2016年4月25日、ブルームバーグは「ETF爆買いの果て、日銀が日経平均企業9割で実質大株主-試算」(英文記事:The Tokyo Whale Is Quietly Buying Up Huge Stakes in Japan Inc.)という記事を配信し、それを受けた日刊ゲンダイが、翌日付で「黒田バズーカ4あるか 日銀追加緩和で進む企業の“国有化”」を掲載した。
これらの事実を日銀が織り込んだのかどうかわからないが、4月27日、28日に行われた日銀の金融政策決定会合では追加緩和は行わない(現状維持)ということになり、緩和期待で上昇を続けていた日経平均株価は暴落した。
それから3ヵ月後の7月28日、29日に行われた日銀の金融政策決定会合で、日銀のETF(Exchange Traded Funds=上場投資信託)買入れ額を年間約3.3兆円から約6兆円へと、ほぼ倍増させることが決定された。
日銀総裁に黒田東彦氏が就任してからこれが4回目の金融緩和策となるのだが、1か月経過した段階で、日経新聞がその弊害について記事を掲載している。
例えば、今週発売された日経ヴェリタス(2016年8月28日~9月3日号)には「2017年度末には日経平均銘柄4割で日銀が筆頭株主へ(PDF)」という特集がされているし、日経新聞本体でも8月29日付で「4社に1社、公的マネーが筆頭株主 東証1部」、ロイターも「日本株、独歩高のカラクリ 特殊な需給要因」という記事を掲載した。(参考:2016年8月29日 Econo Great-公的マネー(日銀・GPIF)の資金が流入している銘柄を知るには?)
今の日本市場は、日経ヴェリタスの記事の冒頭にあるように、日銀が買うか買わないか当てっこをする相場になっていると言い、一方で、ロイターは、「公的年金や日銀などの買いが大きな存在感を示すようなマーケットに、海外の長期投資家などの良質なマネーは入ってこない。ファンダメンタルズで株価が評価できなくなるからだ。8月29日の東証1部売買代金は1.8兆円。日経平均が一時400円高したにもかかわらず、盛り上がりに欠けるボリュームだった。日銀が7月29日にETF購入枠を6兆円に倍増した後、売買代金は低下傾向にあり、目安とされる2兆円を割り込む日が多くなっている。」と締めくくっている。
仮に、このペースで公的資金が日本市場に入り続ければ、数年後には、主だった企業の筆頭株主は国ということになりかねない。
極論すれば、日本市場は名実ともに中国市場のようになるのである。
それに、国が無条件にETF構成銘柄を買い支えることによって、問題のある企業に関して、市場からの退出圧力が働きにくくなる恐れも大きい。
また、将来的に、このような歪な状態を解消せざるを得ないときが来るとき、株価の暴落リスクはどのように抑えるのであろうか。
まさに、普通の投資家は手を出しにくくなりつつある日本市場、やはり海外投資を主にすべきなのか、私は自問自答し始めている。
昨日、フジヤマツーリストの野澤さんご夫妻のお誘いで高円寺阿波踊りを桟敷席(1口6千円)で見る機会に恵まれた。(写真のスライドショーはこちら)
今回のイベントは一昨年(2014年8月23日-Mimiさんを囲む高円寺阿波踊りオフ会2014)以来2年ぶり、今回はワールドインベスターズ時代からの知り合いに加え、マイタン会関係の友人も加わって、総勢15名を超える大盛況となった。
天気の方は土日とも雨で、私は2014年8月のシンガポール・マレーシア旅行で参加したジャングルクルーズのときと同じ装い、Tシャツに水着、上にポンチョ(poncho)を羽織るというもので、とりあえず、大雨になっても観覧を続行できるスタイルというわけだ。
ところで、阿波踊りといえば本場は徳島県なのだが、高円寺のイベントもなかなか盛況で観客席は鈴なりの状態だ。
今まで気づかなかったのかもしれないが、英語のアナウンスもあるので、外国人の観覧者もそれなりにいるのだろう。
何しろイベントのスタートは午後5時にもかかわらず、席取りは昼過ぎから始めないと良い場所が確保できないくらいだ。
それゆえ今回は野澤さんのご尽力で桟敷席のチケットを入手いただいたおかげで、特等席で阿波踊りを観覧することができた。
感謝の一言である。
その阿波踊りは「連」と呼ばれる各グループが次々に登場、午後8時までの3時間のイベントをたっぷりと堪能することができる。
今回は特等席から見れたのでいっそう迫力もあったし、写真もたくさん撮ることができてとても良かった。
8時に阿波踊りが終わった後は、例年のとおり串焼き処ディズで打ち上げ!
