去る9月18日、私がワールドインベスターズの高円寺オフの常連のメンバーに「10月18日から11月30日にかけてのいずれかで集まりたい」と言ったことから今回の企画(SL銀河で行く岩手食い倒れの旅)はスタートした。
最初は東京近郊のレストランでグルメを楽しむ程度の提案が、いつの間にか週末旅行をすることにまで広がっていた。
実のところ、この「2014年秋の宴会」を銘打ったシリーズで、私が親しい友人を集めて食事会をしようと思ったのは、早期リタイアを決断した(2014年11月16日-早期リタイアへのファイナルステップ(final step for early retirement))ことを内々に伝えようとしたからだ。
結局のところ、彼らには11月1日の新宿プレオフ会のときに早期リタイアのことを話したので、今回は純粋な(!?)グルメ旅行となったのだが、サラリーマンを辞めると、こういったインフォーマルな繋がりの方が重要になってくるので、いつまでも大切にしていきたいと思う。
ちなみに、今回のツアー代金は、ツインルームの場合は、1人27,000円、4人1室のデラックスツインの場合は、1人25,800円と、個別に手配するより相当に割安になっていて、これに加えて、私がJR東日本・大人の休日倶楽部の会員なので、一括手配により同行者全員が1,000円引きと、ささやかながら1食分の食事代相当を浮かせることができた。
残念ながら通常のJRチケットのように5%引きの恩恵を受けられないが、このあたりは仕方のないところだろうか。
また、今回はSL銀河というイベント列車に乗るのが目的の一つであったが、私にとっては9月の北海道旅行で乗ったSLニセコ以来のことで、昨年8月の東北旅行で乗った「リゾートしらかみ」といい、ジョイフルトレインは乗車中も様々なイベントがあったり、途中駅で列車の撮影タイムがあるなど様々な趣向を凝らしているので、鉄ちゃんならずとも「乗っているだけで楽しくなる」と標語に間違いはない。
同行したメンバーからも、次回は何に乗ってどこへ行こうか、という声が上がるほどなので、鉄道会社の企画としては上々の出来であろう。
願わくば、こういった趣向をブルートレインに取り入れていれば、乗車率の低下に悩むこともなかったのではないか。(2014年3月27日-消えゆくブルートレインに思う)
ところで、今回の旅行は花巻と遠野に寄ったわけだが、私の場合、連日の飲み会の疲れ(!?)で睡眠不足の解消のため、グルメを堪能しているとき以外はほとんどホテルで寝ていた。(笑)
従って、撮った写真も食べ物とメンバーの集合写真だけなのだが、風太さんご夫妻に連れて行ってもらった遠野のレストランがどれも美味しく、また機会があれば行きたいと思わせるところばかりだった。
ただ、東北本線(在来線)の花巻駅周辺には目ぼしいレストランが少なく、衰退しつつある地方都市の悲哀を感じさせるものがあったが、東北新幹線の新花巻駅が釜石線で2つ離れた旧矢沢駅になってしまったことと、両駅間のアクセスが列車もバスも悪いことが原因の一つだろうか。
JR釜石線はともかく、小回りの利く岩手県交通の花巻地区のバス路線が、双方の駅間のアクセスを良くするようなダイヤ編成にできないものかと思う。
それとも、新花巻で下車する観光客の多くは遠野や釜石へ向かうため、花巻へ向かう需要はあまりないというのが実情なのだろうか。
「2014年秋の宴会」と銘打ったシリーズも今回で10回目、自業自得とはいえ、飲み会が連日続くと大変である。(笑)
11月20日の仕事関係の仲間との飲み会と、22日からのワールドインベスターズの仲間との東北旅行の合間に、21日の「新宿ホルモンオフ」を入れるのは無謀とも言えた。
しかし、22日の新幹線は、SL銀河との接続の関係で、東京発7時16分の「はやて111号」という早さだった。(もっとも私の見込み違いで7時56分発の「はやぶさ101号」でも間に合った)
これだと自宅を出るのが朝の5時半頃になってしまう。
それならいっそのこと東京駅周辺に泊まろうということで、ホテル日本橋ヴィラを取っておいた。
そこに飲み会のオファーがあったので、渡りに船とばかりに入れたというわけだ。
JR中央線、大久保駅のそばにある「ホルモン・でめ金」での飲み会は19時30分スタートとなっていたので、仕事が終わってから私は予約してあるホテルへ向かったものの、予想外のオーバーブッキングで泊まれないと言われた。
そこでは、代替ホテルのアパホテル東日本橋駅前に移ってもらえるなら2,000円を返金すると言われたので、あっさりと承諾した私は、平身低頭にお詫びを続けるホテルマンに車で連れていってもらった。
こういうところは、昨年末のクラビ(タイ)とは大きな違いだ。(2014年1月9日-繁忙期にトラブル招くアゴダ(agoda)の後払い(pay later)システム)
