインフレ経済だろう。
仮に円の貨幣価値が、今後20年間で1000分の1になったとしたら、国家債務は1兆円台になり、これなら返済は容易になって日本も立ち直るだろう。
もっとも、円資産しか持たない人たちは困窮の度合いが尋常ではなくなるので、でき得るならば外貨資産を持つことを勧めたい。
私が1991年にトルコへ旅行したときには、すでにUS$1=4700TLだったから、この時点でも相当にインフレは進んでいたと思う。
それを考えれば、かつてのトルコが将来の日本とダブっても何らおかしいことではなく、円の貨幣価値が20年で1000分の1というのは十分あり得ることだと私は思う。
最近になって私が初心者向けに投資のことを語るとき、まずは外貨や為替に慣れるために、円と米ドル、できれば豪ドルを加えた3本立ての積み立てを始めることを提唱している。
今日、晴れて成人式を迎えた人たち、そして、同年代の若者たちにはこうしたことを踏まえて資産運用を始めて欲しい。
少なくとも、ご両親や祖父母の世代が歩んできた世の中とは違う世界が待っていることを認識した方がいいだろう。

東ヨーロッパ鉄道一万キロの旅
(桜井恒夫・藤間正博著)
第4部-ブリッジオリンピック参加とイスタンブール・ブカレスト紀行
■2004年10月23日(土) イスタンブール 晴れ

今日は10時55分発のオーストリア航空でトルコのイスタンブールに行く日であるが、朝はどこも見るところがないので、ウィーンの街を散歩しながら昨日もらったパンフレットを見て列車CATで空港に行くことにした。
8時にホテルを出発しウィーン中央駅(ミッテ駅、シティエアターミナル)に向かった。
空はどんより曇っていて、地面は昨日の雨で湿っていた。
人通りはほとんどなかった。
ミッテ駅までは地下鉄のU3でシュテファンスプラッツから2つ目で、15分ほど歩くと次の駅のシュツベントールに到着した。
この近くの花屋さんの花は秋にもかかわらずきれいな花がいっぱいあったので印象に残った。
一本道をまっすぐ歩いて行くと10分もしないうちに8時30分にミッテ駅に到着した。
パンフレットによるとこの列車の所要時間は16分で、値段は9ユーロでバスの6ユーロより高いが早く着くのが売り物である。
また本数も1時間に2本出ている。
列車の中は席の3分の1程度が詰っている感じであった。
この切符を駅でなく車中で買うと10ユーロと書いてあった。
数年前にウィーンから空港に行く時に列車内で切符を買ったら2倍以上の金額を払ったことを思い出した。
降りる時に列車の最前列に行き写真を撮った。
イスタンプール行きのチェックインは幸運なことに日本人が担当してくれたので気軽であった。
家内のマイレージが入っていることを確認してくれた。

待合席で待っそいると何人かは見た顔の人がいたのでブリッジに行くのが分かった。
定刻に飛行機は出発し、しばらくすると前の席にいた男女の比較的若いグループが紙を取り出し眺め出した。
私は好奇心で何を見ているのか覗いてみると、ブリッジのオリンピックの対戟表ではないか。
私は思わず話しかけた。「あなた方はどの国のチームですか」。
若い男性が答えた。「オーストリアです。あなたは?」、「私は日本のシニアチームのメンバーで、ウィーンが好きでウィーンで一泊してイスタンブールに行くところです」と答えると彼らは嬉しそうであった。
イスタンブールには定刻よりも数分早く1時55分に到着した。
まず1万円両替をすれば困らないと思い、1万円を両替したら2千万札6枚と1千万札1枚合計で1億3千万トルコリラ(TL)をくれた。
TLの計算方法は0を5個取って8倍すれば日本円に換算できることが分かった。
荷物は、いつも遅く出てきていらいらするのが、今回はどういうわけか一番早く出てきた。
インフォメーションで「ジョワヒルホテルに行きたいがどうすれば良いか」と聞くとタクシーで行けと言う。

