松任谷由実(ユーミン)の「真夏の夜の夢」を聞きながら、私は過ぎゆく2016年を振り返っている。
まさに激動の1年であったのだが、12月17日に参加した投資セミナーからのラスト2週間で、私の運気はまさに昇り龍(rising dragon)の如く天を突き抜けようとしている。
何しろ、この日以来、自宅で何もしないで休養したのは今日だけであるにもかかわらず、脳内のアドレナリンは興奮状態で全く疲れ知らずなのだ。
こんな興奮状態にあるのは、今年の4月11日に「昇り龍再び、自分の人生が変わる鼓動を感じるとき」というコラムを書いたとき以来だろうか。
このとき、最後の一節で、「今年の年末には再び『昇り龍(rising dragon)』のコラムを書けることを願っている。」と書いたが、まさに「思考は現実化する」というのを地でいったようなものだ。
出雲大社は縁結びの神の宿る場所、今思えば、先月の山陰旅行のときに引いたおみくじと、その後の運気下降は今月中旬以降の運気上昇のための産みの苦しみだったと言えなくもない。
最後になるが、私の家族と友人、そして、この2週間の間、私に新たな投資を教えてくれたすべての人に感謝したい。
来年は酉年、真の意味で飛ぶ鳥を落とす勢いがつく年になることを願っている。
去る12月27日、新宿区四谷にある定食酒場食堂で「タンク将軍を励ます会」の主催による忘年会が開かれた。
タンク将軍とは、「かしこい大家の不動産投資」というブログも書いている不動産投資家の鈴木正浩さん、彼を慕う人たちの集まりであるのだが、年の瀬の繁忙期にもかかわらず、何と20名以上の方が集まった。
幹事の阿部さんとは元々名古屋で知り合ったのだが、彼が東京に転勤になってからの方が会う機会が減ってしまったので、このときが何と1年ぶりの再会であった。(2015年12月-愛知投資家忘年会&地球が遊び場~伊勢志摩グルメ忘年会旅行)
私にとっては、それ以外の方も、旧知の方が多く、初めて会った方も私のブログを読んでいただいていたということなので、非常に嬉しく思った。
こういうことを言っていただけると、ブログを書く励みになるのでありがたいと思う。
とりあえず、私にとってこれが今年最後の飲み会となるのだが、この中の何人かは来年の「開運招福荒木シェフと行く、金運祭りに参加年に一度の大寒ツアー(1月19日-20日)」でご一緒することになっている。
私は、そこで、また再会の祝杯をあげられることを楽しみにしている。
最近、私は金融資産への投資以外の収入源を求めて、様々な投資・ビジネス系のセミナーに出席するようにしている。
その中には、12月22日のコラム「豊川稲荷で商売繁盛、金運UPの願掛けを」で書いたように、手掛けているのもあって、それは幸いにも、成功する機運が出始めている。
もちろん、早々に手仕舞ったものもあり、実際にやってみなければわからないものが多い。
私はセミリタイア状態にあるのでおおらかな気持ちで新しい分野に臨めるが、自分が勤めている会社の先行きに不安があったり、立身出世の目途が立たなかったり、あるいは、待遇が著しく悪いブラック系の企業だったりした場合は、早急に転退職を考えた方がいい場合も多い。
それに、今の時代は、大企業と言えども会社員の一生を保障することなどできないのだから、自分の身は自分で守るという気持ちが芽生えて当然である。
そこで障害になるのが、多くの企業の就業規則にある兼業・副業規制条項、これがあるばかりに自分の可能性にチャレンジできないジレンマを抱える人は数多いと思う。
政府は会社員の副業・兼業を促進するつもりでいるが、企業側は重い腰をようやく上げ始めたという感じが否めない。
私は、2012年9月2日付のコラムで「中高年公務員の処遇を議論するより副業規制を緩和せよ」と書いているし、2016年8月21日付のコラム「65歳での奴隷解放宣言、金持ち父さんが嫌いな霞が関官僚のメンタリティ」では、不動産投資の成功者に対して、公務員と言えども不祥事の当事者みたいなことを言われる筋合いはないと書いているので、副業や兼業に関しては基本的に解禁論者である。
理由は、被雇用者の将来を誰も保障できないからだ。
しかしながら、現実は副業が法律で規制されている公務員(国家公務員法第103条、地方公務員法第38条)はもちろんのこと、企業の多くは未だに社員の副業に関して厳しい目を向けるところが多い。