クラビでの交渉では、今日のようなシチュエーションになるはずだったのだが、このようなところが顧客第一主義の日本と、外国の違いというところだろうか。
ところで、この日の飲み会の話題の一つは、何と旧ワールドインベスターズSNS時代に一世を風靡した某投資家、今から5~6年前、彼はプーケットのビーチ利権のことなどを新参のメンバーに吹聴していたようだが、今はどこで何をやっているのだろうか。
この日の幹事をやってくれた青葉台さんから何か聞いたような気がしたがすっかりと忘却の彼方にいってしまった。(笑)
彼のことは旧SNS時代のオフ会では話題に上ることが多かったし、私もタイ株関係のオフ会では一度顔合わせもしたことがある。
しかし、私やタイ好きの是政さんが彼にビーチ利権のことを尋ねようとすると口を濁してしまうレベルのものだったので、聞くまでもなく詐欺まがいの話だったのだろう。
冷静に考えれば詐欺まがいとわかるようなことでも、グループのメンバーがハイになって投資のことを語っていると意外と無防備になって付けこまれやすい。
ひょっとしたことから過去のブログ記事「詐欺師の高笑いが聞こえる(2008年7月27日)」「金融詐欺に引っかからないために(2009年2月8日)」を思い出した。
最後に、これらの記事で紹介している「犯罪者に聞いた『騙しにくい嫌な相手はコイツらだ!』(週刊SPA-2008年3月25日号)」 を再度掲載しよう。
犯罪者に聞いた「騙しにくい嫌な相手はコイツらだ!」 |
さまざまな犯罪撃退報告があるが、実際に犯罪者が「こいつは相手にしたくない!」と感じるのはどんなタイプなのか? 高齢者を対象に高額の布団を売りつけている悪徳訪問販売員A氏は”騙せない客”をこう分析する。 「玄関に”押し売りお断り”の警告を貼ったり、センサー式の防犯ライトをつけた家は、”被害に遭いたくない”という保守的な気持ちが読める。僕らがイヤなのは、逆に『かかってこい、撃退してやるから!』的な性格が会話や表情に出るタイプですね」 つまり、質問に質問で返してくる相手や、笑顔に無表情で返してくる人間が鬼門だという。 「こちらの会話を無視して質問責めしてくるのは、相手を論戦でやり込めるのを愉しむ性格の表れです。一方、販売マニュアルにも『人間の持つ、相手の笑みに無意識に笑みを返す本能を利用して警戒心を和らげる』といった項目があるのですが、これが通じない相手もダメ。日常生活でも、冗談の通じないヤツっていますが、そんなタイプは騙しづらいです。これは詐欺犯などにも当てはまると思いますよ」 一方、大胆不敵に見える痴漢常習犯にとっても、苦手な相手がいる。 「一目で、こいつはNGと判断できるのは、目が合ってからその目を逸らすまでの時間が長い相手ですね。駅のホームで初対面の他人と目が合い、5~10秒と相手を見続ける女は好戦的で警戒心も強いですから、絶対に狙わない」(痴漢犯B氏) また、知識武装した人間も犯罪者が毛嫌いする相手だ。 「ネットに精通している人間は知識も充実していて怖いですね。こちらの弱みを知っているので、騙すどころか痛い目に遭うこともあります」(詐欺犯C氏) 結局、犯罪者への反撃を愉しむぐらいの余裕がある人問は、犯罪者も狙わないということか。 ■犯罪者が騙しにくいと感じるタイプ
|
「2014年秋の宴会」と銘打ったシリーズの第8回目は、私が自由人への道を歩もうとしている上で欠かすことのできないKona's Salonの中心メンバーである、もっさん、あらっきー、美紀さんの3名を招いて謝恩会をすることにした。
場所は、鉄板焼 蘭麻 麻布店、どこにしようか迷ったのだが、ダイナースカードのフリードリンク付パーティプラン(PDF)が使えるレストランの中から一つを選んでみた。
思い起こせば、もっさんやあらっきーとの出会いは、2年前のワールドインベスターズ・トラベルカフェ(現在のシャウエッセン・トラベルカフェ)の66 Liveの現場だった。(現在はこのライブは外苑前のアーキテクトカフェ青山店で行われている)
詳しい日付は覚えていないが、私が「Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』」を書きあげた後だったことは間違いない。
当時の私はちょうど早期リタイアへの道を突っ走り始めたときだったからだ。
そして、もっさんと話しているうちに、私の目指している方向に彼がいることに気付いたのだ。
2013年の秋以降、私は彼の主催するセミナーに何度か足を運んだ。(参考:2014年8月11日-お金のセミナー&キャッシュフローゲーム会)
そこで提供される軽食やアルコールも魅力的だったが、彼が実際に自由人として独立している仕組みを知ることができたのは大きな収穫だった。
もちろん、彼のやっていることも、これから私のやろうとしていることもリスクは大いにある。