仕事を終えた理容室ブルーバードの前田さんご夫妻も合流して、意気軒高と飲み続ける私たちであった。
言うまでもなく、友人のPharmさんが「円の価値が最も感じられる街」と評した高円寺は今年(2016年)も魅力たっぷりの街であった。
そして、私はこの日の帰宅が終電近くなることが予想できたのと、翌日(つまり今日)も都内で用事があったので、楽天トラベルで取った歌舞伎町の近くにあるアパホテル東新宿駅前、まるで夜遊び用に取ったようなものだが、睡魔に勝てずに夜遊びはあえなく取りやめになった。
ちなみに、チェックインのときにもらった「チェックアウト1時間延長無料券(規定は11時なので正午までいられる)」は、月曜の空室が多かったためのサービスなのだろうが、日本のホテルも正午チェックアウトを標準にしてもらえないだろうか。
それと、アパカードを作ってくれたのだが、これからも泊まってくれというセールスなのだろうか。
2016年7月4日の日経新聞に掲載された記事の一つに、成田空港で初めて24時間営業の牛丼店(吉野家:銘柄コード 9861)がオープンするというものがあった。
成田空港で営業する吉野家の店舗で、24時間営業するのは、一般エリア内にある第2ターミナル本館2階の店舗、出国審査後の制限エリアにある第2ターミナル・サテライト3階の店舗は8時から21時までだ。
左の写真は、2013年11月に越境会が主催した「アゼルバイジャン・カスピ海経済視察ツアー」に参加したときのもので、ドーハ(Doha)行きのカタール航空(Qatar Airways)の搭乗前に、私や石田さんが「21時を過ぎると成田空港の店は全部閉ってしまうんだ!」と嘆いて撮ったものだが、どうやら、それは変わらないみたいだ。
一方、変わるのは一般エリアの方で、24時間営業店舗の主な利用者層は、成田空港第2ターミナルに隣接しているナインアワーズ成田空港(カプセルホテル)の宿泊者や、空港内のソファなどで一夜を過ごした人とある。
実際のところ、現時点で成田空港内で寝泊まりしている人たちが、旅行前に多少でもまともな食事を求める理由はわかるような気がするし、LCC(Low
Cost Carrier=格安航空)の発着時間帯が悪いというデメリットは、安価に旅ができるというメリットと対をなすものゆえ、吉野家の24時間営業店舗にお客が集中する傾向はしばらく続くだろう。
一方、私の場合は、早朝便で出発するときは空港付近のホテルに前泊するときがあるが、たいていの場合、羽田発のときは蒲田駅付近、成田発のときは成田駅付近と決めている。
10年以上前に一度だけ職場の福利厚生施設として登録があった成田エクセルホテル東急に前泊したことがあるが、周辺にレストランや居酒屋などが全くなく、部屋代がリーズナブルであっても、かえって高くつくことがわかってから成田U-シティホテルを定宿にし始めたのだ。
ところで、私は前出のナインアワーズ成田空港(カプセルホテル)の宿泊費を見て、私は成田駅前のビジネスホテルに泊まるよりも高くつきそうだと思ったのだが、いかがだろうか。
おそらく、早朝の送迎バスに乗っても間に合わない人で、宿泊費をさらに節約したいと思う人たちが、空港寝泊まりという手段を取るのだろうが、2014年10月4日の「東京発早朝LCC利用のハブになり得る大江戸温泉物語」で紹介した下川裕治氏のような苦行をしなければならないなら、もっと違う手段を取りたいと思う。
もっとも、ほかに選択肢がないということであれば、私もやむなくそうすることもあるが、いずれにせよ、節約派のバックパッカーなどにとっては今回の記事は朗報に違いないだろう。
成田空港に24時間牛丼店 飲食店では初、6日オープン (2016.7.4 日経新聞) |
成田空港に7月6日、初の24時間営業の飲食店となる牛丼店がオープンする。 24時間運用ではない空港で飲食店が終日営業するのは珍しいという。 格安航空会社(LCC)の深夜・早朝便利用者らが空港内で一夜を過ごすケースが常態化したため、利用者の要望に応えた。 成田空港の利用時間は午前6時~午後11時で、一般の航空会社の運航は午後10時ごろまでに終了する。 飲食店や店舗の営業は午前7時ごろ~午後8時ごろまでが多く、終日営業しているのは、同空港を拠点とするLCCが相次いで就航した2012年以降に24時間化されたコンビニエンスストアだけだ。 一方で、現在では空港内のソファなどで一夜を過ごす人が1日200人程度おり、カプセルホテル(129室)も満室が珍しくない状態。 こうした人たちから「コンビニの食料以外で温かいものが食べたい」と要望が上がっていた。 関連記事:Aviation Wire(2016年6月24日)-成田空港に吉野家 24時間営業、7月開店 |
私は、8月2日から7日まで参加した「地球が遊び場~感動の長岡花火と夏の佐渡島スペシャル企画+水上ラフティング&SLみなかみ号」と銘打った旅路の最終区間である高崎から上野までの間、私はあえて特急「あかぎ号」に乗ってみることにした。
単なる鉄ちゃんの趣味と言われれば、それまでなのだが、この列車は平日は特急「スワローあかぎ号」として運転されている。