法令上の観点から言えば、公務員であっても副収入源が給与所得や事業所得を得るものでなければ大丈夫であることが多いのだが、やはり副収入の存在を勤務先に知られたくないという気持ちは大いにあるだろう。
世間ではマイナンバーが副業(副収入)バレに繋がるといった誤った情報が流布されているが、副業(副収入)バレの最たるリスクは、毎年5月に勤務先を通じて配布される住民税(地方税)の特別徴収税額通知書である。
また、支払調書の存在を甘く見たがために、副収入を未申告のまま放置して、後で追徴課税を食らうパターンでも副業(副収入)バレする可能性がある。
これらのリスクを避けるためには、指定期限内(概ね3月15日まで)に副収入分を含めて確定申告をすることと、住民税に関する事項について、自分で納付(普通徴収)を選択することだ。
ただ、節税対策と称して事業所得を赤字申告すると、給与天引きされるはずの住民税が目立って減ることがあり、それによって、副業(副収入)バレするので、注意した方がいいだろう。
概ね、これで大丈夫なはずだが、念を入れるなら、4月中旬ごろに自分の住んでいる自治体へ電話して、住民税の請求が確定申告書に記載した通りに給与所得分以外は普通徴収で来るか確認するといいだろう。(参考:2016年6月5日 副業アフィリエイターの税金戦略-副業がバレないように「普通徴収(自分で納付)」を選んでも無意味な場合まとめ)
正社員の副業後押し 政府指針、働き方改革で容認に転換 (2016.12.26 日経新聞) |
政府は「働き方改革」として正社員の副業や兼業を後押しする。 企業が就業規則を定める際に参考にする厚生労働省の「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定を年度内にもなくし「原則禁止」から「原則容認」に転換する。 複数の企業に勤める場合の社会保険料や残業代などの指針もつくる。 働く人の収入を増やし、新たな技能の習得も促す。 安倍晋三首相は副業や兼業について「普及は極めて重要だ」との認識を示している。 少子高齢化による労働力不足を補い、職業能力の向上で成長産業への雇用の流動化も促すためだ。 政府の働き方改革実現会議は年度末にまとめる実行計画に普及の方針を盛り込む。 中小企業庁の委託調査によると副業の希望者は370万人に達する。 IT(情報技術)関連企業では「会社の資産を毀損しない限り報告も不要」(サイボウズ)にし柔軟な働き方を認めている。 自家用車で人を運んで対価を得るライドシェアの米ウーバーテクノロジーズや民泊のようなシェア経済も副業が支える。 副業・兼業の拡大は大きく3段階で進める。 まず厚労省が「モデル就業規則」を年度内にも改定する。 現行規則では、許可なく兼業・副業をした場合は懲戒処分の対象として罰してきた。 新たに改定する規則では、原則的に副業や兼業を認める規定を盛り込む。 「同業他社に企業秘密が漏洩する恐れがある」「長時間労働につながる」など例外的に副業が認められないケースも併記し、企業や社員が判断しやすいようにする。 モデル就業規則は企業への強制力はないが、中小企業ではそのまま転用する例も多いため、波及効果に期待している。 第2段階として、社会保険料負担のあり方などを示した政府指針(ガイドライン)を来年度以降につくる方向だ。 現行の労働法制では、複数の企業で働いた場合「社会保険料や残業代をどの企業が支払うか」「労働災害の原因はどの企業か」の基準がなく、副業・兼業解禁をためらう企業も多いためだ。 第3段階では人材育成のあり方を改革し、来年まとめる成長戦略に明記する。 正社員の実践的な人材育成に特化した大学のコースを新設する。 失業率の低下を踏まえ、厚労省の職業訓練も失業対策から実践的な訓練に重点を置く。 2030年に約79万人の労働力不足が予想されるIT分野では望ましい技術目標を定めて、訓練水準を高める。 今後、正社員の兼業になお慎重な産業界との調整や、過重労働への歯止め策などが課題となる。 |
兼業・副業、「積極推進」15% 東商調査「やむなく容認」16% (2016.12.13 日経新聞) |