しかし、日本がすでに衰退の域に入っている状況で、日本の職場から得られる勤労所得と、65歳になってから政府が支払うであろう公的年金だけに生活を頼っている方がはるかにリスキーだと私は思う。
上司に提出した退職願が正式に受理された後、私は職場の人たちに来年の3月末で辞めることを伝え、「早期リタイアへのファイナルステップ(final step for early retirement)」という記事をウェブサイトに掲載した。
これで私は完全に後戻りはできなくなった。
大海原へ漕ぎだした小舟が無事に未知の楽園に辿り着けるか、途中で難破するかは私にもわからない。
しかし、私は自分の選択を後悔することはないだろう。
「思考の変化は習慣の変化を生む」
もっさんがいつもセミナーで言っていたことだ。
彼の主催する「知っているようで意外と知らない お金について大切なこと」セミナー&お食事会は、来る12月7日の第40回で終了となるそうだが、私にとって彼のセミナーは貴重な気づきの場であった。
自由人として羽ばたこうと決意させてくれたのは紛れもなく彼の存在であり、そういった意味で重ねてお礼を言いたい。ありがとう。
2週間前に行った台湾旅行の目的の一つに台北の鼎泰豊(ディンタイフォン/Din Tai Fung)で飲茶を食べることがあった。
この店は3月に復興店(Fuxing Store)へ行ったときも長蛇の列で、インターネット情報を見ても、土日は1時間待ちを覚悟しないといけない状況だった。
海外の場合は、一人旅が多いのでレストランを予約して行くなどということはあまりないのだが、今回は3人のグループなので予約を入れることにした。
私自身、いくら人気店とはいえ、1時間待ちを乗り越えてまで飲茶を食べようとは思わなかったからだ。
ところで、旅々台北の記事を読む限り、台北の鼎泰豊(ディンタイフォン/Din Tai Fung)は予約を受け付けないとあった。
それでも、ベルトラ(VELTRA)などの現地オプショナルツアーやミールクーポンを買えば予約可能のようなので、もしかするとクレジットカードのトラベルデスクを使えば予約できるかと思ってトライしてみた。
このようなときは自分が持っている最上級の国際カードのサービス、私の場合は、ダイナースカードのトラベルデスクなのだが、そこを通じて予約を入れてもらうことにした。
2009年11月のワールドインベスターズバンコクオフ会のときに、Spring Summer Restaurantを予約したとき、当時所有していたデルタスカイマイルシティゴールドVISAカードを使ったら、あっさりと予約が取れたので、今回も期待してみた。
結果は期待通りで、わずか2営業日後には、シティカードトラベルデスクから予約が取れた旨の連絡がきた。
ただ、口頭の連絡だけだと現地でトラブルになったときに困るので、念のためにメールで確認書の代わりのものをもらっておくことにした。
実際、現地へ行ってみると、先に到着した友人の松ちゃんがスタッフから「(日本語で)個人予約は受けないと言われてあせった」と言う。
おそらく、業務委託先であるHIS台北(HIS三賢旅行社)の名前で予約が入っていたものと思われるが、何はともあれ無事に入店できて何よりだった。
せっかく高い年会費を払って入会したダイナースカード、こういった使い方をするのが本来の目的なのだから、これからは空港のラウンジだけでなく、別のサービスもどんどん利用していこうと思う。
もっとも、「2014年秋の宴会」(第1回、第8回)ではそういったお試しも兼ねているというわけだ。
大安吉日となった先月20日、私は早期勧奨退職に応募することを決め、2015年(平成27年)3月31日で退職する旨を上司に伝えた。
厳密には退職後のファイナンシャルプラン(参考:2014年3月30日-早期リタイア後の生活を考える(3))の都合で、自由人となる完全リタイアはもう少し先になる予定だが、今の職場については一応の区切りとなる。
そして、弊サイトを開設した当初からの50代前半でのリタイアという目標は達成間近に迫ったと言えるだろう。
残りの人生を働くことなくエンジョイできる可能性を持てたことに感謝したい。
とりあえずは、これまで公私ともにお世話になった皆様にはお礼を申し上げたい。
1990年代に私の海外渡航に付き合ってくれたタキやノリを始め、私の休暇取得にご理解をいただいた(!?)職場の皆様、そして、HSBC香港の紹介状(2003年12月当時の口座開設必要書類)を書いてくださったKayさん、投資で生活している人がいることを初めて実感させてくれたそれゆけ個人旅同好会のg-san、彼との出会いを演出してくれたのを始め、数々のオフ会の幹事をしていただいている俊哉さん、さらには、ワールドインベスターズTVの石田さんや、自由人への道筋を付けてくださった風じさんや小長井さん(参考:2014年7月29日-船井幸雄.com:突出したことをしないでセミ・リタイアした男性/著書:おこづかいで貯金ができる むだづかい撲滅計画 ~ガマンも、節約も、もうイラナイ!!~: これを知ったら1円の無駄遣いもしなくなる!! 「お金の自分軸」の作り方)、投資以外でもいろいろなアドバイスをいただいたPharmさん、高円寺オフ会の幹事をやっていただいている風太さん御夫妻、その他、オフ会などで交流を重ねてくれた個人投資家の方々には重ねて感謝の意を伝えたい。