何が違うかと言えば、平日運転の特急「スワローあかぎ号」の場合は、各座席の背中の部分に書かれている、スワローサービスと名付けられた、グリーン車を除いて、座席指定を受けなくても車内の空席に座れる「座席未指定券」が発売されていることだ。
通勤時間帯の快適さを保証するなら、単純に「ホームライナー」のような定員制の快速列車にすればいいと思うが、特急「スワローあかぎ号」の「座席未指定券」は、満席の場合でも発売され、その場合は、原則としてデッキ等を利用し、車内に空席があれば座ることができるというものだ。
逆に言えば、指定席券を持っていても、その座席に「座席未指定券」を持った人が座っている場合があり、そういったときは着席している人に声掛けをして譲ってもらうことになる。
これは私が西欧で鉄道旅行していたときに体験した任意予約制の列車と同じシステムで、予約客がいない区間は他の乗客が座ることができる極めて合理的なシステムだ。(参考:地球の歩き方-ヨーロッパの列車予約 レイルヨーロッパ-座席/寝台指定券について)
ところで、表題に「スワローあかぎ号のサービス(任意座席予約制)をJR全線に広げることはできないのか」と書いたのには理由がある。
昨年の7月に行った「青春18きっぷの旅」で御多分に漏れず、夜行快速の「ムーンライト信州81号」に乗ったときのことだが、車掌のアナウンスでは指定券完売のはずが、深夜の停車駅である大月(1時27分)を過ぎても、7割程度しか席が埋まっていなかった。
この幽霊乗客現象について、フリーライターの杉山淳一氏は、「満席のはずが乗客なし! 今日も“幽霊”が列車に乗っている(2013年8月9日)」というコラムを書いている。
彼は、「特急の場合は乗らないチケットはキャンセルしなければ損をする、逆に普通列車の指定席はキャンセルすると、手間をかけるだけ時間を損する。これで、発券上は満席、実際は空席だらけの普通列車が走り出す。」と書いているが、これが実際のところだろうか。
つまり、乗りたくても乗れない人が大勢いるが、JRの予約端末上は満席にもかかわらず、実際は空席だらけの列車が走っているということだ。
そもそも、青春18きっぷ利用者御用達と言われている夜行列車は、元を辿れば各車両の床に雑魚寝している人さえいた列車なのだ。
従って、これらの列車に特急「スワローあかぎ号」のサービスを導入すれば、幽霊が列車に乗っていると酷評された空席問題は解消するだろう。
前段では「青春18きっぷ利用者御用達」の夜行列車を取り上げたが、実のところ、新幹線でも同様の問題は起こり得る。
私がびっくりしたのは、西欧諸国や台湾などでは普通に行われていることが、日本では弁護士ドットコム(銘柄コード:6027)の話題にまでなっていることだ。
「帰省ラッシュで混み合う新幹線の「空いてる指定席」 自由席の客が座ったらダメ?(2015年8月13日)」というコラムで、「ある大学教授が、空いている指定席に座っていたところ、車掌から自由席に移るように求められ、『来られたら移動ではダメですか』と抵抗したエピソードがツイッターで話題になった。逆に、ネットの掲示板では、自分が予約した指定席に座ろうとしたところ、自由席の乗客に占拠されていて、トラブルになった事例が多く書き込まれている。空いてるからといって、勝手に指定席を占拠しても問題ないのだろうか。」と書かれている。
ここまで来ると、日本人はこれほどまでに融通が利かないのか、と言いたくなるレベルだ。
西欧諸国では、こういったものがシステマティックに行われていて、Excuse meとSorryだけで済むことが、なぜ日本ではこんな大事になるのか。
クールビズのように、逐一、お上が決めないとダメなのか。(参考:2005年7月18日-クールビズに見る日本の病理現象)
そういえば、欧州でも大事になったことが一度だけある。
2001年9月のイタリア・マルタ旅行でパドバ(Padua)からミラノ(Milan Centaral)へ向かうトレニタリア(Trenitalia)の列車内で、悪態をつきまくっていた黒人と、正規の指定券を持った白人一家のバトルのときだ。
弁護士ドットコムのコラムを読んで、私は15年前の苦い記憶が蘇えってしまった。
「早期リタイアへのファイナルステップ(final step for early retirement)」、私が約2年前(2014年11月16日)に書いた早期リタイアへの決意表明だ。
なぜ、そうしたか。
最大の理由は、自分の体力と気力があるうちに自由時間を楽しみたいということだ。
日本の労働環境は、今や幻想と言うべき安定(終身雇用)を得るために、休暇も満足に取らずに40年以上の奴隷的拘束に耐えるか、自由を得るために経済的利益を半永久的に捨てるかの二者択一でしかない。
中年の域に差しかかったサラリーマンが、心身ともに疲れ果てた様相で職場にいるのを見て、生きている幸せを全く感じられないのは私だけではないだろう。
これが私の書いたコラムの内容の一部であるが、そのように考えている人は世の中には数多くいると思うし、安定を標ぼうする公務員でさえ例外ではない。
私が今月の2日から5日まで参加した「地球が遊び場~感動の長岡花火と夏の佐渡島スペシャル企画」(独自に私は「水上ラフティング&SLみなかみ号」の企画を追加した)の参加者の一人である中園健士さんは、ご自身のコラム「人を変えようとしない(2016年8月6日)」でこう書いている。
