昨日、妙蓮寺(横浜市港北区)のタイサラ - タイ・カフェ&レストラン(2018年12月9日で閉店)で、トラベルジャーナリストでフードジャーナリストでもある江藤詩文さん(江藤詩文の世界鉄道旅 世界美食紀行)が「旅を仕事にするには」という表題の講演をされるというので急きょ参加してみることにした。
私も旅行記に関しては2001年12月から足掛け15年半もの長きにわたって掲載しているが、あくまでも趣味の範囲内でのこと、それをどうやったらお金をいただけるレベルに引き上げられるか興味があったからだ。
そして当日の参加者は、ほとんどが女性、男性は店主のスー(Surintorn)さんの夫であるマルクス(Markus)さんを入れてもわずか3名、旅を仕事にしたいという需要は女性の方が強いのだろうか。
ところで、トラベルジャーナリストというと、一般的には、旅行雑誌などに寄稿しているというイメージがあるのだが、これで成功するためには、読者層を明確に絞ることが肝要とのことだ。
要は、年齢層や読者のライフスタイルを常に意識して、しかも競合相手が少ないジャンル(ブルーオーシャン)を選ぶことだという。
これは起業などの一般的なビジネスにも言えることで、次の時代に流行りそうなもので、しかも、自分が深くコミットメントできるジャンルがあれば、それがベストのようだ。
ここで私が意外に思ったのが、彼女がフードジャーナリストと称していることで、このジャンルは一見すると競合相手が多そうなのだが、実はブルーオーシャンだという。
旅を仕事にするためには、取材の相手とコミュニケーションに不自由しない程度の英語力が必要なのは言うまでもないことなのだが、さらに、食のことに強く、よく海外旅行に行っている人が、フードジャーナリストの分野に適した人材らしい。
私はこの条件をすべて満たす最適な人材を友人に持っているのだが、残念ながら、彼女は旅の楽しみの方が関心の上位に来ると常々言っている。
また、フードジャーナリストの職務を全うするためには、自分の食欲よりも取材を優先させる必要があり、せっかくの美味しい料理がダメになってから口に運ぶことも度々だそうだ。
おそらく、ほとんどの女性が英語力の条件を度外視しても、そうなる傾向があるからこそ、江藤さんがブルーオーシャンで活躍できる余地があるのだろう。
一方、カメラマンの方は、インスタグラム(Instagram)を武器に活躍の場を見い出すと良いらしい。
設定を公開にして、内外の関係者と交流、日本人より外国人の方が先にオファーを出してくることもあるらしいから、地道な努力が実を結ぶことを期待するといいかもしれない。
なぜなら、外国人は日本製のカメラが優秀であることを認めている(従って、e-Bayなどのオークションサイトでは売筋の鉄板商品と言われる)わけだが、腕の方も優秀だと勘違いしていることがあるらしいからだ。(笑)
しかも、英語力に関してはジャーナリストより求められるレベルは低くて済む。
実際のところ、海外を旅行していて私が外国人旅行者から「写真を撮ってくれ」と頼まれる理由は、日本人がカメラを持ち逃げしないという信頼感があるとは思っていたが、昨日の講演でこういった誤解もあるということを初めて知ったのだ。
最後に、江藤さんが取材旅行で入手した品物を私たちに抽選でプレゼントしてくれたのだが、私がいただいたものは、何と香港のハリソン・ウォン(Harrison Wong)という男性ファッションのデザイナーブランドのバッグ、ちょうど来月の旅行に行くときのアクセサリーとして使えそうないい感じの品物だ。
ありがとう江藤さん!