投資を初めて約17年、ここに至るまでの道は決して楽なものではなかったが、決定的な転機となったのは、2012年5月の香港・マカオ旅行の際に立ち寄ったHSBC香港オーシャンセンター支店(匯豊海洋中心分行/HSBC Ocean Centre Branch)のジョン万次郎ことジョン・ラウ(John
Lau)さんとの出会いだ。
このとき私は、宿泊先のランガムホテル(The Langham Hong Kong)の一室で、「今の私は仕事のことなど頭の片隅にもない。また、今後は50代前半で早期退職するという自分自身の進路について悩むことはないだろう。今回の旅行は、自分の進路が決して間違ったものではない、ということを強烈に暗示しているからだ。」と心の中で念じていた。
そのときのことを「Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』」として思いを残した私は、それから2年間、目標に向けて突っ走り続けた。
そして、今日という日を迎えたわけだが、悩まないと言いつつも、早期退職に関して迷いがなかったわけではない。
今後、給与所得者(サラリーマン)という身分を捨て、投資による収益(income gain=配当金・分配金)を主たる収入源とすることは、これまで以上に世界市場の動向に生活が左右されることを意味するからだ。
■自由時間の達人であり続けるために
私が早期退職をしようとする理由は大きく分けて2つある。
最大の理由は、自分の体力と気力があるうちに自由時間を楽しみたいということだ。
「今の職場を離れるなんてもったいない。今でも十分に自由を謳歌しているではないか。」
私のことを良く知る友人たちは口を揃えてこう言うだろう。
しかし、私の求める自由は、お金のために働く必要がないことであり、籠の中の自由ではないのだ。
私が2013年4月7日に書いた「自由時間の達人(自遊人)になれば熟年離婚は防げるか」の中で紹介した「働かないって、ワクワクしない?(アーニー・J・ゼリンスキー/Ernie J Zelinski著、三橋由希子訳)」という本は、働かないで楽に暮らそうということではなく、自由時間をいかに充実させるか、という趣旨で書かれているが、私の人生の後半は自由時間の達人であり続けたいと思っている。
仮に何らかの仕事をするにしても、自分の好きなことだけをする。
そのために、数年前に断念した社会保険労務士の資格に再チャレンジするということもあるだろう。(2010年11月15日-2010年の社労士試験は玉砕!)
もちろん、昭和の世の中であれば、行政書士と社会保険労務士という組み合わせは、街でよく見かけた士業の形態だが、今や双方ともに食えない資格となっていることは重々承知の上だ。(2014年3月24日-東洋経済:広がる"資格貧乏"!税理士、社労士の悲哀)
そして、これまた食えない資格かもしれないが、現在2級の資格しかないファイナンシャル・プランナー(FP)も1級の資格も取れば、何かお手伝い程度のことはできるかもしれない。(2006年10月23日-祝!FP2級合格)
いずれにせよ、これらの資格を取ることによって生活の糧を得ようというわけではないので、半ば気楽な身分でいられるということだ。
また、日本の労働環境は、今や幻想と言うべき安定(終身雇用)を得るために、休暇も満足に取らずに40年以上の奴隷的拘束に耐えるか、自由を得るために経済的利益を半永久的に捨てるかの二者択一でしかない。
中年の域に差しかかったサラリーマンが、心身ともに疲れ果てた様相で職場にいるのを見て、生きている幸せを全く感じられないのは私だけではないだろう。
このことは、官公庁や大企業の多くが未だに新卒至上主義を取っていて、雇用の流動性がほとんどないことと無縁ではあるまい。
一旦、正社員として入った会社を辞めるには人生を失うくらいのリスクを伴い、レールを外れた人に対する日本社会の仕打ちは冷酷という一点に尽きる。
さらに、公的年金の受給開始年齢の引き上げ開始と、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)の改正が相俟って、日本の職場全体に60代の社員が増え続ける傾向が顕著になっており、○○の生き字引とか、いぶし銀の○○とか言われる人と一緒ならともかく、士気が衰えて前向きな考え方のできない高齢社員が溢れるところで、ストレスを溜めながら仕事をするのは嫌だからだ。
もちろん、自分が後輩たちからそう思われながら仕事をするのも御免なのだ。
