週刊現代(2003.2.8) 「怒りの大特集」 マネー崩壊/「安心」大崩壊 |
もう言い尽くされてきたことばかりとはいえ、こういったテーマを特集でぶち抜くのはやはり通称「おやじ週刊誌」ならではのもの。
「おやじ週刊誌」の多くはヌードグラビアなどで女性にはとっつきにくいのが玉に瑕であるが、この特集は、もはや国や会社に老後を頼れないというのがよく理解できると思う。
「いい学校」を出て、「いい会社」に就職し、住宅ローンを組んで一戸建ての家を買い、ローンを払い終わった頃には悠々自適の老後が待っている、なんて高度成長時代のサラリーマン一家のモデルライフが音を立てて崩れだしたのが1997年11月24日の山一證券の倒産のときだ。
このときそう思ったのがどれくらいいるかわからないが、この期に及んでそんな夢物語を語れる人はほとんどいないと思う。
未だ危機感のない人もこの特集を読んだらワイドショーや漫画を見て時間を潰すことがいかに愚かか気づくことだろう。
どんな金持ちでもどんな貧しい人でも平等にあるのが時間だ。
世界有数の資産家、ビル・ゲイツでも持っている時間は1日24時間、時間を生かすも殺すもあなた次第だ。
そう、老後の年金もいっそのこと、外貨で受け取るなんてことを考えてもいい時代だ。(初心者のための外貨投資入門)
おそらくこれを読んでいる人の中には、日本経済は「腐っても鯛=元来よいものは、条件が悪くなっても値打ちを失わないこと」と思う人も多いと思う。
しかし、日本の政治家や取巻き連中は中央銀行(日銀)まで糞まみれにしようとしているのだからタチが悪いとしか言いようがない。<政府・日銀の金融政策(PDF)>
こういう状況に危機感を抱いて海外に資産を逃がそうとしている人も少なからずいるということは覚えておいた方がいいだろう。[「海外銀行に口座を開設する」を読む]
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