去る4月23日、昨年11月のココファームワイン収穫祭で知り合ったnakaさんから誘われて、栗山さん主催の鶴見川河川敷バーベキューに行ってきた。
こうしたイベントが横浜市内で開かれるのは珍しいのに加え、東急東横線は通勤で毎日のように乗っていながら、綱島(鶴見川の河川敷)にバーベキューができるところがあるとは今まで知らなかった。
第一、この駅で下りたことすらほとんどないのだから知るわけがないのだ。(笑)
nakaさん曰く、某旅行コミュニティのイベントと違って、こっちは安くて美味いし、そういうイベントしかオレは誘わないと豪語するだけあって、お酒も料理も食べきれないほど出てきて、会費はわずか3,000円、12時から17時までの間で自由参集、自由離脱制の緩い集まりだった。
私の知っているのは、彼以外は、何回かラバ吉(Lovers Kitchen)のイベントなどでもご一緒しているやよいさんだけ、それでも何となく皆と仲良くなれてしまうのは、こういうイベントの良さだ。
この日は天気も良く、絶好のバーベキュー日和、来年は桜の季節がいいかなと思えるような場所だった。
ちなみに、栗山さんの主催するイベントは、10月まで例月となる河川敷バーベキューのほかにも飲み会など目白押しのようだ。
定期的に連絡をくれるので、これからも都合が合えば参加していこうと思っている。
去る4月16日、メルパルク横浜で行われたクリスタルキング・ディナーシヨーのお誘いを受けたので、いそいそと出かけてみた。
ムッシュ吉﨑さんのコンサートを見るのは、昨年4月26日のディナーショー以来、1年ぶりのことだろうか。
今回は、ムッシュ吉﨑さんの友人であるかしこい大家の不動産投資の管理人、タンク将軍こと鈴木正浩さんに加え、フジヤマツーリストの野澤夫妻を始め、ワールドインベスターズ時代からの友人たちでテーブルを囲むことになった。
フレンチのディナーが終って、いよいよムッシュ吉崎さんのディナーショーの始まり、私たちのテーブルはステージのそばという最上級の席だ。
パワフルなムッシュの歌声が会場に響く。
北斗の拳のオープニングテーマとして有名な「愛をとりもどせ!!」を始め、定番とも言える「大都会」など、ステージの熱狂は最高潮に達する。
そこからフト目を離し、左の方を見ると、端の方のテーブルの人たちが立ち上がってノリノリで踊っている。
アンコールの拍手も響く中、ステージに再び戻ったムッシュの歌声が響く。
最高のボルテージの中でショーは幕を閉じた。
1年ぶりに聞くムッシュの歌声は相変わらずパワフルだった。
ちなみに、次回のディナーショーは9月25日だそうだ。
懐かしのオールディーズの大好きな方は是非とも・・・お問い合わせは株式会社クリスタルキングカンパニー(Crystal King Company)まで
ちょうど1週間前の4月12日、フェイスブックの旅人コミュニティ「VACATIONS~旅・美・食・イベント”大人の遊び場”」のオフ会が「XEX日本橋」で開催された。
旅系コミュニティのオフ会はどちらかというと、お財布に優しい(!?)ところでやることが多いのだが、今回はかなりグレードアップして、高級感溢れるバーレストランで開かれた。
会費の方も飲み放題付きとはいえ、1人7,000円、まさに「大人の遊び場」に相応しい場所だった。
ピアノバーの生演奏あり、サルバトーレ・クオモ氏のイタリア料理に舌鼓を打ち、美味しいワインをいただく。
メンバーの一人が翌週に誕生日を迎えるとあって、フライングでお祝いをしたのはご愛敬、私としては投資家属性のあるメンバーもいて、なかなか楽しいパーティだった。
唯一、残念だったのは、リクエストしたセリーヌ・ディオン(Celine Dion)のTo Love You Moreを歌ってもらえなかったことだろうか。
このグループのオフ会に出るのは2月24日の「ヨパライ会」以来、二度目なのだが、私にとっては居心地のいいところなので、しばらく、ここを中心にして楽しんでいこうかと思う。
私が去る2月12日に「仮想通貨のビットコイン(BTC/bitcoin)を買ってみた」という表題でコラムを書いた仮想通貨(cryptocurrency)が、今月から名実ともに日本でも法的な支払手段とされた。
そして、去る14日に、仮想通貨の代表的なものであるビットコイン(BTC/bitcoin)が、いよいよMasterCard店舗やATMでも利用可能になると報じられている。