相場の格言にもある。「もうはまだなり まだはもうなり」
結局のところ、日本社会全体にこういう雰囲気が蔓延するのも「御社一筋の人生(終身雇用)」を是とする組織体質がもたらした弊害とも言えるが、作家の平野啓一郎氏は、「会社員や公務員の兼業規制を緩和し、出来るだけ、個人の収入源を複数化すべきだ。それによって、辞職やリストラが収入ゼロに直結するというリスクを回避することが出来、組織への隷属を免れられる。」(2014年4月7日-西日本新聞 ローンと事なかれ主義)と述べている。
私も平野氏と同じようなことを書いたことがあるが、いずれにせよ、サラリーマンの副業が当然ということが社会一般の趨勢になるまで相当の年数を必要とするだろう。(2012年9月2日-中高年公務員の処遇を議論するより副業規制を緩和せよ)
私の趣味の一つは国内外の旅行であり、1週間や10日間程度の旅行なら在職していても可能だが、じっくりと旅行するなら1ヶ月単位で回りたいというのが私の本音だ。
特に中南米やアフリカなどは、60歳の定年や、65歳の公的年金受給開始年齢まで待っていては、添乗員付きのパッケージツアーで行くことさえ不可能になるかもしれないからだ。
また、フィリピン(Philippine)やマルタ(Malta)で英語の勉強をするとか、グアテマラ(Guatemala)のアンティグア(Antigua)でスペイン語の勉強をするとか、そういったこともやってみたいと思っている。
さらに、HISの格安ツアーや、大人の休日倶楽部の会員限定旅行は平日発のものが多く、そういったものに何時でも参加できる自由を持つのは何物にも代えがたいからだ。
海外旅行で必要な入国査証(ビザ)、日本人は現在多くの国で事前取得が免除(visa exemption)されているし、一部の国ではロングステイ、あるいはリタイアメントビザの取得も歓迎されている。
それに、円をそのまま持ち出して外国通貨に両替できるというメリットを享受している。
これらは日本の先人が苦労して築き上げてきた経済力と信用の賜物だ。
欧米先進国を除けば、多くの国はこれほど恵まれた地位にはない。
日本が諸外国で経済大国として敬意を払ってもらえる中で海外ロングステイや、外国旅行ができる幸せを感じたいというのは私の偽らざるところだ。(参考:2013年9月2日-早期リタイア後の生活を考える(1))
一方で、国内にもまだまだ見るべきところはあり、沖縄の離島で1ヶ月滞在するとか、北海道をのんびり旅するとか、いろいろ夢は尽きない。
国内旅行に関しては、今は2泊3日などという慌ただしい旅行をしているが、1週間単位で行ってみれば新しい発見があるかもしれない。(参考:2013年10月12日-早期リタイア後の生活を考える(2))
■政府や組織に頼らない人生の選択
第二の理由は、日本経済の行く末だ。
そもそもこれが私が海外投資を始めた理由の一つなのだから、早期退職の理由にも当然なり得る。
早期退職に伴って受け取れる割増退職金を、円の価値が十分にあるうちに有効に投資したいと思うのは当然のことだ。
仮に2~3年であっても退職を先延ばしにした場合、アベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)の劇薬が効きすぎて、円安がさらに加速すれば、外貨による資産運用で生計を立てようとしようとしている私にとっては生活設計に多大な影響が及ぶ。
それに、私が60歳になる10年後、そして65歳になる15年後の日本を思ったとき、とてもではないが明るい未来を予測することは難しい。
これは私が「未来へのシナリオ」という題のエッセイを10年前(2004年2月29日)に書いたとき、ピーター・タスカ(Peter Tasker)の描くデジタル元禄の主人公、田中春子になろうと決めたときから予想していたことだった。
仮に「2050年の世界-英『エコノミスト』誌は予測する」で書かれているような日本の未来予測が当たるような情勢になったとき、数十年後には日本人のほとんどが貧困の淵に追い詰められるだろう。
事実、学習院大学経済学部教授の鈴木亘氏の書いた2012年3月29日付のブログ「年金積立金は、本当はいくら残っているのか?」で、厚生労働省の第1回社会保障審議会年金部会へ提出された資料「基礎年金国庫負担について-P14『年金積立金及び取り崩し額の推移』」を元に、現在の40代の人たちが年金受給資格を得られる2030年代には公的年金の積立金の枯渇が避けられないと書かれているのを読んだとき、私は自分の進路が間違っていないことを確信した。
私が2006年1月9日に書いた「少子化も人口減も止まらない理由」、これが果たして正しかったかどうかは歴史が教えてくれるだろう。