外へ出てみると太陽がさんさんと照っていて夏のような感じがした。
運良く目の前にバスが止まっていたので運転手に「タキシム広場に行きたい」と言うと、「このバスに乗れ」と言いながら、荷物をバスの荷物置き場に入れてくれた。
「切符はどこで買うのか」聞くと「2人で1500万TL(約1200円)」と言われた。
実際は数字を聞き取れなくて、2千万TLを出して、500万TLをもらった。
バスには20人ほどが乗っていた。
バスは2時ちょうどに発車。
海岸に沿って交通量の多い道路を走っていく。
海は青くヨットが快適に動いているのが見える。
ところどころで短い渋滞があった。
今日は土曜日のせいか港には人が沢山いた。
左側には線路が見え、1回だけ列車も見た。
約40分でタキシム広場に到着。

ここまでノンストップだった。
ここで運転手に「ジョワヒルホテルに行きたい」と伝えると荷物を降ろしてくれて、走って来たタクシーを止めてくれ、行き先を伝えてくれた。
タクシーはハッチバック式の小型のタクシーであった。
それでも2人の荷物をなんとか載せることができ、3車線の道を走り出したが5分もすると渋滞に入った。
そうするとタクシーは急に反対車線に入って100メートルほど戻って小さな急な坂を下り始めた。
大型のタクシーなら入れないような細い道である。
それからも坂道を登り下りしながら進んだ。
しばらくすると大きな建物が見えた。
運転手が「あれがジョワヒルホテルだ」と言った。
そこから実際にホテルの到着するまでに大分時間がかかった。
私は一生懸命メーターを見た。
4200万TLに見えた。
それで2千万TL札2枚と先ほどバスのおつりでもらった500万TL札を出した。
この運転手は親切で2千万TL札2枚は返してくれた。
実際は420万TL(約340円)であった。
心の中では4200万TLは高いと思ったが何度見ても4200万TLに見えた。

ロビーには平田君が待っていてくれて、チェックインをサポートしてくれた。
地下1階にあるブリッジの会場で登録して、各個人にくれるかばんをもらおうとすると、すでに日本のシニアチームは持って行っているとのことであった。
早速大野さんの部屋に行き、話を聞いてみると、「このホテルはアルコール、食料の持ち込みは禁止」で、このホテルの食事はまずく、高いという話であった。
私はいつもスーパーマーケットに行ってビール、ワインを買うことにしていたが今回はあきらめることにした。
最終的にシニアは全部で29チームの参加で総当り戦をやることが分かったので、何位を目標にしようか話しあったが、昨年の世界選手権の結果などを考えて、結局6位を目標にすることにした。

午後7時半から、明日からのオープンチーム、ウイメンズチームの試合会場になる地下1階の大会議場で開会式が開催された。
約700~800人が参加した。
まずトルコの歴史についてのビデオを放映され、そのあと、若者がアルファベット順に各国の旗を持って入場し、トルコ副首相、世界ブリッジ連盟会長、イスタンブール市長らのスピーチがあり、約30分で終了した。

それからカクテルパーティーが始まったが、お酒に弱い私たち夫婦はすぐに抜け出し、まずいと言われた食堂に行き、ビール、スープ、スパゲッティを注文した。
食事は思ったほどまずくなく、値段もあまり高くなかったが、ビールはやや高めだった。

1月11日(日)-消費税増税法の人質になっている老齢年金の受給資格期間短縮(25年→10年)政策

私のブログ記事の中で、昨年1年間のページビュー数ランキングで第2位を記録した「2015年10月から公的年金の受給資格期間が最低25年から10年に短縮の予定(2012年10月8日)」というコラムがあるが、この記事は弊サイトの訪問者の方々に高い関心を持ってお読みいただいているようだ。
厚生労働省のウェブサイトにある社会保障・税一体改革関連施策の一つである年金の受給資格期間の短縮は、社会保障制度改革の道筋を示したプログラム法(持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律)の第6条(公的年金制度)で規定され、具体的には、年金機能強化法(公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律)で、国民年金法第26条(老齢基礎年金の支給要件)や厚生年金保険法第42条(老齢厚生年金の支給要件)の最低受給資格期間を25年から10年に改正することが定められているのだが、これに要する財源は、プログラム法の第28条(財源の確保)、及び年金機能強化法の第3条で「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律の施行により増加する消費税の収入を活用して、確保するものとする。」となっており、簡単に言えば、消費税が10%にならなければ、公的年金の受給資格期間の短縮はない、と法律に明記されているのだ。