東京商工会議所は13日、中小企業の兼業・副業に関する実態調査をまとめた。 調査対象となった702社のうち、「積極的に推進」が15%、「やむを得ず容認」が16%だった。 「将来的に容認」も25%あった。本業での賃金水準が低く、社員の兼業要望を受け入れざるを得ないケースが多いという。 企業はおおむね人材育成や社外の人脈づくりにつながると好意的だ。 だが、賃上げを要望された場合の余力が乏しく、副業を容認して離職を防いでいる面もある。 「現在も将来も認めない」としたのは43%。長時間労働を助長したり、他社に人材を引き抜かれたり、中小企業への経営に影響があるとの見方は少なくない。 政府の働き方改革実現会議は多様な働き方として兼業・副業の推進を検討している。 東商は労働時間を正確に計る仕組みや社会保険料の負担のあり方といった課題を解決したうえで推進すべきだとする。 |
副業・兼業、拡大へ指針 政府、企業に容認促す (2016.10.23 朝日新聞) |
政府は、会社員が副業・兼業をしやすくするための指針づくりに乗り出す。 会社勤めを続けながら、勤め先に縛られない自由な発想で新しい事業を起こしたい人を支援し、経済の活性化につなげるのが狙い。 24日に開く「働き方改革実現会議」(議長・安倍晋三首相)の会合で、副業・兼業の環境整備を進める方針を打ち出す予定だ。 日本では社員の副業・兼業を就業規則で禁止・制限する企業が圧倒的に多い。 「働き方改革」を掲げ、柔軟な働き方への移行を目指す政府内には、一つの企業に定年まで勤める終身雇用を背景に「大企業が優秀な人材を抱え込みすぎだ」との見方が強い。 就業規則を見直すときに必要な仕組みなどを盛り込んだガイドライン(指針)を策定し、企業の意識改革を促す。 副業・兼業を容認するよう法律で企業に義務づけるのは難しいため、容認に伴って起きる問題への対応策などをまとめた手引をつくることで、労務管理の見直しを支援することにした。 ロート製薬(大阪市)が今年から、国内の正社員を対象に他の会社やNPOなどで働くことを認める「社外チャレンジワーク制度」を始めるなど、副業・兼業を積極的に認める大手企業も出てきた。 ロートでは、正社員約1500人のうち100人程度から兼業の申し出があったという。 こうした先行事例を参考に、副業・兼業のメリットを指針で示すことも検討する。 欧米の企業では、兼業を認められた社員が起こした新規事業が大きく成長するケースが目立つ。 起業に失敗しても、兼業なら職を失うこともない。 これに対し、中小企業庁が2014年度に国内の約4500社を対象に実施した委託調査によると、副業・兼業を認めている企業は14.7%にとどまった。 本業がおろそかになることや、過労で健康を損なうことへの懸念が大きいうえに、会社への強い帰属意識を求める企業文化も背景にある。 副業・兼業の容認が長時間労働を助長しかねないとの懸念もあることから、複数の企業で兼業する社員の働き過ぎを防ぐ時間管理のルールも示す方針だ。(千葉卓朗) |
関連サイト
去る12月26日、4月の台湾旅行で知り合った不動産投資家のかつみんさんの主催で、「鍋をつつきながら今年を振り返る会」と銘打った忘年会が行われたので、ワールドインベスターズ時代からの友人であるアンチャイさんを誘って出かけることにした。
場所は、かつみんさんのオフィス、中央区勝どきにいるので、かつみんというニックネームになったとか、要は大成功している不動産投資家の一人というわけだが、こういう立地の良いところに住むと、ビジネスや日々の飲み会もそうだが、旅行に行くにも便利だと思う。
何しろ、ここなら成田や羽田のどちらにも近いし、東京駅は言うまでもない。
ちなみに、参加者は総勢12名、この飲み会のメンバーは、彼女の知り合いの不動産投資家や大家業をやっている方がメインなので、私たちは完全にアウェイだったのだが、気さくな方が多かったおかげで、難なく溶け込むことができて良かったと思う。
その中で久々に新鮮な感じがしたのが名刺交換!(笑)
私の本業は非常勤のスタッフで名刺を持ち合わせないし、プライベート名刺は持っているものの、最近では、フェイスブックで繋がったメンバーが集うので、新しく知り合った方に友人申請をして終わりになることが多いのだが、今回は久々に作った名刺を配る機会に恵まれた。
こういうことって、ワールドインベスターズのオフ会以来だろうか。
この中でウェブサイト(ブログ)をお持ちの方を2人ほど紹介しておこう。
サラリーマン大家の埼玉swallowsさんと、The AssetInc.clubという金融資産投資のブログを書かれているYさんだ。
旅仲間のオフ会も楽しいけれど、飲み会を通して、こうした投資仲間との繋がりができるのもなかなか有意義だ。
とりあえず、今後ともよろしくお願いします!