ところで、私の手元に藤巻健史参議院議員の著書「迫り来る日本経済の崩壊」があるが、これを読んでいると、黒田東彦日銀総裁が実施した異次元の金融緩和という名の財政破綻回避策の命運が尽き、東京オリンピックという宴が終わりを告げる2020年を超えて円資産をあまり持ちたくないという思いに駆られるのも事実だ。
この中で彼が特筆しているのが、2014年(平成26年)3月31日の参議院決算委員会における黒田東彦日銀総裁の答弁で、「出口戦略についてお尋ねがございましたが、従来から申し上げていますように、今の時点で出口戦略を議論するのは時期尚早であろうと。まさに、量的・質的金融緩和の政策の成功によって二%の物価安定目標が達成され、それが持続するという状況になります際には当然出口のことを具体的に議論しなければなりませんが、現時点で具体的に議論するのはやはり時期尚早で、やはりそのときそのときの経済金融情勢に対応して変わり得るわけでございますので、早い段階から具体的なイメージでお話しするということは、かえって市場との対話という観点からも混乱を招くおそれがあるということで、適当でないだろうというふうに考えております。」とある部分だ。(2014年3月31日-ロイター:異次元緩和、持続的な成長実現とデフレ脱却に貢献=黒田日銀総裁)
この「時期尚早」という答弁について藤巻健史氏は、日銀が出口戦略がないので答えようがないのだろう、と書いている。
ちなみに、2014年(平成26年)10月17日の衆議院財務金融委員会の古川元久衆議院議員の質問に対する黒田東彦日銀総裁の答弁も「具体的に今、出口戦略を説明する段階に至っていないというのが実情でございます。」となっているが、果たして、日銀が異次元緩和の出口戦略を検討する前に、ハイパーインフレの嵐が日本を襲うことはないのだろうか。(2014年10月17日-ロイター:出口言及、市場に混乱招き時期尚早=黒田日銀総裁)
また、今年の消費税率の変更(5%から8%)に伴って関係省庁が全国で行った社会保障と税の一体改革説明会の実施報告の中に「説明会での主なご意見と回答」というのがあるので、時間が許す限り、読んでみるといいだろう。
例えば、2014年(平成26年)2月27日の大阪での説明会など大変興味深いことが書かれている。
「国債の大部分は国内で消化されており、財政状況が悪い中でも金利が安定している一つの要因となっています。しかしながら、国債発行額の増加に伴い、国内で消化できる限度に近づいているとの見方もあり、そういった中で国債の信任を確保していくためにも財政健全化に取り組んでいくことが重要です。(財務省)」
「平成16年(2004年)の年金制度改正により、現役世代の減少や平均寿命の伸びに応じて年金の給付額の伸びを自動的に調整していく仕組みが設けられています。現段階では、経済情勢など諸々の事情があって、これまで調整機能は実行されていないものの、長期的には年金給付費全体としては安定的に推移する見込みとなっています。その一方で、個々人にとっては、調整の結果、現役世代との比較でみると、少しずつ給付水準が下がることになります。いずれにせよ、5年に1回行われる年金の財政検証の結果でその推移を注視していく必要があります。(厚生労働省)」
これらの回答は「官愚の国 日本を不幸にする「霞が関」の正体」を書いた高橋洋一氏に言わせれば、霞が関官僚による巧妙な作文の一つであるが、 国債の暴落(ハイパーインフレ)を防ぐための増税は今回の消費税増税(5%-8%-10%)で終わりではない、そして公的年金の給付額は今後下がり続ける、と読めるわけである。
それに、「国債発行額の増加に伴い、国内で消化できる限度に近づいている」というのは、メガバンクの行動を見ていれば事実を言っていることだろう。(2014年5月16日-東洋経済:露呈したメガバンクと日銀の微妙な距離感)
その中で日銀だけが大量に国債を買い続けているわけであり、2014年(平成26年)10月17日の財務金融委員会における古川元久氏の質問もそういった懸念を踏まえたものになっている。
今年の消費者物価の上昇について、甘利明経済財政・再生相は「物価が上がるのは、日本経済が健康な状態を取り戻しつつあるということ」と自画自賛しているが、国民生活の実態はスタグフレーション(stagflation=不況下のインフレ)の元にあると言ってもいいくらいだ。(2014年8月14日-ブルームバーグ:アベノミクスに忍び寄るスタグフレーション)(2014年10月25日-日経新聞:消費者物価、4カ月連続上昇 実質賃金は下落鮮明)
今後の経済の安定は日銀の国債買い余力次第であり、日銀がコケれば、ハイパーインフレが来ることもあり得る。
そうなれば日本の国家財政はV字回復する可能性が生まれるが、円資産しか持たない多くの国民は地獄を見ることになる。
去る10月31日、日銀が「長期国債買い入れ年間80兆円、ETFを年間約3兆円、J-REITを年間約900億円、それぞれ保有残高が増加するペースで行う。」ことを決定した。(2014年10月31日-ロイター:日銀が追加緩和を決定 長期国債買い入れ年間80兆円に拡大)