私がいつも思うに、なぜ社会保障政策だけは消費税増税の人質みたいなことになるのだろうか。
確かに社会保障費が国家財政の圧迫要因の一つだというのは間違いないし、少子高齢化の加速に伴って、今後ますます歳出が増えるのでそれを抑制したいということなのだろうが、老齢年金受給要件の緩和は、無年金者を少なくして、生活保護費を抑制できる側面もあるし、多少なりとも年金保険料の納付意欲の向上につながるかもしれないのだから、国民の心を萎えさせるようなことはやめるべきではなかろうか。
もっとも、年金保険料を10年払っても、それだけで生活が成り立つわけがない、というのは2012年10月8日付のコラムにも書いたとおりだし、ブログのコメント欄に投稿いただいたcedarさんの書かれているとおり、障害年金や遺族年金の受給要件は改正法施行後でも受給資格期間の短縮規定が適用にならないので注意が必要だ。
いずれにせよ、今年の10月から老齢年金の最低受給資格期間が25年から10年に短縮になるというのはお預けとなりそうだ。
それにしても、政府は破綻同然の公的年金制度をいつまで存続させるつもりなのだろうか。

ところで、1月9日付の読売新聞「整備新幹線を前倒し開業・・・北陸3年、北海道5年」の中で、「8日に首相官邸で開かれた政府・与党の作業部会で確認した。開業前倒しに必要な約5400億円の財源確保について、自民党の稲田政調会長は『財政上、技術的な問題について解決の見通しが付いた』と記者団に語った。」とあるが、整備新幹線の前倒し建設の財源は捻出できても、社会保障費は捻出できないのだろうか。
投資効果が懸念される地方都市の高速鉄道建設こそ、消費税が10%になるまで待っても問題なかろう、と思うが、元来が公共事業利権の政党である自民党はこれが本来の姿なのだろう。
産経新聞の記事では「プログラム法(持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律)では消費税10%増税時の実施を明記しており、政府・与党は財源確保は難しいとして再増税前の実施を見送る意向を固めた。」とあるが、法律を作ったり、変えるのが国会議員(Diet lawmaker)の仕事なのだが、日本のほとんどの政治家(politician)は何か勘違いしていないだろうか。
また、これらのことを記者会見場や当事者に質問できない日本のマスメディアの存在価値は何なのだろうか。

低所得者の年金上乗せ、先送りへ・・・政府方針
(2015.1.6 読売新聞)
消費税率10%への引き上げを前提に、政府が2015年度に行う予定だった社会保障充実策のうち、低所得者の年金への上乗せ給付や、年金受給資格の短縮などが1年半先送りされることになった。
待機児童の解消などの子育て支援や難病患者への支援などは当初計画通り拡充する。

■育児・難病支援 予定通り

当初計画通り2015年10月に消費税率を10%に引き上げれば、社会保障充実分として2015年度に1.8兆円程度が確保できるはずだった。
しかし、増税が先送りになり、社会保障充実に回せるのは1.35兆円にとどまることになり、限られた財源の範囲内で優先順位を付ける。
14日に閣議決定する2015年度予算案に反映させる。

消費税率8%への引き上げ時に「簡素な給付措置」として導入した低所得者向けの「臨時福祉給付金」は、減額したうえで継続する。
2014年4月から1人1万円(年金受給者は5000円上乗せ)を1回だけ支給しているが、2015年10月からの1年分として6000円を支給する。
増税を先送りする期間も負担軽減策が必要と判断し、約1500億円を計上する。
子供のいる世帯に対し、2014年度は消費税率8%への引き上げに伴って子供1人当たり1万円の給付金を配ったが、2015年度は給付金を支給しない方向だ。
年金を受給する低所得者に対し、給付金を上乗せする措置や、年金の受給資格を得るための期間を25年から10年に短縮する制度は、消費税率10%への増税まで延期する。

