青春18きっぷで日帰りの旅-真岡鉄道SLと龍門の滝(2018年8月15日)

下館駅


青春18きっぷの旅4回目は、栃木への日帰り旅をすることにした。
残り2回は、6月に行って天候不順だった三保松原のリベンジと、2015年8月以来の富士川ラフティングをしようかなどと考えていたのだが、ポッカリと予定のあいた終戦記念日にどこかへ行こうと画策したものの、お盆期間ど真ん中で、首都圏近郊の観光地はどこも混んでいる。
当初に予定していた静岡地方は天気予報がよろしくない。
ラフティングはともかく、富士山を撮りに行くのに曇っていたら何の意味もない。
そこで、視点を変えて、撮り鉄に人気のある真岡鉄道のウェブサイトを見たら、ちょうど「SLもおか号」の運行日だった。
乗れるに越したことはないが、ちょっと行ってみるかと思ったのが、今回の旅行だった。

小山駅 小山駅
小山駅

横浜から真岡鉄道の起点である下館に行く方法は、青春18きっぷを使った場合、 東北本線の小山経由になる。
まして、10時35分発の「SLもおか号」に乗るなら、小山発9時33分発の友部行きの列車のみの選択となる。
逆算して、横浜7時19分発の快速「ラビット」に乗ればいいのだが、平日とはいえ、お盆期間ど真ん中が幸いして、前回の時よりはるかに楽に列車に乗ることができた。
しかしながら、この日も酷暑を予想させる暑さで、このような中で水遊びを選択しなかったのは失敗だろうかとも思った。

そして、当日、小山駅に着いた私は、みどりの窓口に行って、「SLもおか号」の整理券を買った。
下館駅では、お盆期間中なので、長蛇の列ではないかと予想したのだが、現地に着いてみると、そんなことはなく、スムーズに買えたばかりでなく、列車の座席も席取り合戦が繰り広げられそうな雰囲気はゼロだった。
季節的に小学生の子ども連れが多かったものの、余裕でクロスシートを独り占めできるレベルだったのだ。
8月中は車内販売を中止とあったので、どれだけ混んでいるのかと危惧したのだが、これだけは想定外だった。
おそらく、今年は酷暑が続き、SLは冷房がない車両なので、これに乗るのを敬遠した人が多かったのだろう。
私としては予想外に空いていて助かったという感じだ。

真岡鉄道
SL tickets
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下館駅
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茂木駅 茂木駅 茂木駅 茂木駅 茂木駅
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茂木駅

10時35分、下館駅にSLが出発するアナウンスが流れ、蒸気機関車が汽笛を鳴らしながら、ゆっくりとホームを離れる。
外は暑く、しかも、車内は冷房がないにもかかわらず、それほど暑く感じられない。
やはりコンクリートに囲まれた都会と、自然の風の恵みのある地方の差なのだろうか。
汽車はゆっくりとしたスピードで走り、途中の真岡駅では10分間の停車時間があり、飲み物を買ったり、ホームに出て写真を撮ったりする時間があった。
この列車は、小学生を対象にしたSLガイド体験が実施されていて、車掌として乗客の切符の検札に巡回したり、車内アナウンスをしていた。
始発の下館駅で見たときは小学生なら誰でも参加できそうな雰囲気があったのだが、蓋を開けてみたら地元の小学生しかいなかった。
事前申込制とあったので、ウェブでは告知されたようだが、情報が地元にしか行き渡らなかったのかもしれない。(2018年7月1日 レールファン-8月4日・11日・15日真岡鐵道「SLガイド体験」開催
終着の茂木駅に到着したのは12時6分、ここで、機関車を反転させたりするのを皆で見物している。
汽車に乗っているときは心地よい風が吹き込んできたが、駅のホームで写真を撮っていると汗が噴き出してくる。

汽車に乗っていたのは1時間半もあったのだが、不思議に長いとは思わなかった。
ロングシートの車両の電車に乗って移動しているだけなのと違うからだろう。
終着駅の茂木周辺で何か見どころがあるか、車内でもらったパンフレットを見たが、目ぼしいものがあまりない。
構内にある蕎麦屋で昼食を取り、12時41分発の電車で真岡駅まで戻ることにした。
ここならいろいろ見どころがありそうなことが書かれていたからだ。
それをやめたのは、宇都宮周辺に龍門の滝というのがあり、そこだと滝を見ながら行き交う電車を撮影できるとあったからだ。
そこで、さっそく乗換案内のアプリで調べると、私の乗っている真岡鉄道の電車は、下館発13時59分のJR水戸線の小山行きに接続、小山から宇都宮へ経て、JR烏山線の滝までもスムーズに乗り継げると出たため、そのまま行くことにした。

JR烏山線
宇都宮駅 宇都宮駅
宇都宮駅
滝駅 滝駅
滝駅

JR烏山線の滝駅に到着したのは15時58分、真岡鉄道の茂木駅から3時間もかかったみたいだ。
あまり滞在時間もなさそうなので、急いで滝の方へ向かうと、滝壺のところでは外国人の家族が水遊びをしている。
私は行き交う電車を撮ろうとしてここにやってきたのだが、烏山線の運行本数が1時間に1本程度しかないのと、上り電車(滝着 16時43分)が通過した後に下り電車(滝発 17時4分)が来るという案配なので、意外に長時間ここにいないといけないことがわかった。
真夏の太陽が照りつけているのは、滝壺の前にいても変わらず、木陰があって涼しいわけではないので、私も外国人のように、水着になって滝壺に入っていくことにした。
泳ぐわけではないので、上半身はポロシャツを付けたままにしていたが、写真を撮ってもらっている最中に危うく転倒するところだった。
さすがに着替えは持って来ていないので(なぜか水着だけは持っていたが)、ヤバイところだったが、体勢を立て直すことができて良かったと思った。

結局、この日はあまりにも暑くて、17時40分発の電車まで待てないので、16時43分の電車で帰ることにした。
ここで水遊びをしながら電車を待つなら、もう少し早い時間に来た方がいいと思った。
結局、宇都宮に着いたときにはお腹が減ったので、再び餃子屋へ行く。
写真を撮っていて、わずか2週間ほど前にも同じことをしていたなと苦笑する。
帰りの電車は、もちろんグリーン車、今回は大宮で熱海行きに乗り換える。(2018年8月18日-VIEWカードのポイントを普通列車用のSuicaグリーン券に換えてみた
車掌に確認したら、電車を乗り換えても乗車予定区間内のグリーン券は有効だとのことだ。
今日の日帰り旅行はなかなか収穫の多い旅路だったような気がする。

太平寺 太平寺
太平寺

龍門の滝 龍門の滝
龍門の滝 龍門の滝
龍門の滝 龍門の滝
龍門の滝 龍門の滝
龍門の滝

宇都宮餃子館 宇都宮餃子館
宇都宮餃子館

宇都宮駅 宇都宮駅
宇都宮駅 宇都宮駅
宇都宮駅

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