去る23日に、シェフのあらっきーとソムリエの金子さんのコラボイベント、ラバ吉(Lovers Kitchen)のクリスマスパーティに参加した。
今年のイベントも、あらっきーが12月11日に行われたホノルルマラソン(Honolulu Marathon)を4時間14分17秒で完走した直後ということもあり、その話題でも盛り上がった。
また、遠野旅行のときにご一緒した中島さんは、今回のイベントではご一緒できなかったが、ホノルルマラソンでは、何と4時間3分19秒というあらっきーを上回る好タイムを出し、さっそうと新天地へ羽ばたいて行った。
ちなみに、今年のマラソンには応援部隊として、友人の何人かがホノルル入りして、その楽しそうな様子をフェイスブックでアップしていたので、私も来年は応援部隊としてご一緒させていただこうと目論んでいる。(笑)
とりあえず、料理とお酒は写真のとおり、今年もラバ吉(Lovers Kitchen)ではいろいろと楽しませていただき感謝である。
来年もさっそく新年会でお邪魔する予定なのだが、ひとまずありがとうと言っておきたい。
去る12月18日、昨年の伊勢志摩グルメ忘年会旅行で知り合った友人のすぎさん、彼の友人のYasshhyさんと、竜哉さんが、名古屋の栄にあるCafe Dodoで「旅の写真展 クロージングパーティ」をやるというので、それに参加したついでに、商売繁盛、金運UPのご利益があることで有名な豊川稲荷に寄ってみた。
実のところ、先月の山陰旅行で行った出雲大社、満を持しておみくじを引いたところ、運勢として書いてあったのは、「本年は正鬼門にあたっており、運勢は決して良い年ではない。いかに工夫工面をしても、とかく為す事は志と違って失望に終わることが多い。このような年は神様に祈り深め依頼することが肝要である。」と、まさに大凶を引き当てたような感じで、大枚叩いて祈祷までしてもらったものの、その後の運勢は、まさにやること為すこと裏目、裏目の連続で、これを翌年まで引きずっては2017年が祟りの年になると思った。
何しろ、縁結びの神に見放されているような状態は何とかしないといけなかった。
そこで、私は思った。
もはやおみくじのお告げの逆をやるべきだと。
出雲大社のおみくじでは、吉方位は東、旅は延期せよ、と書かれてあったが、それらをすべてひっくり返して、西へ旅立つことにした。
そして、何気に立ち寄った豊川稲荷、境内の雰囲気は、フジヤマツーリストのツアーで行った北口本宮冨士浅間神社と同じような感じで、これなら商売運や金運が蘇えるような感じがあった。(参考:2016年河口湖大寒オフ~あらっきーシェフと行く開運グルメ温泉の旅)
ここで私は、丁寧に願掛けをして、おみくじを引いた。
結果は大吉、書かれている運勢も、「太陽が頭上に輝いているような盛運です。知恵が働き、勇気が湧いて、たいていの事は思い通りに進展します。こういうときは調子に乗り過ぎて周囲の反感を買うことがあるので、その点を注意さえすれば問題はない。心にゆとりを持って低姿勢でこの好ましい状態を長続きさせたいもの。」とあった。
ちょうど、豊川稲荷への参拝と時期を同じくしてやり始めた新たな投資がある。
今のところ、順調にいきそうな雰囲気が溢れていて、うまくいけば、来年の春頃にはコラムとして書けそうな感じもある。
とりあえず、せっかく得た強運をこのまま生かして成功に結びつけたいものである。
2016年もあと半月で終わろうとしている。
今月の上旬から徐々に自宅の部屋の大掃除をしているのだが、この際、本棚に積まれた不要な書籍や、使わなくなったパソコンを処分することにした。
今、使っているのはWindows 10モデルの東芝 dynabook T55/Uなのだが(2016年5月29日-パソコンを東芝 dynabook T55/Uに買い替え)、このとき、不要になったラップトップ(Sharp Mebius WE50W)と、ミニノート(Sony VAIO VGN-TZ50B)のうち、ミニノートだけ処分した。
これは、元々中古のパソコンだったため、ヨドバシカメラの買取サービス(店頭買取)を使ったときの下取り価格は何と10円、リネットジャパンを使って回収してもらうよりは廃棄料金が安く済んだという感じだった。(笑)
そして、今回、Microsoft Moneyを動かすためだけに取っておいたようなラップトップを(参考:2016年5月30日-何もしなくともWindows 10でマイクロソフトマネー(MS Money Plus Edition)が動いた)、セキュリティソフトの期限切れを機に下取りに出すことにした。(2016年10月14日 INTERNET Watch-Windows Vista、サポート終了の2017年4月11日まで半年を切る)