もっとも、そのためには仮想通貨取引所の一つであるZaif(ザイフ)に口座を持つことと、マネパカードを保有することが条件になるようだが、現時点では、多くの場合、資産運用したビットコインを取引所を通じて、銀行などに出金してからしか使えないことを考えると、利便性が向上すると言えるだろう。
このマネパカードは、もともと海外旅行用のトラベルプリペイドカードの一つなので、そういった面での利便性は高かったのだが、仮想通貨取引所と連携することによって、先進的な金融投資家の間でも注目されるカードになるかもしれない。
実際、マネパカードを発行しているマネーパートナーズグループ(銘柄コード:8732)の昨日の株価が上がったのは、こうしたニュースも一因であると言えるだろう。(2017年4月17日 フィスコ-マネパG 続急伸、テックビューロとの業務契約書締結を材料視)
さて、ビットコインデビットカード(Bitcoin Debit Card)と言えば、すでにXapoやWirexといったものがあるようだが、私もこういった面ではまだまだ不勉強なので、あまりよくわかっていない。
そこで、友人が勧めてくれた本が「図解 FinTechが変えるカード決済ビジネス」で、私も一つ買って読んでみようと思う。
こういった感じで次第に世間の認知度も上がってくることが予想される仮想通貨、とりあえず、投資の初級者が買うとすれば、時価総額の大きいビットコイン(BTC/bitcoin)、イーサリアム(ETH/Ethereum)、リップル(XRP/Ripple)あたりを投資のポートフォリオに加えるといいと思う。
この3種類の仮想通貨であれば、どこの取引所でも扱っているだろうし、フィンテックの入門書を読むきっかけにもなるだろう。
ただ、イーサリアムは発行上限が未定の通貨なので、そのあたりが懸念材料と言えるかもしれない。
ちなみに、現在、市場で公開されている仮想通貨の最新の交換価値がランキング形式でわかるサイトとして、Crypto-Currency Market Capitalizations(英語)があるので、参考にするといいだろう。
ここに掲載されている仮想通貨であれば投資詐欺に遭うこともないので、仮想通貨に投資しようという人は是非とも見て欲しい。
ビットコインがMasterCard店舗やATMで利用可能に-テックビューロ (2017.4.14 ZDNet Japan) |
テックビューロは4月14日、運営するビットコイン取引所「Zaif」でマネーパートナーズの発行する「マネパカード」と連携し、 4月19日からビットコインによるチャージ機能を提供開始すると発表した。 チャージ金額は自動的に日本円に変換され、MasterCardのロゴのある店舗にて使用できるほか、マネーパートナーズで外貨に交換して世界中の店舗で買い物に使ったり、ATMから外貨として引き出したりすることが可能という。 マネパカードはマネーパートナーズが発行する、15歳から申し込みが可能なMasterCardロゴ入りの“お財布カード”。 クレジットカードとは異なり、指定した通貨で指定した金額だけをチャージして、店舗やATMで利用でき、外貨に対応している。 あらかじめZaif内でマネパカードとの連携を済ませておけば、Zaifから希望金額を指定するだけで、ビットコイン残高を日本円に変換してチャージできるという。 チャージ金額は、6つの通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)に交換でき、日本を含む世界210以上の国と地域にある、MasterCardマークのある3800万以上のMasterCard加盟店で日本最安値(海外専用プリペイドカード比)の手数料で利用できるとした。 また、日本以外の国ではMasterCardマークのある250万以上のATMにて現地通貨として現金を引き出すことも可能という。 この連携によりマネパカードを経由で、Zaifに預けているビットコインを世界中で使えるようになる。 このサービスについて、テックビューロ代表取締役の朝山貴生氏は、ビットコインに対応するカードのほとんどは、欧米のペイロールカードなどの流用であり、現金を引き出すだけで数%や数ドルの手数料がかかっていたと説明。 マルチカレンシー対応を前提としたマネパカードに、Zaifのビットコイン為替エンジンを組み合わせることによって、利便性だけではなく手数料の面の強みがあるとアピールした。 今後は、このサービスのチャージの時間差改善や対応通貨の多様化などに取り組むほか、Zaifで取り扱うビットコイン以外の仮想通貨やトークンでもマネパカードへのチャージを可能にする計画があるという。 |