一方、子育て支援や難病対策は推進する。
保育園に入れない待機児童を解消するため、保育園を増やし、職員の人員や待遇を改善する子育て支援に約5000億円を計上する。
2015年度は、8万人を受け入れる予算を付ける。

介護保険料は、一定の年収に満たない人の負担を軽くする措置に数百億円計上する一方、事業者に支払う介護報酬は9年ぶりに減額する。
財務省は実質4%の引き下げを目指すが、厚生労働省は微減にとどめたい考えで、2015年度予算案の決定まで交渉はもつれそうだ。
社会保障費は、高齢化に伴う「自然増」で31兆円台となり、最大を更新する見通しだ。
消費再増税延期 年金改革先送り固める 政府・与党
(2014.12.1 産経新聞)
■財務省は財源確保苦慮

消費税率10%への引き上げが1年半延期され、財務省は平成27年度予算編成における、社会保障の充実策の財源確保に苦慮している。
あてにしていた消費税再増税に伴う増収分の予算が減り、年金や医療など暮らしに関わる政策の財源確保は厳しい状況だ。
社会保障の充実策の財源は、医療や介護制度改革の道筋を示したプログラム法で、消費税の増収分を充てると定められた。
消費税収以外の財源は原則使えないため、消費税増税の延期により、充実策の財源は27年度が4500億円、28年度が1兆3500億円、それぞれ想定より減少する。
再増税実施を予定する29年度も、想定より3千億円程度目減りし、予算は総額計2兆円以上不足する。
再増税延期で影響を受けるのは、低年金者へ年6万円の給付金支給(5600億円)や、年金受給に必要な加入期間を25年から10年に短縮する年金改革(約400億円)だ。
プログラム法では消費税10%増税時の実施を明記しており、政府・与党は財源確保は難しいとして再増税前の実施を見送る意向を固めた。

来年4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」は、「子育てをしている方々への支援はしっかりとやっていく」(安倍晋三首相)方針。
ただ、安定財源を確保できなければ、保育環境の改善が中途半端になり、待機児童解消が進まない懸念もある。
一方、社会保障費の歳出削減では、財務省は後期高齢者の保険料軽減措置の縮小や、中小企業の従業員を対象とする協会けんぽへの国庫補助率の引き下げなどで、予算確保を目指す考え。
消費税再増税を前提に予定していた国民健康保険を運営する市町村への財政支援(1700億円)や、65歳以上の介護保険料の低所得者軽減強化(1350億円)などの施策は遅れる恐れがある。
保険料の引き上げなど個人負担の見直しが先行すれば、家計にしわ寄せが行きかねない。

(注1)消費税率を8%から10%に上げる際に、「経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。」としていた、いわゆる景気条項「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律(平成24年8月22日法律第68号)附則第18条(消費税率の引上げに当たっての措置)第3項」は、「所得税法等の一部を改正する法律(平成27年3月31日法律第9号)第18条(社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律の一部改正)」により削除されました。
また、同条の規定により消費税率が10%になる日が2015年(平成27年)10月1日から2017年(平成29年)4月1日になることが確定しております。(参考:2015年4月2日 リストラおやじのあぶない生活!- 消費税10%が2017年4月に決定

(注2)本件記載の無年金者救済法は、第192回国会(臨時会)に提出された「公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案(改正年金機能強化法案)」が2016年11月16日に可決成立したことにより実施される予定です。(2016年11月16日 時事ドットコムニュース-受給資格を10年に短縮=改正年金機能強化法が成立