「今あなたの上司があなたの限りなく近い未来予想図です。そうなりたいですか??なりたくないなら自分を変えるしかない。」
私は同じようなことを自由人の師匠である小長井さんからも言われたことがある。
おそらく、人生のラットレースを抜け出し、自由人への道を歩み始めた成功者たちは、みんな口を揃えて同じことを言うだろう。
ところが、そうは考えないのが霞が関のお役人たちだ。
彼らの基本的にメンタリティは、今日のコラムの表題にもあるように「65歳での奴隷解放宣言、金持ち父さんが嫌いな霞が関官僚のメンタリティ」だ。
簡単に言えば、余計なことを考えずに老齢年金受給開始年齢(65歳)まで組織の元で働きなさいということだ。
日本の学校教育もそのような組織に忠実なサラリーマンを大量生産する教育が未だに続いているし、2004年当時、ニューズウィークに寄稿していたピーター・タスカ(Peter Tasker)氏が霞が関官僚のメンタリティについて、日本の景気回復を望まない人々(2004年3月31日)と、経済に毒針を刺す官僚というサソリ(2004年11月17日)というコラムを掲載していて、これらは、まさに的を得た記事と言えるだろう。
ところで、霞が関のお役人が「金持ち父さんが嫌い」というのは、佐賀新聞に掲載されていた「賃貸収入7000万円の消防士、兼業で懲戒 佐賀広域局の消防副士長(2016年1月20日)」、「他に6人が賃貸収入 消防士7千万円兼業問題 1500万円超も 佐賀広域消防局(2016年2月18日)」、「賃貸収入7千万円の消防士、改善命令従わず(2016年8月10日)」で如実に現れている。
公務員が兼職規制の下にあるとはいえ、不動産投資というものが、「(副士長以外の)6人は、物件の転売をしたり、物件購入を繰り返したりしていないことを理由に副士長の事案より悪質性は低いとみて、懲戒処分は見送る方針。」などと、違法行為のような言われ方をする筋合いのものなのだろうか。
悪質性というのは、妻を代表者とするペーパー会社を設立した元国税職員のようなケースが出て初めて言うものではないのか。(2009年10月31日 朝日新聞-国税職員、無届けで賃貸マンション60室を経営 大阪)
そして、「佐賀消防署予防指導係の男性副士長(44)が約7千万円の賃貸収入を得ていた問題で、佐賀広域消防局が6カ月以内に賃貸収入を人事院規則に沿って減らすよう指示した改善命令に、副士長が従っていないことが9日、分かった。佐賀広域消防局は追加の懲戒処分を検討している。」
こんなことを言われて、未だに役所組織にしがみついている消防副士長も想像を絶するレベルだが、命令する上司も常軌を逸している。
もっとも、いくら減給(懲戒処分)などされても、年間7千万円の収入を生む資産を500万円に減らせなどという命令を聞くバカはいないので、どこで綱引きをやめるかの問題になっていることだろう。
私は、2012年9月2日付のコラムで「中高年公務員の処遇を議論するより副業規制を緩和せよ」と書いているが、今や、公務員といえども投資で成功して資産を築く人も出るわけだから、そういった人たちを不祥事の当事者のように扱うのでなく、組織として生かす方向で考えるべきだと思う。
作家の平野啓一郎氏も、「会社員や公務員の兼業規制を緩和し、出来るだけ、個人の収入源を複数化すべきだ。それによって、辞職やリストラが収入ゼロに直結するというリスクを回避することが出来、組織への隷属を免れられる。」(2014年4月7日-西日本新聞 ローンと事なかれ主義)と述べている。
弁護士ドットコム(銘柄コード:6027)では「あいつぐ公務員のバイト問題-『公務員の副業』はなぜダメなのか?(2013年6月25日)」という問題提起がされているが、もはや、組織にしがみついて老齢年金受給開始年齢(65歳)まで全うしようなどと考える公務員ばかりになると、国民にとってお荷物になりかねないのだから、そういう発想はやめるべきだろう。
こういった記事は「仕方ないわね~これだから~」などと斜に構えている感じで見る人も多いだろうが、霞が関のお役人が「65歳での奴隷解放宣言、金持ち父さんが嫌いな霞が関官僚のメンタリティ」というものをいつまでも持っていると、それが酷税と揶揄される税制面にそのまま跳ね返るのだ。
従って、公務員も副業規制がありがちな上場企業のサラリーマンも「適切な形で副業をやってどんどん稼ぎなさい。そのノウハウを本業でも生かしなさい。」と発想が変わらない限り、日本経済が真の意味で蘇えることはないかもしれない。
今年の2月のタイ・シンガポール旅行の途上、飲み会をしたシンガポール在住のエグゼクティブ(友人)がこう言った。
「想像以上に内地の日本人の脱出が相次いでいるようだけど、将来の日本は大丈夫なのか。」
私は言った。「大丈夫じゃないだろ。そもそもこれが私が海外投資を始めた理由の一つだし、早期退職の理由の一つでもあるのだから。」
リオデジャネイロ・オリンピックで日本の選手がメダルラッシュとなって国中が沸き返っているが、沖縄の尖閣諸島(Senkaku Islands/釣魚臺列嶼)では日本の領土喪失の危機が迫っている。