いわゆる「黒田バズーカ2」と呼ばれる追加金融緩和を実行したのだが、これによって、日銀は出口戦略(参考:2014年10月30日-ロイター:米FOMCが量的緩和終了 労働市場の判断前進、景気回復に自信)どころか、実質的なマネタイゼーション(monetization=政府が発行する国債を、中央銀行が通貨を発行することで直接引き受けることで、ハイパーインフレの引き金となることが多い。)政策へ舵を切ったと言えよう。
将来的に日本がコケた場合の世界経済に与える影響は、かつてのロシアやアルゼンチン、ギリシャやキプロスなどの比ではないが、私はそのような事態にならないことを祈りつつ、可能な限りのリスク回避をしていきたいと思う。
弊サイトをご愛顧いただいている皆様はご存じのように私はサラリーマンとしては相当に自由奔放に生きてきた。
そのような私でさえ、60歳の定年まで働くべきかどうかを自問自答するために、昇進試験を受けてみたり、職場内で改善提案をしてみたりもした。
しかし、どれも結果は芳しいものではなかった。
日本経済の急速な悪化と、定年までの期間にわたってサラリーマンとして活躍の場を見出すことの困難さは、私に早期退職を促す契機となった。
私に言わせれば退職金も公的年金の受給権も法律上、規約上の債権に過ぎない。
日本経済の悪化によって、年数が経過すればするほど、ヘアカット(債務超過に陥った国などに対する貸付金元本の削減の意、ここでは受給額の強制カットの意)の受け入れを求められることは想像に難くない。
そうなる前に私は政府や組織に頼らない人生を選択することにした。
今後の人生においてどんな苦難が待ち受けているかわからないが、私は今回の選択を後悔することはないだろう。
先月14日、米シティグループは日本における個人向け金融部門とシティカードジャパンを売却の対象とすることを正式に発表した。
このことは8月20日に日経新聞の記事となっていたとき(2014年8月22日-シティバンク個人業務撤退報道の衝撃)より予想していたことで、受け皿をどうしたものかと思っていたのだが、結局のところ、外貨投資や海外送金の利便性、そして他行引出手数料の償還制度があることを見込んで新生銀行に口座を開設することにした。
もちろん、この銀行の口座開設は郵送で行うことができるので、最寄りの場所に支店がなくとも問題はない。
私は別の用事もあったため、店頭まで出かけたのだが、そこの行員曰く、「今のところ、シティバンクの売却先として新生銀行も候補となっているので、新生銀行が最終的にシティバンクを買収した場合は、今回開設した口座が資産の受入口座となる。」とのことであった。
もっとも、そうでなかった場合は、シティバンクの資産のうち、円と外貨預金についてはそのまま送金、投資信託は一般的に国内の金融機関同士でも移管できるとはあまり聞いたことがないので、売却せざるを得ないだろうと思っている。
それにしても、米シティグループ本体から見れば、今の日本は、コスタリカ(Costa Rica)、チェコ共和国(Czech Republic)、エジプト(Egypt)、エルサルバドル(El
Salvador)、グアム(Guam)、グアテマラ(Guatemala)、ハンガリー(Hungary)、ニカラグア(Nicaragua)、パナマ(Panama)、ペルー(Peru)、韓国(South
Korea)と同列の、個人向け事業(韓国は消費者金融事業)の撤退対象国ということになるのだろうか。
新生銀行の口座利用については今後考えるとして、問題なのはクレジットカードの方だ。
現在保有しているステータスカードは、JALダイナース(2014年3月6日-クレジットカード切替プロジェクト第一弾)とシティバンクゴールド(2014年4月12日-クレジットカード切替プロジェクト第二弾)の2枚、おそらくダイナースカードに関しては、カード会社がシティカードからどこに変わろうが、ダイナースのブランドは生き残ると思われるので、そのまま保有することになるだろうが、シティバンクゴールドの方は、年間利用額が30万円を超えると次年度の年会費(12,000円)が無料になるという特典の元に加入したので、それが引き継がれる可能性はあまりないように思える。
従って、買収先のカード会社のゴールドステータスのサービスを見据えて継続保有するかどうか検討することになるだろう。
もし、シティバンクゴールドを解約して、別のカードに切り換えるならば、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(年会費10,000円)か、さもなければ、経費節約のために、ステータスカードは1枚にしてしまうか、来年の悩みの一つとなるだろう。