ビットコイン対応26万店 ビックカメラなど導入 ~投資対象から決済へ~ (2017.4.5 日経新聞) |
仮想通貨ビットコインを新たな決済手段として店舗に導入する動きが広がり始めた。 ビックカメラは週内に都内2店舗でビットコインによる決済を開始。 リクルート系も今夏をめどに26万店で利用できるようにする。 投資が中心だったビットコインの利用が店舗での決済手段に広がる。 訪日外国人を狙った動きだが、日本の消費者への普及につながる可能性もある。 ビックカメラはビットコイン取引所国内最大手のビットフライヤー(東京・港)と組み、7日から旗艦店の有楽町店(東京・千代田)とビックロビックカメラ新宿東口店(東京・新宿)でビットコインによる決済システムを試験導入する。 決済の上限を10万円相当とするが、現金と同率でポイントも還元する。 利用動向を見ながら、他の店舗への展開を検討する。 リクルートライフスタイルは取引所のコインチェック(東京・渋谷)と組み、タブレットを使ったPOS(販売時点情報管理)レジアプリ「Airレジ」を使う店舗が希望すればビットコインで支払えるようにする。 タブレットなど店舗の端末と消費者のスマートフォン(スマホ)を使って決済すると、その額がビットコイン口座から引き落とされる。 コインチェックが日本円に変換し、店舗に振り込む。 Airレジは小売店や飲食店を中心に全国の26万店が採用している。 決済システムだけの導入も可能。 中国からの訪日客向けにアリババ集団傘下の電子マネー「支付宝(アリペイ)」も利用でき、ビットコインも使えるようにすることで多様な決済に対応する。 国内でビットコインで支払いができる店舗は現在4500カ所程度にとどまる。 現金以外ではSuicaや楽天Edyといった電子マネーの普及が先行している。 リクルート加盟店とビックカメラでの導入によって26万店に急拡大し、38万店のSuicaや47万カ所のEdyの規模に近づく。 ビットコインは世界での利用者数が2000万人を超え、月間取引高は12兆円に達するが、利用者の8割以上が北米と欧州に偏っている。 価格が変動するため投資目的での売買が大半だったが、外貨に両替することなく自分のビットコイン口座で決済できることから、海外渡航先での利用が拡大している。 国内でも決済に対応する店舗が増えることで、ビットコインの口座を持つ消費者が増える可能性がある。 日本では1日に改正資金決済法が施行された。 仮想通貨の取引所に登録制が導入され、安全面での制度整備が進む。 7月からは仮想通貨の購入時にかかっていた消費税がなくなり、ビットコイン利用者の負担が減ることも市場拡大の追い風になるとみられる。 |
ユナイテッド航空(United Airlines)(銘柄コード:UAL)への非難が止まらない。
それはそうだろう。
かねてよりサービスが良いとは思えなかった航空会社だが、よりによって正規の乗客を殴りつけて引きずり下ろしたことが動画撮影され、それが世界中に拡散されているからだ。
2017年4月11日付のNHKのウェブサイトでは「ユナイテッド航空 定員超過で乗客引きずり降ろす」と報じられ、アメリカのメディア、ワシントンポスト(Washington Post)でも「A man wouldn't leave an overbooked United flight. So he was dragged off, battered and limp.(定員超過のユナイテッド航空便から下りなかった男性が、引きずられて滅多打ちにされた。)」と書かれている。
また、ニューズウイーク日本版の記事「ユナイテッド機の引きずり出し事件に中国人激怒、の深い理由」や、「Was that doctor dragged off the United Airlines flight because he was Asian?
