大人の休日倶楽部パスで行く新潟・東北・北海道の旅-札幌郊外 (2018年6月28日~7月3日) |
7/1(Sun) | 札幌郊外へのエクスカーション
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今日はまことさんがレンタカーを借りてくれるというので、それに便乗して札幌郊外の観光に出かけることにした。
最初は支笏湖に行こうとか積丹半島に行こうとか考えていたのだが、雨が降っているので、夕張を中心としたプランに切り替えることにした。
最初に行ったところは、三笠鉄道村、ここは昨年11月に来た時には冬期間休館に当たっていて、入れなかったので、今回来ることにしたのだ。
ここは室内の資料館と、屋外の鉄道博物館があり、いずれも大正、昭和時代に使われていた実物が展示されている。
そこには、私が生まれる前のものも多く、当時の鉄道隆盛期を思い起こさずにはいられない。
週末と祝日はSLも随時運行されて鉄道ファンの心をくすぐるし、室内の展示館には車掌の制服が置かれてコスプレを楽しむこともできる。
ただ、今日は雨模様とはいえ、日曜日にもかかわらず、記念館は閑散としており、北海道内の地方都市の寂れる様を垣間見る思いだ。
私が若い時はひたすら海外旅行に目が向いていたが、もっと前に北海道に来ていれば、もっと違う思いをしたことだろう。(2018年7月17日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-三笠 鉄道記念館)
次に行ったところは夕張市、ここはご存知のとおり、全国で唯一破綻した自治体だ。(2006年11月23日-夕張市破綻は日本破産の序曲か)
もっとも、国内というか道内には夕張市に近い財政状況の自治体も多いはずだが、公的には表面化していない。
そんな夕張市の中心にあるのがJR夕張駅と、バリー屋台と呼ばれるフードコートなのだが、2019年3月で石勝線の夕張支線は廃止になると聞いたので、行ってみることにした。
夕張駅に着いたのは11時半頃、千歳行きの普通列車が出るのが12時34分(入線は12時26分)なので、それに間に合わせるように昼食を取る。
食事のついでに名産の夕張メロンを食べてみると、さすがに美味しい。
これだけが、夕張市の売り物だというのは寂しいけれど、何もないよりいいだろう。(2018年7月18日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-夕張 バリー屋台南清軒の満腹Bセット)
昼食を終えた後は夕張駅に入って、入線したばかりの列車を撮る。
駅舎の中に売店はあるが、残念ながら入場券などは売ってない。
ホームにいるのは撮り鉄が多いのだから、支線廃止までの間、そういうのを売ればいのにと思う。
ここは、まことさんの好意に甘えて、清水沢駅まで列車に乗ることにした。
仮に、ここへ列車だけで来て、帰るとなると、1日がかりの行程になる。
もちろん、トンボ帰りすれば別だが、札幌から日帰りするとなると、南千歳10時43分発の列車に乗って、夕張に来て(12時26分着)、観光した後で、今度は16時31分発の列車で帰るという算段になるからだ。
ほとんどの人はバスも併用して行き来するので、そこまで厳しくないと思うが、廃線間近の列車に乗るのは結構厳しいのである。
ローカル列車の旅は清水沢駅で終わり、そこから南清水沢駅まではまことさんの車で移動した。
ここだけは夕張支線で唯一の有人駅だということだが、JRの職員が常駐する駅ではなく、簡易委託駅として存続しているとのことで、ここでは乗車券も売ってくれるので、記念に買っておくことにした。
夕張駅から石勝線に乗車 | |
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夕張駅 | |
南清水沢駅 |
南清水沢駅から次に向かったのは、三菱大夕張鉄道保存地だった。(2018年7月19日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-三菱大夕張鉄道車両保存地)
雨降りの日とはいえ、随分と鉄分の多い1日だ。(笑)
ここは、旧三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の南大夕張駅があった場所で、そのときに使われていた鉄道の車両が保存・展示されている。
何と驚くことに、ここは車両の中に入ることもでき、中には三菱大夕張保存会の方々による写真展示もある。
北海道の山深い地域で、冬には積雪も多い土地で廃線後に数十年も経っているのにかかわらず保存状態はかなりいい。
しかも見学は無料ということで、保存会の人たちの努力には頭が下がる思いだ。
ここの見学の後は、まことさんの案内でやすらぎの湯の里 竹山高原温泉へ向かう。
入浴料は700円、北広島市民の憩いの場といったところだろうが、サウナや露天風呂もあってなかなか楽しめる。
雨降りのときには最適な時間潰しの方法だ(笑)
まことさんとの1日観光が終わり、午後6時過ぎに彼と昨夜の二次会でご一緒した正志さんが私の泊っているアパホテル札幌すすきの駅前に来た。
今夜は彼ら2人と札幌市内でオフ会だ。
行き先は、塩ホルモンで有名な「炭や狸小路」とワインバルの「麦と葡萄」、好対照な2軒の店だった。
最初の店は、煙がモクモクと上がっていて、それだけで私たちはビックリ、これならTシャツに短パンで来るべきだろうという声も上がる。
私は元よりそれに近い格好だけどね。(笑)
まことさんが焼くのを担当してくれたおかげで私たちはパクパクと・・・(2018年7月20日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-札幌 炭やのホルモン焼)
これでお腹を満たしたところで、次はワインバルへ向かう。
ここは美人店員がいるご機嫌なお店で、しかも、ワインやスパークリングワインが120分1,000円で飲み放題という太っ腹ぶりだ。
ただし、この飲み放題は、お通しのほかに1人2品頼まなくてはいけないので、1,000円ぽっきりというわけにはいかないが、相当にリーズナブルな店だ。(2018年7月21日 旅・食べ歩き、ときどきクッキング-札幌 麦と葡萄で二次会)
昨日と今日で共通して言えるのは、北海道のサービス業は外国人の店員をあまり見かけないことだ。
東京などでは至る所で見かけるが、北海道はほとんどが日本人だ。
オフ会で会った人たち曰く、北海道では日本人が雇われる余地があるというが、それだけ東京などに比べて賃金水準が低いのだろうか。
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