1月8日(木)-宮崎の地鶏で新年会 with 美魔女軍団

2014年忘年会-2015年新年会」シリーズの第9回目は、世田谷区経堂にある宮崎地頭鶏専門店の「じとっこ組合」で、仕事関係の仲間による新年会を行った。
男女比が4:8と女性の方が多い飲み会だったこともあるが、なぜか私の周りはパートタイムの美魔女(光文社が発行するファッション雑誌『美STORY/美ST』による造語。才色兼備の35歳以上の女性を指す。)軍団だった。
おまけに、私が早期リタイアを決意した(2014年11月16日-早期リタイアへのファイナルステップ(final step for early retirement))ことを宣言して以降、彼女たちは私が教えたブログを見たようで、私の本名でなく、ウェブ上のニックネームである「カルロス」と呼んでくる。
仕事とは全く無関係な投資仲間や旅系の友人には滅多に本名を呼ばれることはなく、むしろ「カルロス」と呼ばれることが自然なのだが、この場では私のブログを知っている人たちと、全く知らない人たちのコントラストが妙に面白かった。
それはそうだろう。
私のブログを知らない、というか興味のない人は「カルロス」って何のことだかわからないからだ。(笑)

その飲み会の中で、彼女たちから聞かれたのは「私が辞めた後どうするの?」という質問だ。
早期リタイアということを実行するのが難しい報酬体系、今や男性サラリーマンは65歳まで働くのが当然視される日本の社会環境では無理からぬことだろう。
飲み会の席だったので「そうね~世界一周旅行かな~」と答えておいたが、当然、それだけが目的で辞めるわけではない。
私がお世話になった元上司にメールしたときも同様の質問があったので、それに回答したものをここで貼り付けておきたい。
上述のリンク先のコラムを読むより数段楽だと思うので、通勤時間や昼休みにでもご覧になるといいだろう。

私が辞める理由は、10年後の自分の気力と体力が長期旅行に耐えられるものである確証がないからです。
実際のところ、世の中の50代と思しき男性サラリーマンの多くが萎えているのを見て、自分もこのまま働き続けてそうなるかと思うとイヤですね。
それと私は投資家です。
10年後まで働くことによって得られるリターンが、失われる時間と、円安が加速することによる投資機会の逸失が見合うとは思えないからです。
つまり、数年後には現行水準で退職金が貰えなくなることは容易に想像できるし、公的年金の積立金が2030年代に枯渇すると言われてます。
そんな時代に自由になっても意味はありません。
今の職場を辞めて、即リタイアとしないのは、健康保険料対策と、退職金の投資機会にバリエーションを持たせるためです。

じとっこ組合世田谷経堂店 じとっこ組合世田谷経堂店
じとっこ組合世田谷経堂店 じとっこ組合世田谷経堂店

1月5日(月)-海外旅行資金はみずほ銀行の外貨預金で準備するのが得策?

2014年3月末で海外旅行の際の手持ち資金の一つとなっていたトラベラーズチェック(TC/Traveler's Cheque)の販売が終了した。(2014年3月15日-トラベラーズチェック(TC/Traveler's Cheque)の販売終了とトラベルプリペイドカード
このとき、シティバンクの外貨普通預金をそのままトラベラーズチェック(TC/Traveler's Cheque)として引き出して使う手段がなくなったことを書いたが、そのシティバンクも身売りをして、2015年10月を目処にSMBC信託銀行と統合することが発表された。(2014年12月25日-トイター:三井住友銀がシティの国内個人部門を買収、富裕層業務を本格展開
実のところ、シティバンクは米ドルとユーロの外貨普通預金に関しては、そのまま外貨の現金として引き出して使用することもできる(シティバンクの外貨-旅・出張)のだが、私がシティバンクの代替として口座開設をした新生銀行には今のところそういったサービスはない。(新生銀行:よくあるご質問-口座に入金された外貨を外貨のまま引き出しできますか?