前回は、ヨドバシカメラを使ったので、今回はソフマップ(店頭買取)を使ってみた。
すると、査定価格は何と3,000円、マニュアルやリカバリーソフトなども揃っていたとはいえ、自分が予想していたよりも高く売れたような気がする。
もちろん、もっと早くにオークションなどに出して売れば、高値が付いた可能性もあるだろうが、ハードディスクの内容を完全に消去する必要があるし、そのための専用ソフトを購入することを考えれば、パソコンに関しては、こうした専門業者の下取りを使った方が安心感があるだろう。(参考:2015年3月4日-All About デジタル データ消去ソフトの選び方)
とりあえず、これにて大物の処分は終わったので、残りのものに関してはゆっくりと考えることにしよう。
2016年11月17日付のCNNの記事によれば、シェンゲン協定適用国(Schengen Area)へビザなし渡航について、3年以内に事前承認制(欧州渡航情報認証制度/ETIAS)が採用される可能性について言及している。「参考:欧州渡航情報認証制度(ETIAS)の提案について(Security Union: Commission proposes a European Travel Information and Authorisation
System) FAQ(ETIAS Questions & Answers)」
米国では、2009年1月12日より、日本を含む全てのビザ免除プログラム(VWP=Visa Waiver Program)対象国の方は、ビザなしで観光や商用で90日以下の渡航をする場合、渡航認証(ESTA)を取得することが義務づけられていて、カナダも2016年3月15日から電子渡航認証(eTA)の申請が義務化され、これらはトランジットで第三国へ行く場合も必要とされている。
この渡航認証の有効期間は、米国が2年であるのに対し、カナダは5年となっており、欧州でETIASが採用された場合の渡航認証の有効期間は5年とされる予定なので、現行のカナダと同じ感じになるのだろうか。
ところで、最近の欧州はテロのことがニュースになることが多くなってきている。
ここ最近に限ってみても、パリ同時多発テロ事件(2015年11月14日 CNN Japan-パリで銃撃や爆発、153人死亡 劇場やサッカー場など)、ベルギー連続テロ事件(2016年3月23日 CNN Japan-ベルギー連続テロ 死傷者260人、ISISが犯行声明)、イスタンブール空港爆弾テロ事件(2016年6月29日 CNN Japan-イスタンブール空港で爆弾テロ、死者36人 ISIS関与か)、そして、フランス・ニースで起こった無差別自動車テロ(2016年7月15日 CNN Japan-仏ニースでトラック暴走、77人死亡、負傷者100人強)と立て続けに起こっている。
わずか1年の間にこれだけ大きな事件が相次げば、いつまでも開放政策を続けるわけにもいかないのだろう。
おまけに、EU加盟国の間で、自国の治安と安全を守るためにEU離脱を主張する政党が選挙で躍進する例が増えている。
そういった主張は、昨今の情勢を考えれば、当然と言えば当然なのだが、欧州連合(EU)を束ねる欧州委員会(European Commission)としては由々しきことなのだろう。
欧州におけるテロリストの跳梁跋扈が、欧州渡航情報認証制度(ETIAS/European Travel Information and Authorisation
System)でなくなるわけではないが、欧米諸国間でこうした情報共有がされるということは、いずれ日本政府もやれということになるだろう。
EU、渡航者の事前承認制度を提案 ビザ免除国を対象に (2016.11.17 CNN Japan) |
ロンドン(CNN Money) 欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は17日までに、これまで入国査証(ビザ)が免除されている米国など域外国の国民が渡欧する前、インターネットでの事前承認や手数料5ポンド(約585円)の支払いを求める政策を提案した。 テロ阻止などを踏まえた治安対策の一環で、今後3年内に実施される可能性がある。 旅行客がEU加盟国に到着する前、身元の詳細を治安関連データと照合出来る利点を重視している。 国際刑事警察機構(ICPO)や欧州警察機関(ユーロポール)も調査に当たる。 保健衛生上のリスクや入国資格上の問題点なども審査される可能性がある。 EUはこれまでビザが必要な旅行客に対してはこれらの情報を入手してきた。 