8月5日以降、多数の中国漁船が中国公船(中国政府に所属する船舶)とともに、尖閣諸島海域で日本の領海への侵入を繰り返し、示威行動を続けているからだ。(海上保安庁-尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況について 外務省-我が国尖閣諸島周辺海域における中国公船の確認等 Ministry of Foreign Affairs of Japan - Confirmation of Chinese government
vessels in Japan’s maritime areas surrounding the Senkaku Islands)
また、この中国漁船に乗り込んでいたのは訓練を受けた多数の海上民兵のようで、これに対峙していたのは主として国土交通省の外局である海上保安庁だ。(2016年8月17日 産経新聞-「海の人民戦争だ」中国漁船に乗り込んだ海上民兵の実態とは 100人超動員、日本への憎しみ教育受ける)
ちなみに、こういったことを日本のメディアはほとんど報じないので国民はほとんど危機感を持っていないし、翁長沖縄県知事や、地元の沖縄メディアは中国共産党のスパイではないかという巷の噂が事実かのように、日米両国政府に対するのと全く違って、中国政府に対して抗議や批判すらしない。
おそらく、中国側は8月3日発足の第3次安倍第2次改造内閣によって就任した稲田防衛相のお手並み拝見という意図もあったのだろう。
安倍首相は、尖閣諸島周辺での中国公船航行問題で「毅然とした対応」を指示(2016年8月8日 産経新聞)とあるが、どこまで稲田防衛相や自衛隊のトップに具体的な指示をしたのだろうか。
彼女は、「わが国固有の領土、領海、領空を断固として守り抜く。(2016年8月8日 産経新聞)」と記者会見での威勢は良かったのだが、具体的には「海上保安庁に情報提供するなど連携して対応している。」では拍子抜けではなかろうか。
せめて、自衛隊法第82条(海上における警備行動)の規定によって、海上自衛隊の艦船を出動させ、中国を威嚇するくらいの意気込みを見せるべきだったと思う。
おまけに、防衛省のウェブサイトでは今回の尖閣諸島海域での中国船舶による示威行動のことがまるで掲載されておらず、本気で国土を防衛する気があるのかと言いたい。
一方、外交の方はどうかというと、岸田外相を始めとして外務省幹部が中国政府に対し、連日抗議をしているが、相手方の態度は馬耳東風である。
何度抗議しようが、彼らは懲りずに領海侵入を繰り返すので、実力行使を伴うならともかく、もはや口先の抗議など無意味であろう。
第一、オランダのハーグ(Den Haag)にある常設仲裁裁判所(Permanent Court of Arbitration)において、中国が南シナ海の広い範囲に独自に設定した「九段線(Nine-Dash Line)」には「法的根拠はない(China has no
legal basis to claim historic rights to the bulk of the South China Sea.)」と認定するフィリピン勝訴の裁定結果が出たが(PCA Press Release - The South China Sea Arbitration 2016年7月12日 産経新聞-中国の南シナ海支配認めず 仲裁裁判所「法的根拠なし」と初判断 CNN on July 12, 2016 - South China Sea: Court rules in favor of Philippines
over China)、中国は裁定に従うつもりはないと一蹴したほどの国(2016年7月13日 ロイター-南シナ海の仲裁判断を中国は拒否、大使「争い激化させる」 The Guardian on 12 July 2016 - Beijing rejects tribunal's ruling in South
China Sea case)、その政府を相手にするのに話し合いでケリがつくわけがない。
少なくとも、日本を愛するアメリカ人、ケント・ギルバート(Kent Sidney Gilbert)氏が、2016年8月14日付のブログで主張するように、「中国船集結は軍事行動に等しい」という認識を安倍首相や稲田防衛相、岸田外相以下、外務省幹部は持つべきだ。
国防に関しては最も真剣に対峙していると思われている安倍内閣でさえ、中国に対して何をびくついているのかわからないが、インドネシアのスシ・プジアストゥティ海洋・水産相(Indonesian
Fisheries Minister Susi Pudjiastuti)のように、領海侵犯した中国漁船を片っ端から拿捕して処罰したらどうなのだろうか。(2016年6月2日 産経新聞-インドネシアの刺青大臣 南シナ海で中国監視船を撃退 駆逐艦で警告発砲も BBC on 20 June 2016 - Indonesian navy fires on Chinese fishing boat in
disputed waters)