今後、海外出張や旅行に際しては、海外ATMで現地通貨を引き出せる新生銀行のキャッシュカード、あるいは、Visaデビットカードを発行している銀行に口座を持つようにするのが、最も便利であるかと思われるが、意外なところにお得(!?)なサービスを見つけることができた。
それは、みずほ銀行の外貨預金である。
みずほ銀行に限らず、一般的に日本国内の銀行の場合、円貨を外貨の現金にするときは、みずほ銀行のウェブサイトでいう外貨両替相場が使われ、外国送金をする場合や、外貨預金を組む場合は各国通貨公示相場の対顧客電信売相場(TTS/telegraphic transfer selling rate)が使われる。
米ドルでいえば、その差は1ドル当たり2円になるのだが、みずほ銀行の場合、一旦、円貨から外貨預金を組んで、それを同一通貨の外貨で引き出すと外貨両替手数料が一律1,000円しかかからない。
例えば、1,000ドル分の米ドルの現金を入手しようとした場合、円貨から直接換えようとすると、今日現在の為替相場で123,340円かかるが、一旦外貨普通預金にして、米ドルで引き出すと、為替相場が全く変動しないと仮定すると、121,340円+1,000円で122,340円となる。
ちなみに、YJFX!のような現受け(外貨を買ったあと、それを反対売買せずに外貨のまま受け取って出金)可能なFX会社で円を外貨に両替し、それをみずほ銀行に外貨のまま送金すればもっと得するだろう。(『ダイヤモンドZAi』-FX会社徹底比較!

ただ、窓口に行かなければならない手間を考えると、これで果たして得なのか、という疑問符も付くが、今年も円安傾向が続くと思えば、夏休みやシルバーウイーク(9月)に向けた毎月の旅行資金の貯蓄計画に外貨預金を組み入れてもいいだろう。
また、外貨両替相場における為替スプレッドが大きいオーストラリアドルや英ポンド、ニュージーランドドルは、この方法による入手が極めて有効と言えよう。
例えば、オーストラリアドルの場合、1,000ドル分の現金を入手しようとした場合、直接両替すると今日現在の為替レートで107,040円かかるが、外貨預金を挟むと、為替相場が全く変動しないと仮定すれば、1,000円の外貨両替手数料込みでも101,040円となる。
オーストラリアドルの場合、現地へ飛んでから円を両替しようとしても、ぼったくりとしか思えない為替レートを提示されるだけに、平日に銀行の窓口に行ける方はいかがだろうか。
もちろん、外貨預金を組んだときに比べて、使う時期の為替レートが円高に振れていれば多少は目減りすることになるが、今まで投資に縁のなかった人がこれで勉強の第一歩を踏み出せるなら安い授業料だと思う。


1月4日(日)-伊勢山皇大神宮の初詣 AND 新年会@Lovers Kitchen

2014年忘年会-2015年新年会」シリーズの第8回目は、東京都中央区にあるFood Studio "Lovers Kitchen"で「謹賀新年~老舗おでんを囲みながらの新年のご挨拶会~」というイベントに参加した。
ここで行われるイベントへの参加は、先月の「ちょっと早いクリスマススペシャル!美味しいワイン&カクテルパーティー~苺の可愛いサンタと共に~」に引き続いてのことになるが、今回もあらっきーシェフによる美味しい料理と、「バーベキューパーティ@城南島海浜公園」の主催者、井下さんの絶品おせち料理、それぞれのメンバーが持ち寄った日本酒を堪能して楽しいひと時となった。
参加者の一人が「ここは楽しいし、落ち着いて飲めるからいいんだよね。」と言うように、今回も午後3時前後から夜の10時まで、7時間超の盛会となった。
何といっても、主催者のあらっきー曰く、「正月なので少人数でやるつもりがいつの間にか17名!」ということで、ますます人気のイベントになることだろう。

また、私はこのイベントに先立って2007年以来8年ぶりに伊勢山皇大神宮に初詣に行ったのだが、予想外の混雑にびっくりした。
ここに私が初詣に行くようになったきっかけは、地元の友人であるノリが、元旦でもすいているところだからここへ行こう、と言ってからタキと3人で毎年のように行ったからだ。
かつては、元旦でもすいていたところが、今年は3日になっても境内の外に参拝者の列ができているなど想定外もいいところだった。
私は思わず、並んでいる人に「これは何の行列ですか」と聞いてしまったほどだ。(笑)