米シティ:「複数の買い手候補」と協議-日本の個人向け業務 (2014.10.15 ブルームバーグ) |
米シティグループは日本の個人向けとクレジットカード業務の売却の可能性について正式発表し、「複数の買い手候補」との間で協議・検討していることを明らかにした。 同社が日本ビジネスの売却について言及するのは初めて。 同社は14日、シティバンク銀行の個人向け金融部門とシティカードジャパンを売却の方向で検討していると発表した。 米シティは日本、韓国、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ニカラグア、エジプト、ハンガリーなど11市場で個人向けの銀行業務から撤退する。 事業売却の大半は着手済みで、発表によれば来年末までに完了する見込み。 シティは日本の事業に関する資料の中で、「シティは、日本においてはコーポレート・バンク、投資銀行、マーケッツ、トランザクション・サービスに集中するという戦略的な決定を下した」と述べ、日本は今後もシティにとって重要な市場」だと言明した。 |
「2014年秋の宴会」と銘打ったシリーズの第4回目は、新宿住友ビルスカイレストラン街でグルメを堪能するという趣向にした。
昨日のオフ会は、ワールドインベスターズのコアメンバーが集まったわけだが、元々は今月下旬の東北旅行「びゅう北東北-SL銀河1泊2日コース」に先立って列車のチケットを渡すだけのはずが、いつの間にか飲み会をやろうということになったわけである。
このメンバーの本拠地は、Pharmさんが「円の価値が最も感じられる街」と評した高円寺なのだが、今回は趣向を変えて、東京の高層ビル街のレストランから夜景を見ながら飲もうと思い、新宿住友ビルにある個室居酒屋・番屋西新宿店を取ることにした。
ここの看板メニューは「イベリコ豚しゃぶすき」なので、私は飲み放題付の夢【YUME】コース(5,500円)を予約した。
しかしながら、当日はあいにくの天気で、夜景観賞はできず、何のことはない、当初頼んでいた、飲み放題付の土日祝日限定コース(4,000円/夜景席指定不可)を変える必要はなかった、という結果になってしまった。(苦笑)
まあ、こればかりは天気次第なので仕方なかろうか。
一次会が終わった後は、私たちの本拠地である高円寺へ移動することにした。
旅行の打ち合わせをすると言いながら、予想通り(!?)、単なる宴会に終始したので、二次会もテーブルを囲んで話のできる串焼き処ディズが良かったのだが、この日は何と高円寺フェスの初日、どこも店は混んでいて、ようやく入れたのは四文屋高円寺北口店だ。
それで、結局、旅行の打ち合わせはできたのか、と言うと、決まったのは遠野でジンギスカンと寿司を食べること、帰りに花巻大沢温泉に行くことだけだった。(笑)
問題は、私たちのグループが酒呑みの集まりなので、花巻大沢温泉へ行くのに、公共交通機関(岩手県交通・湯口線)でのアクセスが可能なのかということで調べてみた。
新花巻から東京行きの新幹線が16時06分発の「はやて118号」で予約してあるので
往路 | 遠野 9:15-快速「はまゆり2号」-10:08 花巻 10:30-(岩手県交通・湯口線)-10:55 大沢温泉 | |
復路 | 大沢温泉 13:07-(岩手県交通・湯口線)-13:33 花巻 (昼食) -(タクシー利用)-新花巻 | |
又は、大沢温泉 14:37-(岩手県交通・湯口線)-15:03 花巻 -(タクシー利用)-新花巻 |
というプランになろうか。
ローカルバスの旅情は味わえるが、東北本線の花巻と、東北新幹線の新花巻を結ぶ釜石線が不便なのがネックだろうか。
個室居酒屋・番屋西新宿店 |
去る9月14日、母校で行われた文化祭(都筑祭)の帰り道に寄った二俣川駅(横浜市旭区)にあるショッピングセンター、グリーングリーンは閉館セール中で、正面の壁面には「皆様に支えられて44年-9月30日(火)で閉館いたします」という垂れ幕が掲げられていた。
ビルの側面には開業当時の写真などが貼られ、ショッピングセンターの中に入ると、「思い出メッセージ」というコーナーがあったので、学生時代の思い出などを書き込んでポストに投函してきた。
このとき、抽選でプレゼントが貰えると書かれていたような気がしたが、すっかり忘却の彼方にいっていた。
ところが、昨日自宅に帰ってみると、何やら大きな包みが届いており、差出人は二俣川駅ビル商店会、同封されていた通知には「グリーングリーン思い出メッセージ ご当選おめでとうございます」と書かれていた。
そして、プレゼント商品を開けてみると新宿中村屋の「おこのみあられ 花の色よせ」の詰め合わせが入っていた。
これでしばらく酒のつまみは買う必要がないかな、という感じだろうか。(笑)
とりあえず、秋の夜長に、かつての思い出に浸りながら美酒を味わいたいと思う。
閉館直前の二俣川駅ビルショッピングセンター「グリーングリーン」 |