事前承認などは出入国審査を撤廃したシェンゲン協定の参加国への旅行客が対象。 同協定には大半のEU加盟国の他、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーやスイスも加わっている。 英国がEUから離脱した場合、同国の渡航者もこの事前承認が必要となる。 欧州委で移民・内務問題を担当するディミトリス・アブラモプロス委員は、毎年約3000万人がビザなしで入国してきたが、治安とEU諸国の国民の安全性を犠牲にして開放の方針を維持することは出来ないと強調した。 EUはまた、域外からの渡航者の写真撮影や指紋採取を始める計画も検討している。 米国は既に外国人を対象にした類似の制度を導入している。 欧州委によると、インターネット上での渡航者の事前承認制度は数分間で処理出来る作業とし、大使館に趣いたり書類を郵送したりする手間は不要。 いったん承認されればその効力は5年間続くとしている。 英文記事:Want to visit Europe? That's gonna cost you €5 (CNN Money on Nov. 16, 2016) |
去る12月10日、私が先月から参加させていただいているフェイスブックの旅人コミュニティ「海外旅行好きサークルwith国際交流」の第102回海外旅行オフ会(私にとっては初参加なのだが、すでに102回目というのが凄い!)が、高田馬場にある韓国料理店「にっこりマッコリ」で開催された。
アマゾニアン氏主催のこのオフ会、17時開始という時間もさることながら、100人規模と銘打たれているだけあって、出席者数が半端ではなかった。
何しろ、参加者のほとんどが私にとって初対面であるのに加え、人数が多いので、まともに話ができるか不安だったが、そこは長いオフ会経歴がものをいって何とかクリアした。
ただ、今回の参加目的は、ずばり来年の渡航を予定しているキューバの情報収集、今のところいつ行けるか未定なのだが、一緒に行こうと画策しているDTACキューバ観光情報局の池上さんから、現地観光ツアーを組むなら一緒に行く人が多い方がいいんだよ、と言われていたので、同好の士を探すべく行ってみたのだが、よくよく考えると、このグループは究極の個人旅のコミュニティだった。(苦笑)
ところで、オフ会の前半の1時間は、早い者勝ちで座る感じで、私の席の近くにいたリーマン作家の小関尚紀さんが特に印象的だった。
さすがに「『即判断』する人は、なぜ成功するのか?」といった著書を出しているだけあって話題も豊富で、周囲の笑いを常に誘っている感じだった。
会の後半は、渡航先で興味のある地域同士で席を分ける形になったので、キューバ組が私を入れて4人いたのだが、いずれも個人旅行派、渡航が間近に迫っている人が2人いたので、フェイスブックに写真を上げてくれるようにお願いして別れた。
とりあえず、100人もの出席者の中で、友達というか、知り合いが数人できた感じはあるのだが、親しくなるにはもう少し時間がかかりそうな感じだ。
また、あまりの喧騒の中で料理の写真を1枚も撮らずに帰ってきてしまったのだが、それだけが今回の心残りか。(笑)
それにしても毎回のように3桁の人数が集まるオフ会というのは大したものだと思う。
圧倒されたというのが第一印象だろうか。
そして、この日は私にとって、ある意味、忘れられない日となってしまった。
今年の4月の「ラバ吉(Lovers Kitchen)の『極上な肉とワインの会』」の悪夢の再来と言っていいだろうか。
原因はすぐにわかった。
アマゾニアン氏のオフ会は、彼のブログ「12/10(土)第102回海外旅行オフ会参加者リスト(11月14日現在)」で、参加者のファーストネームが公開されていたからだ。
それにしても、飲み会の席で急襲されるほど、例のストーカー女に付きまとわれるとは思いもしなかった。
どうやら弁護士を通じて出した警告書は何の効力もなかったらしい。
先月の山陰旅行の途上、出雲大社で引いたおみくじで、「本年は正鬼門にあたっており、運勢は決して良い年ではない。いかに工夫工面をしても、とかく為す事は志と違って失望に終わることが多い。このような年は神様に祈り深め依頼することが肝要である。」と書かれた驚くべき凶運は、少なくとも今年いっぱい続くようであるが、来年まで引きずらないことを祈りたいものだ。
タイ好き、アジア好き(!?)のブロガーのメンバーが集まるヤムの会、私がこのグループのオフ会に最初に誘われたのは2014年5月のタイフェスティバルのとき、それ以来、細々と関わらせていただいているこのグループも何と2年半が経過しようとしている。