Many in China think so.(ユナイテッド航空から引きずり降ろされた医者はアジア人だったからか?中国人の多くはそう思っている。)」と題されたワシントンポスト(Washington
Post)の記事は、ユナイテッド航空(United Airlines)がドル箱路線だと位置づけたはずの中国人の怒りを買っていることの表れである。
この記事や動画を見たときに、私を含めて非白人なら誰もが思ったことだろうが、白人乗客ならこういう扱いはされなかっただろう。
ところが、その余韻も冷めやらぬうちに「またしてもユナイテッド航空 障がいを持つ94歳女性をビジネスクラスからエコノミーに移動させる(2017年4月14日-Techinsight)」「Mirror on 14 APR 2017 - United Airlines staff 'forced frail grandma, 94,
out of £2,800 Business seat into Economy for 16-hour flight' (ユナイテッド航空のクルーが94歳の老母に対し、ビジネスクラスからエコノミークラスへ移動することを強要)」という記事が配信された。
この事実をフェイスブックに投稿したマリアン(Marianne Santos Aguilar)さんも名前からすると白人ではないようだが、もはや、ここまで来ると人種差別云々の問題でなく、ユナイテッド航空(United Airlines)のスタッフが人としての心を持っていないと言わざるを得ないだろう。
おそらく、彼らは乗客を運んでいるという意識が希薄で、貨物でも運んでいるとしか思っていないのかもしれない。
インターネット上では、「こんな航空会社訴えろ」「本当に運行を廃止にすればいい」「良心的な航空会社とは決していえない」「みんなで搭乗をボイコットすべき」といった批判が相次いでいるというが、当然だと思うし、私ですら英文のニュース記事にコメントしたいくらいだ。
私は2011年から2015年までマイレージプラス(Mileage Plus)のプレミアシルバー(Premier Silver)のメンバーだった。
このときは、ユナイテッド航空(United Airlines)に乗ったことも何回かあったが、それほど不快な思いをしたことはなかった。
ただ、特典資格を示すカードの送付が遅れたり(2014年2月2日-マイレージプラスプレミアカード遅延(Mileage Plus 2014 Premier Card delays))、2014年10月の香港・ベトナム旅行で乗ったユナイテッド航空(United Airlines)の香港-ホーチミン線のフライトがLCC(Low Cost Carrier=格安航空)並みの酷さだったりしたことはあったが、エコノミークラスだったこともあって、あまり気になるほどのこともなかった。(単に鈍感だっただけか?)
おそらく、このあたりからユナイテッド航空(United Airlines)の体質がおかしくなっていたのだろうが、幸いなことに、2014年6月のアメリカ旅行のチケットは、ユナイテッド航空(United Airlines)で発券したものの、機材もクルーも日本発着便はANAだった。
それを聞いた私の友人の一人は、「UAじゃなくてANAで良かったね。UAというのはUnited Airlinesでなくて、Unco Air(食事時の人、申し訳ない)だからね」と言った。
そのクソ航空ぶりは、香港マイタン日記の「ユナイテッド航空 香港→グアム ビジネスクラス搭乗記(2016年11月6日)」でも書かれている。
たぶん、というか今回の事件で、ユナイテッド航空(United Airlines)になど乗らないという人は多くなるだろう。
二度と乗らないという宣言をしている人もいるくらいだ。
今まででさえ、できればほかのエアラインが良いという人はかなりいた。
選択肢の多いアジア圏や欧州圏を結ぶ路線の業績は劇的に悪化するに違いない。
かつては、サービスが悪くとも値段が安いからアメリカ系の航空会社に乗る人も多かったが、私がそうであるように、今では、アメリカ系の航空会社は値段が高くてサービスが悪いので敬遠している人が多い。
もはや、ユナイテッド航空(United Airlines)が今のままでサービスが向上すると期待している人などほとんどいないだろう。
巷で噂されているような経済危機がアメリカを襲ったとき、この航空会社もご臨終になることを期待している人の方が多いに違いない。
Chapter 11(米連邦破産法第11条)、この条文が最も相応しいアメリカの会社が、ユナイテッド航空(United Airlines)だと思う。
もし、Firstradeなどアメリカの証券会社や、米国株を信用取引(margin trading)できる口座をお持ちなら空売り(sell short)して一儲けするのも悪くない。(参考:Firstradeの場合はEducation - Margin Loans - Short Sellingで詳細がわかる)
今なら、良心の呵責を感じることもないだろう。
去る4月2日、お世話になっているラバ吉(Lovers Kitchen)のお花見会が日本橋(東京都中央区)にある浜町公園で行われた。
今年は天候が不順で、ようやく、今日になって桜がボチボチ咲き始めたという感じで、昨日と打って変わって好天に恵まれたので、桜並木の下であらっきーシェフの作った料理に美酒を味わえるのはこの上ない幸せだった。
参加者も20名弱に上り、ブルーシートの上の料理とお酒は皆の胃袋の中へ・・・
前回、私がラバ吉のイベント「新年のごあいさつ会」に参加したときに手がけていたサンタロース投資はあえなく玉砕(笑)、気を取り直してやった別の投資案件は今のところ順調に軌道に乗っている。
いろいろセミナーに行ったり、試行錯誤を繰り返しているうちにあっという間に3か月たってしまったといったところだろうか。
ところで、この日は、花見参加者の一人が私がブログでたびたび紹介しているダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)に興味を持ってくれた。
私が2012年6月に投資を始めたときには、束の間の宴を楽しむだけのはずが、「金融セミナー講演初舞台 IN 大阪」でクローズアップされたことで、皆が興味を持ち始めたらしい。
そこで、私も久々に自分の投資案件を真剣に見直してみることにした。
この投資信託の設定は、約12年前(先月までで151か月を経過)なので、短命なものが多い日本の投資信託の中にあっては寿命が長い方かもしれない。(長いと書いて大丈夫か?)