また、2016年8月11日付の北野幸伯氏のコラム「中国が尖閣に上陸した場合、安倍政権が最もやってはいけないこと」に、有事に対処するためには、「領土を守るという国民的コンセンサスと、それを実現するためのメカニズム、つまり、首相が電話をとって自衛隊に尖閣奪回を指示できる仕組みの両方が必要になる。」と書かれているが、今回の安倍内閣の姿勢からは、私がそれを感じ取ることはできなかった。
これらの際、自衛官や海上保安官の行動を束縛しそうなものが、武器の使用に関する規定(自衛隊法第93条、海上保安庁法第20条=いずれも警察官職務執行法第7条を準用)で、相手が武力攻撃するか否かわからないときに制圧する手段が限定されることが命取りになってくることだろう。
この警察官職務執行法第7条(武器の使用)の行き過ぎた弊害が最も顕著に出た事件が、私が書いた2007年5月20日付のコラム「あほ~な奴らがキチガイをのさばらす」に掲載したものだ。
私は、有事に対処するための法案が国会に出されたとき、少なくとも第189回常会で成立した安全保障関連法の一つである平和安全法制整備法(我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律)で、こういった平時の武器使用規定は是正されているものと思っていただけに驚きを通り越して呆れている。
いずれにせよ、鈴木傾城氏が2016年8月10日付のコラム(Darkness TIGA)で書いているように、このまま日本が我慢や配慮ばかりしていると叩きのめされることになるだろう。
2016年4月の台湾旅行(地球が遊び場~行き台湾)のときにもらったレシート宝くじ(統一發票/Uniform-Invoice)の一つが当選していたことがわかったので、先月の台湾旅行のときに、それを換金しに行ってきた。 (2016年3月-4月分のレシート宝くじの当選番号)
ただ、当選したといっても6等(六獎/Sixth Prize)(1等/頭獎の当選番号の下3桁が一致)なので、当選金額はわずか200元、2016年7月18日時点の為替レートで邦貨換算すると、1台湾元が3.3円で660円、これだけを目的に行けば大赤字なので、もちろん台湾観光とセットで行ってきたのだ。
ところで、このレシート宝くじ(統一發票/Uniform-Invoice)は、2013年2月11日付のコラム「台湾の買い物のレシート(宝くじ)で三千万円を当てよう」で書いたとおり、普通に買い物をしたときにもらうレシートなので、帰国後に財政部稅務入口網のウェブサイト(中国語:統一發票 英語:Uniform-Invoice)で確認すれば、当選しているかどうかわかるようになっている。
なお、統一發票自動對獎程式というウェブサイトでは、「對獎期數」でレシートの発行月を選択し、「隱藏」というボタンをクリックすると、当選番号の一覧が表示され、「請輸入發票末3碼」の欄にレシートの番号の下3桁を入力すれば、そのレシートが当選しているか判定してくれるので、自分で調べるよりも楽だろう。
ちなみに、「請輸入前面5碼」は、下3桁が一致したので、残りの5桁の入力を求める画面、最低でも6等(六獎/Sixth Prize)が当選したということだ。
その台湾のレシート宝くじの抽選は2か月に1回、奇数月の25日と決まっているので、台湾旅行から帰国して翌月か翌々月には判明する。
もし、当選していた場合は、抽選日の翌月6日から3ヵ月間に換金する必要があるので、注意した方がいいだろう。
例えば、私が当選した「國民曆105年(西暦2016年)3月、4月統一發票」の場合、賞金受取規定(領獎注意事項/Regulations for Prize Money Claims)として、「領獎期間自
105年06月06日起 至105年09月05日止 (from June 6, 2016 to September 6, 2016)」とあるので、2016年6月6日から9月5日までが換金可能期間なのだ。
この期間内に、パスポートとレシートの現物を持参して、台湾国内にある郵便局(郵局營業據點 Post Office Locations)に行けば当選金を受領できる。
レシートの裏面は、姓名もしくは中獎人(当選した人の氏名)、簽名或蓋章(サイン)、戶籍地址(現住所)、電話(非居住者は空欄でOK)などを記入する欄があり、あらかじめ書いておくと時間の節約になっていいだろう。
ちなみに、2等(二獎/Second Prize)(40,000元=132,000円)以下の当選金はどこの郵便局でも換金可能だが、特等(特別獎/Special
Prize)、特1等(特獎/Grand Prize)、1等(頭獎/First Prize)の場合は、県や市が指定する郵便局(各直轄市及各縣、市經指定之郵局)に行かなければならない。
もし、1等(頭獎/First Prize)(20万元=66万円)以上が当たった場合、その場で現金化できないこともあり得るので、中国語ができない人は、台北の旅行会社などで通訳を雇ってから郵便局に出向いた方が確実だろう。
それと、4等(四獎/Fourth Prize)(4,000元=13,200円)以上の当選金を受領する場合は、20%の源泉所得税が差し引かれるので、その分手取りは減ることになる。
さすが、台湾税務局が管理する宝くじと言うべきだろうか。(苦笑)