私の場合、忘年会くらいしか参加できていないのだが、それでも誘っていただいてる幹事のkimcafeさんやtrintrinさんには感謝である。
さて、今回の忘年会は、去る12月3日にインド料理のムット(Muthu)というところで開催されたのだが、参加者は、彼らのほかにはヒョウちゃん、pregoさん、kimcafeさんのご友人のTakaさんに私の6人、何とTakaさんは、私と初対面ながら、従来から弊サイトの読者だというので、これまた嬉しい限りである。
ところで、このグループは「食のブロガー」の方が多いので、オフ会レポートはほとんど人任せにしているのだが、久々に自分でも書いてみようかと思う。
とは言ってみたものの、肝心の食べ物の写真は彼ら任せ(笑)、従って、絵にならないオヤジの写真だけがドーンと鎮座しているコラムとなった。
とりあえず、幹事のkimcafeさん曰く、ここは本場のインドのように手づかみで食べるのが基本だそうだ。
日本人には抵抗のある食べ方なのだが、さすがにエスニック料理に慣れているkimcafeさんは美味しそうに手づかみで食べている。
来年の夏には晴れて自由人になるそうだが、これなら世界のどこでも旅できるだろう。(笑)
ここで、食の写真を見たいという方は、kimcafeさんの「南インド料理ムットでヤムの会忘年会、手食でね(2016年12月4日)」と、trintrinさんの「ヤムの会 忘年会(2016年12月7日)」をご覧あれ!
去る12月2日、議員立法で提出されていた「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律案(休眠預金活用法案)」が参議院で可決、成立した。
休眠口座とは、最終の出入金や振込などがあってから10年を経過したものになるのだが、読売新聞の記事にもあるように、預金額が少なくて忘れたまま口座を放置したり、死亡した人の財産を相続した人が預金の存在を知らなかったりする場合にそうなることが多いのは事実だろう。
ただ、法律の規定では、休眠口座になる1年前に、預金者(死亡者名義でも)宛に金融機関からお知らせが来る規定になっている。
おそらく、それは書類で来ることが想定されるので、例えば、亡くなった人がインターネット専業銀行に口座を持っていて、遺族がそれをわからなかったとしても、後になって判明することが期待できる。
ところが、預金額(法律では預金の債権)が1万円未満の場合や、預金者の住所が不明の場合は通知がされないことになっている。
預金者の住所が不明というのは、結婚して姓が変わった後で転居したり、被相続人と同居していた人が全員転居した場合にそうなる可能性が高いと思う。
将来的には、マイナンバーと銀行口座はリンクするので「個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律(平成27年9月9日 法律第65号)の附則第12条(検討)第4項」、住所はそれで判明するのではないかと考える人は多いだろうが、これについては検討課題になっているだけだし、民間利用が認められるかどうかもわからない。
ちなみに、法律の規定には、施行後も預金者が休眠預金の存在に気づいて請求すれば、金融機関は預金の払い戻しを行うとあるが、そもそも遺族などがその存在に気づかないから休眠預金になるケースが多いのだろう。
休眠預金の請求権が最終的にいつで切れるかの規定がないので、結局は現行のままという見方ができなくはないが、とりあえず、休眠預金が預金保険機構へ移管されることで、社会貢献活動にお金を使えるほか、金融機関の事務負担を軽減するためには役立つと言えるだろう。
自戒を込めて書くが、自分の資産が亡くなった後で休眠化するのを防ぐには、2016年11月9日付の日経新聞の記事「デジタル遺品、賢く対処」にあるように、生前からインターネットで取引している金融機関の所在やログインID、パスワードなどを書いたものを信頼できる家族にわかるようにしておくことが必要かもしれない。
ついでながら、日経新聞のインタビューを受けた日本セキュリティ・マネジメント学会理事の萩原栄幸氏の著書「『デジタル遺品』が危ない」も合わせて読むといいだろう。
休眠預金活用法が成立・・・年1000億円 半分を社会貢献活動に (2016.12.2 読売新聞) |