とりあえず、本日現在の基準価額は4,388円、買付手数料が約定金額の3.24%なので、500万円(約定金額約484万円)の投資で約11,000,000口買えることになる。
これで10,000口当たりの分配金は月額100円なので、税引き前で110,000円、年額にして1,320,000円、年利にして26.4%になる。
仮に、全額が普通分配金の場合は、20.315%の源泉税が引かれるので、手取り額は年額で約1,050,000円となるが、それでも年利21%となる。
これは少々異常なレベルかもしれない。
また、分配金修正なしの基準価額で見ると、ここ2年ほどは右肩下がりで来ているので、私が購入して以降、一時期、大きな含み益が出るほどのお化けファンドだったときの勢いはない。
おそらく、近いうちに分配金率の引き下げも当然あり得るだろう。
年率25%以上の配当が続くというのは、投資の常識で言うと考えられないからだ。
事実、米国の毎月配当型のETFであるCornerstone Strategic Value Fund (CLM)も、ずっと年率20%を超える配当金が支給されていたが、今年の1月から配当金率の引き下げがあった。
わずか1週間前とは違うことを書いていると怒られそうだが、花見酒に酔いしれた後はほろ苦い現実が横たわっていた。
数ある毎月分配型の投資信託の中で、私が「掃きだめに鶴」と評したダイワ米国リート・ファンドも、花が散るときがやってきたのだろうか。
私が3月25日の「リーマンインテリジェンス-ほったらかし資産運用はもうかるの? ~お任せ投資の話題でランチ会~」(2017年4月1日-金融セミナー講演初舞台 IN 大阪)でゲストスピーカーとして講演しようと決めたとき、フト思ったことは、近鉄の観光特急「青の交響曲(Blue Symphony)」に乗ることだった。
わずか3両編成(客車は2両)で人気の高い列車のチケットを取るのは困難かと思われたが、先月のマレーシア・カンボジア・タイ旅行の渡航直前であった3月1日に、近鉄特急のチケット予約・購入のウェブサイトにアクセスすると、何とセミナー翌日の26日の往路の特急に一席だけ空席があった。
そこで迷わず私は、大阪阿部野橋(10時10分発)から吉野神宮(11時23分着)までのチケット(720円)を購入するにした。
3月下旬だから吉野桜も開花しているだろうと予想していた私は、大きな期待を抱いて列車に乗り込む日を待った。
大阪阿部野橋駅に到着したのは9時半過ぎ、予想に反して撮り鉄はほとんどいなく、ホームそれほど賑わっている様子はなかった。
やはり、今年は天候不順で、3月下旬だというのにコートがいるほど寒く、桜を見るような季節にならなかったことが大きいのかもしれない。
列車内は、JRの特急のグリーン車よりも豪華な雰囲気で、2号車のラウンジカーもご覧のとおり。
客車内はツイン席(2人用)とサロン席(4人用)があり、ツイン席はおひとり様のときは、単独の座席として使用できるようになっている。
全体的にゆったりとした空間で、わずか1時間余りを乗るだけにしては少々もったいないような感じだった。
ラウンジスペースは、バーカウンターで購入したアルコールやおつまみ、ソフトドリンクや、スイーツを食べることができるようになっていて、こちらもかなりゆったりとしたスペース配分になっていた。
列車が吉野神宮駅に到着したのは11時23分、下車したお客は日曜日だというのに私1人だけだった。
ここで下車した私は、坂道を歩くこと20分ほどの吉野神宮へ参拝することにした。
今にも雨が降りそうな陽気に、桜が全く咲いていない境内(10日程来るのが早いのではないかと言われた)、初詣のシーズンでないことを差し引いても、参拝客が私1人というのは驚きだった。
貸し切り状態の神社で参拝をし、ついでにお祓いもしてもらおうとお願いしてみたが、時期的にやっていないとのことだった。
当初の予定ではここで切り上げる予定だったが、旅行系コミュニティで知り合った賢さんが、フェイスブックのコメント欄に、金峯山寺(きんぷせんじ)にも寄ってみるといいと書き込んでくれたので、行ってみることにした。
しかし、あいにくの雨、しかも、桜の開花はなし、おまけに「秘仏本尊 特別ご開帳」も4月1日から5月7日と、ずれまくりの吉野観光だった。
今回の関西行きは金融セミナーでの講演と、青の交響曲(Blue Symphony)に乗ることだったので、吉野観光は再訪せよという神のお告げということで帰京することにした。