去る7月31日(隅田川花火大会の翌日、東京都知事選挙の投開票日)に、Lovers Kitchenに集うメンバーを中心に、「浴衣de屋形~夏の風情を浴衣で海から満喫する「粋」なご縁を繋ぐ会~」が催されたので、私も慣れない浴衣でイベントに臨むことにした。
最初の案内では「浴衣でなくてもいいよ~」とのことだったのだが、よく見ると貸切屋形船とあるではないか。
人一倍、暑がりな私としては、ほかのお客さんもいる定期船だったら、ポロシャツ、短パンで行こうと思ったのだが、乗船者が仲間内しかいないのであれば、絵になる写真を撮るためにも(笑)、無理して浴衣を着るしかないということで、横浜駅東口そばにある「着物レンタルあき」というお店で、浴衣を急遽借りることにした。
着付け代金を含めてフルセットで8,640円、レンタルでそれだけ払うのであれば、買ってもいいんじゃないかとも言われたが、滅多に着ない衣装を置いておく場所に困るので、今回は借りることにした。
そして、当日、自前の浴衣を持ち込んだ人が準備をしている間、有志で集まって昼飲みをしようということになり、浅草の神谷バーに集うことになった。
この店は、浅草でもランドマーク的に有名なところなので、知っている人も多いと思うが、私が、ここのことを強く意識したのは、親日英国人ジャーナリストのコリン・ジョイス(Colin
Joyce)氏が書いた「ニッポン社会」入門-英国人記者の抱腹レポートという本で、彼がお薦めのバーというのに入っていたからだ。(参考:2008年8月15日-九段会館バニーショー)
この日もそうだが、ここ数年は浅草に外国人観光客が溢れかえっているので、さぞかし、神谷バーもと思いきや、ここだけは完全に日本人だけの空間だった。
私にしてみれば、少し意外な気もしたが、中は訪日外国人が好きな居酒屋の雰囲気は全くない。
外国人観光客からすれば、私がバリ島のクタ(ムラスティ通りのBali Rock Cafe:2011年7-8月インドネシア旅行)で味わったような、恐ろしいばかりのアウェイ感を感じるところなのかもしれない。
さて、昼飲みが終わって屋形船本番、前夜の花火大会の余韻も消え、さわやかな夜風とともに隅田川を下りながら飲むお酒はまた格別だ。
船内では総勢40名近くの参加者が一同に集い、それぞれ思い思いに話に花を咲かせている。
いつもと違って参加者が多かったので全員と話をすることはできなかったが、これを機会に良き縁ができればいいと思っている。
最後に、このイベントを主催してくれたあらっきーさんと、かおるさんに感謝し、次回の粋なイベントを楽しみに待ちたいと思う。
ありがとう。
イチロー選手の偉業について触れないわけにはいかないだろう。
リオデジャネイロ・オリンピックで日本の選手がメダルラッシュとなって、スポーツニュースから目が離せない日が続いているが、やはりニューヨークまで生観戦(2013年のゴールデンウイーク、2014年6月)しに行った私としては、彼のメジャー通算3000本安打のことを取り上げたいと思う。
去る8日の各スポーツ紙は、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のイチロー外野手(42)が、7日(日本時間8日)にコロラド州デンバーで行われたコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)戦で、7回に三塁打を放ち、史上30人目のメジャー通算3000安打を達成したということを報じた。(2016年8月8日 スポニチ-イチロー三塁打で決めた!メジャー通算3000安打!史上30人目 Miami Herald on August 7, 2016 - Marlins' Ichiro reaches 3,000 MLB hits
milestone)
普段は時事経済関係の記事が多いニューズウイークまで「イチロー3000本安打がアメリカで絶賛される理由」というコラムを掲載しているほどだから、現地でも相当なインパクトがあったのだろう。
ところで、イチロー選手は去る6月15日に日米通算4257安打として、ピート・ローズ(Peter Edward "Pete" Rose, Sr.)氏の持つ世界記録を塗り替え、ギネス記録にも認定されるほどの偉業を達成したのだが、メジャーでの祝福の度合いは今回の方が大きいように感じる。(2016年6月16日 スポニチ-イチロー ローズ超え日米通算4257安打!マルチ安打で達成 2016年6月25日 スポニチ-イチ日米4257安打ギネス認定 ローズ氏認めなくても・・・)
やはり、同じ土俵で残した記録ということで、メジャーのファンとしては今回の方が手放しで賛辞を送ったのだろうが、このときも地元紙は「ピート・ローズ氏が認める認めないにかかわらず、称賛に値する記録(Miami Herald on June 15, 2016 - Ichiro's milestone for career hits is worth
celebrating, whether Pete Rose agrees or not)」と題した記事を書いているので、今年は彼にとってダブルで嬉しい年になったことだろう。
いずれにせよ、彼は21世紀の日本球界において不世出の選手であることだけは言えるだろう。