ただ、今年は皇居の一般参賀に8万人もの人が参列したとのメディア報道(2015年1月2日-日経新聞:新年一般参賀に8万人 佳子さまも初めて出席)もあったので、天皇家皇室の祖神である天照大御神一座(アマテラス・オオミカミ)を祭ってある由緒正しいこの神社も注目を浴びたのかもしれない。
私がそれを認識したのは、2004年1月2日に「いつものところで初詣」というコラムを書こうとして調べたからであって、それまでは何も知らずにお参りしていたのだ。
本来はこんなことではいけないのだが、それでも並んだ時間は20分ほど、ほかの有名な神社に比較すれば大したことはなかった。
おみくじの方は吉ながらも「たいへん威勢にいい運勢です。また新しいことが始まる気配があります。この時期、計画さえしっかりしていれば、たいていのことは成功します。」
今の私にとっては非常に素晴らしい内容ではないだろうか。

伊勢山皇大神宮 伊勢山皇大神宮
伊勢山皇大神宮
新年会 IN Food Studio "Lovers Kitchen" 新年会 IN Food Studio "Lovers Kitchen"
新年会 IN Food Studio "Lovers Kitchen"

1月1日(祝)-¡Feliz Año Nuevo 2015!(新年、おめでとう!)

さっぽろ羊ヶ丘展望台(Sapporo Hitsujigaoka Observation Hill)¡Feliz Año Nuevo!(新年、おめでとう)
と、いうことで、今年は7年ぶりにスペイン語で始めてみた。
一応、私のハンドルはアラブ系スペイン人の名前だからね。
ところで、7年前の2008年はリーマンショックで世界市場が暴落した年なのだが、私がスペイン語で新年の挨拶を始めた年がそういう巡り合わせになるのかは、今年の秋までにわかるだろう。

書き出しが全くめでたくないのだが、昨日帰国したばかりのタイ旅行、今回は何事もなく無事に帰国することができたのだ。
これは私にとって、今までの年末年始旅行のジンクスを破る快挙だった。
ほとんど記憶に残っている人はいないだろうが、私は昨年1月7日のコラム、「トラブル続きの年末年始旅行、救世主は女性なのか」で、最後に「年末年始旅行は鬼門で、高い旅費を払った代償が病気や盗難ではやっていられない。日本人たるもの正月くらいは家にいろ、という警告なのだろう。」ということを書いた。
要するに私にしてみれば年末年始旅行は封印したはずだったのだが、それでも今回行くことにしたのは、2011年7月のバンコク旅行をご一緒したギャンブルの館のオーナー、sundayさんからゴールデンウイーク明けに誘われた年末のタイ旅行の日程が、ちょうどバンコクロングステイ日本人倶楽部(Bangkok Long-stay Japanese Club)の定例会(原則として毎月の最終土曜日)に重なりそうだったからだ。

結果的に12月の定例会は、最終週の土曜(27日)でなく、20日に行われてしまったので、参加することはできなかったのだが、この不運(!?)にもかかわらず、無事に旅行を終えることができたのは、ジンクスを破ることができたのか、正月に自宅にいることができたのが良かったのかわからないが、いずれにせよ、今年は健康面では上々のスタートが切れたと言えようか。
一方で、今年はスペイン語の新年挨拶ジンクスが生きていたとしても、私は別に構わないと思っている。
相場が右肩上がりで上昇を続けることはあり得ないし、市場が暴落したときに株価やファンドの基準価額が下がれば、絶好の買い場がやってくるからだ。
そういった意味で、3月末退職、即完全リタイアの道を選ばなかったことは正しい選択とも言えるからだ。(2014年11月16日-早期リタイアへのファイナルステップ(final step for early retirement)

最後になるが、7年前のコラム「2008年1月1日-¡Feliz Año Nuevo 2008!(新年、おめでとう!)」で書いたメッセージは、訪問された方全員にそのまま捧げたいと思う。
それと大学生、高校生の子供を持つ親御さんに是非勧めたいのが、2014年12月26日付の鈴木傾城氏のコラム(Darkness TIGA)「普通の人生を歩みたい学生が、絶対に知ってはいけないこと」という記事だ。
もちろん、この表題は彼一流の皮肉であって、ここに書かれていることは親子で学ばなければならないし、子供に普通の人生など目指させてはならないことは当然のことである。
もはや普通などという言葉は凡庸と同義だと思った方がいいからだ。
「一年の計は元旦にあり」という言葉をあらためて噛みしめようと思う。

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