リベンジはいつになるのかな~
去る3月25日、関西の投資仲間のファイナンシャルプランナーである杉本武寛さんのお招きで、リーマンインテリジェンス-ほったらかし資産運用はもうかるの? ~お任せ投資の話題でランチ会~のゲストスピーカーとして、講演させていただくことになった。
私としては、副業の初舞台というわけだ。
テーマは、HSBC香港の口座を使った体験談や苦労話、実際に買ってみた金融資産などの話をしてくれということだった。(参考:HSBC香港の口座開設と活用について)
もっとも、当日は司会進行役の吉田さん(彼も私の投資仲間だ)が話題を振ってきて、それに乗って話をすれば良いと言われていたので気が楽だった。
そして、セミナー当日、吉田さんがいきなり話を切り出したのは、何とダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)のことだった。
私がこのファンドに投資したのは2012年6月、首尾よく投資元本とほぼ同額の配当金をもらい終えたのは今年の2月だ。
2016年11月22日に「REIT(不動産投資信託)の宴は終焉間近か」というコラムを書いたものの、嬉しいことに、このファンドの分配金率の切り下げはなく、純資産総額も大きな減少に見舞われることなく推移しているため、私自身、現時点でも保有を継続している。
ワールドインベスターズ時代から交流が続いている吉田さんは、2012年10月28日の関西オフで(2012年11月9日-関西オフの宿泊は高槻の温泉で)、私がこのファンドに投資していると宣言した続報が気になったらしい。(笑)
ところで、肝心のHSBC香港ネタなのだが、やはり苦労するのは英語、海外旅行でホテルを使ったり、公共交通機関に乗るのとはわけが違う。
そうはいっても、すべてのページを読みこなす必要はないので、香港HSBCお助け支店や、アメジスト香港スタッフブログ、各種の翻訳サイトなどを利用しながら、よく使う単語をマスターしていけば、何とか口座を使いこなすことができるだろう。
しかしながら、ATMカードのアクティベート(activate)や、セキュリティ・デバイス(security device)の交換(世代交代)など、口座を何年にもわたって保有している間には、どうしても英語を使わざるを得ない局面が出るので、英文和訳などに時間をかけるだけのモチベーションを高める上でも、口座のステータスはアドバンス(Advance)かプレミア(Premier)にするのが望ましい。
そもそも、パーソナル・インテグレーテッド・アカウント(Personal Integrated Account)(旧スマート・バンテージ)は、香港在住者用との位置づけから、非居住者の開設は困難になっていると聞くし、たとえ開設できたとしても、わざわざ香港までの渡航費用をかけてまでやる意味がないだろう。
もちろん、こうした海外の口座開設は、観光旅行や出張のついでに行くぐらいの気持ちがないと、費用対効果が割に合わないものになるだろう。
それと、私が2016年12月時点でカスタマー・サービスに確認した限りでは、下記のように、パスポート及び英文で住所記載がされた書類と、初期預入金(initial
deposit)の持参、そして、英語か中国語で行員とのコミュニケーションが取れることが口座開設要件となっているので、ほとんど外国語ができないという人は注意が必要だろう。
とりあえず、これから新規に口座を開きたいという人は、下記の回答文にかかわらず、Contact HSBCから必要書類の確認と、回答文の印刷をして持参した方がいい。
それと、最も重要なのが香港の銀行に口座を開設する理由だ。
これが英語で説明できないために開設を拒否される場合もあると聞く。
一番無難なのは、「将来の海外移住に際し、日本の金融機関の方針で、海外移住者などの非居住者は口座を閉鎖しなければならないルールになっている。(If I am nonresident in Japan in the near future, most of Japan's financial accounts must be closed under the terms and conditions.)」と、海外移住を仄めかして必要性を説明することだろうか。(2015年4月30日-出国税の導入も決定、海外赴任やロングステイ予定の個人投資家はどうすべきか)