遅ればせながらおめでとう。
「50歳まで現役」と周囲に公言してはばからないイチロー選手、いずれは「イチ・メーター」のエイミー(Amy Franz)さんの旅が再開される日も来るに違いない。(2016年8月9日 スポニチ-「イチ・メーター」エイミーさん 米横断1万698キロ「私の旅も一つの終わり」)
先月の台湾旅行から帰国したとき、何やら宅配便が送られてきていた。
開けてみると、ダイナースカードキャンペーン特典当選通知と一緒に、ケルヒャー製窓用バキュームクリーナーWV75 plusというものが入っていた。
私がダイナースカードを持つようになったのは2012年8月までの申込者限定で2年間の年会費が無料になるキャンペーンに申し込んだことがきっかけだ。(2012年9月7日-ダイナースクラブカード(Diners Club Card)のモニターに登録してみた)
それから2年余りが経過したときに、私はモニター加入していたカードをJALダイナースに切り替えた。(2014年3月6日-クレジットカード切替プロジェクト第一弾)
このダーナースカードも御多分に漏れず、ショッピングやレストランの際のカード払い促進キャンペーンを随時行っている。
私はリボルビング払いのキャンペーンを除いて、カード利用額の確認の際、キャンペーンに気付いたときは、何気に応募していたのだが、その一つが当選したという通知だった。
ところで、私が当選したのは「はじまりの春。ショッピングキャンペーン(2016年2月16日~5月31日)」ということだが、「期間中、エントリーのうえ、ダイナースクラブカードを一回払い(ショッピング)でご利用ください。合計利用金額が20万円に達した時点で抽選口数が1口となり、以降、ご利用金額1万円ごとに口数が1口ずつ増えます。」の条件、かつ30名の枠内に入ったということは、相当、幸運だったということなのだろうか。
まあ、ちょうど今年の春は金運の方もかなり好調で、パソコンを買い替えたり、9月の海外旅行用にビジネスクラスのチケットを買ったりと、大盤振る舞いをした結果、こうしたことに繋がったのであろう。
とりあえず、この窓用バキュームクリーナーを使うのは今年の大掃除のときになるだろうが、使い勝手が良かったら来年のブログにでも掲載してみようと思う。
長らくの間、数多くの訪問者の皆様にご愛顧いただいたhttp://www.carlos.or.tv/に別れを告げるときがやってきた。
2004年2月にシーサイドネット(Cside Net)のレンタルサーバー(パーソナル・サブドメイン)(当時の容量800MB、現在1GB)を契約したときは、これほど長期にわたって年間複数回の海外旅行へ行き続け、ウェブサイトの内容も充実するとは思ってもいなかった。
ところが、2016年2月の契約更新が終わった後から、サーバーの容量不足が指摘され、過去の記事(旅行記と写真)を削除するか、容量を増やすか、サーバーの移転をするかの選択を迫られ続けた。
ここでベストな選択はドメイン(URL)を維持したまま、シーサイドネット(Cside Net)の中で契約区分を変更することだったのだが、そうした場合はURLが変更になると言われ、さらにコスト面でも折り合わないものがあった。
そこで、割安なさくらのレンタルサーバーに移転することにして、ドメインを維持しようと画策したのだが、シーサイドネット(Cside Net)との契約が独自ドメインでなく、サブドメインだったことが災いし、この手続きを行うことはできないと通告された。
結局のところ、私が選んだのはスタンダードコース(容量100GB)、新しいURLはhttp://www.carlos.sakura.ne.jp/で、従来のサーバーの100倍の容量を擁するため、これで当分の間、ウェブサイト運営は大丈夫かと思う。
もっとも、さくらインターネット(株)(3778)が経営不振に陥ればこの限りでないが、今の時点でそれを考えるのはやめにしよう。
それと、新しいサイトは基本的にiPadで見られるように、ホームページビルダーのターゲットブラウザーを設定してウェブページを作成し直した。
ところで、私が最も惜しいと思うのは、約12年にわたるサイト運営で蓄積された検索エンジンの上位ヒット率の高くなったページが、移転によって一からやり直しになってしまうことだろう。
実際のところ、現時点でもトップページから辿るのでなく、検索エンジンからの来訪が少なからずあるので、こればかりは惜しいと思う。
それと、ブログ記事の文中に相当量のメインサイトページへのリンクが貼ってあって、それらのすべてを修正するのは膨大な手間がかかるので、ヒマなときにでも追々やっていこうと思っている。
もし、リンク切れのURLがあったら、carlosの後ろのor.tvをsakura.ne.jpに直せばアクセスできるので、当面の間はそれで対処して欲しいと思う。
最後になるが、すでに更新を止めている掲示板(2012年5月24日休止)や、お役立ちビジネス・旅行サイトのリンク集(訪問者による自薦・他薦のウェブサイト登録サイト)は新サイトには移行していない。
これらのページは個人ウェブサイト全盛時代の名残とも言えるのだが、ITの史跡探訪をするほど現代人はヒマではなかろう。(笑)