金融機関の口座に預けたまま10年以上お金の出し入れがない「休眠預金」を民間の公益活動に使う休眠預金活用法が2日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。 全国の銀行や信用金庫などで毎年発生する計1000億円程度の休眠預金のうち半分の500億円程度を使って、社会貢献活動を担う非営利組織(NPO)などに融資や助成をする。 休眠預金は、国などが出資する預金保険機構にいったん移し、新設する「指定活用団体」がNPOなどへの配分方法を定める。 夜に家族と一緒に食事ができない子ども向けの食堂の運営や、豪雪地帯での高齢者世帯の雪下ろしなど、行政では行き届かない地域の実情にあった活動への支援を想定している。 2018年半ばまでに施行され、2019年にも実際の活用が始まる。 施行後も預金者が休眠預金の存在に気づいて請求すれば、金融機関は預金の払い戻しを行う。 法案は、自民、民進、公明などの超党派議運が今年5月、通常国会に提出していた。 預金額が少なくて忘れたまま口座を放置したり、死亡した人の財産を相続した人が預金の存在を知らなかったりする場合に休眠口座になることが多い。 |
昨年度から私の本業が副業を認めてくれる仕事になったので、今年の1月18日に「旅の体験をお金に!旅人系投資家の新たなる挑戦」と仰々しく書いたことを実行に移したいと思い、税務上も個人事業主登録をした。
要は、旅行作家の吉田友和氏のようなことができないだろうかと思って始めてみたのだが、正直なところ執筆活動をしている時間がない。(笑)
実際のところ、旅行へ行く頻度がかなりあるものだから、ウェブサイトに写真を載せて単発の旅行記に仕上げるのが精一杯という感じだ。
せいぜい、旅行記を作る合間に、宿らんに投稿してちょっとした小遣い稼ぎができるかと思ってやるくらいでは本格的に仕事として取り組むレベルではない。
それに、執筆活動するなら投資で稼いだ方が(当然ながら、損することもあるのだが)効率がいいだろうと、そちらに注力するので、ますます出版は遠のくばかりだ。
ちなみに、友人の1人からはHSBC香港の口座活用法のことを書けばいいのではないか、と言われたこともあるのだが、香港非居住者の口座開設要件などが頻繁に変わるので、私が本を書き終えたときに、それが役に立つかどうかを考えるとなかなか難しい。(体験記なら書いてもいいかなと少し思う・・・笑)
私は今でも不労所得があるのだが、収入源はいくつあってもいい時代だ。
これからは、まともにお金が稼げそうなものを見つけようと思っているのだが、すべては試行錯誤だ。
それに、サラリーマンが副業で成功するには、本業の傍らで試行錯誤を繰り返した方がいいに決まっている。
そうしているうちに、神奈川県青色申告会連合会から「会計ソフトを利用した記帳指導のご案内」という書類が届いたので、無料だったこともあって、試しに受講してみることにした。
主催は保土ヶ谷青色申告会で、初回が8月26日、2回目が10月24日、昨日が最後で、竹内悠樹税理士による確定申告のレクチャーがあった。
おそらく、このままいけば今年はほとんど副業収入(事業所得)がないと思われるが、念のために、経費算入できる項目について教わることにした。
私に関係あるのは、開業費のことや、今年買い替えたパソコンが一括償却資産になることや、公共料金や通信費などの家事按分、旅費交通費でSUICAなどを使ったときは、原則として、履歴を印字して保管(ない場合はエクセルなどで詳細を記録)、チャージしただけでは経費にならないことを教わった。
何しろ企業会計を扱ったのは大学卒業直後に勤めた会社のときだけだから、仕訳科目など、ほとんどを忘れていた。
ところで、今回は講座は会計ソフトを使うと銘打ってあったので、最初の講義のときに「ブルーリターンA」(2016年単年版記帳用)というソフトを渡された。
あまり聞いたことがない会計ソフトだったのだが、どうやら全国青色申告会連合会が会員向けに販売しているものらしい。
これは、講義で2回ばかり使った感じだと、使い勝手がよくわからなかったが、会計ソフトを無償でもらえたので、今年の申告用の書類は試しにそれで作ってみようと思っていた。
ただ、私がお金のセミナーを受けた(2014年2月22日-「知っているようで意外と知らないお金について大切なこと」第28弾~中級編~)ときには、「いろいろな会計ソフト売られているけど、エクセルで管理すれば個人事業主や零細法人の申告には十分だよ。」と言われていた。
確かに、私のような状態なら、そうとも言えるだろう。
このような中で、私が注目しているのは、クラウド会計ソフトfreee、「トイアンナのぐだぐだ-フリーライターとして初めての青色申告で『freee』を使ったら全作業が3時間で終わった(2016年3月2日)」で紹介されていたものだ。
おそらく、これを使った方が楽だろう。
副業もそうだが、こうした確定申告のようなものは、できるだけ時間を使わず、効率良くできる方がいいからだ。