また、投資口座を開設するときに行われるRisk Profiling Questionnaire (RPQ)は、英会話が必須となるので、あらかじめウェブサイトから質問項目をチェックしてから臨むようにしよう。
ここまでして、わざわざ香港まで口座を開きに行く意味合いだが、「日本における外国株投資ツールの充実と海外口座を巡る最近の情勢(2015年4月21日)」をご覧いただいた上で判断されるといいだろう。
ただ、HSBC香港で米国株口座を開き、私が投資しているような高配当銘柄や、下落相場に備えた多様なインバース型ETF(Inverse ETF)に投資したいなら苦労する価値はあるだろう。(2012年10月5日-HSBC香港の投資口座保有者は米国株口座の追加は郵送でOK)
私のブログ記事を読んでいただいた読者の投稿によれば、日本の証券会社では自社の毎月分配型ファンドと競合するような高配当ETFは買えないところが多いからだ。(2015年11月5日-米国高配当株の新規投資案件をピックアップしてみた)
さて、私がセミナーで紹介したHSBC香港で販売している毎月分配型ファンド(monthly dividend funds)だが、実のところ、Search Unit Trustsから検索するのはかなり大変だ。
検索条件をFund typeからFixed Incomeと指定しても200種類以上のファンドが出てくる。
こればかりは私もHSBC香港へ行ったときにリレーションシップ・マネージャー(Relationship Manager)に聞いているのだが、そのうちの一人であるジョン・ラウ(John
Lau)さんが私に勧めてくれたのが、高金利通貨である豪ドル建てのAB - American Income Portfolio (Class AT-AUD Hedged-MDIST Cash) (fund code:
U62407)と、JPMorgan Asia Equity Dividend (AUDH-MDIST-CASH) (fund code: U62659)の2つで、過去の基準価額(fund price)も比較的安定している。
彼は、オーシャンセンター支店(海洋中心分行:九龍尖沙咀海港城海洋中心三階361-5號 Ocean Centre Branch: Shop 361-5, Level 3, Ocean Centre, Harbour City, Tsim Sha Tsui, Kowloon: tel +852-2233-3000)に在籍しているのだが、日本語が通じることから、最近は彼のところへ行くことが多い。
これらのファンドのリスクレベルは通貨によって異なるので、2年に1回更新が必要なRisk Profiling Questionnaire (RPQ)をチェックしてから購入手続きをした方がいい。
ここまできて、私が紹介しているファンドが毎月分配型のものが多いことにお気づきのことだろう。
いろいろな投資本やセミナーでは否定的な意見が多いが、私は使いようによっては有用なものだと考えている。
詳しくは、「Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』」でも書いたが、それに加えて、今では毎月の配当金が入ることによって、無用な残業代稼ぎの願望が消え、それによって家族との対話の機会が生まれること、無理に出世を望まなくなることによって、次第に自由な時間が生まれ、それによって新たなビジネス(副業)や投資への可能性が芽生えることがあることだ。
一般的に資産形成期にある30代、40代にとって、毎月分配型のファンドはお勧めできるものではないが、現在の職場が不遇で、転職を考えている人にとっては、一時的な家計の補てんの意味合いで、退職金の一部を投資することもあり得るだろう。
要するに、世間の常識に惑わされずに、自分の目的とライフスタイルにあった投資をすべきというのが私の意見だ。
最後になるが、HSBC香港で投資をされている方で、高額の資産を預けている人はパンダ不動産・田口宗勝氏の「香港裏金実践ガイド:国税が香港口座に甘いワケ」を読んでみるといいかもしれない。
私も先月のマレーシア・カンボジア・タイ旅行の道中でiPadで読ませていただいたが、なかなかユニークな視点で書かれた面白い本だった。
HSBC香港口座開設必要書類(2016年12月現在) |
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